NASCAR:AT&Tと和解成立、2008年末までスポンサー継続
No.31ジェフ・バートン Rd.24ブリストル (C)Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.
NASCARはリチャード・チルドレス(RCR)のNo.31ジェフ・バートンのスポンサーAT&Tと和解に達し、AT&Tはマシンやトランスポータなどへのロゴ使用を認められることになった。AT&TはRCRへのスポンサー契約を2008年末までとし、チームは2009年以降は別のスポンサーを探すことになる。
アメリカの上訴裁判所が8月14日に下した判決により、NASCARのタイトルスポンサー、スプリントネクステル社と競合するAT&Tのロゴ使用は禁止され、ブリストルとカリフォルニアの2戦ではバートンのマシンからAT&Tのロゴが外されていた。
また、今回の和解により、NASCARがAT&Tに対して起こしていた1億ドルにのぼる損害賠償訴訟は取り下げられた。
NASCAR代表のブライアン・フランスは「われわれもNASCARファンも誰もが訴訟が好きなわけではない。これで双方が気持ちの良い解決策を見つけることができた」と語っている。
この決定に、NASCARと2003年から10年間におよぶ7億5千万ドルのタイトルスポンサー契約を結んでいるスプリントネクステルは満足しているとのコメントを出している。これにより、チームには来年いっぱい新しいスポンサーを探す期間を与える一方、2009年からはスプリントネクステルと競合するスポンサーがスプリントカップからはいなくなることになる。これによりペンスキー・レーシングのNo.12ライアン・ニューマンのスポンサーALLTELも、2008年いっぱいでスポンサーを降りるものと見られている。
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