A1GP:来シーズンからフェラーリエンジンを使用
10月11日、A1GPは来季2008/2009シーズンよりフェラーリ製のエンジンを使用することを発表した。フェラーリとの契約は2008年1月1日から6年間という長期にわたるものとなる。
現在A1GPで使用されているローラ製のシャーシとザイテックのエンジンは、今シーズン一杯は使用されることになっている。
フェラーリとの協力関係はエンジンだけにとどまらず、シャーシや空力といった分野からA1GPのライセンス商品に関する契約まで多岐にわたる。
フェラーリは、今年のA1GP開幕戦ザンドホールトへ関係者を送り込みA1GP側と交渉をしていた。こうしたフェラーリのA1GPに対する積極的な姿勢は、中国、中東、アジア地区を中心に行われるA1GPシリーズに関わることでマーケティング上のメリットがあると見られている。また、アジアシリーズとしてGP2がウインターシーズンを始めることも、それに関わるルノーへの対抗意識があるのではないかとも思われる。
さらにA1GPでは、2009年より新たに地方選手権としてA2GPシリーズを展開する考えも明らかにしている。各地域のA2GPを勝ち上がってきたものに対してA1GPへの参戦を実現するプランであり、これについてもフェラーリが関わることになっている。
(C)A1GP Media
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