EF3:トヨタモータースポーツニュース 第3戦ノリスリンク
2007年6月25日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室
TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 第6号
F3ユーロシリーズ第3戦
小林可夢偉は接触と赤旗中断に阻まれ無念の9位
■F3ユーロシリーズ
第3戦:
TDPの支援を受け、小林可夢偉が参戦しているF3ユーロシリーズの第3戦がドイツのノリスリンクで6月22日(金)から24日(日)にかけて開催された。
前大会で2戦連続3位表彰台と波に乗る小林可夢偉は、22日(金)、予選に先立って行われた公式練習でも好調。チームメイトに終盤逆転を許したものの2番手タイムをマーク。その後行われた第1レースのグリッドを決める予選も3番手の好位置を確保した。
23日(土)に行われた第1レースでは、小林可夢偉は2列目3番手から絶好のスタートを切り、1周目から首位に浮上。後続を引き離し独走状態でレースをリードしたが、レース途中で雨が降り出し、ペースダウンを余儀なくされたところで後続車に追突され、スピン。無念のピットインを余儀なくされてしまった。また、その直後に更に強くなった降雨のためにレースは赤旗中断となり、再開されたレースでの順位挽回は成らず、悔しい9位フィニッシュとなった。
24日(日)の第2レースは、第1レースの結果から、小林可夢偉は9番手グリッドスタート。再び好スタートから果敢な追い上げで2位まで浮上、執拗に首位争いを展開、初優勝を狙ったが、7周目にコントロールを失った他車に接触され、リタイアとなってしまった。
次戦第4戦は6月29日(金)から7月1日(日)にかけて、F1フランスGPの前座レースとして、フランスのマニクール・サーキットで開催される。
ドライバー 車番 第3戦 第3戦終了時のポイントランキング
第1レース 第2レース
グリッド 決勝 グリッド 決勝
小林可夢偉(ASMフォーミュラ3) 1 3番手 9位 9番手 リタイア 7位(10ポイント)
■フォーミュラ・ルノー2.0
イタリアシリーズ 第3戦:
6月15日(金)と16日(土)の両日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでフォーミュラ・ルノー2.0イタリアシリーズの第3戦が行われた。
同シリーズにはTDPの支援を受けH.ワルドシュミット、M.プロウマン、A.カルダレッリの3名が参戦している。H.ワルドシュミットはこれまでに2勝を挙げ、ポイントランキングでトップ。また、開幕戦で表彰台に上り、コンスタントな成績を続けるM.プロウマンが2位で続いている。
15日(金)の午後に行われた予選では、H.ワルドシュミットがポールポジションを獲得。A.カルダレッリが6番手につけたが、M.プロウマンは多発する赤旗中断の中で、クリアラップを取れず、11番手グリッドとなった。
予選に続いて行われた第1レースでは、ポールポジションからスタートしたH.ワルドシュミットだったが、リアホイールが緩むというトラブルに見舞われ、わずか3周でレースを終えることとなってしまった。一方、11番手とやや後方からのスタートを切ったM.プロウマンは、素晴らしい追い上げで4位でチェッカー。レース後に、トップでチェッカーを受けたドライバーがペナルティで順位を落としたため、今季2度目となる3位フィニッシュとなった。A.カルダレッリは6番手と好位置からのスタートを切ったが、1コーナー直後の混乱に巻き込まれ後退。14位に終わった。
16日(土)の第2レースは、スタート直前に激しい降雨に見舞われたが、フォーメーションラップ中に雨は止み、全車スリックタイヤでレースに臨むこととなった。このため、スタート直後の第1コーナーは大混乱となり、6番手スタートのH.ワルドシュミットと7番手スタートのM.プロウマンが接触。M.プロウマンはスピンを喫し、フロントウィングにダメージを受けて32位まで後退してしまった。しかし、後方から、再び激しい追い上げを見せたM.プロウマンは、11位までポジションを戻してフィニッシュ。H.ワルドシュミットは4位につけていたが、後方から追突され、無念のリタイアに終わった。一方、ルーキーのA.カルダレッリは、前戦の不運を振り払うような好走を見せ、2位フィニッシュ。初の表彰台を獲得した。
ドライバー 車番 イタリアシリーズ第3戦 第3戦終了時のポイントランキング
第1レース 第2レース
グリッド 決勝 グリッド 決勝
H.ワルドシュミット(プレマ・パワーチーム) 25 1番手 リタイア 6番手 リタイア 1位(128ポイント)
M.プロウマン(プレマ・パワーチーム) 24 11番手 3位 7番手 11位 2位(108ポイント)
A.カルダレッリ(プレマ・パワーチーム) 23 6番手 14位 8番手 2位 9位(74ポイント)
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