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2009年1月

2009年1月31日 (土)

Grand-Am:規定重量不足だったブルモス・ポルシェ

58_2 No.58 ブルモス・ポルシェ (C)Grand-Am

グランダム・シリーズ開幕戦、デイトナ24時間レースで優勝したNo.58 ブルモスのライリー・ポルシェは、レース後の車検で規定重量不足だったことが判明した。ただし、このことでブルモス・ポルシェの優勝が取り消されることはないとされた。これはイギリスのウェブサイトautosport.comが伝えたもの。

ディビッド・ダナヒューらのドライブで優勝したNo.58マシンは、グランダムシリーズ規則で許されている最低重量についての12ポンドまでの許容範囲を超えていたという。3,900ccのエンジンを持つNo.58は、本来2,225ポンドの最低重量が規定されている。

この違反により、No.58 ブルモスのチームとドライバーはチャンピオンシップポイントをそれぞれ5ポイント減算、チームは5,000ドルの罰金を科せられたが、優勝は認められることになった。これによりランキングでは、No.01ファン・モントーヤらのチップガナッシがトップに立つことになった。

日本やヨーロッパのレースでは、マシンの規定重量違反はレースから除外され失格処分となるケースが多いが、グランダム・シリーズは昨年NASCARが買収して傘下におさめており、NASCARでは伝統的に優勝者の車両規則違反はポイント減算や罰金のペナルティで済ませ、その勝利を取り消すことは少ない。

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F2:イタリアF3チャンピオン、ミルコ・ボルトロッティ、レッドブル3人目のF2ドライバーに

ミルコ・ボルトロッティ (C)Formula2 Series 拡大します

1月30日、F2シリーズは昨年のイタリアF3チャンピオン、ミルコ・ボルトロッティ(19歳:イタリア)が、2009年のF2シリーズにエントリーしたことを発表した。
レッドブルでは、ロバート・ウィケンスとミハエル・アレシンに続く3人目のF2ドライバーとなる。

ボルトロッティは、昨年のイタリアF3シリーズで16戦中9勝を挙げ、合計15回表彰台に上ってチャンピオンとなった。昨年のクリスマス前にはチャンピオン獲得のご褒美にフェラーリF1のテストを行い、このときフィオラノでの非公式レコードをマークしてその実力を印象づけた。レッドブルはそのジュニア・チームに加入させる前にフェラーリ製のA1GPマシンのテストも行っている。

ミルコ・ボルトロッティ:「最も優秀な国際的なドライバーのみがレッドブル・ジュニア・チームに入ることが出来るので、これは素晴らしいニュースだ。F2シリーズはとてもエキサイティングなチャンピオンシップで、この機会を与えてくれた人たちとレッドブル・チームに感謝している。わたしは2008年に素晴らしいシーズンを送ることが出来たが、まだまだ学ばなければならないことが分かっている。F1マシンをテストしてみて、いつかまたF1をドライブできるようになりたいと思っている。F2シリーズへの参戦とレッドブルとの関係を通じて、将来この夢が実現することを望んでいる」

これでF2シリーズへの正式エントリードライバーは20人となり、フルグリッドの24台まで残りのシートは4となった。

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2009年1月30日 (金)

LM24:2009年ルマン24時間レースに大量82台のエントリー

20090129_gd_3634_gb_2 2008年ルマン24時間レース (C)ACO

1月29日、フランス西部自動車クラブ(ACO)は、2009年ルマン24時間レースへのエントリーが総数82台に達したことを発表した。昨年のエントリーは88台であり、ACOはルマンへの参加者の情熱がモータースポーツに対する現在の経済危機をも一掃するものだとしている。

82台のエントリー中LMP1とLMP2で合計44台と半数以上を占めている。先日の招待エントリーが15台に留まったことにより、プライベート・チームにとっては本戦出場へのチャンスが増えた結果となった。それでも55台の出場枠をめぐって67台のマシンから選考されることになる。55台の出場車と5月21日を期限とする8台のリザーブマシンのリストは2月末に発表されることになっている。

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24hours:ニッサン・モータースポーツ・プレスリリース”GTアカデミーレーシングチーム、最終目標である24時間耐久レースを完走!”

2009.1.16
GTアカデミーレーシングチーム、最終目標である24時間耐久レースを完走!

090116
ドバイ24時間レースレポート

9ヶ月間に及ぶ厳しい訓練を経て、日産/プレイステーション®GTアカデミーレーシングチームは、ついに夢をかなえた。欧州日産自動車会社(以下、欧州日産)とプレイステーション®が共同で立ち上げた「GTアカデミー」プロジェクトは、ビデオゲームというバーチャルの世界から才能あふれるドライバーを発掘し、スキルと情熱を兼ね備えた、現実世界のレーシングドライバーに育て上げたのだ。

GTアカデミーの勝者で見事国際レースライセンスを取得したルーカス・オルドネス(23歳、スペイン出身)は、チームの主要メンバーとして1月9日(金)~10日(土)に開催されたドバイ24時間耐久レースに参戦。堂々たるレースを展開するという、彼自身の、そしてチームの夢を実現した。このようなプロセスでレーシングドライバーが誕生したのは、モータースポーツの歴史上初めてのこと。GTアカデミーからドライバー候補に選出された後のオルドネスは、国際格式のレース参戦に必要なライセンス取得を目指して、過去4ヶ月にわたって英国内でレース参戦を重ねてきた。そしてこのドバイ24時間レースでは、夜間走行や、焼け付くような暑さなどいくつもの難関が待ち受ける中、80台ものマシンがひしめくコースを走り抜いた。オルドネスは、単にこのチャレンジに挑んだだけでなく、ある周回では総合で9番手となる好タイムまで記録してみせた。

オルドネスは、「フェアレディZ(現地名NISSAN 350Z)に乗った瞬間から、まるで家で過ごしているようにリラックスできた。最高に嬉しかったのは、レースフィニッシュの瞬間にチームのみんながフェンスに駆け上って、僕を祝福してくれたこと。人生の中で、これほどまでに興奮した気分を味わったことはありません」と語る。

レース中、チームにはドラマが次々と起こり、ピットインは合計21回にも及んだ。この中には、アクシデント2回、パンク1回、路面に散らばった他車の破片によるダメージなどもあった。オルドネスは高速走行中のパンクにも冷静に対処し、アクシデントに巻き込まれることもなく、完璧な走りをみせた。

元F1ドライバーのチームメイト、ジョニー・ハーバート(英国)は、「ルーカスは、大きなプレッシャーを抱えながらも、ミスのない見事な走りを見せた。我々が期待していた通りの成果を上げ、才能がある若者にきっちりとしたトレーニングを積む機会を与えれば、バーチャルから現実のレーサーになることが可能であることを証明してみせたんだ」と語った。

欧州日産のマーケティングマネージャーダレン・コックスも「ルーカスは、とにかく私たちを感動させ続けてくれた。彼は速くて堅実、それにどの訓練もしっかりやり抜いた。彼の成果を非常に誇りに思うし、日産とプレイステーションの夢の実現に貢献してくれた。チームワーク、信念、情熱の元に数々の作業を経て、我々は不可能なことなどないということを、証明したのだ」と加えた。

欧州ソニーコンピューターエンターテインメントのマーク・ボウルズ氏は、「とても長い道のりだったが、ルーカスがドバイでチェッカーフラッグを受けたことは、スタッフ全員にとって最高の瞬間だった。プレイステーションと日産は、バーチャルを現実にすることは可能だと常に信じてきたし、9ヶ月の間チームが力を尽くして、プレイステーション3でグランツーリスモを操っていたゲーマーを、ドバイで日産フェアレディZ GT4に乗せるというプロジェクトを成功させることができた」と語った。

2008年5月に始まった「GTアカデミー」は、欧州日産とプレイステーション®のコラボレーションで実現した企画で、ヨーロッパ各国からビデオゲームプレーヤーを募りバーチャルでのドライビングスキルを競って、現実の世界で実際のレースに参加させるチャンスを与えるというイベント。オルドネスはGTアカデミーの初代勝者で、日産/プレイステーション®レーシングチームが設定した集中トレーニングプログラムとして4ヶ月間、英国各地でレース参戦を重ね、今回のドバイ24時間レースに備えてきた。GTアカデミーの反響は上々で、今後の活躍に期待と注目が集まっている。

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DAKAR:ニッサン・モータースポーツ・プレスリリース”南アフリカ日産製「日産ナバラ」が、クラス1-2。総合でも4位、5位、20位で完走”

2009.1.20
南アフリカ日産製「日産ナバラ」が、クラス1-2。総合でも4位、5位、20位で完走

090120_1 090120_2
ダカールラリー2009レポート

本年よりアフリカから南米に舞台を移し、15日間に亘り過酷な競技が展開された「ダカールラリー・アルゼンチン~チリ」が、1月17日、アルゼンチンのブエノスアイレスで最終日を迎えた。プライベーターとして参戦した南アフリカ日産モータースポーツ製「日産ナバラ」(ピックアップトラック)は、スーパープロダクション(市販車ベースの改造車および競技専用車)部門・ガソリンエンジンクラスで1位、2位を独占し、総合でも4位、5位に入る活躍をみせた。

南アフリカ・オフロード選手権にレギュラー参戦しているノルウェーの冒険家であり登山家のイヴァー・エリック・トルフセンと英国人コ・ドライバー、クイン・エバンス組が、日産ナバラ・ピックアップを駆り、堂々総合4位でフィニッシュ。クルーは、9,500kmに及ぶ長距離の競技区間を合計44時間15分31秒で走り切った。

トルフセンから遅れること33分15秒で総合5位に入ったのは、2台目の日産ナバラを駆った、元ポーランドラリーチャンピオンのクリストフ・ホロウチェックとベルギー人コ・ドライバー、ジャン・マルク・フォルタン組。さらに、南アフリカ日産製のサードカーをドライブしたハンガリーのクロスカントリーチャンピオン、ラスロ・パリック/ガボール・ダラシ組も、総合20位で完走した。

090120_3 「近年のダカールラリーの中でも最もタフな展開となった今イベントで見せたイヴァーとクリストフのパフォーマンスは、素晴らしいものだった。とにかく勇敢だった」と、チームマネージャーを務めた南ア日産モータースポーツのジェネラルマネージャー、グリン・ホール。「彼らを上回ったのは、プロトタイプのワークスカーや、非常に高価なレーシングハマーだけ。イヴァーの4位入賞は、純粋なプライベーターとしては、近年のダカールラリーでは最上位の成績である」と続けた。

090120_4 「今日は、南アフリカ勢にとっても誇るべき一日となった」とホールは付け加える。「世界屈指のタフなオフロードレースを生き残った我々日産ナバラ・ピックアップだけでなく、優勝したトゥアレグのジニール・ドゥビリエとチームメイトで2台目のトゥアレグ車のコ・ドライバーを務めたラルフ・ピッツフォードは共に南アフリカ出身。総合成績でも南ア勢が活躍を見せたのだ」

「ジニールは、かつて「日産ピックアップ」で南アのオフロードチャンピオンに輝き、日産ワークスカーで3回ダカールに参戦した後、フォルクスワーゲンに加入した。南アフリカ人として初めてのダカール優勝を果たした彼を、我々も誇りに思う。1979年にフェラーリでF1チャンピオンとなったジョディ・シェクターと並ぶ偉業だ」

「一方ラルフは、現南ア・オフロードチャンピオンであるサソル日産ナバラのダンカン・ボスのコ・ドライバーだ。国内選手権で3連覇中の我がレーシングナバラが強いマシンであることは分かっていたが、今回のような形でその実力を証明することができて、本当に満足している。我々は世界中に顧客を持っており、既にこのマシンを10台供給している」

南ア日産アフリカのセールス&マーケティングディレクター、ヨハン・クレインハンスも喜びを見せる。「3台の日産ナバラのクルーが、このダカールで見せた歴史的なパフォーマンスに賛辞を贈りたい。日産は、世界のモータースポーツ活動で誇るべき歴史を持っているが、今日はその歴史に新たな章が刻まれたと言える。南ア・オフロード選手権を8回も勝った日産ナバラや日産ピックアップを開発した我々のモータースポーツ部門には、非常に誇りを持っている。南ア製品にとって最高のデモンストレーションであり、日産の南アでのモータースポーツ参戦50周年にふさわしい出来事となった」

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NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース・スケジュール

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DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY 2009
Thursday  02月05日
12:00 - 17:00 ARCA PRACTICE ARCA
Friday 02月06日
12:00 ARCA QUALIFYING (TWO LAPS ALL POSITIONS) ARCA
16:15 - 17:00 NSCS BUDWEISER SHOOTOUT PRACTICE Sprintcup
17:10 - 18:15 ARCA FINAL PRACTICE ARCA
18:30 - 19:30 NSCS FINAL BUDWEISER SHOOTOUT PRACTICE Sprintcup
Saturday 02月07日
10:30 - 12:30 NSCS PRACTICE Sprintcup
13:30 - 15:00 NSCS PRACTICE Sprintcup
16:15 ARCA RACE 200 (80 LAPS 200 MILES) ARCA
20:10 NSCS BUDWEISER SHOOTOUT (75 LAPS 187.5 MILES) Sprintcup
Sunday 02月08日
13:10 NSCS QUALIFYING (TWO LAPS TWO POSITIONS) Sprintcup
Wednesday 02月11日
11:00 - 11:55 NSCS PRACTICE Sprintcup
12:00 - 13:50 NCWTS PRACTICE Truck Series
14:00 - 14:50 NSCS PRACTICE (FINAL PRACTICE BEFORE GATORADE 150’S) Sprintcup
15:00 - 18:50 NNS PRACTICE Nationwide
17:00 - 17:50 NCWTS PRACTICE Truck Series
Thursday 02月12日
09:30 - 10:50 NNS FINAL PRACTICE Nationwide
11:15 - 13:20 NCWTS FINAL PRACTICE Truck Series
14:00 NSCS GATORADE 150 MILE QUALIFYING RACES (60 LAPS-150 MILES EACH RACE) Sprintcup
18:10 NCWTS QUALIFYING (TWO LAPS ALL POSITIONS) Truck Series
Friday 02月13日
13:40 - 14:40 NSCS PRACTICE Sprintcup
15:10 NNS QUALIFYING (TWO LAPS ALL POSITIONS) Nationwide
20:00 NCWTS RACE (100 LAPS 250 MILES)  "NextEra Energy Resources 250" Truck Series
Saturday 02月14日
10:30 - 11:55 NSCS FINAL PRACTICE FOR THE DAYTONA 500 Sprintcup
13:15 NNS RACE (120 LAPS 300 MILES)  "Winn Dixie 250 powered by Coca-Cola" Nationwide
Sunday 02月15日
15:30 NSCS DAYTONA 500 (200 LAPS 500 MILES) Sprintcup
ALL TIMES ARE LISTED IN LOCAL / EASTERN TIME ZONE 1/25/09 TENTATIVE SUBJECT TO CHANGE

※時間は全て現地時間、日本との時差は-14時間。

Daytona20intl20speed20spot_thumb Daytonamap

 

Track Details
Completed : 1959
Distance : 2.5 miles
Shape : Tri-oval
Banking : 31° turns
3° straights
Frontstretch : 3,800 feet
Backstretch : 3,000 feet
Seating : 168,000

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Speedcar:YouToubeで公式動画を公開

スピードカーシリーズは、YouTubeで公式ビデオを公開することになった。第2戦バーレーン戦など迫力あるレースシーンがこちらにアップされている。

スピードカーシリーズ第2戦ドバイ第2レース・ハイライト (C)Speedcar

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NASCAR:リチャード・ペティ・モータースポーツ、アルメンディンガーと正式契約

A.J.アルメンディンガー (C)nascarmedia 拡大します

1月29日、リチャード・ペティ・モータースポーツ(RPM)は、A.J.アルメンディンガーと2009年のNASCARスプリントカップにおける正式契約を結んだことを発表した。契約には2010年のオプションも含まれる。

アルメンディンガーとの契約は、2009年についてはとりあえずRPMのNo.44ダッジにより、デイトナ500マイルからの序盤8戦となっている。チームは、これ以降の参戦についてもスポンサー獲得のための活動を継続する。No.44ダッジは、デイトナ500マイルの前哨戦バドワイザー・シュートアウトの出場権を持っており、アルメンディンガーはとりあえずシーズンのスタートを保証されることとなった。

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Superleague:2009年暫定カレンダーを発表

 (C)Superleague Formula Media 拡大します

今年2シーズン目となるスーパーリーグは2009年の暫定カレンダーを発表した。シリーズは全6戦と今年と同じだが、開幕戦マニクールとハラマが新たに開催地となった。昨年の予定では、2年目の今シーズンは全9ラウンドに拡大するはずだった。

今年のシリーズは昨年より2ヶ月早く6月末にスタートする。F1GP開催の消滅したフランスを開幕戦としたことは、スーパーリーグの知名度を上げる目論見もあるようだ。

今回の暫定カレンダーでも4戦以降は決定したものではない。また、コリンティアンとフラミンゴの2チームがサポートするブラジルでの最終戦の開催交渉が続いており、近日中に結論が出されるとしている。また、マレーシアと南アフリカが開催に興味を示しているという。

■2009年暫定カレンダー

Rd Date Circuit Country
1 06月27-28日 マニクール フランス
2 07月18-10日 ゾルダー ベルギー
3 08月01-02日 ドニントンパーク イギリス
4 09月05-06日 (TBC) エストリル ポルトガル
5 10月03-04日 (TBC) モンザ イタリア
6 10月17-18 (TBC) ハラマ スペイン

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2009年1月29日 (木)

BTCC:ジェームス・トンプソン、シボレーをテスト

St_4260_e52d (C)BTCC

昨年Nテクノロジーからホンダ・アコードでWTCCへ参戦したジェームス・トンプソンは、今週ポルトガル、エストリルサーキットでBTCC、Tempusチームのシボレー・ラセッティをテストした。

2002年と2004年のBTCCチャンピオンであるトンプソンは、2005年からWTCCへ参戦。昨シーズンはシーズン途中からアコード・ユーロRで出場、モンツァでは日本車にWTCC初の優勝をもたらした。しかし、今シーズン、NテクノロジーはWTCCから撤退、3年契約を交わしていたトンプソンもリリースされていた。

昨年までのライバルであるシボレーをテストしたトンプソンは、TempusチームからのBTCCへの参戦がひとつのオプションであることを認めながら、今シーズンのレース活動につてまだ決めていないとしている。このことについては、1年間の休養、スウェーデン・ホンダからスウェーデン・ツーリングカーシリーズ(STC)への参戦、イギリスGTシリーズへの参戦と、様々な観測が流れている。

エストリルでのテストは、先週行われたテストと同様あいにくの雨にたたられ十分なテストを行うことが出来なかった。

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ALMS:ディクソン、テスト最終日をトップで締める

スコット・ディクソン - アキュラ ARX-02a (C)ALMS 拡大します

アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)セブリング・ウインターテスト最終日は、ド・フェラン・モータースポーツ、アキュラARX-02aのスコット・ディクソンが1:45.671(126.052mph)のトップタイムで3日間のテストを締めくくった。

2番手にはハイクロフト・アキュラのダリオ・フランキッティが、1:46.367(125.227mph)で続いた。フランキッティは、LMP2のアキュラと比べてドライブが難しく、タイヤのサイズと重さの増加により体力的にも厳しいコメントしている。これからセッティングを煮詰めるのは長い道のりとなりそうだとしながら、それが決まれば素晴らしいパフォーマンスを発揮するだろうとしている。

3番手にはロウズ・フェルナンデスのアキュラARX-10bのエイドリアン・フェルナンデスが、1:49.008(122.193mph)でつけて、アキュラ勢はまずは順調なテストを終えた。

第57回セブリング12時間レースは、3月12日に開幕する。

 

(C)ALMS 拡大します

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WTCC:セアト、2009年のドライバーラインナップを発表

 (C)Macau Grand Prix

1月28日、セアトは2009年のWTCCシリーズにセアト・スポーツが参戦することを発表した。2008年のチャンピオン、イワン・ミューラーの他、ジョルディ・ジェネ、ティアゴ・モンテイロ、リカルド・リデル、ガブリエル・タルキーニの5名のドライバーは不変のラインナップとなった。

