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2008年6月20日 (金)

LM24:プジョー・ジャパン・リリース”プジョー、優勝を逃すも、908 HDi FAP2台が表彰台に”

2008年 06月 19日

プジョー908 HDi FAP
ルマン24時間レース(フランス)


プジョー、優勝を逃すも、908 HDi FAP2台が表彰台に
2008年6月15日(日)

08099205_peugeot_n7  (C)Peugeot Media

2008年ルマン24時間レースは、ここ数年間で最も劇的といえる幕切れを迎えました。プジョー908 HDi FAPでこの有名な耐久レースに挑んだチーム・プジョー・トタルは、2年連続2位という結果を残しました。マルク・ジェネ/ニコラ・ミナシアン/ジャック・ヴィルヌーヴ組が乗り込んだ7号車は、雨模様となった早朝の時点でまだ優勝のチャンスが残っており、3人のドライバーはあきらめることなく渾身の追走を披露しましたが、2位でのフィニッシュとなりました。チームメイトであるフランク・モンタニー/リカルド・ゾンタ/クリスチャン・クリエン組の9号車が3位でゴールし、3台目のプジョー908 HDi FAPも5位に食い込むことができました。しかしながら、2008年シーズンの最重要目標を達成することができなかったという意味で、今回の結果はチームにとってけっして満足のいくものではありませんでした。

確かに、チーム・プジョー・トタルが2008年度活動計画の中核に据えてきたイベントで、これまで傾けてきた努力や苦労が報われなかったのは残念なことではありましたが、その一方、土曜日の午後にはスターティンググリッドのトップ3を独占するなどプジョー908 HDi FAPはその高い戦闘力を予選でいかんなく発揮しましたし、スタートからおよそ14時間が経過するまでは、実際にレースの主導権を握っていました。

当初レースをリードしたのは、8号車のラミー/サラザン/ヴルツ組でしたが、2時間が経過した頃、変速機のトラブル(gear selection problem)に見舞われ、その対応に手間取って6ラップを失うことになりました。代わって7号車がトップに躍り出ますが、四たびステアリングを握ったクリスチャン・クリエンの好走により、すぐに9号車(モンタニー/ゾンタ/クリエン組)が首位を奪取します。しかし夜の帳が降り始めた頃、トップを行くクリスチャン・クリエン(9号車)は、前を走る1台を抜こうとしてサンドトラップにつかまってしまいます。このアクシデントに助けられる形で、午後10時過ぎには7号車が再び暫定1位に立ちました。

マルク・ジェネ、ニコラ・ミナシアン、ジャック・ヴィルヌーヴの3人はその後、ナイトセッションの大部分でレースをリードするも、午前4時すぎに雨がサーキットを濡らし始めると、このコンディションの変化にライバルたちが活気づきました。5時17分、ゼッケン2をつけるアウディがトップに立つと、雨を味方につけて徐々に後続との差を広げ始めました。もちろんプジョーも負けてはおらず、フランク・モンタニー(9号車)がアウディの3号車から3位の座を奪い返しました。

レースがさらにヒートアップしたのは、ゴールまで1時間を残したところでコースの一部で再び雨が降り始めたときです。アウディ2号車がレインタイヤを装着するためにピットインする一方で、ニコラ・ミナシアンは捨て身の覚悟でスリックタイヤのまま走りつづけました。しかしこの賭けは報われず、結局チェッカーフラッグが振られるまで、トップ2の差が大きく縮まることはありませんでした。

とはいえ、チーム・プジョー・トタルが単に敗北し、ルマンを去ったわけではありません。8号車を駆るステファン・サラザンは、102周目に、全長13.629kmの周回コースで争われるルマン24時間のラップレコード、平均時速246.068kmを叩き出したのです。土曜日の夕方に出たこの記録は、タイムに換算すると3分19秒394で、1971年以来破られていないジャッキー・オリヴァーの不朽のタイム(3分18秒4。ただし、当時はまだユノディエール・ストレートにシケインはありませんでした!)に後一歩のところまで迫る素晴らしいものでした。

コメント:
ミシェル・バルジェ(プジョースポール監督):

「アウディにおめでとうと言いたいですね。今回はチャレンジャーとして互角の戦いができたと思っています。実際に接戦でしたし、また来年もルマンに参戦するつもりです。成果も多く得られました。今回は後一歩のところで優勝には手が届きませんでしたが、全体としてみれば立派な成績を収めることができました。朝方、われわれの優勝の可能性は完全に消え去りましたが、それでも強敵に大きく遅れることなくゴールすることができました。この結果は今後もずっと記憶に残ると思います。ドライバーやメカニックは皆よくやってくれましたし、勝ちたいという気持ちは今も全員が胸に抱いています。達成すべき目標を自分たちで設定することが、前進へのカギです」

ブルーノ・ファマン(プジョースポール・テクニカルディレクター):
「稀に見る熱戦が展開され、手に汗握るレースでした。やはり実際のレース、とりわけルマンに参戦するのが一番です。われわれには経験が不足していましたし、これまでマシンが遭遇したことのないバッテリー異常と変速機トラブルという2つの問題も発生しました。今回のレースではいろいろなものを得られたので、2009年のルマン24時間レースに向けて作業を始めるつもりです」

フランク・モンタニー(プジョー908 HDi FAP 9号車):
「正直なところ、今回の結果には複雑な気持ちですが、表彰台に上れたのは良かったと思っています。レースは接戦でしたし、とても難しいコンディションでした。われわれは経験不足でしたが、忘れられない瞬間も幾度となく味わうことができました。プジョー908 HDi FAPのステアリングを握れて、最高の時間を過ごすことができました」

ニコラ・ミナシアン(プジョー908 HDi FAP 7号車):
「難しいことは承知の上でしたが、優勝できなかったのはやっぱり悔しいですね。ただ、ライバルたちが素晴らしい仕事をした、ということを言っておかなければならないでしょう。レース終盤、彼らに追いつこうと手を尽しましたが、なかなか追いつけず、何か策を講じなければならなかったので、スリックタイヤのまま走り続け、その後にレインタイヤに変えるという賭けに出ました。今回のレースで起きたことをすべて分析し、さらに強くなって戻ってくる。これが今、われわれがすべきことです」

マルク・ジェネ(プジョー908 HDi FAP 7号車):
「レース序盤はコンディションがドライだったので、何も問題はありませんでしたが、その後に雨になると、タイヤをうまく使うという面で、われわれはライバルたちに遅れをとってしまいました。とはいえ、2位でゴールできたのですから、今回のレースは上々の結果だったと言えるのではないでしょうか」

ジャック・ヴィルヌーヴ(プジョー908 HDi FAP 7号車):
「表彰台に上れて良かったものの、優勝を目指していたので、勝てなかったのはやはり残念です。まあ、それだけライバルたちが素晴らしい仕事をしたということですね」

クリスチャン・クリエン(プジョー908 HDi FAP 9号車):
「初参戦のルマンで素晴らしい経験ができました。いきなり表彰台に上れたのだから、嬉しいです。今回は経験不足が原因でタイムをロスしてしまいました。プジョー908 HDi FAPは最高のマシンです」

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