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2008年9月29日 (月)

吉本 大樹、アルゼンチン TOP RACE V6シリーズに参戦

RACE アルゼンチン TOP RACE V6 SERIES

39_img10 39_img9 開催日: 26-28 September, 2008
サーキット名: Oscar Alfredo Galves

39_img11 サーキット詳細: 1997年よりアルゼンチンでビックイベントとして行われている「TOP RACE V6 SERIES」。今回のレースでは吉本の他にも、97年F1ワールドチャンピオンのJ.ビルヌーブの参戦が発表される等、アルゼンチン国内では大変な盛り上がりを見せている。吉本の同カテゴリー参戦は当然初めてとなるが、フォーミュラカー以外のレースにおいても今年のSUPER GTポッカ1000Kmでは7番手からオーバーテイクを繰り返しトップに躍り出る活躍も見せており、同じく「ハコ車」でのレースとなる今回も、その実力を発揮することが期待されている。

公式予選27 September, 2008
吉本大樹、マシンセットに苦しみタイムが伸びず【Free Practice 3】

前日の予選1回目ではまともなアタックを1度も行うことが出来なかった吉本大樹。一夜明けた土曜日は、このレースウィーク3回目のフリープラクティス(90分)が12:30から行われ、その後15:50から昨日同様3グループに分かれての公式予選2回目(15分)が行われた。

TOP RACE では数人のエンジニアが複数の異なるチーム、ドライバーのエンジニアを受け持っており、個々のドライバーが直接エンジニアと話をすることが出来ない。またデータロガーの使用も禁止されているため、セッティングは個々のドライバーからエンジニアのアシスタントを介しエンジニアにコメントが伝えられ、そのコメントから各エンジニアの経験と勘によって進められる。当然細かいニュアンス等は伝わりづらい。その中で金曜日からマシンのセッティングを大きく変更した吉本はセッション開始から17分が経過したところでコースイン、まずは計測3周目に1'41"768をマークする。しかし、「マシンの状態は前日までとは真逆で極度のオーバーステア。特にタイムにつながる1,2コーナー、3,4コーナーの区間でもかなりのオーバーが出てしまう」という吉本は、90分間のセッションで幾度もアウトインを繰り返しセッティングを進めていく。しかし結局最後までこの症状は解消されず、セッション終盤でわずかにタイムを伸ばし1'41"538を記録したものの、最終的にこのセッションを25番手で終了することとなった。

【Qualify 2】
39_img12 「FP3(フリープラクティス3回目)の状態ではとてもじゃないけどタイムは上がらない」と、FP3からさらに大きくセッティングを変更し挑んだ公式予選2回目。

前日はグループの一番後ろにつけてコースインしたのに対しこの日は前方からコースイン、タイムアタックを開始した吉本大樹。するとまずは計測1周目で昨日の予選タイムを上回る1'41"104をマーク、クリアラップであれば確実にタイムの上がるはずの計測2周目へと入っていく。ところが吉本は6コーナーに差し掛かったところでコース上に撒き散らされた大量の芝生や砂に乗ってスピン。さらにすぐ後ろを走行していたJ.ビルヌーブも同様にここでスピンを喫し、先に止まっていた吉本と接触ぎりぎりのところでストップ。両者は何とか接触こそ免れたものの、吉本はこのスピンによりタイヤにダメージを負ってしまう。結局セッションはこれらコース上のゴミを撤去するために赤旗が出され一時中断となる。

その後セッションが再開されるとすぐに再アタックへと向かった吉本大樹。しかしリアタイヤのグリップが極端に低い上、タイヤにはダメージがありタイムを伸ばすことが出来ない。最後の1周もフルプッシュのアタックを試みたものの、2コーナーでスピンを喫しグラベルでストップ。結局ベストタイムは計測1周目に記録した1'41"104となり、全くアタックを出来なかった前日のQF1のタイムは更新したものの、総合では31番手で予選を終えた。

吉本大樹 のコメント

39_img16 なんだか日に日にマシンバランスが悪くなっている様な気がします…。エンジニアは間接的にしか話が出来ないので意思がきちんと伝わらないんです。僕がエンジニアのアシスタントに言ったコメントがエンジニアの所に持ち帰られそれがマシンに反映される状態で、しかもそのアシスタントとの間には通訳的な存在もいますし、普通に考えて難しいですね。今日まではこれほど極端にリアのグリップが低くなることはなかったんですが、高速の3~4コーナーなんて間は少し曲がっているけどほぼ直線の中間があるのに、3コーナー入り口から4コーナー出口まで何をしてもリアが流れっぱなしですからね。速いタイムが出るわけもなく…。僕に似たセットにしたチームメイトのRicardo Risattiも似た症状が出ているそうです。この状態では絶対にレースでもたないので解決策を見けてもらわないといけませんね。

前方からスタートしたかったのでここ2日間の流れは非常に残念ですが、めちゃくちゃになるであろうレースを後方から追い上げるのも楽しそうです。

公式予選 - リザルト■Free Practice 3 25th 1'41"538

■Qualify 2 31th 1'41"104

公式練習26 September, 2008TOP RACE V6 ブエノスアイレスラウンド、いよいよ開幕【Free Practice 1-2】

39_img1 水曜日、木曜日は特別テスト走行を行った他いくつものTVにも出演した吉本大樹。ビックイベントに元F1ワールドチャンピオンと並ぶ「招待選手」として招かれた初の日本人ドライバーとして大きな注目を集めると同時に、ライバルとなるレギュラー参戦組からは完全に「マーク」されレースウィーク初日の金曜日を迎えることとなった。