セアト・スポーツは、28日にバルセロナで2008年のWTCCのドライバー、マニファクチャラー獲得の祝賀セレモニーを行い、その席上でドライバーラインナップが発表された。

セアト代表:エリック・シュミット:「競争はわれわれのブランドにとって非常に重要なものだ。そして、われわれのチームの成功をとても誇りに思っている。昨シーズンの成功は、素晴らしいチームワークのおかげであり、ジェーム・プイグとドライバー全員に感謝している。ここにセアトが同じチームとドライバーで今年の世界選手権タイトルを防衛することを発表できることを嬉しく思う」

また、セアトのプライベートチームであるスペインのSUNREDもトム・コロネルとの契約を継続し、2009年もガソリン・エンジンのセアトでWTCCシリーズに参戦することが決まった。チームは一時はBTCCへの転向も考えていたとされるが、コロネルの地元オランダのセアト輸入

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2009年1月28日 (水)

Speedcar:第3戦はカタールでのナイトレースに

Qatar20large (C) Speedcar Series

スピードカー・シリーズは、2月12日に開幕する第3戦カタール、ロザイル・サーキットでのレースをシリーズ初のナイトレースとして開催することを発表した。発表会見には、ジョニー・ハーバートとヴィタンチオ・リウィッツィに、カタールの自動車オートバイ連盟の代表Nasser Bin Khalifa Al Attiyah氏も出席して行われた。

当初、第3戦はドバイで開催されることになっていたが、GP2アジアシリーズがカタール開催となったため変更された。GP2アジアシリーズも初のナイトレースとなることがすでに発表されている。

スピードカー・シリーズはその後、マレーシアとバーレーンでF1GPと併催され、第6戦最終戦には再びドバイに戻って今シーズンを終える。

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ALMS:セブリングテスト2日目もアキュラ勢がトップ3

ド・フェラン・モータースポーツ アキュラ ARX-02a (C)ALMS 拡大します

アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)、セブリング・ウインターテスト2日目は、この日もド・フェラン・モータースポーツのアキュラARX-02aが、Simon Pagenaudのドライブにより1:44.814(127.082 mph)でトップタイム。これは2007年にマルコ・ワーナーがアウディR10 TDIで記録したセブリングのコースレコードを破るものとなった。
2位、3位もフェルナンデス、ハイクロフトのアキュラと前日と同じ順位となった。ド・フェランのチームにはPagenaudとジル・ド・フェランにスコット・ディクソンが加わって、開幕戦セブリング12時間レースに臨むことなっている。

GT2では昨年のチャンピオン、ヨルグ・ベルグマイスターのフライング・リザード・ポルシェ911GT3 RSRがトップ、2番手にもFarnbacher Loles Racingのポルシェがつけた。3番手にはパノス・チームPTGのパノス・エスペランテGTLMが入った。

 (C)ALMS 拡大します

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LMS:2009年フルシーズン・エントリーを発表、プジョーのエントリーは現時点では無し

 (C)LMS Media 拡大します

1月27日、ルマン・シリーズ(LMS)は、2009年のフルシーズン・エントリーリストを発表した。厳しい経済情勢の中、全49台の多様なマシンのエントリーが集まった。

一方、昨年惜しくもチャンピオンを逃したプジョーは、今回のリストには載っていない。ブジョーは2月初めに今シーズンのレース計画を発表する予定となっており、すでに2台のエントリーの決まったルマン24時間以外のLMSにスポット参戦する可能性は残っている。昨年のチャンピオン、アウディは先日発表されたようにカスタマーのコレスチームが2台のR10 TDIをエントリーしている。

LMP1クラスは、ワークス参戦はアストンマーチンの2台のみだが、スピーディー・レーシングチーム・セバスから昨年型のローラ・アストンマーチン、チーム・オレカから2台のクラージュAIM、ペスカルロ2台など昨年以上にバラエティ豊富な12台のマシンが集まった。

LMP2も、昨年のチャンピオン、ポルシェRSスパイダーがホラッド・レーシングの1台のみとなったが、ローラ、ラディカル、ザイテック、ペスカルロ、クラージュ、WR、ジネッタ、ルッチーニと、こちらも個性ある16台のマシンが揃っている。

アストンマーチンの去ったGT1クラスは、ランボルギーニ、サリーン、フェラーリ550マラネロの4台と寂しい状態となった。その一方で、GT2クラスはポルシェ 997GT3 RSR とフェラーリF430GTを中心に、アストンマーチン・ヴァンテッジ、ランボルギーニ、スパイカーの17台と相変わらずの盛況ぶりを見せている。

LMSは昨年来の経済情勢によって、プライベートチーム主体のシリーズへと回帰しているといえるだろう。

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2009年1月27日 (火)

ALMS:セブリングテスト1日目は、ド・フェランのアキュラがトップタイム

アキュラ ARX-02a (C)ALMS 拡大します

1月26日、アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)のセブリング・ウインターテスト初日は、ド・フェラン・モータースポーツのLMP1アキュラARX-02aをドライブしたSimon Pagenaudが、3.7マイルのコースで1:45.503のトップタイムをマークした。

Wirth ResearchによってデザインされたアキュラARX-02aは、改良されたフロントノーズと特徴的なリアウイングのサポートによって人目を引いた。2番手にはLMP2のロウズ・フェルナンデス・アキュラだったが、トップのド・フェラン・アキュラには2.506秒の差を付けられた。もう1台のアキュラARX-02a、パトロン・ハイクロフト・レーシングは、ディビッド・ブラバムのドライブで1:47.599のタイムに留まった。ハイクロフトはブラバムにスコット・シャープとダリオ・フランキッティがコンビを組んでセブリング12時間レースに出場する。

この日は、デビューしたばかりのポルシェ911GT3 RSRやAMLSに復帰したBMW M3 GTR、フォードGT40、コルベットC6.Rも走行した。テストは28日の水曜日まで続けられる。  

(C)ALMS 拡大します

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LM24,LMS:ワークス・アストンマーチン、LMP1でルマンに挑戦

Aston20martin20lmp1_b144ea3cc99f465 (C)Aston Martin Racing

1月27日、アストン・マーチン・レーシング(AMR)は、2009年のルマン24時間レースとルマンシリーズ(LMS)に、新しい2台のLMP1マシンを出場させることを発表した。ワークス・アストンマーチンとしては、1959年ルマン24時間レースでのキャロル・シェルビーとロイ・サルバドリによるDBR1での勝利以来からちょうど50年目の参戦となる。
マシンは昨年ルマンでクラス優勝したDBR-9と同じガルフ・カラーをまとって、サルテ・サーキットに帰ってくることになる。

デイビッド・リチャーズ(AMR代表):「2009年はアストンマーチンにとって重要な年になる。アストンマーチンとイギリスのために、この有名なレースで勝利を取り戻すという挑戦を無視することが難しいものだった。しかし、われわれはこれが簡単な仕事だとは考えていない。過去2年間、われわれがGT1クラスで優勝している間に証明されたデーゼル・エンジンマシンのスピードと信頼性と張り合うことは大変なことだ。それでもわたしは、これがイギリスのエンジニアリングの才能と発明を見せる大きな機会だと考えている」

アストン・マーチンは2008年のLMSとルマンでは、基本的にGT1と同様のV12、6リッターのガソリン・エンジンをローラのクローズドボディに乗せて、シャロス・レーシング・システムからレースへ出場した。2009年のAMRのLMP1マシンもこれをベースとして開発される。
ルマン24時間とルマンシリーズでは、2009年からデーゼル・エンジンとガソリン・エンジンのパフォーマンスの差を縮めるレギュレーションが実施されることになっており、AMRのルマン参戦はこのことも一因となっている。

ドライバーは、昨年のシャロス・レーシングのドライバー、ダレン・ターナー(イギリス)、ジャン・シャロス(チェコ)、ステファン・ミューク(デンマーク)、トーマス・エンゲ(チェコ)に、昨年はペスカルロをドライブしたハロルド・プリマ(スイス)が加わる。6人目のドライバーは後日発表となる。

AMRはLMP1へ集中するため、今年のルマンのGT1クラスへはエントリーせず、ACOの招待エントリーも辞退している。またドレイソン・レーシングがルマンのGT2クラスへヴァンテージGT2でエントリーする予定になっており、LMSとALMSのバイオエタノールによるヴィラージュGT2やGT3、GT4へのカスタマー、アストン・マーチンのレース計画については追って発表されることになっている。

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GP2:GP2シリーズもコスト削減へ

 (C)GP2 Media Service 拡大します

GP2シリーズは、現在の経済危機をふまえコスト削減へ向けて動き出すことを発表した。

今回GP2の各チームへ提出された計画では、技術面で7ポスト・リグと呼ばれるマシンのシミュレーション機器の使用とと風洞テストの禁止。さらにシャーシの製造メーカーであるダララの協力による、パーツのコスト削減を含む。ちなみにダララはインディカーシリーズでもマシン、パーツの値下げを行っている。

スポーツ規則では、今後ピットクルーの人数を13名に減らし、シーズン半ばからはさらに12人へと減らされる。またシーズン前の公式テスト以外のテストは行われないこととなった。チームが使用するスペアパーツについても、シリーズが特別に費用負担をすることでチームの負担を軽くすることも含まれる。

シリーズでは現在の経済情勢を無視することは出来ないが、2005年から始まったシリーズの成功を維持するために一定レベルの質を保ちたいとしている。両者のバランスを取ることは難しいが、この計画がチームの財政状態の向上に役立つものだと考えている。

なお、今回の措置についてGP2シリーズは明記していないものの、メインシリーズから実施されるものと思われる。GP2シリーズのライバルと目されるF2シリーズは、現在すでに18名のドライバーが正式にエントリーしている。

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ALMS:アキュラのLMP1マシン、ARX-02aデビュー

Ac  Acura ARX-02a (C)ALMS

アメリカン・ルマンシリーズ(ALMS)は、1月26日から3日間の予定でセブリング・ウインターテストを開始した。
ハイクロフト・レーシングとド・フェラン・モータースポーツからは、2台のアキュラLMP1マシンARX-02aが初めて公の場に姿を見せた。

Ac2 (C)ALMS

アキュラはテスト初日の後でARX-02aの詳細を発表することになっている。
ハイクロフトには、ダリオ・フランキッティがテストに参加することになっている。また、ド・フェランには昨年ミッド・オハイオでのピット火災で大けがを負ったチーム・クルーのキース・ジョーンズが復帰している。

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ALMS:ポルシェ新型911GT3 RSRを発表

122200913527625_image1_thumb 2009ポルシェ911GT3 RSR (C)ALMS

アメリカン・ルマンシリーズのGT2クラスに参戦しているポルシェは、2009年モデルの911GT3 RSRを発表した。ニューマシンは、今月26日からのセブリング・ウインターテストに参加する。

外観上目立つ変化は、フロントノーズ上のエアスクープが拡大されたことで、これはACOの2009年規則からエアコンディショナーの装備が必要になったためとされている。リアウイングも調節範囲が拡大され、ボディ底面と後部の改良とともに空力性能の向上が図られている。

ALMSのGT2クラスでは一昨年からフェラーリF430がポルシェ911GT3を凌ぐ成績を残していたが、昨シーズン半ばにポルシェが投入した4リッターエンジンにより形勢が逆転し、ポルシェは昨年のGT2クラスチャンピオンを獲得している。

注目されるのはその価格で、ベース車両は415,000ドルと昨年モデルより大幅に引き下げられている。昨年ポルシェは合計265台ものレースマシンを製造した。ポルシェは今年のALMSではLMP2クラスから撤退してGT2クラスのカスタマー・サポート集中し、チャンピオンを死守する構えでいる。新型911GT3 RSRはすでに20台のマシンが完成し、レーシングチームの元へ届けられることになっている。

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2009年1月26日 (月)

Grand-Am:Rd.1デイトナ24時間 レース結果

■Brumosポルシェ優勝、チップガナッシの連勝を阻む
  デビッド・ダナヒュー、2世代優勝を果たす

Goal1 Podium

No.58 Brumos Racing / Porsche Riley (C)Grand-Am

2009年グランダムシリーズ開幕戦、今年で第47回目となるデイトナ24時間レースは、ポールスタートのデイビッド・ダナフュー、ダレン・ロウ、アントニオ・ガルシア、バディ・ライス組のNo.58 Brumos ライリー・ポルシェが優勝。1969年にディビッドの父、マーク・ダナフューがデイトナで優勝してからちょうど40年目に、親子2代のウィナーが誕生した。

01 No.01 Chip Ganassi Racing with Felix Sabates / Lexus Riley (C)Grand-Am

レース終盤は、No.58とファン・モントーヤのチップガナッシ、No.01レクサス・ライリーの激しいトップ争いとなった。残り39分でトラフィックにかかったモントーヤのマシンをダナフューがパスしてトップに立つが、チーム4連覇と自身の3連覇のかかっているモントヤーが猛追。最後は0.167秒差というデイトナ24時間レース史上でも最少僅差で、ダナフューがモントーヤを抑えきった。

Goal (C)Grand-Am

デイビッド・ダナフュー:「チームの皆は、この勝利のために多くの努力をしてきた。わたしはフラッグを持ち帰ることが出来て嬉しい。Brumosのチームはとてもねばり強い集団で、決してあきらめようとはしなかった。そのことを今日証明することが出来た。われわれは走るためにここに来て、レース中のすべての時間を激しく戦った」

67_2No.67 TRG / Porsche GT3 (C)Grand-Am

BrumosのNo.59マシンも3位に入り、またGTクラスではNo.67とNo.66のTRGポルシェGT3が総合でも9位と10位でクラス優勝と、ポルシェ・デーともいえる結果となった。スコット・ディクソン組のチップガナッシのNo.02が5位、No.16ペンスキーのライリー・ポルシェは6位、ジミー・ジョンソン組のNo.99ガインスコ・ボブスターリングのライリー・ポンティアックは7位、NASCARのチルドレス・モータースポーツのNo.2ポンティアック・ライリーが8位となった。

レースでは25回のコーションが出て、合計117ラップがコーション下という昨年に続いての波乱の展開だった。22人ドライバーと9台のマシンによるによる53回のリードチェンジは、デイトナ史上2番目に多い記録となった。

58c Podium2

 (C)Grand-Am

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2009年1月25日 (日)

Speedcar:Rd.2バーレーン 第2レース結果

■ハーバート、今シーズン初優勝でフィレンツェンと並んでランキングトップに立つ

拡大します

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Grand-Am:Rd.1デイトナ24時間 12時間目途中経過

10 No.10 SunTrust Racing - Ford / Dallara

5859

(C)Grand-Am

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A1GP:Rd.4タウポ 第2レース結果

ニール・ヤニ (C)A1GP Media 拡大します

A1GP第4戦タウポ、フューチャーレースは5番手グリッドからスタートしたチーム・スイス、ニール・ヤニが優勝した。2位にチーム・アイルランドのアダム・キャロル、3位にチーム・ポルトガルのフィリップ・アルバカーキが入った。

レースはスタートでポールポジションのキャロルがトップに立ち、2番手スタートのチーム・オランダ、ロバート・ドーンボスがスタートに失敗した隙に好スタートを決めたヤニが2番手につけた。トップ2はこのままの順位でレースが進み、2回目のピットストップは2台同時にピットイン。ここでキャロルはピットアウトの際にエンジンストール、その横をヤニが通過してトップに立ちそのままゴールした。

この結果、チーム・スイスはランキング6位から2位に上がり、チーム・ポルトガルが3位に落ちた。トップのチーム・アイルランドは2位とのポイント差を13とわずかに広げた。

なおフューチャーレースで、チーム・USA.のマルコ・アンドレッティはピットアウト時のホワイトラインカットにより8位から11位へと降格。チーム・ブラジルのFelipe Guimarãesはチーム・モナコのClivio Piccioneとの接触が回避可能なものだったとして12位から15位へと降格処分を受けた。

 (C)A1GP Media 拡大します

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Grand-Am:Rd.1デイトナ24時間がスタート

02_2

No.02 チップガナッシ

16 No.16 ペンスキー (C)Grand-Am

グランダムシリーズ開幕戦デイトナ24時間レースがスタート。スタートから6時間40分ほどのところで、トップのNo.2 スコット・ディクソンがドライブするチップガナッシのライリー/レクサスが200ラップを超えた。

レースはNo.02とチーム・ペンスキーのNo.16 ライリー/ポルシェが激しいトップ争いとなっており、3連覇を目指すファン・モントーヤ組のNo.01チップガナッシは10位と遅れをとっている。

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GP2:TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 第3戦バーレーン・第2レース

2009年1月25日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室

TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【1月25日号】

GP2アジア第3大会バーレーン第2レース 小林可夢偉は6位ポイント獲得 

09tdp_02_1 GP2アジアシリーズ 

 GP2アジアシリーズ第3大会第2レースが、1月24日(土)バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

 同シリーズに参戦中のTDPドライバー小林可夢偉は、23日(金)に行われた第1レースで見事優勝。第2レースは、第1レースの結果から上位8台のみ逆順としてグリッドが決定されるため、小林は8番手グリッドからスタートを切った。
 好スタートで2つポジションアップを果たした小林だったが、追い越しの難しいコースで苦戦。一時は7位にポジションを落としたものの、シリーズタイトルを争うであろうロルダン・ロドリゲスを13周目にパスし、6位でフィニッシュ。貴重な1ポイント(第2レースは6位までがポイント獲得)を獲得した。
 この結果小林は総獲得ポイントを34とし、全6大会で争われるシリーズの前半戦を、2位に10ポイント差をつけた首位で折り返すこととなった。

 次戦第4大会は2月6日(金)から7日(土)にかけて、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われる。

ドライバー
車番
第3大会
第3大会終了時の
ポイントランキング
第1レース
第2レース
グリッド
決勝
グリッド
決勝
小林可夢偉(DAMS)
3番手
1位
8番手
6位
1位(34ポイント)

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A1GP:Rd.4タウポ 第1レース結果

アダム・キャロル (C)A1GP Media 拡大します

A1GP第4戦タウポ、スプリントレースは、ポールポジションのチーム・アイルランド、アダム・キャロルがポールトゥフィニッシュを飾った。キャロルはこれでシーズン3勝目となり、ランキングトップのリードをさらに広げた。

レースはスタンディングスタートで飛び出したキャロルをチーム・オランダのロバート・ドーンボスとチーム・ポルトガルのフィリップ・アルバカーキが追う展開となった。キャロルは真っ先にピットインし、ピットクルーも迅速な作業でマシンを送り出した。

4番手スタートのニール・ヤニはさらに短い時間でピット作業を終え、ピットインでタイムロスしたドーンボスとアルバカーキを抜いて2位となった。ドーンボスは3位、チーム・フランスのロイック・デュバルが4位、地元チーム・ニュージーランドのクリス・ヴァン・デ・ドリフトが5位となり、アルバカーキは結局6位に終わった。

レース終盤キャロルとの差を縮めたヤニは「ピット作業が順調にいったので、最後はアダムのペースについていくことができた。しかし、アダムのマシンがコース上のほこりを巻き上げるから、それが目に入ってきて後ろにつくのは厳しかった。今はすっかり健康になったけど、ついこの間までベッドにいたので、この12日間は何もしていなかったようなものだからね」とコメントしている。

 (C)A1GP Media 拡大します

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GP2:アジアシリーズRd.3バーレーン 第2レース結果

■セルジオ・ペレス、GP2初優勝
  小林 可夢偉は6位入賞でランキングトップをキープ

セルジオ・ペレス (C)GP2 Media Service 拡大します

GP2アジアシリーズ第3戦バーレーン第2レースは、リバースグリッドのポールポジションからスタートしたセルジオ・ペレス(Barwa International Campos Grand Prix)がGP2シリーズ初優勝を飾った。

レースは、フォーメイションラップでギド・ヴァン・デ・ガルトがスピンアウトしてグリッドにつけず、これにより前方が開けたダビデ・バスセッチがトップのペレスにつけ、レースはこのままの順位でゴール。3位には7番手グリッドから追い上げたジェローム・デ・アンブレッシオが入った。

