FIA-GT:2010年ロシアで初のFIA-GT開催
(C)Eurasia Autodrome Domodedovo 拡大します
7月8日、FIA-GTは2010年にロシア、モスクワから南へ35KmほどにあるDomodedovo空港近くに建設されるユーラシア・オートドローモ・Domodedovoで、FIA-GTチャンピオンシップレースを開催することを発表した。ロシアのクローズドサーキットでは初の国際的な自動車レース開催となる。
7日にSRD代表ステファン・ラテルとPatricia Kieferが現地を訪れ、モスクワのホテルで記者会見が行われた。ユーラシア市長のArthur TrofimovがDomodedovoの先端技術公園の一環としてのサーキットの概要を説明した。サーキットはDomodedovo空港から10Kmほどのところにあり、モスクワからは2本の高速道路の中間という立地条件に恵まれた場所にある。サーキットは全長3Kmで、そのレイアウトはコンパクトでありながら自然の地形を生かして700mのストレートを持ち、過度に小さなコーナーが連続することを避けた設計になっている。ピット設備もユニークで、360度を見回せる円形のホスピタリティ設備や商業的なアナトリウムを持っている。FIA-GT開催のためには今後の2年間以内にFIAからグレード2の許可を得る必要がある。
ラテルは、経済成長の著しいロシアがFIA-GTに参戦する高級なスポーツカーメーカーにとっても重要な市場になりつつあり、そこでのレース開催が重要なステップになるとしている。ユーラシア・サーキットとSRDでは今後イベントの成功のために、ロシア人ドライバーとロシアのチームの参加を促すことになっている。現在FIA-GTでSpartak IPB Reiter Engineeringのランボルギーニ・ムルシエラゴのロシア人ドライバー Roman Rusinovは、ロシアチームとして将来FIA-GTに参戦することを表明している。
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