Goodwood:トヨタ・モータースポーツニュース"トヨタ・モータースポーツ活動の歴史を彩る名車がモータースポーツファンにその勇姿を披露
平成20年7月13日
トヨタ自動車(株)モータースポーツ推進室
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード レポート
トヨタ・モータースポーツ活動の歴史を彩る名車が
モータースポーツファンにその勇姿を披露
伝統のヒストリック・モータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が7月11日(金)から13日(日)にかけて、イギリス南部チチェスターで開催されている。
1993年に開始され、今年で16回目を数える同イベントに、トヨタは2002年より参加しており、昨年はトヨタ・モータースポーツ50周年を記念し、メインスポンサーとして大々的な展示を行った。7回目の参加となる今年も、トヨタ・モータースポーツの歴史を彩ってきた名車が参加し、集まった多くのモータースポーツファンにその勇姿を披露した。
また、トヨタは「F1ブース」でトヨタF1カー関連の展示を行うと共に、グッドウッド・テクノロジー・パビリオンで過去のコンセプトカーを展示。特設ステージでは 2007年東京モーターショー出品車である、一人乗りのパーソナルモビリティの可能性を追求したコンセプトカー「i-REAL」によるデモンストレーションを行うなど、新しいモビリティの形を提案、集まった観客の注目を集めた。
今年のフェスティバル・オブ・スピードには、ルマン24時間レースや世界耐久選手権で活躍したトヨタTS010、 WRCで1999年にマニュファクチャラータイトルを獲得したトヨタ カローラWRC、そして昨年の活躍も記憶に新しいF1カー トヨタTF107がデモ走行に出場。トヨタTS010は鈴木利男、トヨタカローラWRCはユハ・カンクネン、トヨタTF107は小林可夢偉がドライブし、トヨタ・モータースポーツの歴史を形作ってきた名車を観客にアピールした。
F1ブースではピットストップチャレンジやシミュレーターなど、
GP同様の展示で観客を楽しませた
トヨタTS010(1992)
1991年に新規定にあわせ、ルマン24時間レース及びSWC(世界スポーツカー選手権)に参戦するために開発されたレース専用車。新設計の自然吸気V型10気筒3.5リットルエンジンを搭載。1992年SWC開幕戦モンツァで優勝。同年ルマン24時間レースでは2位入賞を果たした。1992年の後半はJSPC(全日本スポーツプロトタイプカー選手権)の2戦にも出場。2戦共に勝利を挙げ、ドライバーズ/マニュファクチャラーズ(グループCクラス)の両タイトルを獲得。1993年もルマン24時間レースに参戦し、4位に入っている。
トヨタTS010 ドライバー:鈴木利男
「グッドウッドへの参加は去年に引き続き2回目になる。去年は天候に恵まれず残念だったが、 今年は雨はなさそうなので、昨年以上に楽しもうと思っている。去年も感じたが、すごい数の観客が来てくれて、やはりイギリスでのモータースポーツの人気はすごいんだな、と感心させられた。今回ドライブしたトヨタ TS010は非常に調子が良く、音も最高だったので、運転していてとても気持ちが良かった。私も現役時代はトヨタでレースを戦ってきたが、最近はトヨタが特にモータースポーツに力を入れているのが感じられ、一トヨタファンとしてとても楽しみにしている。今後もF1を含め、様々な国際レースで活躍していって欲しい」
トヨタ カローラ WRC(1999)
1997年から導入されたWRカー規定に則って開発されたラリー専用車。市販のカローラ(欧州仕様)をベースとして2リッターターボの3S-GTEを搭載、専用の4輪駆動システムを備える。1997年の第10戦フィンランドラリーでテスト参戦を開始し、翌1998年からフル参戦。開幕戦モンテカルロ、第5戦カタルニア、第9戦ニュージーランドで勝利を挙げた。1999年は初開催の第11戦チャイナラリーで優勝。7メーカーによる激戦が展開されたシーズンにマニュファクチャラーズタイトルを獲得。トヨタのWRC活動最後の年を有終の美で締め括った。
カローラWRC ドライバー:ユハ・カンクネン
「グッドウッドは他に例を見ないイベントで、いつでもここに来るのは素晴らしい気分だ。懐かしいクルマや知人に再び会うことが出来る。私にとって、トヨタと共に過ごした時間はとても大きく、素晴らしいものだった。WRCにおける私の初めての勝利はトヨタでのものであり、その後トヨタと共に世界タイトルも獲得するなど、素晴らしい時間を過ごしてきた。私は9年という長い期間トヨタで戦ったが、非常に居心地が良く、共に働くのが楽しいチームだった。トヨタは今、F1で表彰台に立ち、非常に調子が良くなってきており、チームの努力には敬意を表したい。またいつか、今回の走行のようにトヨタ・モータースポーツの一員として貢献できたら 良いと思っている。最後になるが、今回は、オベ・アンダーソンへの哀悼の意を込め、黒い喪章の入った車をドライブした。私としては素晴らしい友人を、本当に惜しい人を亡くしたというほかない。この場を借り、彼のご冥福を心よりお祈りする。」
TOYOTA TF107 (2007)
2007年シーズンを戦ったパナソニック・トヨタ・レーシングのF1カー。2007年はエンジン最高回転数の制限(19000rpm)及び開発の凍結、タイヤのワンメイク化といった規則の変更が行われ、それらに対応すると共に、ギアボックスのアップデート、空力面などでの向上が図られた。ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリの2名のドライバーが7度の入賞を果たし、最高位は6位であった。
トヨタTF107 ドライバー:小林可夢偉
「グッドウッドには今年初めて参加したが、大抵、サーキットは広く場所が取られて、周りは砂(サンドトラップ)等に囲まれているので、こういった緑に近いところでレースカーを走らせる機会はなく、初めての体験だった。また、観客の多さにも驚かされた。これだけの人がモータースポーツ、レースはもとよりクルマ自体に興味があるということに、とても驚き、ヨーロッパでの、自動車文化の深さというものを実感した。私は現在トヨタF1のサード ドライバーとして、トヨタのモータースポーツ活動の一端を担っている。今後もこういったヒストリックカーイベントに参加し、私としても、歴史を作っていけるように頑張っていきたい」
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