小林 可夢偉は6位入賞でポイントを獲得。これにより小林はランキングでバルセッチに10ポイント差をつけてトップを守った。

 (C)GP2 Media Service 拡大します

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2009年1月24日 (土)

WTCC:シボレー・クルーズ、エストリルテストを成功裡に終える

 (C)GM Eupore 拡大します

WTCCのシボレー・チームは開幕戦ブラジル、クリティバに向けてポルトガル、エストリルでクルーズの3日間のテストを行った。
テストは変わりやすい天候の下で行われたが、ドライバーのニコラ・ラリーニはドライ、ウエット、霧のコンディションがテストプログラムに若干の影響を与えたものの、ニューマシンが変化するトラック状況で大きなトラブルもなくマシンの信頼性を確認することができたことに満足しているとしている。テストでは多くのデータが集まったが、特に各種のサスペンションのセッティングと、新しいXトラック製ギアボックスのテストが集中的に行われたという。

シボレーは、2月上旬にラリーニとアラン・メニュの手によってスペイン、バレンシアで再びテストを行うことになっている。

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A1GP:Rd.4タウポ 予選結果

■チーム・アイルランドのアダム・キャロル、予選を完全制覇

アダム・キャロル (C)A1GP Media 拡大します

A1GP第4戦タウポ予選は、スプリントレース、フューチャーレースとも、チーム・アイルランドのアダム・キャロルがポールポジションを獲得した。目下ポントリーダーのキャロルは、 予選の4セッション全てでベストタイムを出して他を圧倒した。

両レースとも2番手にチーム・オランダのロバート・ドーンボス、3番手にチーム・ポルトガルのフィリップ・アルバカーキと、トップ3は全く同じ顔ぶれとなった。地元チーム・ニュージーランドのクリス・ヴァン・デ・ドリフトは、6番手と10番手。チームUSA.のマルコ・アンドレッティは17番手と8番手スタートとなった。

また、A1GPでは今回から予選中でのパワーブースト・ボタンの使用が禁止となっている。

 (C)A1GP Media 拡大します

■スプリントレース・スターティンググリッド

2008/09  »  Taupo, New Zealand  »  Sprint: starting grid
Pos A1 Team Time  Gap
1 Ireland 1:14.507  -
2 Netherlands 1:14.772  0.265
3 Portugal 1:14.788  0.281
4 Switzerland 1:15.202  0.695
5 France 1:15.360  0.853
6 New Zealand 1:15.457  0.950
7 Australia 1:15.504  0.997
8 Italy 1:15.614  1.107
9 Malaysia 1:15.710  1.203
10 Lebanon 1:15.839  1.332
11 South Africa 1:15.917  1.410
12 Mexico 1:15.972  1.465
13 Brazil 1:16.074  1.567
14 India 1:16.146  1.639
15 Great Britain 1:16.347  1.840
16 Monaco 1:16.424  1.917
17 USA 1:16.791  2.284
18 China 1:16.885  2.378
19 Indonesia 1:17.266  2.759

■フューチャーレース・スターティンググリッド

2008/09  »  Taupo, New Zealand  »  Feature: starting grid
Pos A1 Team Time  Gap
1 Ireland 1:14.411  -
2 Netherlands 1:14.676  0.265
3 Portugal 1:14.843  0.432
4 Australia 1:14.976  0.565
5 Switzerland 1:15.043  0.632
6 Malaysia 1:15.246  0.835
7 France 1:15.423  1.012
8 USA 1:15.527  1.116
9 Lebanon 1:15.587  1.176
10 New Zealand 1:15.622  1.211
11 India 1:15.699  1.288
12 Brazil 1:15.812  1.401
13 Mexico 1:15.892  1.481
14 Great Britain 1:15.902  1.491
15 Italy 1:15.942  1.531
16 South Africa 1:16.164  1.753
17 Monaco 1:16.735  2.324
18 Indonesia 1:16.783  2.372
19 China 1:17.184  2.773

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GP2:TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 第3戦バーレーン・第1レース

2009年1月24日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室

TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【1月24日号】

GP2アジア第3大会バーレーン 第1レースで小林可夢偉が今季2勝目 

09tdp_01_1 09tdp_01_2

GP2アジアシリーズ 

 2008年終盤から2009年序盤にかけて行われているGP2アジアシリーズの第3大会が、1月22日(木)から24日(土)に渡って、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されている。
 同シリーズにはTDPドライバーの小林可夢偉が参戦している。小林は開幕大会の中国で第1レース2位、第2大会ドバイでは、日本人として初めて、GP2シリーズ第1レースでの勝利を挙げるなど活躍を見せており、年をまたぎ1ヶ月半ぶりの開催となる第3大会には、ポイントリーダーとして臨んだ。

 22日(木)に公式練習走行と予選が行われ、公式練習では小林が2位以下を0.5秒以上引き離すタイムでトップ。しかし、予選ではアタック中にヘアピンで他の走行車両に阻まれ、僅差での3番手グリッドとなった。

 23日(金)午後1時に34周で競われる第1レース決勝がスタート。予選2番手のチームメイト、ジェローム・ダンブロージオがスタートで遅れ、3番手グリッドの小林は2位に浮上。ポールポジションから首位を逃げるニコ・ヒュルケンブルグを追った。ヒュルケンブルグと小林は、序盤から3位以下を大きく引き離すペースで首位争いを展開した。
 追う小林は焦ることなく、テール・トゥ・ノーズでヒュルケンブルグにプレッシャーを与え続けると、14周目についにヒュルケンブルグをパス。その後は、抑えて使用していたタイヤを有効に使うなど頭脳的な走りで後続を引き離し、23周目にはファステストラップもマーク。最後は2位以下に大差を付けてフィニッシュし、見事今季2勝目を挙げた。
 小林は優勝の10ポイントにファステストラップのボーナスポイントも加え、ドライバーズランキングでも2位以下との差をさらに広げることとなった。
 24日(土)の第2レースは、第1レースの結果から上位8台が逆順でグリッドが決定されるため、小林は8番手グリッドから挑むこととなる。

ドライバー
車番
第3大会
第3大会
第1レース終了時の
ポイントランキング
第1レース
第2レース
グリッド
決勝
グリッド
小林可夢偉(DAMS)
3番手
1位
8番手
1位(33ポイント)

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Speedcar:Rd.2バーレーン 第1レース結果

ジャン・アレジ (C) 拡大します

スピードカーシリーズ第2戦バーレーン第1レースは、ポール・ポジションのハインツ・ハラルド・フィレンツェンがスタートに失敗、ジャン・アレジがトップに立って今シーズン初優勝を飾った。2位にフィレンツェン、3位にハーバートが入った。

ジャン・アレジ:「今シーズンの初優勝を挙げて興奮している。かつてF1で戦った仲間と共に表彰台に立つのは新鮮な気持ちだ。明日の第2レースもまた勝ちたいね」

第1戦で優勝したビィンタント・リウィッツィは他車と絡んでリタイヤに終わった。

 (C)Speedcar Series 拡大します

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Speedcar:Rd.2バーレーン 予選結果

■フィレンツェン、ポール獲得

ハインツ・ハラルド・フレンツェン (C) 拡大します

スピードカーシリーズ第2戦バーレーン予選は、ハインツ・ハラルド・フィレンツェンがポールポジションを獲得、賞金10,000ドルが授与された。2位には0.73秒差でジャン・アレジ、3番手にはジョニー・ハーバートとなった。

ハインツ・ハラルド・フィレンツェン「マシンのセッティングはすばらしかった。ポールポジションを取ることが出来てとても嬉しい。しかし、コースはトリッキーで、この後のレースは接近したものになると思っている」

シリーズ初登場のトーマス・ビアッジは7番手に付け、FIA-GTチャンピオンの実力を見せた。

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2009年1月23日 (金)

GP2:アジアシリーズRd.3バーレーン 第1レース結果

■小林 可夢偉、連勝で Dams 1-2を飾る!

小林 可夢偉 (C)GP2 Media Service 拡大します

GP2アジアシリーズ第3戦バーレーン第1レースは、小林 可夢偉(Dams)が前戦ドバイに続いての連勝。ポイントリーダーの小林は2位のロルダン・ロドリゲスとの差を11ポイントに広げた。

スタートではポールのニコ・ヒュルケンバーグがトップに立つが、昨年のバーレーンでも優勝している小林は3番手グリッドからヒュルケンバーグの背後に付けチャンスをうかがう。そして13ラップ目にヒュルケンバーグをとらえた小林はリードを広げる。

ヒュルケンバーグはピットインでタイヤ交換に手間取り、ジェローム・ダンブレッシオが2位に上がる。ヒュルケンバーグはエドアルド・モルトラにもかわされ4位に落ち、モルトラはGP2初レースにして3位表彰台に上った。小林とダンブレッシオはDamsにワンツー勝利をもたらした。

山本 左近は、マルコ・ボナノミとともにスタートでエンジンストール、17位に終わった。

 (C)GP2 Media Service 拡大します

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Grand-Am:Rd.1デイトナ24時間 予選結果

デビッド・ダナヒュー - No.58 Brumos Racing (C)Grand-Am 拡大します

2009年グランダム・シリーズ開幕戦、デイトナ24時間レースの予選が22日行われ、No.58 Brumos Racing の ポルシェ・ライリーがポールポジションを獲得した。2番手にはALMSから転向してきたNo.16ペンスキー・レーシングのポルシェ・ライリーがつけ、ポルシェ・エンジンの1-2グリッドとなった。

ポールのNo.58マシンには、かつてCAN-AMシリーズやF1で活躍したマーク・ダナヒューの息子、デビッド・ダナヒューがドライバーの一員となっている。デイトナでの4連覇を目指すチップ・ガナッシはNo.01が6番手、No.02が8番手グリッドとなった。また、NASCARチャンピオン、ジミー・ジョンソンのNo.99は11番手スタートとなった。

 (C)Grand-Am 拡大します

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A1GP:Rd.4タウポ フリー走行結果

■スイス・チーム、ニール・ヤニ、フリー走行でトップタイム

Neel Jani - Team Switzerland (C)A1GP Media 拡大します

前戦セパン以来2ヶ月ぶりとなるA1GP第4戦ニュージーランド、タウポ戦が開幕。ルーキー・セッションでAlexandre Imperatoriがトップタイムを記録したスイスチームは、フリー走行でもニール・ヤニが再びトップタイムをマークした。

ヤニは先週体調を崩して入院、一時は髄膜炎の疑いもあったが検査の結果はシロと判明、ようやく体調も回復したばかりだった。

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A1GP:Rd.4タウポ ルーキーセッション結果

■スイスチーム Alexandre Imperatori 、ルーキーセッションでトップタイ

Alexandre Imperatori - Team Switzerland (C)A1GP Media 拡大します

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Speedcar:Rd.2バーレーン フリー走行結果

ハインツ・ハラルド・フレンツェン (C)Speedcar Series 拡大します

スピードカーシリーズ第2戦バーレーン予選は、ハインツ・ハラルド・フレンツェンがポールポジション。2番手にジャンニ・モルビデリ、3番手にジャン・アレジと続いた。

ハインツ・ハラルド・フレンツェン:「ここはとても良いサーキットで、コースレイアウトを楽しむことが出来た。しかし、単純なコースではなく、簡単にミスをしてしまう」

明日は午前10:40から予選が行われ、午後3:30から第1レースが行われる。フリー走行では上位5番手までが0.5秒以内に入っており、明日のレースも激しいものになりそうだ。

 (C)Speedcar Series 拡大します

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GP2:アジアシリーズRd.3バーレーン 予選走行結果

ヒュルケンバーグ、GP2初のポール獲得
  小林 可夢偉は3位グリッド
 

ニコ・ヒュルケンバーグ (C)GP2 Media Service 拡大します

GP2アジアシリーズ第3戦バーレーン予選は、 ニコ・ヒュルケンバーグ(ARTグランプリ)がGP2シリーズ初のポールポジションを獲得した。ヒュルケンバーグのベストタイムは予選開始から10分程で出したものだった。

Damsのジェローム・デ・アンブレッシオが、セッション終了間際にチームメイトの小林 可夢偉を逆転してセカンドグリッド。小林は3番手、GP2初登場のエドアルド・モルトラと共にセカンドローとなった。山本 左近は7番手、GP2にカムバックしたマルコ・ボナノミは9番手とチームメイトのアール・バンバーより上位グリッドにつけた。デュランゴのMichael Dalle Stelleは、冷えたタイヤでスピンオフしてノータイムに終わった。Michael Dalle Stelle

 (C)GP2 Media Service 拡大します

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2009年1月22日 (木)

GP2:アジアシリーズRd.3バーレーン フリー走行結果

■小林 可夢偉、トップタイム

Kk 小林 可夢偉 (C)GP2

Bahrain – Free Practice
Pos Driver Team Time Laps
1 小林 可夢偉 Dams 1:42.642 13
2 Nico Hülkenberg ART Grand Prix 1:43.221 13
3 Jérôme d’Ambrosio Dams 1:43.444 16
4 Marco Bonanomi My Qi-Meritus.Mahara 1:43.520 13
5 Edoardo Mortara Arden Int. Motorsport 1:43.576 14
6 Roldan Rodriguez Piquet GP 1:43.577 15
7 Diego Nunes Piquet GP 1:43.597 12
8 James Jakes Super Nova Racing 1:43.872 15
9 Giedo Van der Garde GFH Team iSport 1:44.001 15
10 Javier Villa Super Nova Racing 1:44.024 14
11 Vitaly Petrov Barwa Int. Campos Team 1:44.027 11
12 Luiz Razia ArdenInt. Motorsport    1:44.037 14
13 Davide Valsecchi Durango    1:44.095 12
14 Sergio Perez Barwa Int. Campos Team 1:44.113 14
15 山本 左近 ART Grand Prix 1:44.185 11
16 Hamad Al Fardan GFH Team iSport 1:44.492 9
17 Yelmer Buurman Ocean Racing Technology 1:44.521 13
18 Earl Bamber My Qi-Meritus.Mahara 1:44.666 12
19 AdrianValles    Trident Racing 1:44.907 13
20 Michael Herck DPR 1:44.949 13
21 Giacomo Ricci DPR 1:45.142 14
22 Fabio Crestani Ocean Racing Technology 1:45.532 15
23 Rodolfo Gonzalez Fisichella Motor Sport Int. 1:45.563 15
24 Francesco Provenzano Trident Racing 1:45.828 14
25 Michael Dalle Stelle Durango    1:46.053 16
26 Kevin Nai Chia Chen Fisichella Motor Sport Int. 1:47.023 17

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LM24:2009年ルマン24時間レース、第1次エントリーは15台にとどまる

 2008年ルマン24時間レース(C)Peugeot Media 拡大します

フランス西部自動車クラブ(ACO)は、2009年ルマン24時間レースの第1次エントリーを発表した。12月初めに自動エントリーとしてACOが発表した29台のマシン中、1月12日までの締め切りにエントリーしたのは15台にとどまった。このためACOではエントリー期限を1月21日まで延長することを発表している。

■第1次エントリーリスト

LMP1
AUDI SPORT NORTH AMERICA
AUDI SPORT TEAM JOEST
TEAM PEUGEOT TOTAL
TEAM PEUGEOT TOTAL
LMP2
TEAM ESSEX
LMGT1
LUC ALPHAND AVENTURES
CORVETTE RACING
CORVETTE RACING
LMGT2
RISI COMPETIZIONE
RISI COMPETIZIONE
FLYING LIZARD MOTORSPORTS
VIRGO MOTORSPORT
TEAM FELBERMAYR-PROTON
AF CORSE
BMS SCUDERIA ITALIA

以下の14台のチームは様々な理由によりエントリーを辞退した。アウディも1台のエントリーを辞退し、今年はプジョーとともに2台での出場。その他、アストンマーチン・レーシングもエントリーを辞退し、チーム・モデナもGT2へ移行してエントリーの権利を失ったため、GT1クラスはワークスとLUC ALPHAND AVENTURESのコルベット3台のみとなった。

また、昨年ルマン・シリーズ(LMS)のLMP2で圧倒的な強さでチャンピオンとなったVAN MERKSTEIJN MOTORSPORTの2台もエントリーを辞退、ペンスキーの2台は今年もエントリーしなかたっため、いまのところポルシェRSスパイダーはTEAM ESSEXの1台のみとなっている。

自動エントリー以外でも、日本の東海大学チームは、資金不足から今年の参戦を断念している。童夢の動向もトヨタとの関係も噂されて不透明な状況である。ACOは否定しているものの、今年のルマンは55台のフルグリッドに届かない可能性もある。

AUDI SPORT NORTH AMERICA
INTERSPORT RACING
PENSKE MOTORSPORTS INC.
PENSKE RACING
VAN MERKSTEIJN MOTORSPORT
VAN MERKSTEIJN MOTORSPORT
TEAM ESSEX
HORAG RACING
ASTON MARTIN RACING
TEAM MODENA
VITAPHONE RACING TEAM
PHOENIX CARSPORT RACING
BELL MOTORSPORTS
BMS SCUDERIA ITALIA

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DTM,LM24:アウディジャパン・プレスリリース "アウディスポーツ、ベストチームワーク賞を受賞 "

Audilogo アウディスポーツ、ベストチームワーク賞を受賞  Jan 22, 2009

●「第3回欧州クリーナーレーシング会議」において賞賛を浴びる
●2008年、最高のチームパフォーマンスにより受賞

英国バーミンガムで開催されたオートスポーツインターナショナルショーの「第3回欧州クリーナーレーシング会議」において、レースで見せた最高のチームワークに対し贈られる「MIAチームワーク賞」がアウディに授与されました。

約500名のゲストが集まった授賞式で、ドイツ、ネッカーズルムにあるアウディスポーツで、エンジン開発を統率するウルリッヒ・バレツキーは、専門委員会のメンバーとして、モータースポーツと市販車間の技術移植がどのように行われているかを説明しました。英国科学・革新担当大臣であるポール・ドレイソン上院議員も出席するなか、2008年にアウディが参加したモータースポーツプログラムは、輝かしい成果を残し、それぞれにおいて最高のチームパフォーマンスを発揮したことが、審査員によって説明されました。F1チームも含まれた候補チーム中、受賞の栄誉を受けたのはアウディでした。

「権威ある工業会による国際的な賞を受賞することができ、私たちは大きな誇りを実感しています」と、アウディモータースポーツを統括するDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは述べています。「サーキットで、またMIAの表彰式で、私たちは強力なライバルを抑えることができました。アウディの偉業達成に貢献した関係者全員にとって、これは特別な意味がある栄誉です。」

昨年、アウディA4 DTMとアウディR10 TDIがワークスチームとして参加したレースは、28を数えます。アウディスポーツ チームアプトスポーツラインのティモ・シャイダーはDTMチャンピオンのタイトルを手中に収めました。アウディスポーツ チームヨーストのアレクサンドレ・プレマ、マイク・ロッケンフェラーは、欧州ルマン・シリーズのチャンピオンとなりました。また、ルーカス・ルールとマルコ・ヴェルナーはアメリカン・ルマン・シリーズのチャンピオンタイトルを獲得。ルマン24時間耐久レースでは、ディンド(リナルド)・カペロ、トム・クリステンセン、そしてアラン・マクニッシュを擁したアウディスポーツ チームヨーストが、アウディR10 TDIで3年連続優勝を実現しました。

2009シーズンにおけるアウディAGのモータースポーツ活動は、再び3つの柱から構成されます。ルマン24時間のスターティンググリッドに並ぶのは、新開発のR15。DTMにはA4 DTMが参戦します。また、カスタマーチーム向けに専用開発されたレーシングスポーツカーR8 LMSの販売が開始されます。

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NASCAR:マーク・マーチン、ヘンドリックMSとのシーズンがスタート