この日行われたのは90分のフリープラクティスが2回と公式予選1回目の計3セッションで出走は44台。最初のフリープラクティスはこれまでで一番涼しいコンディションのなか現地時間11:10から行われ、吉本はセッション開始から2分ほどが経過したところでコースへと向かう。コンディション的にはその涼しさからエンジンも良く回るコンディションであったものの、「木曜日に使っていたユーズドタイヤを何故か捨ててしまっていたのでNEWタイヤで走り出したのですが、ディスクの焼き入れをしなければいけなかったのでタイヤの「おいしい」ところは使えなかった。」という吉本大樹。それでもセッション中盤まではトップと0.7秒程の差で13~15番手につけ、セッション開始から1時間ほどが経過した時点で自己ベストとなる1’41’276をマークする。その後は3日間を通してのタイヤの制限があることから「次のセッションでのストラテジーを考えて」と、コンディションの良くなる最後の15分ほどの時間でのアタックは行わずこのセッションの走行を終了。この時点では出走44台中の13番手辺りにつけていたが、ここからNEWタイヤでのアタックを行ったマシンがタイムを伸ばし、最終的にこのセッションでの順位は24番手となった。

39_img2 そして午後に入り14:00から行われたフリープラクティス2回目。気温も午前中に比べ5℃ほど上昇したコンディションのなか、吉本は変更したマシンセットの確認をメインにセッション開始から30分程が経過したところでコースイン。まずは状態の悪いタイヤでとりあえずのアタックを試みる。しかしこのアタックは走行中にドアが開いてしまうトラブルがありまともなアタックを行えず。さらにその後このセッションでは赤旗が頻発。コースインの度に赤旗が出され全くクリアラップを取ることが出来ず、さらには予定されていた赤旗延長分がカットされ20分近く走行時間が短くなったこともあり、セッション終盤に予定していたNEWタイヤでのアタックも行えず。結局このセッションはまともな計測を1周も出来ず36番手で終了。午前と午後の総合では29番手でフリープラクティスを終え、夕方の公式予選1回目を迎える事となった。

【Qualify 1】
39_img3 過去の戦績順によりグループ1(上位)~グループ3(下位)の3つのグループに分けられての予選が行われるTOP RACE V6 SERIES。予選セッションは金曜日に1回、土曜日に1回の計2回が行われ、各セッションの走行時間はわずかに15分。短い時間の中でいかにクリアラップを取り上位につけるかが鍵となる。招待選手の吉本とJ.ビルヌーブはチャンピオンシップを争う上位のマシンと同じグループ1での出走となった。そしてフリープラクティス2回目からは気温も徐々に下がりつつある17:35、いよいよグループ1の公式予選1回目が始まると、吉本はまずこのシリーズで初めての予選の進め方を一番後ろから見る事に。そして計測2周目に入りアタックを開始。

39_img4_2  ところがいざアタックに入った吉本の前にすでにアタックを終えた他のマシンが現れる。するとこのマシンは半車身をダートに落とし砂や芝生を大量に出していく。その後も「日本やヨーロッパじゃあり得ない程の邪魔の仕方だった」と、まともなアタックを全くすることが出来ないまま総合35番手でセッションが終了。招待選手として参戦、注目度も高くレギュラー参戦組から「マーク」される存在となった吉本は、アルゼンチン流の手洗い洗礼を受ける形で公式予選1回目を終了した。

吉本大樹 のコメント

初めて他のマシンと走り出し、ストレートがかなり遅い事が分かりました。直線がかなり長いコースなのでそうとう不利ですね。こればっかりはドライバーにはどうしようもできませんから。

その辺りを他でカバーできる様に色々とセットも煮詰めていっていたんですが、タイヤのセット数に余裕が無かったり、タイミングが悪かったりしてフリー走行ではきちんとしたラップを刻めなかったんですが、予選へはあまり心配はありませんでした。

けど、いざ予選が始まってみると、各車いきなり他を蹴落とす為の動きをしだすんですね。特に僕はマークされているらしく、日本やヨーロッパではありえない程の邪魔の仕方で、本当に一切アタックできませんでした。普通にブロックは当たり前で、譲るふりをしていきなり加速して前に居残るかと思うと、全部のコーナーで車を半分外に落としとすぐ後ろを走る僕にダートや芝生を撒き散らして僕のグリップを失わせたり、ちょっとやりすぎじゃないの?って思う事が多々ありましたけど、こういうスタイルなら僕もそういうスタイルに変えていけばいいだけですね。

明日もう一度予選があるのはありがたいです。実際本当のところ、まだ自分がどの位置にいるのか分からない位に1周をきちんと走れていませんから。明日のフリー走行で問題のあるマシンバランスの部分と、予選をいい形で仕上げたいと思います。

公式練習 - リザルト■Free Practice 1 24th 1'41"276
■Free Practice 2 36th 1'42"236

■Qualify 1 35th 1'41"834

写真(C) @アンリミテッド

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元F1世界チャンピオン、ジャック・ビルヌーブは、先週末にブエノスアイレスのアウトドローモ・オスカル・アルフレード・ガルベスで行われたアルゼンチン・トップレースV6シリーズにゲストとして迎えられました。... [続きを読む]

受信: 2008年9月29日 (月) 23時54分

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