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2009年1月14日 (水)

DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第10ステージ

13-01-2009 - (Daily Focus)第10ステージ

最も抜け目無い男ヴィラドムス、サインツ余裕の総合トップ

0114dk NOVITSKIY (RUS) STAGE-9 (C)ASO/DPPI

今大会で最長のSS670kmが予定されていたが、砂地が柔らかくコースの悪状況のため476kmに縮小された。競技者はアタカマ沙漠の巨大な砂丘とナビゲーションの難度の高さに苦闘のステージとなった。
モト部門ではトップ軍団について走っていたジョーディ・ヴィラドムスがゴール手前で飛び出し、巧みにSSトップを勝ち取った。総合順位ではトップのマルク・コーマがダヴィッド・フレティニェ、シリル・デプレと1時間半ものタイム差で余裕。オート部門、カルロス・サインツが今大会6度目のステージ優勝、スピードステージばかりでなく砂丘ステージでの手腕さも見せつけた。
カミヨンはチャギンが4度目のステージ優勝。

昨日に続いてコピアポの周回コースは砂丘ステージ、砂丘走行初心者のカルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VWにはアルチメイトの試練のコースだ。そして、ここのあまり走ったこともない砂丘ステージで、サインツは彼のパイロッタージュの技量を証明することになる。見事に砂丘を制したサインツは、わずか数年のダカール・ラリー参戦歴で15回目のステージ優勝を果たした。

総合順位でもサインツはライバルでありチームメイトでもある2位のマーク・ミラー(Mark Miller)-VWとのタイムをわずかに広げ27分、そして3位のチームメイト、ジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)-VWと41分差と、うれしいフォルクスワーゲン1,2,3位。宿敵ナニ・ローマ(Nani Roma) -ミツビシはエンジンのオーバーヒートに悩まされタイムロス、総合タイムで1時間13分に広がった。

アルゼンチンから参加の新人オーランド・テラノヴァ(Orlando Terranova)-BMWは、常に総合順位でトップ10に位置し、1度はステージクラス優勝している。これまでCPをトップ3以内で通過したことは何度もあり、今日も、BMW-X3はCP1でトップタイムをたたき出した。しかし、新人「オリ」は速度とあせりとをいっしょくたにしているところがあるのか、180kmで数回転するアキシデントを起こし、ダカール・ラリーのステージ優勝は夢となってしまった。過去3度のステージ優勝記録を持つロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMAR、今大会ではカウンターがブロックしたままなのか、サインツとデュオで走行、後半二つのCPでベストタイムを出しながら、ゴールで21秒差でサインツにステージ優勝を譲ってしまう。チャンスはそうそうあるものではないだろうに。

今日の砂丘はふわふわに柔らかく、カミヨンのSSは425kmに縮小された。つまり、砂丘の最も難ヶ所の手前にSSのゴールが設置された。ウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZの力強い走りは、コピアポのステージも制した。今大会4度目、そして通算47回目のステージ優勝となった。そしてSS2位は、ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAF、1分44秒差、3位はチャギンとチームメイトのフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZ、3分56秒差。総合順位でチャギンはいよいよ6度目の優勝圏に入った。最高記録保持者カレル。ロプライス(Karel Loprais)の6回優勝まであと一息。総合2位のカビロフとは30分以上のタイム差がある。

朝6時25分、やや雲がかかった中、ライダーたちが第10ステージをスタートした。今日はコピアポをスタートして同じビバーク地に戻るループコース。20kmのリエゾンの後、476kmのSSが待っている。今朝5番目にスターとしたシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTM、前にはヴェルホーベン、フレティニェ、コーマとロペスが走り、彼らに追いつくにはかなりの追い上げが必要だ。タイトル保持者デプレはプライドをかけてアクセルを回し、なんとCP1,2,3,4を全てベストタイムで通過する。

ところが300kmを過ぎたところでシリル・デプレが、コーマ、ロペスと共にミスコース。一方、後発隊のヴィラドムスとデュクロは、トップ集団が道を誤ってタイムロスしている間に、規定のコースを進み、423kmをトップタイムで通過。そして、残す53kmあまり、デュエル走行しているものの、どちらがSSをとるのか交渉はむずかしい。結局、お互いアキシデントもなくゴール手前、ヴィラドムスが振り切ってゴールに転がり込んでSSをとった。ヴィラドムスは2006年大会ズエラットのステージで優勝して以来2度目のステージ優勝。2位のフランス系マリ人アラン・デュクロ(Alain Duclos)-KTMに1分6秒差、3位のノルウェー人パルアンダース・ウルヴェルスター(Pal-Anders Ullevalseter)-KTMに2分7秒の差だった。

総合順位では、ナビゲーション・ミスでタイムロスしながらも、大きな痛手にははらなかった。2位のデプレとは昨日の総合タイムより3分37秒しか縮まっておらず、1時間24分のタイム差がある。3位の宿敵ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAとは1時間31分のタイム差。

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