ヘンドリック・モータースポーツ (C)nascarmedia 拡大します

アトランタではグッドイヤーのタイヤテストが行われている21日、ロウズ・モーター・スピードウェイではNASCARスプリントカップのメディアツアーが行われた。

今シーズン、久々にスプリントカップへフル参戦することになったマーク・マーチンは、ヘンドリック・モータースポーツの他の3名のドライバーとともに記者会見に出席した。また、トニー・スチュワートは、スチュワート・ハース・レーシングでの抱負を語った。

また、1967年のデイトナ500マイルレースの優勝者、マリオ・アンドレッティが『SPEED ドライバー・オフ・ザイヤー』 のプレゼンターとして出席、昨年のチャンピオン、ジミー・ジョンソンに3度目となる同賞を贈った。  

マリオ・アンドレッティ(C)nascarmedia 拡大します

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NASCAR:モントーヤ、シボレーの初テストを行う

ファン・モントーヤ (C)nascarmedia 拡大します

グッドイヤーは1月21日と22日の2日間、アトランタ・モーター・スピードウェイでNASCARスプリントカップのタイヤテストを実施し、ファン・モントーヤはNASCARでは初めてシボレーをテストした。

NASCARは今シーズン原則的にレース開催コースでのテストを禁止していたが、昨年のアトランタではタイヤトラブルが多発したため、例外的にテストが行われることになった。
今回のテストには、モントーヤの他にグレッグ・ビッフィル(フォード)、サム・ホーニッシュJr.(ダッジ)、スコット・スピード(トヨタ)と4メーカーから各1台づつが参加した。

このテストにグッドイヤーは新しいコンパウンドのタイヤを持ち込み、テストしたドライバー達もニュータイヤに良い評価を与えている。ベストタイムはビッフィルが記録した29.64秒(187.045mph)で、これは昨年のジェフ・ゴードンのポールタイム29.927秒(185.251mph)を上回っている。ビッフィルによれば、昨年3月アトランタでの『コバルト・ツール500』では、旧仕様のタイヤはわずか5ラップから8ラップでグリップを失い、レースに支障をきたしていたという。ニュータイヤは特に左側タイヤのコンパウンドの改良により、よりドライブしやすいものになっており、今年は昔のアトランタのような激しいレースが戻ってくるだろうとしている。

モントーヤもニュータイヤには好印象を持ったとして、3月のアトランタでのレースは熱いものになるだろうとしている。モントーヤは、チップガナッシとデール・アンハートInc.との合弁により生まれたアンハート・ガナッシ・レーシング(EGR)から、No.42のシボレーにより今シーズンを戦う。マシンにはこれまでNo.41についていたターゲットがスポンサーにつくことになった。ターゲットはモントーヤが1999年にチャンプカーシリーズ・チャンピオンとなり、2000年にはインディ500マイルレースで優勝したときのスポンサーでもあった。

EGRでは開幕戦のデイトナでは、No.1 Martin Truex Jr 、 No.8 Aric Almirola、 No.42 モントーヤの他にオーナーズポイント35位圏内にあるNo.41の4台を走らせたいとしているが、ドライバーもスポンサーも決まっていない。No.8についてもスポンサーは未定となっている。

 (C)nascarmedia 拡大します

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GP2:アジアシリーズRd.3バーレーン・エントリーリスト

小林 可夢偉 (C)GP2 Media Service 拡大します

GP2アジアシリーズ第3戦バーレーンが開幕。21日水曜日には、第2戦を終えてランキングトップの小林 可夢偉をはじめ、各ドライバーもサーキット入り。チームもマシンのセットアップやピット練習に余念がない。

このレースからいくつかのチームでドライバー変更がある。アーデン・モータースポーツは、バン・デ・ザンデからエドアルド・モルタラ(イタリア:22歳)へ、フィジケラ・モータースポーツ・インターナショナルは、アンドレアス・ツーバールからロドルフォ・ゴンザレス(ベネズエラ:22歳)へ、MY Team Qi メリタス・マハラは、アレックス・ユーンからマルコ・ボナノミ(イタリア:23歳) へと変更になっている。  

(C)GP2 Media Service 拡大します

 

 

■エントリーリスト

Team Driver
ART Grand Prix 山本 左近 Nico Hulkenberg
Arden Motorsport Luiz Razia Edoardo Mortara
Barwa Int Campos Team Vitaly Petrov Sergio Perez
Dams Jerome D´Ambrosio 小林 可夢偉
GFH Team iSport Giedo Van der Garde Hamad Al Fardan
Super Nova Racing Javier Villa James Jakes
Fisichella Motor Sport International Rodolfo Gonzalez Kevin Nai Chia Chen
Durango Davide Valsecchi Michael Dalle Stelle
My Team Qi-Meritus Mahara Marco Bonanomi Earl Bamber
Piquet GP Roldan Rodriguez Diego Nunes
DPR Michael Herck Giacomo Ricci
Ocean Racing Technology Yelmer Buurman Fabrizio Crestani
Trident Racing Francesco Provenzano Adrian Valles

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Speedcar:Rd.2バーレーン・エントリーリスト

 (C)Speedcar Series 拡大します

スピードカーシリーズは、今週末の第2戦バーレーンのエントリーリストを発表した。前戦ドバイから1台増えて15台のエントリーとなった。

今回、FIA-GTチャンピオン、トーマス・ビアッジ、かつてのパシフィックとミナルディF1ドライバー、ジョバンニ・ラバッジとエンツォ・パナッチの3名のドライバーが新たに加わった。ドバイではパームビーチ・チームから出場したステファン・ヨハンソンは、スキーでの軽度のアクシデントのため欠場となった。

■エントリーリスト

Driver Car No. Country Team
Eric Charles 32 FRA Continental Circus
Enzo Panacci 9 ITA Continental Circus
Jacques Villeneuve 96 CAN Durango
Christopher Zoechling 25 AUT Durango
Jean Alesi 27 FRA HPR
Marchy Lee 50 CHN HPR
Johnny Herbert 69 GBR JMB
Damien Pasini 13 FRA JMB
Gianni Morbidelli 10 ITA Palm Beach
Thomas Biagi 4 ITA Palm Beach
Mathias Lauda 21 AUS Team Lavaggi
Heinz Harald Frentzen 80 GER Team Lavaggi
Giovanni Lavaggi 90 MC Team Siram
Vitantonio Liuzzi 20 ITA UP Team
Hasher Al Maktoum 85 UAE UP Team

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2009年1月21日 (水)

IRL:マイク・コンウェイ、インディカーへ転向

マイク・コンウェイ(C)GP2 Series Media Service 拡大します

インディカー・シリーズ(IRL)のドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)は、2009年のドライバーとしてマイク・コンウェイ(イギリス:25歳)と契約したことを発表した。

コンウェイは2004年にフォーミュラ・ルノーUK.チャンピオンを獲得し、2005年からイギリスF3へ参戦。2006年にはイギリスF3チャンピオンとなり、同年のマカオGPで優勝を飾っている。2007年からはGP2シリーズに参戦、昨シーズンはトライデント・レーシングに所属し、第3戦モンテカルロでの第2レースで優勝している。また、過去2年間にホンダF1チームのテストドライバーも経験している。

マイク・コンウェイ:「インディカー・シリーズで、DRRのチームでレースをするのを楽しみにしている。初体験の多くのコース、特にオーバルコースでのレースへ挑戦するのが待ち遠しい」

デニス・ラインボールド:「われわれは2009年の準備が進んでいることに興奮している。チームはシーズンオフの間に多くの改善をした。それにマイクの才能が結合することで、今シーズンのインディカー・シリーズのイベントで多くの良い結果が出ることを期待している」

コンウェイとチームは、2月24日から25日までホームステッド・マイアミで行われるIRLオープンテストの前にルーキー・テストを受けることになっている。コンウェイはすでに昨年夏にはインフィニオン・サーキットで、パンサー・レーシングのマシンをテストしている。

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2009年1月20日 (火)

NASCAR:リチャード・ペティ・モータースポーツ誕生、2009年は4台体制に

リチャード・ペティ (C)nascarmedia 拡大します

1月19日、ロウズ・スピードウェイにおいて、リチャード・ペティ・エンタープライズ(RPE)ととジレット・エバンナム・モータースポーツ(GEM)の合弁が正式に発表となった。
発表会見では、リチャード・ペティとジョージ・ジレットとドライバーが出席し、新しいチーム名がリチャード・ペティ・モータースポーツ(RPM)となることが明らかにされた。

ケーシー・カーン (C)nascarmedia 拡大します

新チームは、2009年NASCARスプリントカップに4台のマシンを出場させる。No.9ケーシー・カーン、No.19エリオット・サドラー、No.43リード・ソレンソンとNo.44にAJ.アルメンディンガーというラインナップ。ただし、アルメンディンガーのNo.44についてはフル参戦ではなく、限られたレースへの出場となる。RPMの本拠地はノースキャロライナのGEMファクトリー内に置かれ、昨年夏RPEと提携したボストン・ベンチャーは補助的な役割をすることになる。

昨年12月にGEMは、2009年のNo.19マシンのドライバーとしてサドラーに替えてアルメンディンガーを起用しようとしたため、サドラー側が契約違反だとして法廷で争う構えを見せていたが、2チームの合弁でこの問題はひとまず解消した。昨シーズン末の5レースにGEMから出場したアルメンディンガーは、平均で16.4位とサドラーを上回る成績を残している。

 (C)nascarmedia 拡大します

両社の合弁は、今月初めスポンサー不足に陥ったRPEをGEM側が合弁することで原則合意に達していたが、7回のNASCARチャンピオン、リチャード・ペティの名をチームに残し、合弁する側のGEMの名は残されないこととなった。ジョージ・ジレットはこのことについて不安はないとして、「これが正しい決定であり、決して他のチーム名を考えたことはなかった。新しいチーム名には多くの意味があり、それはわれわれが誇りに思っているものでもある。われわれは大きな期待に応えることを楽しみにしている」と語っている。

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A1GP:Rd.4ニュージーランド・スケジュール/エントリーリスト

ヴァン・デ・ドリフト - Team New Zealand (C)A1GP Media 拡大します

■タイムスケジュール

A1GP Taupo: Race Schedule
January 23 Friday
10:45 - 11:15 First A1GP Practice session  initial 30 minutes (Rookie and Developing Nation Drivers only)
11:35 - 12:05 First A1GP Practice session  final 30 minutes (Rookie and Developing Nation Drivers only)
14:00 - 15:00 Second A1GP Practice session
January 24 Saturday
11:00 - 12:00 Third A1GP Practice session
13:00 Deadline to nominate Drivers for Qualifying
14:15 - 14:25 A1GP Qualifying Segment 1 - Sprint Race
14:30 - 14:40 A1GP Qualifying Segment 2 - Sprint race
14:45 - 14:55 A1GP Qualifying Segment 3  Feature Race
15:00 - 15:10 A1GP Qualifying Segment 4  Feature Race
15:35 Press conference
January 25 Sunday
11:00 - 11:25 A1GP Sprint Race (standing start and one mandatory pit stop)
11:30 - 11:40 Podium Ceremony
15:00 - 16:10 A1GP Feature Race (standing start including two mandatory pit stops)
16:15 - 16:35 Podium Ceremony

■エントリーリスト   1月19日現在

A1GP Rd.4 Taupo  New Zealand January 23-25
A1 Team Driver
AUS Martin / Walsh
BRA Guimaraes
CHN Cheng / Fong
FRA Duval
GBR TBA
INA Hermanto / Ali
IND Karthikeyan
IRL Carroll / Quinn
ITA Piscopo
KOR Hwang
LEB Morad / Auby
MAL Fauzy / Lim
MEX Duran / Garcia
MON Piccione
NED Doornbos / Retera
NZL van der Drift
POR Albuquerque
RSA Zaugg
SUI Jani
USA Andretti

Taupo_black460x256 Location: Lake Taupo, North Island
Track length: 3.32 km (2.06 miles)
No. turns: 14
Direction: Anti-Clockwise
Lap record: 1m 14.679s recorded by A1 Team Switzerland (Neel Jani), in January 2007.

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GP2,Speedcar:GP2アジアシリーズRd.3 / スピードカーシリーズ Rd.2 バーレーン・スケジュール

■タイムスケジュール

2008年GP2アジアシリーズ第4戦バーレーン (C)GP2 Media Service 拡大します

2008年スピードカーシリーズ第4戦バーレーン (C)AP images 拡大します

Wednesday 21st January
Start Finish Category Duration Session
10:00 16:00 GP2 Asia Sporting & Tech Scrutineering
15:00 17:30 SPEEDCAR Sporting Checks
17:00 18:00 GP2 Asia Team Managers & Drivers Briefing
Thursday 22nd January
Start Finish Category Duration Session
9:00 10:00 All Support Events 60min Scrutineering
9:00 17:00 SPEEDCAR Scrutineering
9:00 11:00 SPEEDCAR Sporting Checks
11:30 12:15 SPEEDCAR 45min Drivers Briefing
13:00 13:30 GP2 Asia 30min Practice Session
14:00 15:00 SPEEDCAR 60min Practice Session
16:00 16:30 GP2 Asia 30min Qualifying Session
Friday 23rd January
Start Finish Category Duration Session
10:40 11:10 SPEEDCAR 30min Qualifying
11:10 11:40 SPEEDCAR 30min Parc Ferme
11:30 12:00 Batelco  2.0 30min Free Practice
12:35 GP2 Asia 10min Pit Lane Open
12:45 GP2 Asia Pit Lane closed
13:00 14:15 GP2 Asia 75min Race 1
14:20 14:30 GP2 Asia 10min Podium
14:20 14:50 Batelco 2.0 30min Qualifying
15:00 SPEEDCAR 15min Pit Lane Open
15:00 15:20 SPEEDCAR 20min Grid Walk
15:15 SPEEDCAR Pit Lane closed
15:30 16:10 SPEEDCAR 40min Race 1
16:10 16:40 SPEEDCAR 30min Parc ferme
16:20 16:30 SPEEDCAR 10min Podium
Saturday 24th January
Start Finish Category Duration Session
10:00 10:15 SPEEDCAR 15min Warm up
11:50 12:20 Batelco 2.0 30min Race 1
12:35 GP2 Asia 10 min Pit Lane Open
12:45 GP2 Asia Pit Lane Closed
13:00 13:45 GP2 Asia 45min Race 2
13:50 14:00 GP2 Asia 10min Podium
13:55 14:25 Batelco 2.0 30min Race 2
14:30 SPEEDCAR 15min Pit Lane Open
14:30 14:50 SPEEDCAR 20min Grid walk
14:45 SPEEDCAR Pit Lane Closed
15:00 15:40 SPEEDCAR 40min Race 2
15:40 16:10 SPEEDCAR 30min Parc Ferme
15:50 16:00 SPEEDCAR 10min Podium

Bl Bahrain International Circuit
Length: 5.41 km/ 3.37 miles

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Grand-Am:Rd.1デイトナ24時間スケジュール/エントリーリスト

Logo_rolex241  

 

■タイムスケジュール

Rolex 24 At Daytona 2009  Official Schedule (1/9/09  subject to change)
Thursday January 22
10:00 AM - 11:30 AM Practice  Rolex Series
11:45 AM - 12:30 PM Practice  KONI Challenge
01:30 PM - 02:30 PM Practice  Rolex Series
02:45 PM - 03:30 PM Practice  KONI Challenge
03:45 PM - 04:00 PM Qualifying*  Rolex Series Daytona Prototype
04:15 PM - 04:30 PM Qualifying*  Rolex Series GT
sets top 20 cars in class grid positions
05:00 PM - 05:15 PM Qualifying  KONI Challenge ST
05:30 PM - 05:45 PM Qualifying  KONI Challenge GS
06:30 PM - 08:30 PM Practice  Rolex Series
Friday  January 23
09:00 AM - 09:45 AM Practice  Rolex Series
10:00 AM - 10:45 AM Practice  KONI Challenge
11:00 AM - 11:20 AM Final Qualifying  Rolex Series*
12:30 PM - 01:15 PM Final practice  Rolex Series
01:45 PM START  KONI Challenge Fresh From Florida 200 (3 Hour time limit)
Saturday  January 24
02:15 PM Grid opens for the Rolex 24 At Daytona  ALL ENGINES OFF
02:15 PM Pre-race ceremonies/ All cars on the grid
03:00 PM Grid closes
03:30 PM START  47th Rolex 24 At Daytona
Sunday January 25
03:30 PM FINISH  47th Rolex 24 At Daytona

Tracklogodaytona11 Track_daytona

Daytona International Speedway
3.56-mile, 12-turn speedway road course

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日野自動車ダカールラリー2009レースレポート(16日目)

ダカールラリー2009レースレポート(第15ステージ・セレモニー)

2号車14位、1号車25位で2009年ダカールラリーを無事ゴール。日野自動車、18年連続完走を達成

20000164_1 ポディアムに到着し、市川副社長の激励を受ける2号車

18日、2009年ダカールラリーはブエノスアイレス市内でフィニッシュセレモニーを行い、16日間の全日程を終了した。日野レンジャー2台で、カミオン部門の改造クラスに参戦した日野チームスガワラは、2号車菅原照仁/鈴木誠一組がカミオン部門14位・排気量10リットル未満クラスの2位、1号車菅原義正/羽村勝美組がカミオン部門25位という順位で、昨日ブエノスアイレスに無事ゴールした。セレモニーのみが行われるこの日、日野チームスガワラは午後5時すぎに車検場と同じ多目的展示場「ラ・ルーラル」の特設ポディアム*1に登場した。クルーは車両から降りると、日本から激励に駆けつけた日野自動車市川正和取締役副社長らとがっちり握手を交わし、詰め掛けた観客の声援を受けながら、長かった戦いの幕を閉じた。

20000164_2メカニックを乗せて1号車がポディアムに登場

08年より制定されたカミオン部門の改造クラスに移行することで、エンジン搭載位置をミッドシップ化し、ホイールベースを延長するなど大幅な改良を施した日野レンジャーは、初の南米開催となった今大会の序盤戦から、優れた操縦安定性など持ち前のポテンシャルを発揮した。しかし、中盤以降2台ともに砂丘の中で駆動系のトラブルが発生し、無事脱出したもののペナルティタイムの加算によって順位後退を余儀なくされることとなった。それでも7名の日野自動車ならびに全国販社より選抜されたメカニックたちのサポートを受けてゴールし、チームの総合力を如何なく発揮した。目標であった排気量10リットル未満クラスのトップは取れなかったものの、今後の車両開発に向けた貴重なノウハウを習得する極めて有意義な大会となった。

20000164_3 主催者のE・ラヴィーニュから20年連続完走を讃えられた菅原義正

この結果により1991年からダカールラリーに参戦している日野自動車は18年間連続参戦・完走を達成した。また、1号車ドライバーの菅原義正は前人未踏の20年間連続完走という記録を達成し、主催者からもその栄誉を讃えられた。
*1:セレモニー時などに設置される壇のこと

20000164_4 激励に駆けつけた日野自動車市川副社長とチームスタッフ

■市川正和(日野自動車取締役副社長)のコメント
この18年間活動を続けてきましたが、今回は相当厳しかったようです。また、ゴールに来てみて改めて南米の人たちがモータースポーツに関心があることを感じました。明るい話題の少ない自動車業界ですが、こうした活動で世の中を元気づけられたらと思っています。

■1号車ドライバー・菅原義正のコメント
メカニックの人たちが殆ど徹夜の連続で頑張り、乗員もそれに応えようと集中力を高めるなど、今回の結果は乗員、メカニック、アシスタンスの総勢14人の全員が一つになってチームワークを発揮したものだと思います。67歳の自分にとっては大変な大会でしたが、応援して頂ける人たちのおかげで20年連続完走を果たすことが出来ました。自分で言うのもなんですが、日本人として誇りに思います。自分の役割はモータースポーツを通じて若い人たちに(ダカールラリーのような)現場を経験してもらうこと。まだまだ出来ることはあると思っています。ご声援ありがとうございました。

■1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
20年連続完走達成のお手伝いが出来て嬉しいです。トラブルもありましたが完走できて満足です。

■2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
今回の南米では我々以外にもカミオンで駆動系トラブルを起こすチームがあったようで、条件的にも厳しかったのかと思います。自分としては完璧に走れましたが、活動としては、ここから次のページを開いていかないと本当の勝負は出来ない。

