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2008年7月21日 (月)

IRL:ホンダリリース・第12戦ミッドオハイオ”ライアン・ブリスコーが他を圧倒する速さでキャリア2勝目”

ライアン・ブリスコーが他を圧倒する速さでキャリア2勝目
武藤英紀は9位

In080721001h 2008年7月20日(日)
決勝
会場:ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
天候:晴れ
気温:26~29℃

オハイオ州コロンバス郊外のミッドオハイオ・スポーツカー・コースでIndyCarシリーズのレースが開催されるのは、今年が2回目。高速から低速まで様々なコーナーを持ち、アップダウンにも富むテクニカルなロードコースはとてもチャレンジングで、ファンの間でも人気は高い。

決勝日はスタート直前に強い雨が降り、路面のグリップが一気に低下し、全員がウエットタイヤを装着してレースをスタート。ところが、コースは瞬く間に乾き、1周目を終えたところでスリックタイヤに交換するチームもあったほどだった。

序盤にタイヤ交換を行わねばならないレースとなり、最初のピットストップを行うタイミングがチームによって異なる展開になった。今回のレースでは、フルコースコーションであるなしに関係なく、このピットに入るタイミングが勝敗に大きな影響を与えた。

ウエットタイヤでの周回数が6周と出場全マシンの中で最も多かったライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)は、スリックに交換してコースに戻ると17位にまで順位を落とした。しかし、2回目のフルコースコーションが出される直前の23周目にピットインしていたことがプラスに作用し、自分より前のマシンが一斉にピットに向かうと4位までジャンプアップ。路面のグリップがどんどんと高まっていくコンディションで彼は他を圧倒する速さを発揮し、最後のピットストップもグリーンフラッグ下で行ったが、リードを失うことはなかった。

In080721002h ブリスコーは、ポールポジションからスタートしたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)に7秒以上の大差をつけてゴールした。今年の第6戦ミルウォーキーに次ぐキャリア2勝目だ。3位にはポイントリーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が入賞。また、KVレーシング・テクノロジーのウィル・パワーとオリオール・セルビアがそろって4、5位でフィニッシュを果たす活躍を見せた。

In080721005h 武藤英紀(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は予選で初めて第2ステージまで進み、10番グリッドからスタート。スタート直後はポジションをキープしたが、チームの作戦がレース展開にマッチしなかった上、2回目のピットストップでタイヤ装着に時間がかかったためにポジションダウン。しかし、最後まで粘り強く戦い抜き、予選より1つ上の9位でフィニッシュした。

12戦を終えて、ポイントリーダーは依然としてディクソン。カストロネベスは今回、ポイント差を縮めたものの、まだ差は58点もある。ポイント3番手にはトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が復活し、今回、アクシデントに巻き込まれたダン・ウェルドン(チップ・ガナッシ・レーシング)は4位へと一歩後退した。そして、2勝目を挙げたブリスコーが9位から5位へと大きく躍進。ダニカ・パトリックは6位へ、武藤英紀は7位へとひとつずつ順位を下げている。

コメント
ライアン・ブリスコー(優勝)


「チームにとって、これ以上ないというぐらいすばらしい週末となった。2戦連続で非常に不運な目にあってきただけに、今回の勝利は特にうれしい。それにしても、とても興味深いレースになった。我々はウエットタイヤでの周回数が長すぎてポジションを大きく下げたが、ピットで陣頭指揮を執っているのはロジャー・ペンスキーなので、ばん回のチャンスはきっとあるとは思っていた。しかし、そこから優勝にまでたどり着けたのは、信じられない」

エリオ・カストロネベス(2位)
In080721003h
「フルコースコーションのタイミングは自分にとってよかったが、我々が勝つにはあと少しのスピードが必要だったと思う。トラフィックに引っ掛かり続けたことも、よくなかった。それでも2位でゴールできたのは悪くない。今日はライアン(ブリスコー)がすばらしいレースを戦い、そして勝利を収めた。チームにとっては1-2フィニッシュという喜ばしい結果となった」

スコット・ディクソン(3位)
In080721004h
「6位スタートで3位なら悪くはない。マシンには勝てる力があったと思う。レース中は常にエリオ・カストロネベスのポジションに注意を払っていた。ピットストップで彼を抜くチャンスがあった。しかし、右フロントタイヤの交換にいつもより時間がかかってしまったために実現しなかった。あれは残念だった。それでも、シリーズポイントでのカストロネベスとの差は、僕が彼のすぐ後ろでゴールしたため、ほとんど縮まらなかった」

武藤英紀(9位)

「僕らの作戦にレース展開が味方してくれませんでした。マシンはフロントのグリップがもう少しほしいという感じでした。それでも、抜きにくいコースながら2台のマシンをパスしました。ピットでの作業時間が長くかかって順位を落とし、作戦もいい方向に出なかったので上位にいけなかった。9位よりもっと上のポジションでゴールできたレースでした」

エリック・バークマン|HPD社長

「今年も大勢の観客が集まってくれた。そして、レースは非常にすばらしいものになったと思う。スタート前に雨が降って路面コンディションが変わり、タイヤ交換を序盤に行うという展開になった。そこからは作戦がチームごとに異なり、非常に興味深かった。新チームのドライバーたちが上位で活躍するシーンも見ることができた。レースは、中盤に入っても順位の入れ替わりが激しく、最後の最後まで誰が勝つのか、誰がどのポジションでフィニッシュするのか予測のつかないものとなった。結局、最後に勝利を収めたのは、伝統あるIndyCarチームだったが、多くのチーム、ドライバーたちがトップ争いを行ったことで、とても面白いレースになった。ファンの方々もIndyCarレースを大いに楽しんでくれたことと思う。

ライアン・ブリスコーのレース終盤の速さはすばらしかった。これで彼は2勝目。シーズン序盤はチップ・ガナッシ・レーシングが強さを見せ続けていたが、シーズンが終盤に入ろうというときになって、その状況に変化が起きつつあるのかもしれない」

※レース結果およびポイントランキングは省略させて頂きました。

In080721006h
写真(C)Honda Motor Co Ltd.

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