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2007年10月23日 (火)

Honda 2007年10月22日

最終戦ラグナセカ、フェルナンデス、カナーンが反撃の3-4位入賞

アメリカン・ルマン・シリーズ第12戦ラグナセカ
■開催日   : 10月20日(土)
■開催地   : カルフォルニア州モントレー
■サーキット : ラグナセカ

 エイドリアン・フェルナンデス、トニー・カナーンという二人のベテランドライバーが、全長2.238マイルのラグナセカ・レースウェイで開催されたアメリカン・ルマン・シリーズ最終戦において、終盤まで続くスリリングな戦いを披露した。

 フォーミュラレースのスタードライバーだった二人は、2007年からAMLSへの参戦を開始。今回の4時間のスポーツカーレースでも多くのファンを魅了する見事な活躍を演じた。157ラップに及ぶ激戦の末、フェルナンデスは、No.15ロウズ・フェルナンデス・レーシングの、アキュラ・ローラを駆ってLMP2クラス3位となった。No.26、XMサテライト・ラジオ・アキュラARX-01のカナーンも、これに次ぐ4位でゴールしている。

 強力なペンスキー・ポルシェと戦うためにラグナセカ入りしたアキュラ・ファクトリーのドライバー達は、期待通りの力を発揮した。ハイクロフト・レーシング・アキュラのデイビッド・ブラバム/ステファン・ヨハンソン組を始め、アキュラの支援を受けた3台のプロトタイプマシンは、見事な走りでライバルや声援を送るファンたちに強い印象を残した。

 アキュラ勢にとって、滑り出しては決して幸先のよいものではなく、ブライアン・ハータとブラバムは1周目にスピンを喫してしまった。しかし両者は態勢を立て直し、上位争いに復帰する。フェルナンデスとコンビを組んだルイス・ディアスは、スタートから1時間にわたって先頭争いに加わり、残り2時間の走行をパートナーの手にゆだねた。ハータも90分でカナーンと交替し、アンドレッティ・グリーン・レーシングのペアは、2周の遅れを挽回して終盤には勝敗を争う位置に返り咲いていた。2時間を経過したところでブラバムは6位まで順位を回復し、ハイクロフト・レーシングのNo.9、ARX-01をヨハンソンに手渡した。ヨハンソンは直ちに前を走るマシンをパスするものの、思わぬ不運によって完走を阻まれることとなった。後方から他のマシンに接触され、ランオフエリアに飛び出してしまったのだ。マシンは修復不能となり、9位でレースを終えている。

 その間、フェルナンデスとカナーンは、遅いマシンを次々に抜き去りながらパワーに優るアウディや優秀なペンスキー・ポルシェと激しいバトルを展開。その過程で揃って最速ラップを塗り替えるスピードを見せつけた。
 ゴールまで30分となったところで、フェルナンデスとカナーンのアキュラによる接戦が開始され、頻繁に位置を入れ換えながら周回を重ねていった。2台のアキュラは、優勝に手がとどく位置をキープし続けたが、夕闇の中で3~4番手に落ち着くこととなった。
 ペンスキー・チームのローマン・デューマスとライアン・ブリスコーが1~2位でチェッカーフラッグを受け、フェルナンデスとカナーンがこれに続いた。

 全12戦で争われたアメリカン・ルマン・シリーズはこうして幕を閉じ、アキュラ・ファクトリーの3チーム、アンドレッティ・グリーン、フェルナンデス、ハイクロフトはデビューシーズンながら、1勝(セブリング12時間)、表彰台11回、ロングビーチとヒューストンでの総合ポールポジション獲得などの成果を収めた。

 アキュラはすでに2008年のアメリカン・ルマン・シリーズに向けて活動を開始し、ARX-01シャシーと3.4リッターV8エンジンの開発に着手している。

■ロウズ・フェルナンデス・レーシング:LMP2クラス3位(総合5位)
エイドリアン・フェルナンデス(Adrian Fernandez)

