A1GP:ルーキー・セッションへの参加基準が明確に
A1GPは今シーズンのルーキー・セッションへの参加について、すでに年齢の上限基準を撤廃することを決定しているが、その参加基準を明確化した。
それによれば、過去にF1、GP2、チャンプカー、インディカー、そしてフォーミュラ・ニッポンに出場したドライバーは、金曜日のルーキーセッションを走ることができなくなる。
ルーキーセッションが導入された2006/2007シーズンでの目的は、経験の少ない若いドライバーにシリーズ参加へのルートをつけるためだった。しかし、各チームは次第に経験豊富なドライバーを走らせ、レースセッティングやレース戦略の一環として利用するようになっていた。
昨年の例でいえばGP2での優勝経験のあるアダム・キャロルや、チャンプカーの優勝者であるミッシェル・ジュールダインJr.などがルーキーセッションを走っている。
さらに今シーズンからルーキーセッションは50分間から60分間に延ばされ、2回のセッションのインターバルもドライバーがテレメトリーデータの研究ができるよう10~20分間延長されることになっている。フェラーリデザインのニューマシンはカーボンブレーキを持っており、これまでの鋳鉄製のものと比べて長い寿命を持っている。カーボンブレーキは1シーズンで1~2回の交換で済むと見られており、それはルーキードライバーがカーボンブレーキに慣れるためにも役立つものとされている。
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