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2008年3月 7日 (金)

IRL:ホンダリリース セブリングテスト後半(3月5日~6日)

2008年3月7日

ライアン・ブリスコーがストリートコース用合同テスト後半組のトップタイムをマーク

In080307001h■開催日   : 3月5日(水)~6日(木)
■開催地   : フロリダ州セブリング
■サーキット : セブリング・インターナショナル・レースウェイ
■全長    : 1.7マイル(常設ロードコース)
■天候    : <5日>曇り時々晴れ、<6日>晴れのち曇りのち雨
■気温    : <5日>26~27度、<6日>18~25度

 セブリング・インターナショナル・レースウェイへと場所を替えて開催されているロードコース用の合同テストは、後半グループがサーキット入りし、前半組と同じく2日間の走行を行なった。

 全長は1.7マイル、バンピーな路面が特徴であるセブリングのショートコースに集まったのは、チーム・ペンスキー、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング、パンサー・レーシング、ドレイヤー&レインボールド・レーシング、A.J.フォイト・エンタープライズの5チーム、総勢8台である。 後半組には、1日目に正午から午後5時、2日目は午前9時から午後5時までの走行時間が与えられた。2日目の午後3時前には小雨がパラつき始めたが、幸いにも短時間で止み、路面コンディションが悪化することもなく予定終了時間まで各チームとも精力的にテストを続けた。

 初日に最速タイムをマークしたのは、チーム・ペンスキーに今年から加入したライアン・ブリスコーだった。彼の記録したベストラップは52秒7757で、前半組のトップだったトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)より0.0852秒速かった。しかし、単純に2組のタイムを比較することは適切ではないだろう。前半組が走行したことで、後半組は走り始めから路面にタイヤラバーが乗っているという好条件を与えられていたからだ。また、後半組は走行2日目に雨の心配がされたことから、前半組よりも初日の走行量が多くなっていた点も、好タイムに繋がっていたようだ。

 2日目には、夕方4時前にエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が52秒4531と大幅にタイムを縮めてきた。前日の自己ベストよりも0.5秒以上も速いタイムだ。しかし、ブリスコーが午後4時を過ぎたところで先輩チームメイトのベストタイムをごく僅かながら破る52秒4202をマークし、前半組のトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)同様に2日連続でトップの座を獲得した。カストロネベスは2日間とも2番手。ダン・ウェルドン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は、初日が53秒4806で、2日目には53秒0131までタイムを詰めたが、2日連続で3番手となった。
 午後4時15分、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がアクシデントを起こした直後、テスト終了時刻までまだ45分が残っていたが、集中豪雨がセブリングに襲来し、コースは水浸しとなって全チームが走行を終えた。

■ライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー):総合1位 52秒4202(2日目)
 僕は今年からチーム・ペンスキーのインディカー・チームで走ることになったが、初めての走行の日から僕を大歓迎してくれ、とても働き易い環境を作ってくれている。エンジニアやクルーたちとのコミュニケーションも、この2回の合同テストで随分と高めることができたと感じている。セブリングでのロードコーステストでは新しいパドルシフトにもかなり慣れることができたし、マシンセッティングも多く試すことができ、とても収穫が多かった。

■エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー):総合2位 52秒4531(2日目)
 チーム・ペンスキーが素晴らしい仕事をしてくれ、今回も素晴らしく有意義なテストができた。2日間をかけて、今シーズンのロードコース用セッティングのベースとなるデータ収集をすることができた。加えて、マシンセッティングも多く試すことができた。最後に雨が降り、1時間ほど走行時間が短くなってしまったのは残念だったが、ほぼ満足のいく2日間となった。

■ダン・ウェルドン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング):総合3位 53秒0131(2日目)
 パドルシフト導入はインディカー・レースにとって良いことだし、開発した方々の尽力により、最初から安定したパフォーマンスを発揮してくれている。今回のテストはオフの間にエンジニアたちが考え出した多くの新しいセッティングをトライできたという点で大きな意味を持っている。高い成果を挙げることのできた2日だった。しかし、チーム・ペンスキーとの間にラップタイムで明確な差をつけられた。今回得たデータを分析し、シーズン開幕までに我々に足りていなかったと思われる面を強化しなければならない。

■ロジャー・グリフィス:HPD テクニカル・グループリーダー
 4日間のテストで使われたエンジンはすべて完全に同一のスペックで、出場全車に一切のトラブルを出すことなくテストを終えることができた。100パーセントの信頼性を提供でき、Hondaにとって満足のいくテストとなった。パドルシフトの導入により、エンジンのオーバーレブが防がれることになったのは、我々メインテナンスを行なう立場の者にとっても、ユーザーであるチームにとっても良いことだ。これで予定されていた2回の合同テストは終了したが、これから開幕までの間に、昨年までチャンプカー・シリーズに参戦し、今年からIndyCarシリーズへと移籍して来るチームの合同テストがセブリング、ホームステッドの順で2日間ずつ行なわれる。
 彼らはセブリングで多くのテストを経験して来ているので、セブリングは初めてHonda・ダラーラを走らせるコースに適している。しかし、オーバルはまったく未経験のドライバーもおり、チームもここ何年かオーバルレースを行なって来ていないため、既存のチームと競り合うだけの実力を身につけるまでには少し時間が必要かもしれない。
 いずれにせよ、より多くのドライバーたちにエンジンを供給できることは、我々にとって大きな喜びだ。彼らの参加によってIndyCarシリーズがさらに激しい戦いになるのは間違いないのだから、開幕が待ち遠しい。

                    写真(C)Honda Motor Co Ltd.

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