« ニコラス・ケイジ『レース映画を作りたい』 | トップページ | A1GP:Rd.8ダーバン フリー走行結果 »

2007年2月23日 (金)

ホンダリリース:ホームステッド・マイアミ・テストの模様

今シーズン2回目の合同テストはホームステッド・マイアミ・スピードウェイ
      照明の下で19台のインディカーが疾走

 In070223001l_1   

■開催日 : 2月21日(水)、22日(木)
■開催地 : フロリダ州ホームステッド
■サーキット : ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ
■天候 : 快晴
■気温 : 26度

ダン・ウェルドン (C) Honda Motor Co Ltd.

 今シーズン2回目のIRL主催による合同テストがフロリダ州マイアミ郊外のホームステッド・マイアミ・スピードウェイで2日間に渡って開催された。これが開幕戦までに予定されている最後のテストのため、集まった19台は約1ヶ月後のレースに向けて入念に準備を進めた。

 同コースで行われる2007年シーズンの開幕戦は今年からナイトレースとされるため、今回のテストでの走行時間は、2日間とも午後4時から10時までだった。走行開始からしばらくは暑さが厳しかったが、太陽が落ちるとサーキットは心地よい涼しさに包まれた。

 2日間のベストラップとなる24秒8816=平均時速214.858マイルを記録したのは、ダン・ウェルドン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。2番手には 24秒9606をマークしたサム・ホーニッシュJr.(チーム・ペンスキー)がつけた。  今年のIndyCarシリーズは、競争の激しさが昨年以上に厳しくなっている。それはトップのウェルドンからコンマ3秒以内に16人のベストラップがひしめき合っていることが示していた。

In070223002l

 松浦孝亮  (C) Honda Motor Co Ltd.

 松浦孝亮は今年からスーパーアグリ・パンサー・レーシングへと移籍しており、今回は彼らとの初めてのオーバル・テストだった。自己ベストラップは25秒1909で、トップとの間には"約0.3秒”の差がある12番手のポジションで2日間を終えた。しかし、彼らは決勝用セッティングに集中したプログラムをこなし、多くの収穫を得た。ラップタイムをまったく気にせず、自分たちの用意したメニューを着々とこなしていた。

 今年はHondaがIRL IndyCarシリーズの単独エンジンサプライヤーとなって2年目である。 Honda HI7R Indy V-8は、燃料が去年までのメタノール90パーセントとエタノール10パーセントの混合から100パーセント・エタノールへと変更され、エンジンの総排気量も3.0リッターから3.5リッターへと拡大されている。エンジンのトルクが大幅に増加し、中速域のパワーがアップ。Honda Indy V-8はロードコースやショート・オーバルでのドライバビリティが大きく向上している。テストで19台のマシンは合計4,675マイルを走った。そしてエンジントラブルは、一切発生しなかった。

In070223003l_1

武藤 英紀  (C) Honda Motor Co Ltd.

 また同所で、20日、22日に開催されたIndy Pro Seriesの合同テストでは、今年からスーパーアグリ・パンサー・レーシングの武藤英紀選手は、20日のロードコース・テストで最速タイムを記録している。(22日のオーバル・テストでは7番手を記録)

●ダン・ウェルドン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング) とてもバランスが良く取れていたマシンをテスト初日にアクシデントで壊してしまった。しかし、チームが巨大な底力を発揮してくれた。彼らはバックアップ・カーを再びハイレベルのマシンに仕上げてくれ、僕は2日目、そして2日間総合でのベストラップを記録することができた。非常に長いオフシーズンがようやく終わり、新しいシーズンが始まろうとしている。開幕が本当に待ち遠しい。ホームステッド・マイアミ・スピードウェイは僕にとても良くしてくれるサーキットでもあるし・・・。

●サム・ホーニッシュJr.(チーム・ペンスキー) 開幕戦が行なわれるオーバル・コースでの2日間のテスト、我々は今シーズンを戦って行くことに向け、多くのセッティングを試した。しかし、まだマシンを自分たちが本当に満足のできるレベルにまで仕上げることはできていない。開幕までの約1ヶ月でさらに良い体制を整えられるようチームとともに全力をあげるつもりだ。今年から燃料がエタノールに変わり、Hondaエンジンは3リッターから3.5リッターへと新しくされたが、オーバルでもHondaエンジンは十分なパワーがあり、信頼性も十分に高い。エンジンについては何の心配もなくシーズン開幕を迎えることができる。

●松浦孝亮(スーパーアグリ・パンサー・レーシング) パンサー・レーシングでの初めてのオーバル・テストでしたが、2日間でとてもたくさんのことを試すことができました。エンジニアとのコミュニケーションも、去年行なった最初のテストと比べると格段に良くなっています。誰もがドラフティングを使って自己ベストラップを記録していたので、レース・モードで安定して速い連続周回を行なっていたのが誰なのかは、本当のところはわかりにくいと思います。自分のベストは 12番手でしたが、トップとの差はベストラップでの比較ほど大きなものになっていないだろうという感触です。

●ロバート・クラーク:HPD社長  今年は燃料が100パーセント・エタノールに、排気量が3リッターから3.5リッターにと、 Honda Indy V-8は大きく変わっている。オフシーズンのテストは今回が最後となるが、まだ完全にエンジンのパフォーマンスに満足できていない面もある。

しかし、開幕戦までに小さな問題はすべて解決し、素晴らしいレースをファンの人々にお見せすることができるだろう。 新しいHonda Indy V-8はより大きなトルクとパワーを去年までより広い回転域で発生させている。レースになれば、トラフィックの中で加速をしたい時などにパワーバンドの広さ、ドライバビリティの高さが威力を発揮する。新しい燃料を採用し、新しいエンジンを導入する2007年のIndyCarシリーズは、レースが去年まで以上にエキサイティングな接近戦となると期待することができる。


|

« ニコラス・ケイジ『レース映画を作りたい』 | トップページ | A1GP:Rd.8ダーバン フリー走行結果 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12265/14020847

この記事へのトラックバック一覧です: ホンダリリース:ホームステッド・マイアミ・テストの模様:

« ニコラス・ケイジ『レース映画を作りたい』 | トップページ | A1GP:Rd.8ダーバン フリー走行結果 »