ARTとASM、GP2とユーロF3のチャンピオンチームが合弁
Alexandre Premat (C)ART Grand Prix
2月6日、ART Grand Prix と ASM Formula が合弁することが発表された。2つのチームはすでに同じ建物内で仕事し、フレデリック・バッサーとニコラス・トッドによって運営されることになる。ARTのニコラス・トッドはフェラーリF1チーム監督のジャン・トッドの息子で、フェリッペ・マッサのマネージャーでもある。
ARTは2005年から始まったGP2シリーズで、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトンにより2年連続のチャンピオンを獲得。昨年はハミルトンとアレクサンドレ・プレマが参戦、チームランキングでもトップ。
一方ASMも、ユーロF3において昨年までの3年連続チャンピオンを獲得している強豪チームである。昨年は、チャンピオンとなったポール・デ・レスタの他に日本の小林可夢偉など4名のドライバーを走らせた。今年も小林の他にニコ・ヒューケンベルグ、ロマン・グロジャン、トム・ディルマンの4名が参戦する。
ASMは1996年にフレデリック・バッサーにより設立され、GP2の開始に合わせてバッサーとトッドが共同してARTを誕生させた経緯から、両者はもともと姉妹チームといえる関係であった。
今回、GP2とEF3での最強チーム同士が正式に合弁することにより、ドライバー育成の面でも両者が協力して最終目的を達成する補完となる。
バッサーはASMとの関係を強化することについて、チームの技術的なレベルを維持するために財政的な裏付けを得ることで、最高の条件で次の挑戦に立ち向かうことができるとしている。
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