■2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
2台揃って完走出来て良かった。7人のメカニックの人たちは忙しかったと思う。本当にお疲れ様でした。

■メカニック・中村保史(日野自動車)のコメント
今日ゴールして、やっとやりぬけたかなという印象。完走の重みを改めて感じています。南米の人たちのモータースポーツに対する関心度の高さにはびっくりしましたね。現地の人たちにも助けられました。

■メカニック・工藤成俊(日野自動車)のコメント
ラリー中は徹夜の連続で大変でしたが全員怪我もなく、最後は笑って終わることが出来ました。良かったなあとほっとした気持ちです。

■メカニック・森田淳平(日野自動車)のコメント
完走するだけでも厳しい世界ということがよく分かりました。最後までみんなで協力しながらやってこられたのが良かったと思います。

■メカニック・若林栄次(千葉日野自動車)のコメント
成績はともあれ、無事に完走出来てよかったと思います。

■メカニック・杉本一人(福井日野自動車)のコメント
これまで毎年完走していたので、最初はすんなり行くかと思っていたのですが…。また、日野チームスガワラが、カミオン部門のライバルに比べて一回り小さい車両で頑張っていることも良く分かりました。

■メカニック・竹川公博(長野日野自動車)のコメント
2台揃ってゴール出来てよかった。完走って大切なんだなと改めて思いました。こう言ったら怒られるかも知れませんが、自分としては楽しかったです。

■メカニック・浦辺満広(香川日野自動車)のコメント
駆動系トラブルの発生を聞いたときは半ば(リタイアかと)諦めたほどでしたから、今は満足感でいっぱいです。大変ではありましたが、みんなの力を合わせれば乗り切れることも分かりました。

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2009年1月19日 (月)

LMS:アウディ、R10 TDIをプライベートチームに放出

AUDI R10 TDI (C)AUDI AG. 拡大します

1月19日、アウディ・モータースポーツはドイツ・ツーリングカー・シリーズ(DTM)のアウディのカスタマーチーム、Futurecom-TMEのオーナーで、ミッドランドとスパイカーのF1チームを率いた経験を持つコリン・コレス博士にR10 TDIを売却することを発表した。コレス博士のチームは2台のR10 TDIにより今年のルマン・シリーズ(LMS)とルマン24時間レースに参戦する。

クリスチャン・アルバース (C)AUDI AG. 拡大します

2006年にアウディのカスタマーチームとなったコリン博士のFuturecom-TMEは、昨シーズンはクリスチャン・アルバースとキャサリン・レッグをドライバーに2台のA4 DTMを走らせている。
R10 TDIについてアウディ・モータースポーツは、テクニカルスタッフを送り込んでチームをサポートするサービスパッケージを提供する。

アウディ・モータースポーツは、今シーズンはアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)開幕戦セブリング12時間レースとルマン24時間レースに新型プロト R15 TDIを走らせることになっているが、LMSとALMSにはワークス参戦しないことを発表している。R15 TDIの開発に専念しながら、プライベートチームにR10 TDIを放出することでLMSにアウディのマシンが走ることを歓迎するとしている。また、サービスパッケージを提供するチームについては、そのサービスがテクニカルサポートに限定されたものになることも明言している。

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DAKAR:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン・プレスリリース (1月19日)

Vw_logo_2  2009年1月19日(月)
フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社

   

フォルクスワーゲン、レーストゥアレグでダカール史上初のディーゼル車による勝利 
13ステージ中10ステージを制する圧倒的強さで1-2フィニッシュ
 
 
 (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

2009年1月17日、ウォルフスブルク発:
フォルクスワーゲンは、1月3日(土)から17日(土)まで、アルゼンチンとチリを舞台に開催された2009年ダカールラリー4輪部門に4台のレーストゥアレグで参戦。6年目にしてついに総合優勝を勝ち取りました。新たに南米に開催地を移したダカール。その初代ウィナーに輝いたのは、レーストゥアレグを駆るジニエル ドゥ ヴィリエール(南ア)/ディルク フォン ツィツェヴィッツ(独)のコンビです。彼らは30年に及ぶダカール史上初めて、ディーゼルエンジンのマシンで優勝を掴みました。さらにチームメイトのマーク ミラー(米)/ラルフ ピッチフォード(南ア)も2位でフィニッシュ、フォルクスワーゲン レーストゥアレグの1-2フィニッシュに貢献しました。

革新的な280PSのTDIユニットを搭載するレーストゥアレグは、人間と機械の究極の試練と呼ばれるラリーにおいて、強力なライバル(全エントリー中14台がディーゼルエンジン)と真っ向から立ち向かい、最速かつもっとも信頼性が高いマシンであることを証明しました。2001年以来連勝を続ける三菱やBMWとのバトルに勝ち、見事総合優勝を成し遂げたのです。ドゥ ヴィリエール/フォン ツィツェヴィッツ、ミラー/ピッチフォード組以外にも、ディーター デッピング(独)/ティモ ゴッシャルク(独)が総合6位でフィニッシュしています。ブルーのレッドブル レーストゥアレグをドライブしたカルロス サインツ(西)/ミシェル ペラン(仏)は、一貫して首位を維持しながらも、ステージ12でアクシデントに見舞われてリタイアを喫しました。

36歳のドゥ ヴィリエールは、2006年ダカールにおいて総合2位の成績を残しています。南アフリカ ツーリングカー チャンピオンの彼は、2003年に初のダカールを経験し、2006年から現在のコドライバー、フォン ツィツェヴィッツとコンビを組んでいます。そのフォン ツィツェヴィッツは、カールショフ出身の40歳。2輪で行われるドイツエンデューロレース界ではその名を知られた存在で、過去15度タイトルを獲得しています。ダカール初挑戦は2輪でしたが、2002年にミラーのコドライバーとして4輪デビューを果たし、2005年にはロビー ゴードンとコンビを結成しました。そして2007年のダカールからは、ドゥ ヴィリエールをナビゲートしています。総合2位となった46歳のミラーは、アリゾナ州フェニックス出身。2002年にダカールにデビューし、2005年からフォルクスワーゲン ファクトリーチームの一員として活躍しています。また、コドライバーのピッチフォードはプレトリア出身で、2006年からミラーとコンビを組んでいます。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ15

2009-01-19 10:13:48
2009年ダカールラリー 最終・STAGE 15

新型競技車『レーシング ランサー』がデビュー戦で健闘するもののチーム・レプソル三菱ラリーアートは、ホアン・ナニ・ロマが総合10位で閉幕を迎える

15_h02 左から チーム監督ドミニク・セリエス / L・センラ・クルス / J・ナニ・ロマ

 2009年ダカールラリーは1月18日(日)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内の多目的展示場「ラ・ルラル」でフィニッシュセレモニーを実施。競技期間14日、約9,000kmに亘る激闘の幕を閉じた。
 チーム・レプソル三菱ラリーアートから新型競技車『レーシング ランサー』で出場したホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は総合10位となり、新型ディーゼルエンジンを搭載したニューマシンはデビュー戦を勝利で飾ることこそ出来なかったが、今後のラリーや、新型車両の開発に向けて貴重なデータを収集した。

 ダカールラリー30年の歴史で初めてアフリカ大陸を離れ、南米のアルゼンチン/チリで開催された同大会。26回目の出場となる三菱自動車チームは前人未到の8連覇・通算13回目の総合優勝を目指して新型車両『レーシング ランサー』4台体制で参戦した。
 約2年間をかけた開発プログラムを経て完成した『レーシング ランサー』は、実戦テストとして参戦した2008年10月のバハ・ポルトガルに於いてステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組がデビューウィンを飾るなど、順調にテストを重ねて今大会に臨んだ。

 しかし、初めて南米で開催されたダカールラリーの過酷さと度重なる不運もあり、厳しい戦いを強いられる展開となった。まず、新型ディーゼルエンジンの開発ドライバーとしても中心的な役割を担い、自身ダカールラリー3勝目の総合優勝を狙って今大会に臨んだ増岡浩は初日のSS(競技区間)で序盤はチーム最上位になるなど快走を見せるも、エンジン補機をベルトで駆動するためのプーリー(滑車)のボルトが破損するというまさかのトラブルで無念のリタイア。翌日にはペテランセルがSS2位タイムで総合3位に浮上し『レーシング ランサー』が持つ高いポテンシャルをアピールしたが、第6ステージでリュック・アルファンのコ・ドライバー、ジル・ピカール(ともにフランス)がスタック脱出作業中の突然の体調不良により病院に運ばれたため、リタイアを余儀なくされてしまう。
 さらにペテランセルは第7ステージで、前日の転倒の影響によるエンジントラブルによりマシンがストップし戦列を去ることになった。これにより、前半戦を終えた時点で三菱自動車チームで競技を続けているのは、前半戦を通じて安定した速さを見せたホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組の1台となってしまった。

 この厳しい状況の中で3台のフォルクスワーゲン勢に続き4番手で後半戦の戦いを始めたロマも、終盤戦の第12ステージで電気系統の不調によりマシンストップ。これにより大きく順位が後退するも、翌第13ステージでは、自身4輪では初となる、また、『レーシング ランサー』にとっても初めてとなるSSトップの座を勝ち取る。その後も最後まで落ち着いたペースで走り切り、総合10位でブエノスアイレスにゴールした。『レーシング ランサー』は、経験値が重要なウェイトを占めるクロスカントリーラリーの最高峰イベントで、デビュー戦とは思えない高いパフォーマンスを披露。今回の結果はチームにとってほろ苦いものとなったが、マシンやエンジンの熟成に向けた貴重なデータとノウハウが蓄積できた。

 大会最終日となる1月18日(日)午前10時20分、2輪部門の最下位のライダーを先頭に、スタート前の車検会場としても使用したラ・ルラルに設けられたポディアムでの閉幕のセレモニーが始まった。朝方は曇りがちだった天候も昼までには晴れ間がのぞき、会場は多くの観客の声援とともに夏の南米らしい明るい雰囲気に包まれた。ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルスと『レーシング ランサー』は午後1時過ぎにポディアムに登壇。長い戦いのプレッシャーから開放された二人はゴール出来なかったチームメイトの無念を晴らすような笑顔で観客の声援に応え2009年ダカールラリーを締めくくった。

15_h01 チーム・レプソル三菱ラリーアート

 三菱自動車チームから4度目のダカールラリーに臨み、『レーシング ランサー』のデビュー戦で完走を果たしたロマは「正直に完走できて嬉しく思います。1台で戦っている時にはプレッシャーはありました。電気系のトラブルに見舞われ、順位を落としましたが、『レーシング ランサー』とニューエンジンにはトラブルも無く、マシンもとても良い感触でした。次はチームの中からかならずダカールラリーを制する仲間が出るのは間違いないと思います。最後に、僕が完走できたのもメカニックやエンジニア、そしてチーム全員のサポートがあってのこと、皆に感謝するとともに、完走した喜びを分かち合いたいと思います。」と、安堵の表情で2009年ダカールラリーを振り返った。

 また、初日の不運なトラブルで戦列を去ることになったが、チームの激励のためポディアムを訪れた増岡浩は「今回の僕のトラブルはテストでは出なかった不具合であり、初日にこのようなトラブルに見舞われ、残念な結果となりました。しかし、今回のダカールラリーを通じて今後のために見えてきたこともたくさんあります。次に向けては、より信頼耐久性を向上させ、必ず勝利を掴めるよう、全力を尽くしたい」と将来を見据えて気迫を漲らせていた。

 三菱自動車チームのドミニク・セリエス監督は「我々は、この大会を通じて多くの事を学びました。今回のロマの10位という結果は決して満足できるものとは言えませんが、ライバル達がこのレベルに達するまで数年を要した事を考えると、1年目で十分戦えるレベルになった『レーシング ランサー』の戦闘力の高さも確認できました。また、3台がリタイアした理由も、新しい技術が原因ではないことも確認しています。
我々は次に向けてすぐに準備に入ります。しかし、今日はライバル達、そして新しい南米でのラリーを成功させた主催者を祝したいと思います。来年もダカールラリーの歴史を刻む過酷で素晴らしいラリーが行われるものと確信しています。」と、いつも沈着冷静なセリエス監督であるが、今日は時おり悔しさを見せていた。

 三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPの中山修社長は「連勝を続けている時にはわからなかった勝つことの難しさや問題点がよく見えてきました。チームの体制見直しを含めて1年で(勝利を)取り戻すべく全力を尽くす覚悟です。ともあれ、ロマとルーカスはプレッシャーの中で、最後までよく頑張ってくれました。彼らの成長も大きな収穫です。今回は至るところで多くの方から三菱自動車チームに対する熱い声援を頂きました。三菱自動車チームのファンの皆様、そして三菱車のお客様に誇りに感じて頂けるよう、我々は頑張らなければと思います。我々はまた、モータースポーツを通じて三菱自動車、ひいては日本の自動車技術が世界一流であることを示す使命を持っていると思っています。それが日本の自動車産業を支えることにもなると思います。次回は必ず勝ちます」と、この戦いを振り返るとともに次に向けての闘志を表した。

 なお、2009年ダカールラリーで完走を果たした競技車両は、4輪部門90台(出走177台)、2輪部門113台(同217台)、4輪クワドバギー13台(同25台)、カミオン(トラック)52台(同81台)、合計268台(同500台)。完走率は全体で53.6%(4輪部門単独でも50.8%)となり、前回大会と比べ完走率は低下(前回大会完走率58%、同4輪部門59%)したが、初めての土地であること、また悪天候など予期せぬアクシデントに見舞われたが、主催者の的確な判断により競技の変更が行われたため完走率は高い水準となった。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ15 全クラス最終結果 (1月18日)

■フォルクスワーゲン、ブエノスアイレスへ凱旋
  三菱、2001年以来のダカール・ラリー連勝は7でストップ

Giniel de Villiers & Dirk von Zitzewitz 

2009年ダカール・ラリー・ポディウムセレモニー (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

S10 S11 S12_3 S12k

(C)ASO/DPPI

■四輪部門 最終結果トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 48:10:57 0:00:00
VON ZITZEWITZ (DEU)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 48:19:56 0:08:59
PITCHFORD (ZAF)
3 309 GORDON (USA) HUMMER 49:57:12 1:46:15
GRIDER (USA)
4 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 54:15:31 6:04:34
EVANS (GBR)
5 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 54:48:46 6:37:49
FORTIN (BEL)
6 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 56:54:26 8:43:29
GOTTSCHALK (DEU)
7 340 ZAPLETAL (CZE) MITSUBISHI 59:14:05 11:03:08
OUREDNICEK (CZE)
8 316 NOVITSKIY (RUS) BMW 61:26:10 13:15:13
TYUPENKIN (RUS)
9 306 CHICHERIT (FRA) BMW 63:00:46 14:49:49 2:00:00
BAUMEL (FRA)
10 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 65:38:43 17:27:46
CRUZ SENRA (ESP)

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2009年1月18日 (日)

日野自動車ダカールラリー2009レースレポート(14日目)

ダカールラリー2009レースレポート(第14ステージ)

2台の日野レンジャーが無事ゴール地ブエノスアイレスに到着

20000163_1 ブエノスアイレスに到着し、握手を交わす菅原義正/羽村勝美組

20000163_2 パルクフェルメに車両を納めた菅原照仁/鈴木誠一

1月17日
コルドバ(アルゼンチン)→ブエノスアイレス(アルゼンチン)
リエゾン224km SS227km リエゾン341km  トータル792km

17日は、コルドバを出発してゴール地ブエノスアイレスへ。3日に同地を出発した、今大会のループ状コースの最後の行程である。再びパンパ地域に入り、農場の農道を使った固い路面のピストを舞台に、227kmの最終SSが行われた。その後341kmのリエゾン(移動区間)でアルゼンチンの首都ブエノスアイレス市に至り、2009年ダカールラリーの競技は全て終了した。

日野チームスガワラの日野レンジャーは、このSSを、2号車の菅原照仁/鈴木誠一組がカミオン部門18位、1号車の菅原義正/羽村勝美組が同28位でフィニッシュ。最終的には、2号車が総合14位で排気量10リットル未満クラスでは2位、1号車は総合26位となった。ブエノスアイレスに到着した競技車は、車検場と同じ市内にある多目的展示場「ラ・ルーラル」に隣接したパルクフェルメに納められ、明日18日に短い距離のパレードを行ったあと、同所に設けられたポディアムでゴールセレモニーに臨む。

■1号車ドライバー・菅原義正のコメント
固い路面の上に細かい砂塵が乗っているピストで、滑りやすい中、今日も安全を重視して走りきりました。途中トラックがひっくり返っていたり、四輪がコースアウトしていたりと、まあ危なかったです。

■1号車ナビゲーター・羽村勝美のコメント
コースは村の農道でしょうか。ナビとしてはミスは少ないコースですが、滑りやすいので安全にケアしてミスなく走りきりました。

■2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
今日のSSは狭いところではカミオン一台分くらいの幅しかないのに左右が土手になっていて落ちたら危ないところばかり。ホコリもすごいし、抜きどころは一つもなくて前後のスタート車両と一緒に走り終えた感じです。SSを全て終えてほっとしました。

■2号車ナビゲーター・鈴木誠一のコメント
今日は私有地の中にあるフラットな直線と直角コーナーの連続。ナビゲーションは難しくありませんでした。まあホコリがすごくてT字路の曲がり角ではヒヤヒヤしましたね。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第14ステージ

17-01-2009 - (Daily Focus)第14ステージ

征服者コーマ、堂々の優勝ド・ヴィリエ

Live_us_filmmotos ダカール・ラリー常連にとっては、アフリカのラック・ローズへの最終ステージは「最高にうれしいステージ」、目をつぶるとその瞬間が浮かび上がることだろう。今日のサンタ・フェ地方のロサリオ--あのチェ・ゲバラの生まれた町---へのステージも同じように、競技者らにとって感慨深いステージだったに違いない。モト部門でマルク・コーマ-KTMがスペインに3度目の総合優勝をもたらした。彼自身は2006年に続いて2度目の総合優勝。本日最後の第14ステージ優勝はポルトガル人ヘルダー・ロドリゲス-KTM。

オート部門では数年間ミツビシが君臨していた総合優勝への道を、フォルクスワーゲン・レース・トゥアレグに乗るジニエル・ドゥビリエが切り開いた。フォルクスワーゲン社が優勝するのは初めて、ディーゼル車がラリーレイドで優勝するのも初めてのことだ。総合2位もフォルクスワーゲンのマーク・ミラーで、VWではうれしい1,2フィニッシュとなった。ド・ヴィリエは本日の第14ステージもトップタイムでゴール、ステージ優勝した。 HUMMARのロビー・ゴードンはオープンクラスで優勝ポディウムに。競技者・競技車ともにアングロ・サクソン100%の初のポディウム登場だ。

227kmのSS、それはマルク・コーマ(Marc Coma)-KTMにとってダカール・ラリーで2度目のタイトルを手にするかどうかを分けたレースだった。コルドバからブエノス・アイレスに向かうテクニカルなスピードコースをコーマは最後まで果敢に走り抜けた。カタルーニャ人コーマは、セネガルでの3年前の優勝以来、地球の裏側、南アメリカでのダカール・ラリーで始めての征服者となった。

今朝はライバル、シリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMに続いて2番目のスタートを切ったコーマ。一昨日のステージ同様KTM-レプソルチームのライダー、コーマはスタートラインに立つ前に再びフレームと特にタイヤを入念にチェックした。ライバルのデプレは、1時間半以上もの最初の3ステージで失ったタイムを1秒でも縮めようと積極的にせめてくる。今日も2分25秒タイムを縮めた。

しかし、今日のSSは総合5位の座を巡って、ポルトガル人ヘルダー・ロドリゲス(Helder Rodrigues) -KTMと、ノルウェー人パルアンダース・ウルヴェルスター(Pal-Anders Ullevalseter)-KTMが熾烈なバトルを繰り広げた。二人のタイム差は今日のスタート時、わずか44秒しかないのだ。ウルヴェルスターのリヤ・タイヤが徐々に破れ始め、ロドリゲスはウルヴェルスターを引き離す。ロドリゲスは、モーリタニアのネマで2年前ステージ優勝して以来、3度目のステージ優勝を勝ち取った。ウルヴェルスターに2分7秒の差、3位のデプレに2分41秒の差だった。

