EF3:トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム・レポート 第3戦ポー
2008年6月2日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室
TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【6月2日号】
F3ユーロシリーズ第3大会ポー
市街地のサバイバルレースで大嶋和也が2戦連続10位
市街地レースで2レース共にトップ10フィニッシュを果たした大嶋和也
F3ユーロシリーズ
F3ユーロシリーズの第3大会が5月30日(金)から6月1日(日)にかけてフランス・ポーの市街地特設コースで開催された。今季の同シリーズには、TDPドライバーの大嶋和也(マノー・モータースポーツ)とヘンキ・ワルドシュミット(SGフォーミュラ)が参戦している。
30日(金)に2度に渡って行われた公式練習では、大嶋が11番手、14番手、ワルドシュミットが16番手、 22番手につけた。しかし、31日(土)の午前中、2グループに分けて行われた予選は、ウェットコンディションとなり、大嶋はセッティングを合わせることが出来ず28番手、ワルドシュミットはクラッシュを喫し、29番手グリッドという厳しいポジションから第1レース決勝に臨むこととなった。
予選に続き、午後2時過ぎに29周で争われる第1レース決勝がスタート。雨は止み、コースはライン上の一部が乾き始めたコンディションで、全車スリックタイヤでレースに臨んだ。クラッシュが続発し、セーフティカーが2度導入される波乱のレースとなったが、大嶋はアクシデントに巻き込まれることなく着実にポジションアップ。しかし、2度目のセーフティカー導入前に、クラッシュした他車の部品がサスペンションに当たり、バランスが崩れたため、完走目標へと切り替え、10位でフィニッシュした。ワルドシュミットは7周目にクラッシュを喫し、リタイアとなった。
6月1日(日)午後5時から行われた第2レース(26周)は、レース直前に強い降雨に見舞われ、ウェットコンディションでスタート。序盤は他車の巻き上げる水煙で視界が悪く、徐々にコースが乾いていくという非常に難しいコンディションとなったが、セッティングの見直しを行った大嶋は、上位勢と遜色ないラップタイムでの走行を続け、 10位でフィニッシュ。2レース共にトップ10入りを果たした。ワルドシュミットもレース中のベストタイムで4番手をマークする力強い走りを見せ、22番手スタートから17位までポジションを上げチェッカーを受けた。
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