« IRL:フランキッティ、チップガナッシからIRLに復帰 | トップページ | FR:ニスモ・モータースポーツ・ニュースフラッシュ 第7/18戦シルバーストーン »

2008年9月 3日 (水)

GT3:アウディジャパン・プレスリリース ”アウディ、R8レーシングバージョンを開発”

Audilogo 

アウディ、R8レーシングバージョンを開発 Sep 3, 2008

● ミッドシップスポーツカーのお客様向けスポーツプログラム
● 2009年中に初レースを予定(欧州)
● ファクトリードライバーのフランク・ビエラがシェイクダウンを実施

2008年アウディR8 GT3 (C)AUDI AG. 拡大します

アウディスポーツは、同社史上初の試みとして、お客様向けに専用開発するR8レーシングバージョンを発売します。このスポーツカーは、500ps以上のパワーを誇るアウディR8のGT3バージョンで、2009年秋より市販が開始されます。アウディAGのお客様向けプログラムに必要なロジスティクスとファクトリースペースは、今後数ヶ月中にインゴルシュタット、ネッカースウルム、ジュールの各工場に設けられます。

「R8は、アウディ史上初めて、大成功を収めたレーシングカーの名称と遺伝子を受け継ぐ市販車であり、当社初となる大規模なお客様向けスポーツプログラムのベースとしてこれ以上のモデルはありません」と、アウディ・モータースポーツ部門を率いるウォルフガング・ウルリッヒは述べています。「R8のデビュー以来、レースバージョンに関するお問い合わせが殺到しています。アウディR8をベースに最先端テクノロジーとアウディ一流のクオリティを融合させ、同時に優れた日常性も持ち合わせているお客様向けR8レーシングバージョンを提供します。」

このアウディR8レーシングバージョンは、市販車ベースのGT3レギュレーションに合致しており、さまざまな国内および国際カテゴリーのレースシリーズに参戦することが可能です。

GT3レギュレーションでは4WDが禁止されているため、レーシングバージョンは古典的な後輪駆動を採用します。エンジンパワーの伝達には、新開発の6速シーケンシャル・スポーツ・ギヤボックスが採用されます。一方、サスペンション・コンポーネントは、そのほとんどがロードバージョンからの流用です。さらに広範な安全装備も装着され、最高レベルのパッシブセーフティが保証されています。フロントエンドに改良を施すとともに、リヤには巨大なウィングを装着、サーキット走行に不可欠なダウンフォースを生み出します。

アウディスポーツ内で「R16」のプロジェクト名で呼ばれるR8レーシングバージョンは、同社の統括によって開発されました。8月半ばには、アウディ・ファクトリードライバーのフランク・ビエラによって、プロトタイプ第1号車のシェイクダウンが行われました。

2009年シーズンには、初期テストケースとしてヨーロッパのさまざまなレースに参戦する計画です。お客様への納車は、来年秋の開始を予定しています。

R8レーシングバージョンは、アウディスポーツ、R8ロードバージョンの製作も担当するクワトロGmbH、アウディ・ハンガリア・モーターKft.(ジュール)によって共同製作されます。

なお、アウディR8レースバージョンの国内への導入は未定です。

|

« IRL:フランキッティ、チップガナッシからIRLに復帰 | トップページ | FR:ニスモ・モータースポーツ・ニュースフラッシュ 第7/18戦シルバーストーン »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: GT3:アウディジャパン・プレスリリース ”アウディ、R8レーシングバージョンを開発”:

« IRL:フランキッティ、チップガナッシからIRLに復帰 | トップページ | FR:ニスモ・モータースポーツ・ニュースフラッシュ 第7/18戦シルバーストーン »