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2008年4月 7日 (月)

GP2:吉本 大樹プレスリリース 第4戦バーレーン

決勝第2レース6th April, 2008

吉本大樹、12番グリッドから追い上げ4位フィニッシュ

0804072  @アンリミテッド

前日レース1では予選18番グリッドから12位まで追い上げ、レースラップでもトップと遜色ないペースで周回を重ねていた吉本大樹。予選で失ったマシンパフォーマンスも取り戻し、迎えた第8戦決勝(レース2)では12番グリッドからの更なる巻き返しが期待された。

そして迎えた注目のスタート。レース1ではクラッチの不調からスタートを失敗した吉本であったが、勢いに乗り迎えたレース2では見事なスタートを切って見せる。まずは12番グリッドから数台をパス、1コーナーの混乱も冷静にかい潜りポジションをアップするが、2コーナーでは混乱の中コースをショートカットしてきたS・ブエミとの接触を避ける間にポジションを落としたものの、ここから再度ポジションを挽回し、オープニングラップでは最終的に6つポジションを上げ6番手まで浮上する。

その後レース序盤は2番手以下V・ペトロフ、小林可夢偉、A・バレス、S・ブエミ、吉本等が数珠繋ぎの状態で周回を重ねていき、5周目にはA・バレスをパスし吉本は5番手にポジションアップする。さらにレースも中盤に差し掛かる12周目、吉本はそれまで再三にわたりプレッシャーをかけてきたS・ブエミにオーバーテイクを仕掛けていく。しかしプッシュした結果最終コーナーで若干膨らんだ間にブエミに2秒ほどのギャップを作ってしまう。それでも吉本はこれでペースを乱すことなく走行を続け、再度S・ブエミを追いかけながら後続を徐々に引き離していき、残り8周となったところではブレーキトラブルを抱えたR・グロジャンが脱落、これで吉本は4番手にポジションをアップする。

その後も20周目にこのレースの自己ベストラップをマークする等ペースを緩めることなく周回を重ねていき、S・ブエミに交わされ3番手となったV・ペトロフとの差を徐々に詰めていく。しかし残り周回ではその背後にまでは着けることができず、最後は表彰台には一歩届かなかったものの、開幕ラウンド以来のポイント獲得となる4位でチェッカーフラッグを受けた。

吉本大樹 のコメント

0804071  @アンリミテッド

スタートは決まって1コーナーの混乱も何とかクリア、S・ブエミとの接触を避けるために稼いだポジションを少し落としましたが、その後挽回してオープニングラップで6番手まで追い上げることが出来ました。マシンは昨日アンダーステアが強かったので少しセッティングを変更しましたが、逆にトラクションパフォーマンスを落としてしまいました。でもレースでは最後までプッシュし続けることが出来ました。ペース的にはトップと比べても遜色ないタイムでラップしていたし、結果として表彰台に届かなかった事は残念ですが、金曜日の予選が18番手だった事を考えれば全体的には良い内容のレースが出来たと思います。ここまであっという間でしたがシリーズは次のドバイが最終戦です。泣いても笑っても最終戦。必ず結果を出しに行きます。

決勝第1レース5th April, 2008

吉本大樹、6ポジションアップの12位チェッカー

あまりにも不本意な結果に終わった予選から一夜明け迎えたレース1。マシンセットはフリープラクティス時の状態に戻し、そこからレースに向け一からセッティングをスタートさせた第7戦決勝。

「マップの設定からかバーレーンに来てからクラッチのフィーリングが今ひとつで、スタートには若干不安を抱えていた」という懸念の通り、スタートでは一瞬マシンがストールしかかりここ数戦のような素晴らしいスタートダッシュを見せることは出来なかった吉本大樹。それでも「このレースはきちんと次のレース2に繋げることが最優先」と、チームメイトのL・フィリッピを含む複数のマシンが絡み脱落していく荒れた1コーナーを冷静にクリア、この周での大幅なポジションアップはならなかったものの結果的には2つポジションをあげる16番手で2周目へとはいっていく。ところがこのオープニングラップ1コーナーで起きたアクシデントによりコース上にはすぐさまセーフティーカー(SC)が導入される。すると吉本はここでまたしても不運に襲われることになってしまう。

GP2のレース1では全車一度以上のピットインが義務付けられているが、レギュレーション上ピットストップとして認められるのは「レース2周目以降」でのピットストップ。コース上で周回数がカウントされるのは「スタートフィニッシュライン(コントロールライン)」通過時、さらにピットレーン内で周回数がカウントされるのは「コントロールラインの延長線上を通過した時点」である。ピットインとして認められるのはこのいずれかのラインを2回以上通過してからということになるため、今回のように1周目終了時点でSCが導入された際には、ピットレーン内の各チームのピットスペースがこのラインよりも「1コーナー寄りにある」か「最終コーナーよりにある」かでピットストップを行えるタイミングに1周のズレが生じることとなる。実際には全チームのピット位置はこのラインよりも「1コーナー寄り」にあり2周目を終えるのと同じタイミングでのピットストップは可能であったものの、チームQi-メリタスはここで「自チームのピットは、このラインよりも最終コーナー寄りにある」と解釈。その為、このSC導入と同時にほぼ全マシンがピットへと向かう中、吉本はチームの指示によりコース上に留まることを選択することになってしまった。