総合順位では、マルク・コーマ(Marc Coma)-KTMが1時間25分もの余裕のタイム差で優勝。ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAは450ccで堂々3位、1分37秒差だった。

Live_us_filmautos オート部門では、本日の最終ステージは、VW勢がファイナル勝利に向かって無駄なリスクを抑えた作戦に出ると思われた。昨日のステージ同様、VW勢はド・ヴィリエとミラーの1,2フィニッシュを想定したレース運びで今日のステージを終えるようにと・・・。何か大きなミス、もしくは車の故障が無い限り、ド・ヴィリエの初優勝は間違いない。しかし、ド・ヴィリエはそんなチームオーダーを無視するかのように、最終ゴールを突っ走り、ステージ優勝の回数を増やした。

今朝は、ゲラン・シッシェリ(Guerlain Chicherit)-BMWが最終ステージをプレスティージュで飾ろうと、SSに入るなり今まで見せたことのないようなスピードで攻め始める。その甲斐があってCP1をトップで通過、しかしロシア人レオニド・ノヴィツキー(Leonid Novitskiy)-BMWとポーランド人クリストフ・ホロウチェック(Krisztof Holowczyc)-NISSAN、ジニエル・ド・ビリエ(Giniel De Villiers)-VWらがそれにもまさるスピードでツィスティなコースを追い抜いてしまう。この前者2人をも追い抜いてド・ヴィリエがSSゴールをトップで通過、ステージを制する。ド・ヴィリエは今大会4度目のステージ優勝を遂げた。

オート部門T2クラスのニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)-トヨタは、クラス優勝はほぼ確定しているので、今日のSSは比較的余裕の面持ち。最終ステージの今日、ジボンは総合17位、トップとの差わずか17分という、プロダクション部門で今大会最高のタイムを出した。 プロダクションクラスが総合順位14位につけという快挙を果たし、2位のザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)-Toyotaに1時間以上ものタイム差をつけてのクラス優勝だ。

また、カミヨン部門でも今日のステージは、KAMAZチームにとってもウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)が、6回優勝の大会レコードを持つカレル・ロプライスに追いつくかどうかの大事な勝負どころ。しかし、KAMAZはチャギンとカビロフのトップの腕を持つパイロット達にレースをゆだねた。そして、ステージを制したのは若いフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)、今大会で4度目のステージ優勝を手にした。総合タイムも前ステージのままトップ、チームメイトのチャギンに3分39秒差で総合優勝した。2005年に続き、2度目の総合優勝。大将チャギンはカレル・ロプライスに追いつくのに次のチャンスを待たなければならない。

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A1GP:2009年A1GPカレンダー

Rd. Date Circuit Country
1 2008年10月05日 ザンドフールト オランダ
2 2008年11月09日 成都 中国
3 2008年11月23日 セパン マレーシア
4 2009年01月25日 タウポ ニュージーランド
5 2009年02月22日 キャラミ 南アフリカ
6 2009年03月22日 メキシコシティ メキシコ
8 2009年04月12日 アルグレイブ ポルトガル
9 2009年05月03日 ブランズハッチ イギリス

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ14

2009年ダカールラリー最終の第14ステージが終了

チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマはSS4位に入り、総合10位で14日間の戦いを終える

0117m1 J・ナニ・ロマ(stage14)

 2009年ダカールラリーは、1月17日(土:現地時間、以下すべて現地時間)、コルドバから1月3日(土)にこのラリーをスタートしたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまでの総走行距離792km、競技区間227kmで最終の第14ステージが行われた。

 この日のSSの結果は、ドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)がトップ。SS2位にノビトスキー(ロシア/BMW X3 CC)。SS3位にホロウチェック(ポーランド/日産 ナバラ)が入った。

 昨日の第13ステージでSSトップとなったチーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は、前日と同様に快調な走りを見せ、トップと38秒差の1時間36分21秒でSS4位となった。

 14日間で8,000km以上にもわたる過酷なラリーを戦ってきた選手たちは、大観衆の待つブエノスアイレス市内ラ・ルラルの最終ステージのゴールで、完走した選手たちを称える歓声に迎えられた。

0117m2 J・ナニ・ロマ / L・センラ・クルス

 この結果、総合順位はトップにドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)。総合2位にミラー(アメリカ/VW・レーストゥアレグ2)。総合3位にゴードン(アメリカ/ハマーH3)と続き、三菱自動車チームのロマはトップから17時間27分46秒遅れの65時間38分43秒となり、総合10位ですべての競技を終えた。
 翌1月18日(日)は、ブエノスアイレス市内にてセレモニーゴールのみを行う予定であるため、この結果がほぼ最終結果となる。

 なお、この日のSSで12位に入った三菱L200(日本名:トライトン)を駆るミロスラブ・ザブレタル(チェコ)が、トップから11時間3分8秒遅れで総合7位に入り、三菱車では最上位の結果となった。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ14結果 (1月17日)

■デ・ヴィリヤーズ組優勝!
  フォルクスワーゲン1-2、ディーゼル・エンジンでの初優勝を飾る

デ・ヴィリヤーズ (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 48:10:57 0:00:00
VON ZITZEWITZ (DEU)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 48:19:56 0:08:59
PITCHFORD (ZAF)
3 309 GORDON (USA) HUMMER 49:57:12 1:46:15
GRIDER (USA)
4 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 54:15:31 6:04:34
EVANS (GBR)
5 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 54:48:46 6:37:49
FORTIN (BEL)
6 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 56:54:26 8:43:29
GOTTSCHALK (DEU)
7 340 ZAPLETAL (CZE) MITSUBISHI 59:14:05 11:03:08
OUREDNICEK (CZE)
8 316 NOVITSKIY (RUS) BMW 61:26:10 13:15:13
TYUPENKIN (RUS)
9 306 CHICHERIT (FRA) BMW 63:00:46 14:49:49 2:00:00
BAUMEL (FRA)
10 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 65:38:43 17:27:46
CRUZ SENRA (ESP)

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2009年1月17日 (土)

日野自動車ダカールラリー2009レースレポート(13日目)

ダカールラリー2009レースレポート(第13ステージ)

手堅い走りでポジションをキープ

20000162_1 1月16日
ラ・リオハ→コルドバ
リエゾン485km SS220km リエゾン47km  トータル753km
最終整備に向けて打ち合わせを行うメカニック達

16日の行程は、ラ・リオハ〜コルドバ。明日は、ゴール地ブエノスアイレスに到着と、いよいよ2009年のダカールラリーも大詰めである。この区間の距離は本来545kmと、最後のロングSS(競技区間)が予定されていたが、このところの降雨による走行地の状況の悪化により、SSスタートをCP4の324km地点に移動することになり、SS距離は220kmあまりに短縮されることとなった。

走行地は固い土のピストが中心で、砂漠はもうない。WRCアルゼンチンラリーでも使われたという、高速のワインディングステージで、カミオンにとっては滑りやすくリスキーなコースだった。2日連続の駆動系トラブルから、無事復旧した日野チームスガワラの日野レンジャー2台は、このSSを手堅いペースで走りぬけ、2号車がSSカミオン総合21位、1号車も34位でフィニッシュ。

この結果により、2号車は排気量10リットル未満クラスの2位をキープし、2台揃っての完走に向けて、順調な進捗ぶりをアピールした。大会最後のビバーク地となるコルドバは、コルドバ州の州都でアルゼンチン第2の都市。軍の航空学校の敷地内に設けられたビバークでは、7名の日野メカニックたちが入念な点検整備を行うべく待機している。

■メカニック・中村保史(日野自動車)のコメント
明日は到着後パルクフェルメ(*1)に納められてしまうので、今日が最後の整備。気合を入れて、ノートラブルでブエノスアイレスに着けるよう、みんなで頑張ります。

(*1)パルクフェルメ…マシンの計量や主催者が必要と見なすその他のチェックを行うために設けられた閉鎖保護区域である。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ13

2009年ダカールラリー第13ステージが終了

『レーシング ランサー』を駆るチーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマが、本領を発揮しSSトップとなる

13_h01 J・ナニ・ロマ(stage-13)

 2009年ダカールラリーは、1月16日(金:現地時間、以下すべて現地時間)、ラ・リオハからアルゼンチン第二の都市コルドバの間で第13ステージが行われた。なお、昨日の豪雨の影響で第13ステージは、当初予定されていた競技区間のCP4(当初のスタート地点から324km)付近をスタートとする220km(当初は545km)、総走行距離も625km(当初は753km)に短縮されて行われた。

 この日のSS(競技区間)でチーム・レプソル三菱ラリーアートで孤軍奮闘するホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組が2時間33分48秒でトップタイムをたたき出した。
 これは、2009年ダカールラリーに新型競技車『レーシング ランサー』で参戦している三菱自動車チームの今回のラリーで初めてSSトップタイムを記録したこととなり、『レーシング ランサー』のポテンシャルの高さを示した。
 なお、ロマはダカールラリーには1996年に2輪で初出場。そして2004年大会の2輪部門で総合優勝を果たしている。そして、2005年に4輪部門に転向すると同時に三菱自動車チームに加わり、4大会連続してダカールラリーに参戦しているが、彼にとってもダカールラリー4輪部門で初のSSトップタイムを記録したことになる。

13_h02 左からJ・ナニ・ロマ
チーム監督ドミニク・セリエス
中山 修(MMSP SAS社長)

 第13ステージの順位はSSトップのロマに続いて、SS2位にはホロウチェック(ポーランド/日産 ナバラ)。SS3位にはシシェリ(フランス/BMW X3 CC)が入った。 また、総合順位はドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)がトップ。総合2位にミラー(アメリカ/VW・レーストゥアレグ2)。総合3位にゴードン(アメリカ/ハマーH3)と続いている。
 三菱自動車チームのロマは昨日、マシンストップのため第12ステージのCP2で競技を打ち切ったため、昨日の暫定結果から10時間が加えられトップから17時間27分08秒遅れの総合10位となっている。

 なお、三菱車の総合最上位は、三菱L200(日本名:トライトン)を駆るミロスラブ・ザブレタル(チェコ)が、この日のSSも9位につけ、総合ではトップから10時間52分26秒遅れの総合7位につけている。

 翌1月17日(土)の第14ステージは、1月18日(日)に予定されているセレモニーゴール前の事実上最後の競技となり、コルドバから1月3日(土)にこのラリーをスタートしたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまでの総走行距離792km、競技区間227kmで行われる。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第13ステージ

16-01-2009 - (Daily Focus)第13ステージ

コーマ制する、ローマ面子にかけた勝利

Coma COMA / KTM  STAGE-12 (C)ASO/DPPI

大会最後まであと1日となった本日のステージ、シリル・デプレが最初から最後までトップを貫き、今大会5回目、通算21回目のステージ優勝をとった。しかし、フ総合タイムをわずかしか縮めることができず、総合順位トップにはマルク・コーマが不動のまま、1時間28分ものタイム差がある。オート部門では、ナニ・ローマがミツビシに本日のステージ優勝を贈った。総合順位ではジニエル・ド・ヴィリエがトップ。

今朝ラ・リオハをスタートした競技者、残すところSSの総計447kmとなった。モト部門では総合トップのコーマの最大のライバル、シリル・デプレが最初からすべてトップで通過した。それでも、コーマとのタイム差はわずか1分45秒しか縮まらない。 総合タイムは1時間28秒差。1昨年ゴール前々日、コーマが木にぶつかってリタイアしたというような、何か特別な事が起こらない限り、デプレがトップを覆すのはほぼ不可能だ。

2007年大会、コーマには既に遠い過去の思い出なのだろうか、今日も冷静に走っている。ライバル、デプレの後にスタートしたコーマは悠々と自分のリズムで、コースをオープンして突っ走るデプレの後を何の邪念も無く走っていた。デプレは、最初のCP62km地点でもライバルたちに1分以上のタイムを引き離し、SSゴールまで単独トップを走りきった。これで、今大会5度目、通算21回目のステージ優勝になる。450ccでがんばっているダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAは2分37秒差でSS3位、総合タイムでコーマに1分34秒差。SSは残すところ227km。

今日のステージで一番タイムを失ったのは3台のVWレース・トゥアレグだろう。SSをスタートしてわずか4km、VWのジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)、マーク・ミラー(Mark Miller)がストップ。その隙にロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMARが追い越し、コースのオープン役にまわる。VWはアシスト役のデーテル・ディッピング(Dieter Depping)を待ち、3台集まるといっしょにゴードンの後ろに付いてコンボイで走行。何か戦略があってのことだろうか。ゴードンはこのVW勢の体制に少し動揺しながらもそのままトップを走行し続けるが、30km先で岩にぶつかりストップ、メカ・トラブルで20分あまりタイム・ロスする。

SS前半で、これまで主役を勤めてきたVW勢は息をひそめ、新人たちが台頭してきた。ここで出てきたのがWRCコースを得意とするゲラン・シッシェリ(Guerlain Chicherit)-BMWとクリストフ・ホロウチェック(Krisztof Holowczyc)-NISSAN。64kmと133kmの間でこの2台はベストタイムをたたき出す。しかし、この2台が喜んでいられたのは、ナニ・ローマに追い越される時まで。ローマは昨日の夜中、ボロボロになってビバーク地に着いた。一晩中クルマを直し、ローマ自身も立て直した。そして、エクストリームスキーの世界チャンピョンの巧みさを生かし、このWRCチックなカーブだらけのコースで俄然、パワーを集中させた。2台の後ろを走っていたミツビシの新型ランサーは、220kmのSSゴールをホロウチェックに7分18秒、シッシェリに7分28秒ものタイム差をつけてゴールする。

このSSの勝敗をめぐってのタイム争いも、総合トップ陣にはあまり影響がなく、VWのジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)とマーク・ミラー(Mark Miller)が総合1,2位をキープ、ロビー・ゴードンが3位のまま、それぞれ2分35秒、1時間18分52秒の差。日本のクルマ、ミツビシチームのローマは総合10位といえど、ブエノス・アイレスのゴールまで競技車を持ってゆける可能性が見えてきてほっとしていることだろう。

オート部門T2クラスでは三橋淳-TOYOTAが再度ステージクラス優勝。総合順位は依然としてチームメイトのニコラ・ジボン-TOYOTAがトップ、ザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)-TOYOTAが1時間以上のタイム差で続く。

カミヨン部門では、本日のステージを制したのはロシア人フィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZ、今大会2度目、通算26度目のステージ優勝。暫定2位はオランダ人ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAF、2分12秒差。3位は、ドイツ人フランツ・エシュテル(Franz Echter)-MAN、2分36秒差。

総合順位では、フィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZがトップ交代、2位に落ちたチャギン-KAMAZと3分の差。3位はオランダ人ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAF、57分37秒差。明日の最後のステージで大会を制するのは大将チャギンか、大将補佐役のカビロフか?

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NASCAR:バドワイザー・シュートアウト、出場台数を28台に拡大

2008年バドワイザー・シュートアウト (C)nascarmedia 拡大します

1月16日、NASCARシリーズは2009年のオープニングイベント、バドワイザー・シュートアウトの出場台数を28台へと増やすことを発表した。

今年から変更された出場資格は、4メーカーのオーナーズポイントで上位6台、合計24台というものだった。しかし、これにより有力チームのマシンが有利となる結果となり、中小チームへ移籍した有力ドライバーが参加できないこととなっていた。

そのためNASCARはいわゆる『ワイルド・カード』として、4メーカーの最近のシリーズチャンピオン1名づつ、該当者がいない場合は7番目のドライバーの参加を認めることとなった。これにより、今シーズン、スチュワート・ハース・レーシングへ移籍したトニー・スチュワートの出場が可能となった。

また、今年からバドワーザー・シュートアウトのレースを、これまでの70ラップから75(187.5マイル)ラップへと増やすことも決定された。レースは20ラップと55ラップの2パートレースで、10分間のインターバルを挟んで行われる。その間にピットクルーはタイヤ交換と燃料補給、通常のシャーシ調整など、通常のスプリントカップ・レースと同様のピット作業を行うことが出来る。すべての作業はピットロードもしくはガレージで行わなければならず、スプリング、ショックアブソーバー、リアエンドに手を加えることは許されない。

2009 Budweiser Shootout Lineup
Chevrolet Dodge Toyota Ford
48 (Hendrick) 9 (GEM) 11 (Gibbs) 99 (Roush)
29 (Childress) 12 (Penske) 20 (Gibbs) 16 (Roush)
07 (Childress) 2 (Penske) 18 (Gibbs) 17 (Roush)
31 (Childress) 43 (Petty) 83 (Red Bull) 6 (Roush)
24 (Hendrick) 19 (GEM) 44 (Waltrip) 26 (Roush)
88 (Hendrick) 7 (Robby Gordon) 55 (Waltrip) 28 (Yates)
WILD CARD WILD CARD WILD CARD WILD CARD
70* (Haas CNC) 10** (GEM) 22** (Davis) 38** (Yates)

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F2:アンディ・ソチェック、F2参戦が決定

アンディ・ソチェック (C)Formula 2 Series 拡大します

順調にエントリーを伸ばしているF2シリーズに16人目のドライバーとして、アンディ・ソチェック(スペイン:23歳)が決まった。

2007年と2008年にGP2シリーズで合計4回の表彰台を記録しているソチェックは、スペイン人としては初のF2ドライバーとなる。また昨年はスーパーリーグ・フォーミュラにも出場している。GP2では地元バレンシアで3位入賞の経験もあり、バレンシアは5月末にF2開幕戦が行われるサーキットでもある。

アンディ・ソチェック:「F2シリーズでレースが出来ることになって満足している。シリーズは長い歴史と伝統を持ったカテゴリーで、多くの著名なドライバーをF1へと送り込んでいる。わたしはまだF1への希望を捨てていない。FIAとジョナサン・パーマーのモータースポーツ・ビジョン(MSV)が、優秀なドライバーの夢をかなえる素晴らしいチャンピオンシップを提供してくれるものと確信している」

2005年スペインF3チャンピオンのソチェックは、GP以前にはワールドシリーズ・ルノーへ参戦し、トヨタF1のテストドライブの経験も持っている。

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A1GP:インドネシア戦はサーキット建設の遅れから中止、メキシコ戦も日程変更

インドネシア・リッポー・ビレッジ (C)A1GP 拡大します

開幕戦以来、日程変更が続いているA1GPは、2月6日に開幕予定だったインドネシア、リッポー・ビレッジでの第5戦について、サーキット建設の遅れから中止することを発表。また、第7戦メキシコ戦も当初の3月15日開催を3月22日へ延期することも発表した。

インドネシア、リッポー・ビレッジに新設されるサーキットは建設スケジュールを守ることが出来ず、FIAのサーキット・ライセンス取得のデッドラインを過ぎてしまった。そのため国際レースカレンダーから除外されることとなった。A1GPでは今シーズンについてはインドネシアでのイベントを開催することはないとしているが、来シーズンの開催を考慮している。これにより今シーズンのA1GPシリーズは1戦減って全9戦となる。

メキシコ・ラウンドについては、3月15日にサーキットに隣接するスタジアムでコンサートが行われることになり、そのためレース開催は1週間遅らされることになった。開催サーキットのエルマノス・ロドリゲスは、新たにシケインを設けたコース変更をFIAに提出しているが、まだ承認は得られていない。さらに、メキシコの次戦第8戦についても未だ開催地が決まっていない状態となっている。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ13結果 (1月16日)

■フォルクス・ワーゲン1-2を堅持
  ロマ/三菱、初のSSトップ

デ・ヴィリヤーズ (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 46:35:14 0:00:00
VON ZITZEWITZ (DEU)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 46:37:34 0:02:20
PITCHFORD (ZAF)
3 309 GORDON (USA) HUMMER 48:02:27 1:27:13
GRIDER (USA)
4 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 52:30:15 5:55:01
EVANS (GBR)
5 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 53:12:46 6:37:32
FORTIN (BEL)
6 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 54:02:22 7:27:08
CRUZ SENRA (ESP)
7 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 55:04:09 8:28:55
GOTTSCHALK (DEU)
8 340 ZAPLETAL (CZE) MITSUBISHI 57:27:40 10:52:26
OUREDNICEK (CZE)
9 316 NOVITSKIY (RUS) BMW 59:50:25 13:15:11
TYUPENKIN (RUS)
10 330 KUIPERS (NLD) BMW 61:15:31 14:40:17
PALMEIRO (PRT)