「チームにとっては、すばらしいレースだった。ロウズの首脳陣や(アキュラ)NSXカークラブの声援を受けて最高のパフォーマンスを演じられたことがたいへん嬉しい。今日、マシンの状態は最高だったが、GTマシンとの混走でストレスが溜まった。抜こうとするとラインを塞がれる場面が続いたからだ。ライアン(・ブリスコー)をパスしてクラス2位を狙っていたが、GTマシンが目の前でスライドしたために果たすことができなかった。それでも全体としては、2008年に向けていい形でシーズンを終えることができたと思う」

ルイス・ディアス(Luis Diaz)
「今日はチームにとって、大変エキサイティングな一日だった。開幕戦のセブリングで表彰台に立ち、最後にここでも表彰台に立つことができた。トニー(・カナーン)を抑えて3位でゴールしたエイドリアン(・フェルナンデス)の頑張りは素晴らしかった。今日はトラブルを避け、良い状態でマシンをエイドリアンに渡したいと考えていた。ピット作業でのチームの働きも最高で、走っている間、マシンはずっと好調だった。激しいバトルもあり、手を抜くことはできなかった。ずっと全力で戦わなければならなかった。そうして3位でゴールできたので、2008年のアキュラ・プログラムが楽しみだ。ポテンシャルは非常に高い」

■アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス4位(総合6位)
トニー・カナーン(Tony Kanaan)

「私たちのチームにとって、今日のレースは非常に厳しかった。2周の遅れを取り戻さなければならなかったからだ。それでもアンドレッティ・グリーン・レーシング、XMチームはパニックに陥ることなく、おかげで首位と同一周回に復帰することができた。終盤はアウディやペンスキー・ポルシェ、それにエイドリアン(・フェルナンデス)を相手に全力疾走を続けた。エキサイティングなバトルだったし、アキュラのマシンを走らせるのはとても楽しかった。それに、ここは好きなサーキットなので、いつも最高の気分を味わえる。アキュラ・プログラムはこれからも進歩し、2008年シーズンへの準備を整えることだろう。来年のALMSシーズンが開幕したとき、AGRアキュラはきっとセブリングで勝敗を争う力をつけているはずだ」

ブライアン・ハータ(Bryan Herta)
「スタートする時、あんなにタイヤの温度が下がっているとは思わなかった。あれで最悪の状況になってしまったのは本当に残念だ。1周目の単純なスピンだったが、グラベルトラップにつかまり、1周遅れになってしまった。トニー(・カナーン)がマシンを引き継ぎ、上位争いができるところまで挽回してくれた。素晴らしいドライビングだったと思う。2008年のアキュラ・プログラムは、非常に高い戦闘力を身につけていることだろう」

■ハイクロフト・レーシング:LMP2クラス9位(総合28位)
デイビッド・ブラバム(David Brabham)

「自分の走行の最初にスピンしたにもかかわらず、遅れを挽回することができた。スピンの原因は、おそらく後方から軽く接触されたことだと思う。それでもコースに復帰し、6位まで順位を取り戻すことができた。私が乗っている間、マシンの状態はずっと非常に良かった。皆がそうだったように、グリップは低く、時間の経過に伴い、気温が下がったあとは特に滑りやすかった。小石をずいぶん拾っていたので、同じタイヤで走り続けるのは苦しかった。それでも順位をキープし、いい形でステファン(・ヨハンソン)にマシンを手渡すことができた」

ステファン・ヨハンソン(Stefan Johansson)
「なんと言っていいのか分からない。今日は本当に残念だった。勝つチャンスがあったと思う。マシンはそれくらいいい状態だった。最初にぶつかられ、最後にもっと激しくクラッシュさせられたのだから最悪だ。ダメージを修復できたかどうかは判らない。ボディを傷めただけで、サスペンションは大丈夫そうだったから、ピットに戻ることができたかもしれない。あと一歩というところだったが、上手くいかなかった」

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