その後SCは5周目まで隊列を先導。結果として間違っていた解釈とインフォメーションによりピットインのタイミングを逃した吉本は、他のマシンから1周遅いタイミングでピットに向かえば自動的に最後尾へと落ちることになるためここではピットに向かわず。パブロビッチに次ぐ2位のポジションでレースを再開させ早い段階でトップへと立ち、クリアな状態で後続とのギャップを広げレース後半でピットインをする作戦へと切り替える。トップのパブロビッチは早々に抜きさった後、既にピットストップを行ったグロジャンに先行を許すも、ここからトップタイムも刻むハイペースで周回を重ねていった吉本大樹。しかし28周目のピットイン時までにマージンを稼ぎきるには至らず、ピットアウト後は15番手でコースに復帰する。それでも前日の予選終了後に見直したマシンセットでパフォーマンスを取り戻した吉本は最後まで諦めることなくオーバーテイクを繰り返し、最終的にファステストラップはマークできなかったものの、決勝で4番手となるタイムをマークしポジションも12番手まで盛り返してチェッカーフラッグを受けることとなった。

吉本大樹 のコメント

セットは予選前に一旦戻し、そこからレースに向けて一から見直してもらいました。今回バーレーンに来てからクラッチのフィーリングが良くなく、案の定スタートはあまり良くなかったのですが、スタート直後の1コーナーはかなり荒れましたね。少し引きすぎかな?と思うくらいに安全にいったつもりでもマシン左側をヒットされてしまいました。マシンへのダメージはほとんどありませんでしたが、直後のセーフティーカー導入は解釈の問題もあって僕達にとって良い事ではありませんでした。でも結果としてコースに残る選択をした以上、後ろとのギャップを広げることだけを考えプッシュしました。グロジャンには簡単に抜かれましたが、3位以降のマシンは引離していけたし、ピットストップ後もトラフィックの真っ只中でなければファステストラップも出せたかもしれない。スタート位置や昨日の状況を考えれば、車も良かったし内容的には良いレースが出来たとは思います。でも結局いくら良いレースをしても予選があれだと何にもならないですね・・・。いずれにしても明日は少し前進して12番手スタートですし、とにかく明日もベストを尽くします。

公式予選4th April, 2008

吉本大樹 予選は18番手

午前中に行われたフリー走行ではセクター2のタイムこそ遅れをとっていたものの、それ以外のセクション(セクター1、セクター3)ではトップと遜色のないタイムをマーク。そのセクター2も「原因はターン4のギア比。ルカの使っていたギア比を使えば簡単に改善できる。後は各コーナーで出ていたアンダーステアを改善するだけ」と、まずまずの滑り出しを見せた吉本大樹。

ところが午後に入り迎えた公式予選では吉本にとって予想外の展開が待ち受けていた。フリープラクティス終了後、チームはこの公式予選に向けスプリング、ジオメトリー、ロール剛性バランス、ロールバーにいたるまでマシンのセットを大幅に変更。これを予選開始直前に聞かされた吉本は、「フリー走行からちょっとしたセッティング変更が出来れば十分勝負ができたはずだけど、時間的にセットを元に戻す事が許されなかった・・・。」と、自らの思いとは裏腹にフリープラクティスの状態から遠くかけ離れたマシンでのコースインを余儀なくされてしまう。

急なセット変更であったためまずはユーズドタイヤでコースへと向かった吉本は1周のチェック走行を行いピットイン。セットの調整を行いニュータイヤでのアタックへと入っていく。しかし予選開始前に施された大幅なセット変更が完全に凶と出たマシンはそのパフォーマンスを全く取り戻すことができず、ここではアタックをすることなく再度ピットへと戻ってくる。吉本はここでもさらにマシンのセットを変更。新たにニュータイヤを装着し、セッション残り時間もわずかに7分というところでようやく初めてのアタックへと向かう。しかし、ハードコンパウンドのタイヤが温まるのに2周を要しそこから全力でアタックを開始したものの、マシンバランスも完全に崩れてしまっていた上に、わずかな残り時間ではアタックのタイミングを計ることすら許されず。結局すべての周回で他車に引っかかった吉本は一度のクリアラップも走る事ができず、結果もフリープラクティスで見えていた光明から一転、まさかの予選18番手に埋もれることとなってしまった。

吉本大樹 のコメント

フリー走行で確認できたギアレシオだけでタイムを失っていた部分と、各コーナーのボトムスピードを落とす原因となっていたアンダーステアを消すちょっとしたセッティングがうまくできれば今回は十分勝負が出来るパフォーマンスがあると確信していました。しかし予選でのセットは僕がきちんと説明を受けていない形で大幅に変更されていまい、はちゃめちゃな予選となってしまいました。キャラクターがまったく変わる程の大幅なセット変更は必要としていなかった。結果的にそれを改善する為に短い予選(30分)の中で貴重な時間を削り、アタックのチャンスも逃し・・・。最悪、最低です。今日は遅くまでチームととことん話しをしましたし、今は明日の決勝に向けて前向きに頑張るしかありませんが、もったいなすぎる。本当にがっかりです。明日出来ることはとにかくトップ8に入ることだけです。何が何でも前へ出ます。

※レース結果ならびにポイントランキングは省略させて頂きました。

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