F3:TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 第7戦ブランズハッチ
2008年9月1日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室
TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【9月1日号】
F3ナショナルクラスの山内英輝、FCJの国本雄資がタイトル獲得
F3ユーロシリーズ第7大会 大嶋は好走を見せるもリタイア/21位
F3ユーロシリーズ
惜しくも接触でポジションを落としたが、
好走を見せた大嶋和也(#29)
第1レース10位、第2レース7位と成長を見せた
ヘンキ・ワルドシュミット(#20)
F3ユーロシリーズの第7大会が8月29日(金)から31日(日)にかけて、イギリスのブランズハッチで開催された。今季の同シリーズには、TDPドライバーの大嶋和也(マノー・モータースポーツ)とヘンキ・ワルドシュミット(SGフォーミュラ)が参戦している。
29日(金)、予選を前に公式練習走行が行われ、以前プライベートテストで、ブランズハッチでの走行経験を持つ大嶋は、トップと僅差の5番手タイムをマーク。さい先のいい滑り出しとなった。一方で、これが全くの初走行となったワルドシュミットは、この機会をコース習熟に費やした。
続いて2グループに分けての予選が行われたが、大嶋は、予選へ向けたセッティングがあわず、グループ2で8番手。他車のグリッド降格により第1レースは14番手グリッドとなった。グループ1で予選に挑んだワルドシュミットは、最終セクターでミスを犯しタイムをロス。グループ8番手、スターティンググリッドは15番手となった。
30日(土)、1.929kmのコースを56周する第1レースが行われた。14番手グリッドの大嶋は好スタートを切り、3台をパス。好ラップタイムを刻みながら、更に上位を目指したが、8周目に後続車両から追突され、コースオフ。最後尾へとポジションを落としてしまった。その後は全体の4番手というベストタイムを叩き出す快走で追い上げたが、20周目にコースオフを喫し、タイヤウォールに接触。サスペンションを破損し、リタイアとなった。
ワルドシュミットは、15番手スタートから着実にレースを戦い、他車の脱落もあり、10位でチェッカーを受けた。
31日(日)の第2レースは、48周で競われた。22番手グリッドの大嶋は、第1レースで後方に沈んだランキング上位のドライバーとスタート直後からバトルを展開。しかし、次戦へ向けて試した新しいセッティングが合わず、苦戦。21位でフィニッシュした。
10番手グリッドのワルドシュミットは、好スタートを決め、レース中もリズムに乗った走りでオーバーテイクを見せるなど、今季最高の走りで順位を上げ、入賞まで後一歩の7位でフィニッシュ。成長をアピールした。
| |||||||||||||||||||||||||||||
Formula Nippon
スタート直後の混乱でポジションダウン。
第1レースを17位で終えた石浦宏明(#8)
8月30日(土)、31日(日)の両日、フォーミュラ・ニッポンの第7戦が静岡県の富士スピードウェイで開催された。今大会には、TDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)が出場。今季同シリーズに参戦しているTDPドライバー平手晃平は、前大会クラッシュを喫し、大事をとって今大会は欠場となった。
30日(土)午後2時25分からノックアウト方式で行われた予選は、直前に降り始めた強い雨により、ウェットコンディション。今大会初となるウェットコンディションで予選に挑むこととなった石浦は、データが無く、セッティングに苦しんだが、13番手までタイムを挙げ、第2セッションへと進出した。
第2セッションでは、チームメイトを上回るタイムをマークするも、惜しくも9番手タイムで最終第3セッション進出は成らず。決勝第1レースは9番手グリッドからのスタートとなった。
31日(日)好天の下、午後1時4分に決勝第1レース(30周)がスタート。石浦は好スタートを切ったが、スタート直後の混乱で、並びかけた前走車と軽く接触。行き場を失った石浦は外側のダートへコースオフを余儀なくされ、ほぼ最後尾の19位までポジションを落とすこととなってしまった。
そこから追い上げを開始した石浦は、2台をパスし、更に上位を狙ったが、2レース制のスプリントレースのため、周回数が少なく、追い上げはそこまで。17位でチェッカーを受けた。
2時間弱のインターバルを経て、第2レースが行われる予定であったが、インターバル中に突然の豪雨に見舞われ、レーススタートは順延。約50分のディレイの後、セーフティカー先導でスタートが切られたが、天候は回復せず、セーフティカーランのまま5周を終えた時点でレースは終了。石浦は16位となった。
| ||||||||||||||||||||||
全日本F3選手権
16戦は国本京佑(#36)がスタートで首位に立ち、今季3勝目。
井口卓人(#37)は3位となった
8月30日(土)と31日(日)の両日、富士スピードウェイで全日本F3選手権第8大会(第15、16戦)が開催された。
同シリーズにはTDPドライバーとして、井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)、国本京佑(PETRONAS TEAM TOM'S)、ケイ・コッツォリーノ(Now Motorsport)の3名が全日本F3選手権クラスに、山内英輝(TOM'S SPIRIT)がナショナルクラスに参戦している。
