GP2:ブリヂストンモータースポーツ・リリース 第7戦ハンガロリンク
土曜日に開催された第1レースは全41周で争われ、ターン1での数多くのオーバーテイクと、チームごとの多様なタイヤ戦略が展開される、波乱の多いレースとなった。コースの曲がりくねったレイアウトによって、レースの進行に伴ってフロントタイヤよりもリアタイヤの磨耗が進んだ。そのためマシンは徐々にオーバーステアの傾向を増していった。
グリッド6番手からスタートしたキャロルは、ルカ・フィリッピ(スーパーノバ)が12周目に最終コーナーでスピンし、ビタリー・ペトロフ(カンポス)も巻き込んでリタイヤした事故後の、セーフティカーが導入された13周目にピットストップを行ってタイヤ全セットを交換した。ピットに入る時点で首位を走行していたキャロルは、わずか6秒で4本のタイヤ全てを交換し、2位を走る日本人ドライバー、中嶋一貴(DAMS)の前でコースに戻って首位を守った。キャロルは中嶋にコンマ7秒差をつけて優勝した。2位でゴールした中嶋は8番手グリッドからスタートし、序盤の2周目にピットに入ってリアタイヤだけを交換する作戦を採っていた。
28周で争われた日曜日の第2レースでは、前日よりも気温が下がったため、新しいタイヤの安定性は向上した。今季3勝を全てこの第2レースで挙げているビラは、1周目にエイドリア-・ザウグ(アーデン)とロルダン・ロドリゲス(ミナルディ・ピケ・スポーツ)の先行を許した。ビラは前を行くこの2人のドライバーが接触した時点で再び首位に立ち、そのままチェッカードフラッグを受けた。8番手グリッドからスタートしたキャロルは終始攻め続けて、ビラからわずかコンマ6秒遅れて2位に入った。
グロックはいずれのレースでもポイントを獲得できずに終わったものの、ポールポジション獲得によって2ポイントを獲得し、総合55ポイントでドライバーズ・ランキングの首位を守った。54ポイントを獲得して2位につけるディグラッシ(ART)との差はわずか1ポイントとなった。3位には35ポイントを獲得したフィリッピがつけて、33ポイントを獲得して4位に順位を上げた中嶋を抑えた。次のGP2シリーズ第8戦は3週間後の8月24日から26日までイスタンブールで開催されるトルコGPのサポートレースとして開催される。イスタンブールはGP2カレンダーで唯一の反時計回りのサーキットで、幅の広いコーナーが数多くのオーバーテイクのチャンスを作り出す。
浜島裕英ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長:
「今週末のGP2では、ブリヂストンのミディアムコンパウンド・タイヤは良好なパフォーマンスを発揮していました。金曜日の予選中はサーキットがかなり汚れていたため、グリップ力は低く、タイヤの磨耗も進みました。金曜日の夜に雨が降りましたが、それでもサーキットは土曜日のレースに向けて改善されてグリップ力が向上し、レース中のラップタイムは速くなりました。このレース後のタイヤの状態はとても良く、序盤にピットストップする作戦を採ったため長いスティングを走った中嶋一貴君のタイヤであっても、それは同様でした。日曜日のレースでは路面状況はさらに改善が進んで、土曜日に比べてフロントタイヤのグリップ力が著しく向上したため、マシンはオーバーステアの傾向が強まりました。」
※予選ならびに決勝結果は省略させて頂きました。
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