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2008年9月30日 (火)

アルゼンチン TOP RACE V6シリーズ ”吉本大樹、決勝はエンジントラブルで悔しいリタイヤ”

アルゼンチン TOP RACE V6 SERIES 決勝第1レース

39_img19 決勝第1レース 28 September

決勝はエンジントラブルで悔しいリタイヤライバル勢の手洗い洗礼、そしてマシンフィーリングの悪化により思ったようなアタックを全くすることが出来なかった前日までの吉本大樹。それでも決勝に向けてはあくまで前向きなコメントを残しレースでの追い上げを期し迎えた日曜日。

通常のレースウィークでは1レース目のトップ8のみをリバースグリッドにして行う2ヒート制を採用しているTOP RACE SERIES。しかし今回は特別イベントということもあり、予選順位の奇数、偶数で分けられた2グループでそれぞれ10周のスプリントレースを行い、通常よりも距離の長いメインレースのスターティンググリッドはその各順位で左右一列ずつに配置される方式が採用された。迎えた最初のスプリントレース。このヒートには前日のオーバーステアを消す方向のセッティングで挑んだ吉本大樹。レースは各車コースインの直前に突然雨が降り始め、グリッド上で全車ウェットタイヤを装着。通常であればローリングスタートが切られるTOP RACE SERIESだが、ウェットコンディションということもありレースはセーフティーカー先導からのスタートへと変更され、スタート前から波乱の様相を呈する。そして迎えた注目のスタート。

39_img20 激しい1コーナーの奪い合いとその混乱を潜り抜けポジションを上げて行きたい吉本であったが、前日から明らかにストレートでのスピードが伸びていないマシンはスタート直後のストレート区間で各車に置いていかれてしまう。さらにレース前のセット変更で極端な変更を施されたためか、今度はコーナー区間で極度のアンダーステアに悩まされることに。それでもストレートで他車に離されていく分をコーナリングでカバーしていく吉本であったが、この高速コースではそれも虚しく簡単にストレートで抜かされてしまう。その後レース終盤に向け雨も上がりライン上が乾いていく展開のなか、吉本は接戦の中で他車に押し出されたりマシンの挙動に苦しんだ末コントロールを失う等で2度のスピンを喫したが、このヒートはメインレースのグリッドを決めるレースということもあり、明らかにスピードの出ないマシンを何とかチェッカーまで導き21番手でこのヒートを終了した。

39_img21 晴天であれば10万人を超える観客動員が予想されていたこの日のレース。午前中から雨にたたられた為その予想は下回ったものの、それでも5万人をゆうに超える観客が詰め掛けたTOP RACE V6ブエノスアイレスラウンド。ドライバーはレース前にその大観衆のもとドライバーズパレードを行い、その後そのままシートに収まりコースイン。「セットを頼むたびに悪い方向へと進んでしまうので、午前中のスプリントレース後に金曜日のセットに戻してもらった」という吉本も、後方からながら追い上げを狙いスタートの時を迎える。そして迎えたファイナルのメインレース。スタートは通常のローリングスタートが切られ、75KgというTOP RACEのマシンがこれまでに経験したことの無い量のガソリンを積んだ状態でレースが始まった。

39_img22 このスタートでは1台を交わし1コーナーへと入った吉本大樹。しかし「マシンはレース1に比べたら格段に良くなった」とは言うもののストレートでの伸びは変わらず、このレースもやはりストレート区間でポジションを落とす展開となってしまう。それでも吉本は各コーナーの進入で限界ぎりぎりのブレーキングを披露。時には他車との接触もありながら、スタートからの2周は「ストレートで抜かれたマシンをブレーキングで抜き返す」レースが続く。ところがここからエンジンのパワーが更に下がり始め、通常であればストレートエンドで7000rpm回るはずのエンジンは6300rpm程しか回らない状態となっていく。ストレートでは全く勝負にならないマシンを巧みに操り混戦を戦っていた吉本であったが、トルクも無くなり完全にレーシングスピードを維持できなくなってしまったエンジンではなす術も無く、最後はレースを20周以上残した6周目にリタイヤを決断。レースはその後またしても雨が降り始め大混戦となったため、追い上げを狙っていた吉本にとっては非常に悔しいトラブルによるリタイヤとなった。

吉本大樹 のコメント

39_img24 ストレートが遅いのは知っていたんですが、レース1までは正直あそこまでストレートのスピードに差があるとは思いませんでした。木曜日に交換したエンジンですが、データロガーも無いので重ねられないのが各車に差が出てしまう原因ですね。それに加えてレース1はセットをとんでもなく外してしまっていたので、スピンもしてしまったし、レースになりませんでした。

(Finlaまでは)インターバルが2時間程あったのでなんとかエンジンを交換してもらえればと思ったんですが大丈夫との判断だったので、触れば触る程悪くなっていくセットだけを金曜日の状態に戻して後方から無理くり抜いて目だってやろうと思っていました。でもストレートが本当に全然伸びなくて、抜くどころか着いていく事も出来ませんでした。ストレートで抜かれたマシンをブレーキングで抜き返したり悪あがきはしましたけど、スピードに差がありすぎてどうしようもありませんでした。エンジンはトルクが無くなり、回転が上がりきらない常態でブローしそうという感じでもありませんでしたが、無線で相談して止めました。暴れたかったんですけどね…残念です。

決勝第1レース - リザルト

■Serie 1 21th
■Final DNF

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