A1GP:ムジェロでの開幕戦は延期に
8月21日、A1GPは4年目のシーズンとなる2008/2009年のムジェロでの開幕戦を延期すると発表した。シーズンは過去2年と同様オランダ、ザンドフールトで10月5日に開幕することとなった。
延期の原因は、フェラーリ製シャーシの開発の遅れとされている。それはフェラーリF1をベースにしているとはいえ、設計から製造テストまで11ヶ月間というタイトなスケジュールで開発が進められていた。しかし、A1GPに参加するすべてのチームにニューマシンを届けることが困難な状況となったという。
A1GP代表のピート・ダ・シルバ:「われわれはニューマシン開発について楽観的で、それを達成できると考えていた。しかし、開発チームとパートナーはスケジュールの遅れを解決することが困難な状況となった。しかし、われわれはこのことを後悔してはいない。特にエンジン供給でテストプログラムに協力してくれたフェラーリには感謝している。われわれは、現在、過去をふり返ることより将来のことについて集中しなければならない。近い将来、4年目のシーズンの完全なレースカレンダーと、ファンのためにシリーズを強化するいくつかの取引を発表することができるだろう」
A1GPは9月21日にムジェロでの開幕戦を迎える予定だったが、先日のマニクールテストでサスペンショントラブルからニューマシンがクラッシュ、ドライバーも怪我を負たっため急遽設計変更が必要になったといわれている。そのため今週行われる予定だったシルバーストーンでのグループテストもキャンセルとなっていた。9月9日にはドニントンパークでのテストが予定されている。
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