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2009年1月16日 (金)

DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第12ステージ

15-01-2009 - (Daily Focus)第12ステージ

"マタドール"サインツが降参、躍り出たド・ヴィリエ

S11 STAGE-11 (C)ASO/DPPI

第11ステージがリエゾン移動と選手にとって中途半端な気分の一日を追え、競技を再開した競技者たち。今日は223kmの砂丘越えのステージ。モト部門ではマルク・コーマがライバル、デプレを制して通算20回目のステージ優勝を勝ち取った。オート部門ではチームVWにとって大きな痛手、カルロス・サインツの夢がリオの大地に消えうせることになった。そして、ジニエル・ド・ヴィリエがゴール手前、マーク・ミラーがパイロッタージュミスをしている隙にトップに躍り出て、ステージ優勝を勝ち取った。そしてド・ヴィリエは総合優勝もトップに躍り出る。

フィアンバラのスタートで、他のライバルに1時間半ものタイム差をつけているマルク・コーマ(Marc Coma)-KTMはリラックスした気分でスタートした。今日のステージは無理をせず、おとなしく走行して、確実にゴールに着くことだ。ライバルシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMに2分遅れで2番目のスタート、宿敵ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAに充分な距離をとって走る。そして無理をせずトップを走るデプレに付いてステージ2位のゴール。

カタマルカ地方の砂丘の中で最も冴えたパフォーマンスを見せたのはシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMだった。大会当初のタイヤ・トラブルで喫したタイム・ロスは、総合優勝を塗り替えることができないほど大きかった。しかし、このアルゼンチンの大地で悔いない走りをすること、決意のフランス人ライダーはCP1,CP2、SSゴールとトップのままレースを終了する。今日のステージ優勝で通算20回目のステージ優勝をつかんだ。

一方、今日はオイルが漏れて10分あまりのタイム・ロスをした、ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHA。これで総合順位トップをキープし続けるマルク・コーマ(Marc Coma)-KTMは、タイム差を1時間33分とわずかに広げた。フレティニェは総合3位になり、2位にシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMがあがってきた。

オート部門ではカルロス・サインツが79km地点で窪地に突っ込み3m下にジャンプするアキシデント。肩を壊したコ・パイロットのフランス人ミッシェル・ペランが車から出てメディカル・ヘリでビバーク地に輸送され、緊急手術が施された。目に涙を浮かべてインタビューに答えるサインツ、優勝の夢は消えた。

サインツは、チームメイトのマーク・ミラー(Mark Miller)-VWに 30分近くものタイム差があった。ここの3つのステージは得意の路面で、良好のポジションだった。「キレルと失う」というダカール・ラリーの格言どおり、マドリッドに向かう飛行機の中で、「マタドール」サインツは、2003年シャルム・エル・シェイクで優勝を逃したペテランセルのことを思いやることだろう。ペテランセルは2006年大会でも2日前のリタイアを喫したのだった。同国人マルク・コーマも2007大会でゴール間近、転倒してリタイアしてしまった。モトで参加していたナニ・ローマも2002年大会、ゴールまであと2日というティシット→キッファのステージで、ナビゲーション・ミスで2時間のタイム・ロス、総合優勝が指の間からこぼれる体験をしていた。そして今回はサインツ・・・・。

ジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)-VWの常時上位5位以内にいた努力が大会終盤で報われた。サインツがいなくなり、ミラーが27分タイム・ロスをしている間に、ステージ優勝、総合優勝を手にした。総合タイムで2位のミラーとは2分35秒の差、ブエノス・アイレスまでのあと2ステージの間に、いつどんでん返しが起こるかわからない。

3位のポディウム争いは、170km地点で1時間以上もストップしていたミツビシのナニ・ローマにも響いた。ロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMARに3位を譲ることになり、ゴードンと入れ替わるには6時間以上ものタイム差を縮めなければならない。

カミヨン部門ではステージ優勝ウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZ、今大会5度目、通算48回目のステージ優勝をとった。KAMAZチームの1,2フィニッシュ、総合順位もしっかり1,2位を押さえている。追い上げるオランダ人ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFはSS3位、しかし24分40秒差で、総合タイムも56分58秒の差がある。

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A1GP:GPSによるコース上のマシン表示システムを公開

A1gpdb (C)A1GP

A1GPは1月24日からの第4戦ニュージーランド、タウポ戦から、車載GPSによるコース上でのマシン位置や、テレメトリー・データをA1GP公式サイトで提供することを発表した。

『A1GP.comダッシュボード』と呼ばれるシステムは、プラクティス、予選、レースのすべてのセッションで、マシンの位置や速度、スロットル、Gフォース、ギア、パワーブーストの使用などのデータを見ることができる。基本的に各チームがピットインなどのレース戦略に使用するデータと同じものが公開されることになる。

このシステムは、すでにセパンでの第3戦でA1GPのファンゾーンのメンバーが使用して好評を得ている。マシンのコース上での位置が分かるため、テレビに映っていないマシンの状態を掴むことができ、マシンがアクシデントでストップしたことなどをいち早く知ることが出来る。

A1GP.comダッシュボードは、タウポ戦からa1gp.comにアクセスすることにより無料で利用することが出来る。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ12

2009年ダカールラリー第12ステージが終了

0115m1 J・ナニ・ロマ(stage-12)

チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマは電気系のトラブルにより170km地点でマシンがストップ、サポートカーの救援を待つこととなり、SS41位、総合でも6位に後退

 2009年ダカールラリーは、1月15日(木:現地時間、以下すべて現地時間)、フィアンバラからアルゼンチン西部 を南下し、ラリオハまで至るマラソンステージ2日目となる第12ステージが行われた。
 この日のSS(競技区間)は、スタート地点で最近発見された遺跡の保護のため、コースの一部が変更され、第12 ステージは485km(当初は518km)、うち競技区間は220km(当初は253km)で行われることになった。

 今日は各チームにとって波乱のステージとなった。昨日まで総合トップを快走していたサインツ(スペイン/VW ・レーストゥアレグ2)がSSスタートから79km地点で約4mの谷に転落。コ・ドライバーとともにヘリコプターで病院 に運ばれるといったアクシデントが発生した。
 この結果、一旦総合3位に浮上したチーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ ・クルス(ともにスペイン)組であったが、SS170km地点で、電気系トラブルが発生。マシンがストップしたためカ ミオン(トラック)の救援を待つこととなった。

0115m2 J・ナニ・ロマ(stage-12)

 この結果、第12ステージの暫定順位は、4時間6分43秒でドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)がト ップ。SS2位にミラー(アメリカ/VW・レーストゥアレグ2)。SS3位にゴードン(アメリカ/ハマーH3)が入り、総 合順位でも、サインツのリタイヤにより、ドゥビリエが43時間46分58秒で総合トップに立った。
 三菱自動車チームのロマは、第12ステージでは7時間9分36秒遅れの11時間16分19秒のSS41位となり、総合でもト ップから7時間41分36秒遅れの総合6位に後退することになった。

 翌1月16日(金)の第13ステージも、豪雨の影響により、安全に競技を進行させるため、競技区間の短縮が発表さ れた。これにより、第13ステージはラリオハからアルゼンチン第二の都市コルドバまでの631km(当初は753km)、 うち競技区間は220km(当初は545km)で行われることとなった。

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NASCAR:RE/MAX、ARCAシリーズへのスポンサーは今シーズンで終了

Logo_remax

昨日新車が発表されたパナソニック・トヨタF1チームには、新スポンサーとしてRE/MAXヨーロッパが加わった。RE/MAXは同チームの公式サプライヤーとして、ドライバーのレーシングスーツやピットクルーのヘルメットやウェア、ピットやパドック設備にそのロゴをつけることになっている。

Toyota TF109 (C)Panasonic Toyota Racing 拡大します

その一方で、RE/MAXインターナショナルは、NASCARの下位シリーズであるARCAシリーズへのスポンサーを今シーズン限りとすることを発表した。RE/MAX社は世界38ヶ国で不動産のフランチャイズ・ネットワ-クを展開し、同分野では世界一の実績をあげている。
ARCAシリーズへのスポンサーは2001年にスタートし、シリーズはNASCARへのステップアップの役割を果たしている。ファン・モントーヤもNASCARシリーズへの参戦前にはARCAシリーズでストックカーレースの経験を積み、昨年はスコット・スピードがフル参戦し、惜しくもチャンピオンを逃している。

RE/MAX社は、ARCAシリーズへのスポンサー終了について、世界的な経済危機を理由に挙げているが、F1へのスポンサーへとその投資対象を変更したともとられる。ARCAシリーズへは次のスポンサーを紹介する手助けをするとしている。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ12結果 (1月15日)

■波乱のステージ、サインツ、アクシデントでリタイヤ

デ・ヴィリヤーズ (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 43:46:58 0:00:00
VON ZITZEWITZ (DEU)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 43:49:33 0:02:35
PITCHFORD (ZAF)
3 309 GORDON (USA) HUMMER 45:05:50 1:18:52
GRIDER (USA)
4 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 49:35:19 5:48:21
EVANS (GBR)
5 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 50:31:40 6:44:42
FORTIN (BEL)
6 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 52:20:21 8:33:23
GOTTSCHALK (DEU)
7 340 ZAPLETAL (CZE) MITSUBISHI 54:36:34 10:49:36
OUREDNICEK (CZE)
8 316 NOVITSKIY (RUS) BMW 57:06:04 13:19:06
TYUPENKIN (RUS)
9 306 CHICHERIT (FRA) BMW 58:42:58 14:56:00 2:00:00
BAUMEL (FRA)
10 363 SIREYJOL (FRA) BOWLER 61:42:40 17:55:42
VIDAL (FRA)

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2009年1月15日 (木)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ11

2009年ダカールラリー第11ステージ

霧によりSS(競技区間)がキャンセルされ、リエゾン(移動区間)のみを実施チーム・レプソル三菱ラリーアートは、ホアン・ナニ・ロマが総合4位で終盤戦を迎える

0114m1_2 ラグナベルデ(緑の湖)

 2009年ダカールラリーの第11ステージは、1月14日(水:現地時間、以下すべて現地時間)、チリのコピアポから、アルゼンチンのフィアンパラまで総走行距離680km(うち、SS215km)で開催される予定であった。
 しかし、第10ステージのスタート時点と同様、濃霧がたちこめるとの予報から第11ステージのSSはキャンセルされることになり、リエゾンのみで行われることになった。

 ここまで6,000km強の過酷なラリーを戦ってきた、チーム・レプソル三菱ラリーアートをはじめとする競技車両は、コピアポのビバークを発ち一大キャラバンとなりアンデス山脈を越え、次のビバーク地であるアルゼンチンのフィアンパラまでへと移動した。なお、第11ステージは、ビバークでメカニックによるサービスが実施されない今大会唯一のマラソンステージとなっている。フィアンパラに到着した競技車両は、気温37度にもなる灼熱のビバークで、第12ステージに備えてマシンの点検を行っていた。

 なお、今回のダカールラリーでは、チーム・レプソル三菱ラリーアートのスポンサーであるレプソル社が、医療機器や薬品など物資の支援活動を行っている。
三菱自動車チームもこのような支援活動に2006年から参加しており、1月13日(火)にはチリのコピアポにおいて、三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPの中山修社長、三菱自動車チームのドミニク・セリエス監督ほか、チーム関係者が、サン・ホセ・デル・カルメン(San Jose del Carmen)病院を訪問し同活動のサポートを行った。

 翌1月15日(木)のマラソンステージ2日目となる第12ステージは、フィアンパラからアルゼンチン西部を南下し、ラ・リオハまで至る518km(うち競技区間=SS:253km)で競技が予定されている。

0114m2_2 サン・ホセ・デル・カルメン病院を訪問

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日野自動車ダカールラリー2009レースレポート(11日目)

ダカールラリー2009レースレポート(11日目)

ループコースで2号車に再びトラブル発生

20000157_1 1月13日
コピアポ(チリ)→コピアポ(チリ)
リエゾン20km SS476km  トータル496km

アタカマのビバークで日野レンジャーの到着を待つチームとアシスタンスカー日野プロフィア

12日のステージで駆動系トラブルに見舞われた日野チームスガワラの2号車(菅原照仁/鈴木誠一組)はメカニックたちの徹夜の作業によって無事復活し、13日の競技に臨んだ。13日のコースはチリのコピアポを基点にアタカマ砂漠を舞台とするループ状で、当初の660kmから476kmに短縮されて実施。

路面は言うまでもなく砂が中心で、終盤には難易度の高い砂丘が設定されていた。このSSを日野レンジャー2号車は1号車のアシストを受けてランデブー走行*1をしていたが、ロードブック*2の複雑な箇所ではぐれてしまった。その後CP3(第3チェックポイント)の手前で2号車は異音が発生したためストップ。調べてみると再びリアデフが損傷しており、後輪への駆動を切って前輪駆動で競技を続けることになった。

2輪駆動での砂丘越えは困難を極めたが、脇から回りこんでウェイポイント(通過を義務つけられているGPSポイント)を通過するなど巧みな走行により、45位、カミオン部門総合順位18位(15日9時時点)で14日の朝4時頃ビバークに到着した。

ビバークでは日野メカニックたちが再び迅速な修理を行い、14日レースのスタート時間に遅れることなくコピアポを出発。ただし、天候不順を理由に14日の競技はキャンセルされたため、SSを15位、カミオン部門総合順位29位(13日時点)で無事到着していた1号車と揃ってフィアンバラへとリエゾンで移動した。

*1:複数台(この場合は2台)連なって走行すること。
*2:ラリーのコース地図

■2号車ドライバー・菅原照仁のコメント
ギャップなどにも気を遣い、ゆっくり走っていたのですが、再びトラブルが発生してしまいました。感覚的には疲労の積み重ねではなく、一度の負荷で壊れているようです。

■2号車ドライバー・鈴木誠一のコメント
異音がしてすぐにクルマをとめたので、破損した部品が他に噛みこまずに済みました。ウェイポイントもCPも全部通ってきたのでペナルティはないと思います。

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F2:パーマーの息子もF2参戦

Jolyan & Jonathan Palmer (C)Formula 2 Series 拡大します

フォーミュラ2シリーズ(F2)の主催者であるジョナサン・パーマーの息子、Jolyon Palmer(17歳:イギリス)が2009年の同シリーズへ参戦することになった。これでF2シリーズの正式エントリードライバーは15人となった。

元F1ドライバーで1983年のF2シリーズチャンピオンであるジョナサン・パーマーの息子Jolyon は、昨シーズンはシングルシーターレース2年目にしてフォーミュラ・パーマー・アウディチャンピオンシップ(FPA)でシリーズ3位となっている。ウェット路面のスパ・フランコルシャンでは若干16歳で優勝を飾り、その他に10回表彰台に上っている。

F2ドライバーでの最年少となるJolyonは、「F2へとステップアップすることにわくわくしている。それは素晴らしい機会で、マシンはこれまでわたしがドライブした中でも最速のものだ。自分がF2レースにいち早く適応することを信じている。それはすばらしい経験になるだろうが、あまり自分にプレッシャーをかけたくはない。F2は2年間のプログラムと考えているが、より経験のある多くのライバル達と戦わなければならない」と語っている。

すでにエントリーの決まっている元F1ドライバーの息子としては、アレックス・ブランドル、ヘンリー・サーティーズ、そしてジュリアン・ベイリーの継子ジャック・クラークがいる。パーマー、ブランドル、クラークは2年間FPAを戦ったライバルでもある。パーマーは彼らと再びレースをするのを楽しみにしているとし、F2へのエントリー間近といわれるFPAチャンピオン、ジェイソン・ムーアを目標にしているという。

父のジョナサンは我が子のF2参戦を誇りに思うとしているが、これが彼自身の実力によって勝ち取ったものだと強調している。史上最年少で優勝した雨のスパでのレースは特に印象的だったという。Jolyonは大きなチャンピオンシップへと挑戦し、そしてポイントを獲得することがいかにタフなものであるかを実感していると。

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2009年1月14日 (水)

DAKAR:ダカール・ラリー、12日目のステージ11は中止

S11 Stage-11 Route (C)ASO

初の南アメリカ、アルゼンチンとチリで行われているダカールラリーは、明日のラリー12日目のステージ11は、ルート全域で霧との天気予報によりステージすべての中止が決定された。
ステージ11はチリとアルゼンチンの国境にあるアンデス山脈を横断するCopiapoと Fiambala間のSS 215Km、リエゾン区間 465Km で行われる予定だった。

Dks9flog_2 Stage-9 (C)ASO/DPPI

ダカールラリーは、前日のステージ10でも霧のため主催者ヘリや救援ヘリが飛べず、3時間遅れのスタートとなっていた。

これにより今年のダカールラリーは、最終日のウイニングランを除けば3ステージを残すのみとなった。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第10ステージ

13-01-2009 - (Daily Focus)第10ステージ

最も抜け目無い男ヴィラドムス、サインツ余裕の総合トップ

0114dk NOVITSKIY (RUS) STAGE-9 (C)ASO/DPPI

今大会で最長のSS670kmが予定されていたが、砂地が柔らかくコースの悪状況のため476kmに縮小された。競技者はアタカマ沙漠の巨大な砂丘とナビゲーションの難度の高さに苦闘のステージとなった。
モト部門ではトップ軍団について走っていたジョーディ・ヴィラドムスがゴール手前で飛び出し、巧みにSSトップを勝ち取った。総合順位ではトップのマルク・コーマがダヴィッド・フレティニェ、シリル・デプレと1時間半ものタイム差で余裕。オート部門、カルロス・サインツが今大会6度目のステージ優勝、スピードステージばかりでなく砂丘ステージでの手腕さも見せつけた。
カミヨンはチャギンが4度目のステージ優勝。

昨日に続いてコピアポの周回コースは砂丘ステージ、砂丘走行初心者のカルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VWにはアルチメイトの試練のコースだ。そして、ここのあまり走ったこともない砂丘ステージで、サインツは彼のパイロッタージュの技量を証明することになる。見事に砂丘を制したサインツは、わずか数年のダカール・ラリー参戦歴で15回目のステージ優勝を果たした。

総合順位でもサインツはライバルでありチームメイトでもある2位のマーク・ミラー(Mark Miller)-VWとのタイムをわずかに広げ27分、そして3位のチームメイト、ジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)-VWと41分差と、うれしいフォルクスワーゲン1,2,3位。宿敵ナニ・ローマ(Nani Roma) -ミツビシはエンジンのオーバーヒートに悩まされタイムロス、総合タイムで1時間13分に広がった。

アルゼンチンから参加の新人オーランド・テラノヴァ(Orlando Terranova)-BMWは、常に総合順位でトップ10に位置し、1度はステージクラス優勝している。これまでCPをトップ3以内で通過したことは何度もあり、今日も、BMW-X3はCP1でトップタイムをたたき出した。しかし、新人「オリ」は速度とあせりとをいっしょくたにしているところがあるのか、180kmで数回転するアキシデントを起こし、ダカール・ラリーのステージ優勝は夢となってしまった。過去3度のステージ優勝記録を持つロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMAR、今大会ではカウンターがブロックしたままなのか、サインツとデュオで走行、後半二つのCPでベストタイムを出しながら、ゴールで21秒差でサインツにステージ優勝を譲ってしまう。チャンスはそうそうあるものではないだろうに。

今日の砂丘はふわふわに柔らかく、カミヨンのSSは425kmに縮小された。つまり、砂丘の最も難ヶ所の手前にSSのゴールが設置された。ウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZの力強い走りは、コピアポのステージも制した。今大会4度目、そして通算47回目のステージ優勝となった。そしてSS2位は、ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAF、1分44秒差、3位はチャギンとチームメイトのフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZ、3分56秒差。総合順位でチャギンはいよいよ6度目の優勝圏に入った。最高記録保持者カレル。ロプライス(Karel Loprais)の6回優勝まであと一息。総合2位のカビロフとは30分以上のタイム差がある。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ10