30日(土)午前10時45分からウェットコンディションで行われた予選では、ベストタイムで第16戦、セカンドベストタイムで第15戦のグリッドが決定。国本が2戦共に最前列2番手グリッドを確保。これに、2戦とも井口が3番手、コッツォリーノが4番手で続いた。ナショナルクラスでは、山内が2戦共にポールポジションを獲得した。
予選に続き、午後4時3分に第15戦決勝(15周)がスタート。雨は止み、全車スリックでレースへと臨んだが、走行ライン以外はまだウェットの部分が残っている状態。2番手グリッドの国本は、完全に乾いていないイン側からのスタートで出遅れ、井口が2位に浮上。国本はコッツォリーノにも先行され、追い上げる形となった。
2位の井口は単独走行となったが、その後方ではコッツォリーノと国本が最後まで表彰台をかけての激しいバトルを展開。ほぼ並びかけた状態でチェッカーを受けたが、100分の2秒に満たない僅差ながらコッツォリーノが守りきり、3位で今季4度目の表彰台を獲得。国本が4位となった。
ナショナルクラスでは、山内が好スタートを切り、そのまま首位を独走。今季6勝目を挙げた。
31日(日)前日とは一転、回復した天候の下で午前10時20分より第2レース(21周)が行われた。第15戦スタートでは遅れた2番手グリッドの国本が、今度は好スタートを切り、トップで第1コーナーを通過。その後は後続を引き離して行った。3番手スタートの井口は、前を行くカルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TEAM TOM'S)との2位争いを繰り広げたが逆転は成らず。国本が今季3勝目、井口は3位。コッツォリーノが4位でフィニッシュした。この結果、国本は井口をランキングで逆転し、2位に浮上した。
ナショナルクラスでは、ポールポジションの山内がスタートで遅れ、3位までポジションを落としたが、速さで勝る山内はまもなく首位を奪還。その後は独走でチェッカー。2戦連続のポール・トゥ・ウィンで、今季7勝目。最終大会を待たずして、ナショナルクラスのドライバーズタイトルを確定した。
全日本選手権クラス
| ||||||||||||||||||||||||||||||||
ナショナルクラス
| ||||||||||||||||||
フォーミュラチャレンジ・ジャパン
第13戦で今季5勝目を挙げた国本雄資(中央)が
3戦を残してタイトルを決めた
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第7大会(第13,14戦)が8月30日(土)と31日(日)の両日、富士スピードウェイで開催された。同大会には、TDPドライバーとして国本雄資と松井孝允が出場した。
30日(土)午前9時過ぎから開始された予選は、未明の降雨によりハーフウェット。セッションが進むに連れ乾いて行く難しいコンディションで行われた。ランキング首位の国本は好タイムをマークしたが、チェッカー直前の最後のアタックで逆転を許し、第13戦は3番手グリッド。第14戦は4番手と、どちらも2列目グリッドを確保した。松井は18番手/11番手となった。
続いて午後1時34分からウェットコンディションで第13戦決勝(15周)が行われた。3番手グリッドの国本はスタートで一つポジションを落としたが、3周目に前走車がスピンを喫し、3位に再浮上。レースはセーフティカー導入となった。
5周目に再スタートが切られると、首位を争っていた2台がコースアウト。1台は国本の前でコースに復帰したが、この際、シケインを通過しなかったため、ペナルティを受けることとなり、国本が首位に立った。
前走車の脱落という幸運もあったが、国本はそのまま首位の座を守り、今季5勝目。この時点で2008年シーズンのFCJタイトルを確定した。一方、18番手と後方スタートの松井は、スピンやコースオフが続出する波乱のレースで目覚ましい追い上げを見せ、4位でフィニッシュした。
31日(日)午前8時55分から行われた第14戦決勝(21周)は、完全には乾いていないものの、ほぼドライコンディションで行われた。チャンピオンを決めたばかりの国本は、4番手グリッドから絶妙のスタートで2位に浮上。レースは1周目から他車のスピンでセーフティカーが導入。4周目に再スタートが切られると、国本は後続の猛追を受けたが、これを振り切り、首位追撃を開始。7周目の1コーナーでついに首位に立った。国本はそのままトップでチェッカーを受け、今季6勝目を挙げた。
松井は序盤の混乱の中で前走車と接触。フロントウィングを破損し、ポジションダウン。14位に終わった。
| |||||||||||||||||||||||||
フォーミュラ・ルノー・2.0 ユーロカップ
フォーミュラ・ルノー・2.0ユーロカップの第4大会が8月29日(金)から31日(日)にかけて、ドイツのニュルブルクリンクで開催された。今季同シリーズには、TDPドライバーのアンドレア・カルダレッリ(SGフォーミュラ)が参戦している。
今大会も44台がエントリー。29日(金)に2グループに分かれての予選を行った後、予選上位24台によるスーパーポールを実施。ベストタイムで第1レース、セカンドベストタイムで第2レースのグリッドを決定した。カルダレッリは、ベストタイム、セカンドベストタイム共に4番手で、2列目から両レースに挑むこととなった。
30日(土)に行われた第1レースでは、カルダレッリはスタートで先行を許し、一つポジションをダウン。中盤戦、多重クラッシュによりセーフティカーが導入され、再スタート後の逆転を狙ったが叶わず、5位でチェッカーを受けた。
31日(日)の第2レースでは、カルダレッリは好スタートで3位に浮上したが、その後方でクラッシュが発生し、スタート直後から再びセーフティカー導入という波乱のレースとなった。しかし、カルダレッリはポジションを守り、3位でフィニッシュ。今季6度目の表彰台獲得となり、ランキング2位の座を守った。
| ||||||||||||||||||||||
| 固定リンク
|