2009年ダカールラリー第10ステージが終了

0114mi1 J・ナニ・ロマ(stage-10)

チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマは、終盤戦の勝負どころとなるマラソンステージを考慮した慎重な走行に徹し、SS5位で競技を終える

 2009年ダカールラリーの第10ステージは、1月13日(火:現地時間、以下すべて現地時間)、アタカマ砂漠を舞台に、チリのラ・セレナのビバークをスタート/ゴール地点としたループステージで行われた。なお、安全に競技を進行させるための配慮から、当初から200km短縮した総走行距離496km(うち競技区間=SS:476km)に変更された。

 この日の競技は朝から霧がたちこめ、視界が悪く、主催者や緊急救助用のヘリコプターが離陸できず、また、競技が安全に進行できないため、霧が晴れるのを待ち、スタート時間を約3時間遅らせて開催された。

 この日のSSトップタイムは、5時間32分55秒でサインツ(スペイン/VW・レーストゥアレグ2)、SS2位にゴードン(アメリカ/ハマーH3)、SS3位にミラー(アメリカ/VW・レーストゥアレグ2)が入った。総合順位も昨日と変わらず、総合トップにサインツ、総合2位にミラー、そして総合3位にドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)といった展開が続いている。

0114mi2ステージ10 アタカマ砂漠

 チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は、快調な走りを見せるものの、終盤戦の勝負どころとなるマラソンステージを考慮した慎重な走行に徹し、トップから15分1秒差の5時間47分56秒のSS5位で競技を終え、総合でも4位をキープしている。

 翌1月14日(水)は、本日と同様に霧が発生するとの予報から、当初予定されていた、215kmのSS(競技区間)はキャンセルとなった。このため、第11ステージは、チリのラ・セレナから、アンデス山脈を越え、アルゼンチンのフィアンパラまでのリエゾン(移動区間)のみで行われることになった。

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IRL:サラ・フィッシャーのスポット参戦が決定

サラ・フィッシャー (C)IRL Media 拡大します

サラ・フィッシャーは、今シーズンのインディカー・シリーズ(IRL)の4レースに参戦することを発表した。
フィッシャーは、全米35州に8,300店舗を持つディスカウント・ストア、ダラー・ゼネラル社の後援を受けて、インディアナポリス、ケンタッキー、シカゴランド、カンサスの4レースへの参戦が決まった。マシンはNo.67 ダララ/ホンダとなる。

フィッシャーは、昨年自らレースチームを結成してインディ500マイルレースに出場、女性ドライバーとしてはリン・セント・ジェームスと並ぶインディ8回目のスタートを記録した。レースでは残念ながらトニー・カナーンのクラッシュに巻き込まれマシンを損傷、以降のレース参戦に影響を与えてしまった。

今年はインディ500マイルレースの前にカンサスでのレースがあるため、ぶっつけ本番で臨んだ昨年と比べてより良い体制で臨むことが出来る。フィッシャーはレースで結果を出して、2009年は上記4レースの他にもさらなるレース出場を目指している。

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IRL:ウィル・パワーが加入、ペンスキーはドライバー3人体制に

ウィル・パワー (C)IRL Media 拡大します

1月13日、インディカーシリーズ(IRL)のチーム・ペンスキーは、2009年のドライバーとしてウィル・パワー(27歳:オーストラリア)が加入することを発表した。チーム・ペンスキーは、すでに決定しているライアン・ブリスコと、脱税容疑により3月に裁判が始まるエリオ・カストロネペスに加えてドライバー3人でシーズンを迎えることとなった。

パワーはNo.3マシンによりシーズン前のテストを行うが、4月5日のセント・ピータースバーグでの開幕戦からパワーとカストロネペスのどちらがドライブするかは、カストロネペスの裁判結果次第ということになる。チームはカストロネペスの裁判がいい結果となることを期待して今後もサポートを続けるが、レースへの準備と、スポンサー、チーム組織のためにパワーを迎え入れることにしたとしている。

昨シーズン、KVレーシング・テクノロジーからIRLへと参戦したパワーはトップ5フィニッシュを2回、トップ10フィニッシュを5回記録している。また、CCWSのファイナルレースとなったロングビーチGPで優勝。地元オーストラリア、サーファーズパラダイスでのノンタイトル・レースではポールを獲得している。このとき優勝したのがブリスコで、パワーとのコンビが実現するとペンスキーはオーストラリア人ドライバー2人ということになる。

20090113irl_penske (C)IRL

インディアナポリスで行われた今回の記者会見ではブリスコ、パワーとともにカストロネペスも出席し、3月2日に始まる裁判についても前向きな姿勢を示している。ロジャー・ペンスキーやチームのサポートに感謝し、レースすることこそが自分の人生であり、裁判が終わるのが待ちきれないとして、レースに戻ってくることを熱望しているとしている。
カストロネペスは2001年以来チーム・ペンスキーに所属し、IRL通算14勝を挙げ、2001年と2002年のインディ500で優勝している。昨年はチャンピオンのスコット・ディクソンに17ポイント差でシリーズ2位となっている。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ10結果 (1月13日)

■フォルクスワーゲンの1-2-3は変わらず
  ゴードン/ハマー、この日のSSで2位

ルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

■四輪部門総合トップ10           (日本時間午前8時現在)
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 38:59:02 0:00:00
PERIN (FRA)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 39:26:33 0:27:31
PITCHFORD (ZAF)
3 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 39:40:15 0:41:13
VON ZITZEWITZ (DEU)
4 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 40:12:15 1:13:13
CRUZ SENRA (ESP)
5 309 GORDON (USA) HUMMER 40:33:40 1:34:38
GRIDER (USA)
6 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 44:13:20 5:14:18
EVANS (GBR)
7 330 KUIPERS (NLD) BMW 47:00:53 8:01:51
PALMEIRO (PRT)
8 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 47:31:36 8:32:34
GOTTSCHALK (DEU)
9 331 PALIK (HUN) NISSAN 48:49:31 9:50:29
DARAZSI (HUN)
10 340 ZAPLETAL (CZE) MITSUBISHI 48:52:28 9:53:26
OUREDNICEK (CZE)

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ダカールラリー2009レースレポート(10日目)

ダカールラリー2009レースレポート(10日目)

2号車に無念の駆動系トラブルが発生

20000156_2 トラブルの様子を鈴木誠一から聞く菅原義正
1月12日
ラ・セレナ(チリ)→コピアポ(チリ)
リエゾン88km SS429km リエゾン19km トータル537㎞

12日は、チリのラ・セレナ~コピアポ間で競技が行われた。前日のラ・セレナから太平洋に沿ってさらに北上、南緯27度14分と今大会中最北に位置するコピアポのビバークはアタカマ砂漠の真っ只中にある。

SS距離は当初ビバーク入り口までの449kmを予定していたが、約19km短縮されて429.32kmに。そこから(19kmの)リエゾンでビバークに到着する設定に改められた。路面は序盤は固いグラベルのオフピストでその後には高い砂丘が登場。多くの車両がミスコースやスタックなどで到着が遅れた。

日野チームスガワラの日野レンジャー1号車(菅原義正/羽村勝美組)はこのステージを36番手でスタート。CP1までに13番手にポジションを上げ、最終的にカミオン部門総合のSS順位14位で無事フィニッシュした。一方、16番手でスタートした2号車(菅原照仁/鈴木誠一組)はCP3までにカミオン部門の4番手に躍進。その後も快調に走行していたが、270km地点でリアのデファレンシャルのトラブルでストップ。クルーの機転で後輪への駆動を切って前輪駆動のみで走行を続け、なんとかSSのゴールに辿り着いた。

20000156_3 2号車のリアデフ交換に取り掛かったメカニックたち

夜10時半ころコピアポ(チリ)のビバークに到着した2号車は翌朝の出走に向け、早速修理と駆動系の点検に取り掛かった。明日13日は当地を基点とするループ状のルートで当初今大会最長の670kmのSSを設定していたが、476kmに短縮。砂がふんだんにあるコースで厳しい戦いが予想されている。

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2009年1月13日 (火)

IRL:マリオ・モラエス、KVレーシングと契約

マリオ・モラエス (C)IRL Media 拡大します

KVレーシング・テクノロジーは、2009年のインディカー・シリーズ(IRL)にマリオ・モラエス(ブラジル20歳)と契約したことを発表した。

昨シーズン、デールコイン・レーシングからIRLへ出場したモラエスは、16戦で3回のトップ10フィニッシュを記録している。KVレーシングの共同オーナーであるジミー・バッサーは、モラエスのオーバルとストリート/ロードの両コースでの走りを観察し、その成長ぶりから2009年シーズンに高い競争力を持つことを確信しているという。

モラエスは、昨年デールコインでチームメイトのブルーノ・ジュンケイラから初体験のオーバルコースでの走り方の多くを学んだとして、2007年のイギリスF3からIRLへ招いてくれたチームに感謝している。

KVレーシングは、昨シーズンCCWSからIRLへと移行し、オリオール・セルビアとウィル・パワーの2人を走らせた。モラエスのマシンにはVotorantimがスポンサーとなっているが、もう1台については未定の状態である。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ9

2009年ダカールラリー第9ステージが終了

チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマは、ミスコースなどによりタイムロスを喫しSS7 位となるが、総合4位をキープ

0112m1 J・ナニ・ロマ(stage-9)
 2009年ダカールラリーは、1月12日(月:現地時間、以下すべて現地時間)に、チリのラ・セレナから、チリ北部の街コピアポまで、前半は太平洋岸を北上し、後半からはアタカマ砂漠の過酷なコースを走る、総走行距離537km(うち競技区間=SS:430km)で行われた。
 この日のSSトップタイムは、5時間56分8秒でサインツ(スペイン/VW・レーストゥアレグ2)、SS2位にミラー(アメリカ/VW・レーストゥアレグ2)、SS3位にゴードン(アメリカ/ハマーH3)が入った。

 チーム・レプソル三菱ラリーアートのホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は、SS前半でミスコースによりタイムロスし、トップから約17分の差を空けられた。その後、SS後半までにトップと14分差程度まで盛り返したが、最後のアタカマ砂漠で、冷却ファンのトラブルでオーバーヒート気味となり、ペースダウンを余儀なくされ、24分41秒差の6時間20分49秒のSS7位で競技を終えた。

 この結果、総合トップのサインツのポジションはそのままであるが、ミラーが総合2位に浮上、総合3位にドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)となり、続く総合4位にトップから58分12秒差の34時間24分19秒で三菱自動車チームのロマがつけるといった展開となった。
 大会11日目となる1月13日(火)の第10ステージは、後半戦の山場ともいえる、ラ・セレナのビバークをスタート/ゴール地点とした、今大会最長(SS670km)のループステージで行われる予定であった。しかし、このステージの大半は、標高2,000mに位置するアタカマ砂漠を舞台とした過酷な競技となるため、主催者より、安全に競技を進行させるため、SSの中盤を短縮(スタートから195km地点から429km地点まで)したコース変更が発表され、総走行距離496km、SS(競技区間)も476kmに短縮した競技が行われることになった。

0112m2 サービスパーク

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第9ステージ

12-01-2009 - (Daily Focus)第9ステージ

ヴェルホーベン砂丘を制す、サインツにとっては VOIE LIBRE POUR SAINZ

8 (C)ASO/DPPI

第9ステージは公約どおり「見事な景観」と「感動的な砂丘」のコースだった。アタカマ沙漠を通過する3つのステージの中の一つ、それを最初に制したのはオランダ人、フランス・ヴェルホーベン(Frans Verhoeven)-KTMだった。総合順位ではマルク・コーマ(Marc Coma)-KTMが不動のトップ。そして、オート部門ではカルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VWが宿敵ナニ・ローマ(Nani Roma) -ミツビシに24分もの差をつけてステージ優勝。

今日はラ・セレナからコピアポのビバーク地まで、537kmのコース。早朝5時25分からスタートし、88kmのリエゾンを走行した後、449kmのSS。アメリカ人ジョナ・ストリート(Jonah Street)-KTMは、コーマのアシストとしてきっちりと仕事を続けてきたが、今日のSS中、手首をケガして無念のリタイア。

南アメリカでの大会が始まって以来、何ヶ所か砂地のコースが出てきて、競技者らは果敢にその見せ場を抜けてきた。しかし、このステージの砂丘はこれまでとは違う、超級の難度コースだった。トップを争うライダーらはそれをものともせず、デプレ、コーマ、ロペスのトリオでSSを走行、速やかに本日のレースを終えた。

何と言っても今日の人はステージ4位になったフレティニェ。今日のSSをトップのデプレから10分遅れでスタートしたダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHA、先を行くKTMのトリオに何とか追いつこうとやっきになって頑張った。CP1(131km)、CP2(218km)、CP3(235km)の3つのCPをベストタイムで通過、ところがなんと最後、ゴールまでの砂丘ステージで逆転されてしまう。

一方、33番目にスタートしたフランス・ヴェルホーベン(Frans Verhoeven)-KTM、次々と追い越し、399km地点でトップタイムをたたき出したのだ。その後30kmのゴール、オランダ人ヴェルホーベンは本日のステージを制した。2位のダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAに3分9秒差、3位のフランシスコ・ロペス(Francisco Lopez)-KTMに3分40秒の差だった。

総合順位ではコーマがトップをキープ、2位のダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAに1時間4分の差、タイトル保持者のシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMに1時間34分のタイム差。この先どうなるのか?

砂丘ステージはあまり得意でないスペイン人カルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VW、430kmあまりのSSを、チームメイトのマーク・ミラー(Mark Miller)-VWと終始2台でデュエル走行した。途中石が当たって、ミラーのパワステを壊すアキシデントがあり、ミラーがストップ、一方元WRCチャンピョンはSSゴールを気兼ねなくトップで通過したのだった。VWチームでは今日のレースで、チームメイトのミラーに19分52秒差、ド・ヴィリエに22分58秒の差、ほぼチーム体制が確定した模様だ。

総合順位4位にいるナニ・ローマ(Nani Roma) -ミツビシの最後の騎兵はSS7位でゴール、トップと24分41秒差、痛いタイムロスだった。ローマは今日の結果、総合タイムでサインツと58分12秒と差を広げることになった。 VWのジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)はナビゲーション・ミスでタイムロス、VW勢のトップ争いから離される結果となってしまった。

そして、ステージ3位でゴールしたアメリカ人ロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMAR、総合順位でもローマの次、5位につけた。トップのサインツとは1時間34分差。

一方アルゼンチン人オーランド・テラノヴァ(Orlando Terranova)-BMWの今日の仕事も特筆に記すべきもの。21番目にスタートし、ごぼう抜きに追い抜いて4位でゴール、総合順位も8位に上げた。

オート部門T2クラスではローナン・シャボ(Ronan Chabot)-トヨタが本日のクラス最速のタイムを出した。ステージ順位24位。2位はスペイン人ザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)-TOYOTA、21分差。

総合順位ではニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)-トヨタがフォッジに1時間10分のタイム差でトップをキープ。

カミヨン部門ではウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZがブラジル人アンドレ・デ・アゼヴェド(Andre De Azevedo)-Tatraに 24秒のタイム差でSSトップのゴール。フィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZとゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFはチームのアシスタンス・カミヨンが事故で遅れ、長時間待たなければならなかった。

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F2:ミハエル・アレシン、レッドブルの2台目のドライバーに決定

ミハエル・アレシン (C)Formula 2 Series 拡大します

フォミュラ2シリーズ(F2)は、ミハエル・アレシン(ロシア:21歳)が、レッドブルの後援を受けてF2シリーズに参戦することを発表した。アレシンは、すでに参戦の決まっているカナダのロブ・ウィケンスのチームメイトとしてシリーズに出場する。これで今年のF2シリーズに正式に参戦が決定したドライバーは14人となった。

アレシンは、2005年にレッドブル・ジュニア・チームのドライバーとなって以来各種のレースに参戦。昨年はワールドシリーズ・ルノー(WSR)でランキング5位となっている。2007年のWSRモンツァでは、ロシア人としては初の優勝を飾っている。また、昨年はGP2とA1GPにも出場、夏にはモスクワでレッドブルF1のデモンストレーションも行っている。

ミハエル・アレシン:「「わたしはロブ・ウィケンスをよく知っている。そして、他のドライバーの何人かが発表されるのを見て、私はそれが非常に競争的になるということを予測している。しかし、わたしは自分のの能力に自信があって、トップに挑戦することが出来ると思っている。わたしのキャリアにおけるレッドブルの継続的な支援に感謝している」

F2シリーズによれば、すでに18名のドライバーがシリーズ参戦へのサインをすませており、ここ数週間のうちに正式に発表されることになっている。シリーズへの関心の高さから、当初20台でスタートする予定だった今シーズンは24台へと出場枠が増やされている。残る6つのシートをめぐって14人程度のドライバーが参戦準備を進めており、シート争いは時間との戦いになっているとされる。

シリーズ主催者のモータースポーツ・ビジョン代表、ジョナサン・パーマーは、参加を希望するドライバーをすべて受け入れることが可能なら、今シーズン36台のマシンをグリッドに並べることが出来ると確信しているという。しかし、24台のマシンを出走させることですでに6,000,000ユーロを超える資金が必要となっており、資金面から出場台数を絞らなければならないことは残念だとしている。

ウイリアムズF1では新F2マシン『JPH1』の設計にパトリック・ヘッドを初めとして全力で取り組んでおり、それは非常に印象的なマシンになるだろうとしている。また、シリーズへの関心の高さは、資金不足からGP2やWSRへの参戦を断念したドライバーにとって、そのローコストと対費用効果が最近の経済情勢に合ったことの証明であるとしている。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ9結果 (1月12日)

マーク・ミラー (C)Volkswagen Motorspot 拡大します

 

(C)ASO/DPPI 拡大します

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 33:26:07 0:00:00
PERIN (FRA)
2 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 33:45:59 0:19:52
PITCHFORD (ZAF)
3 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 33:49:05 0:22:58
VON ZITZEWITZ (DEU)
4 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 34:24:19 0:58:12
CRUZ SENRA (ESP)
5 309 GORDON (USA) HUMMER 35:00:24 1:34:17
GRIDER (USA)
6 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 36:50:00 3:23:53
FORTIN (BEL)
7 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 37:31:26 4:05:19
EVANS (GBR)
8 315 TERRANOVA (ARG) BMW 39:30:54 6:04:47
GUEHENNEC (FRA)
9 330 KUIPERS (NLD) BMW 40:03:30 6:37:23
PALMEIRO (PRT)
10 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 40:06:06 6:39:59
GOTTSCHALK (DEU)

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2009年1月12日 (月)

DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第8ステージ

11-01-2009 - (Daily Focus)第8ステージ

デプレがゴールで一瞬かわしてトップ、サインツ手中のステージ

非常にテクニカルな第8ステージ、チリの大きな砂丘越えのステージだった。シリル・デプレがラ・セレナまでのコースで最速タイムをたたき出しステージ優勝。しかし、総合順位で優勝のポディウムまでにはトップコーマに1時間半以上ものタイム差がある。サインツは今日のステージは彼にぴったりのコースだったか、宿敵ローマから数分タイムを引き離した。クワッド部門ではマチャセックが3度目のステージ優勝、総合順位も余裕のトップ。

ゆっくりと休息日を過ごした翌日、ライダーらは落ち着いてヴァルパライソのリエゾンを出発、そして待ち受ける今大会の山場、アタカマのステージへと突入した。今日は245kmのリエゾンの後、294kmのSS、ピストは滑りやすく非常にカーブが多い。

今日のステージを最初に飛び出したのは、生まれ故郷チリのライダー、フランシスコ・ロペス(Francisco Lopez)-KTM。ロペスは今日のステージで再びトップをとるのは難しいと判断、最初、ぴったりとコーマについて走った。そして、CP1(180km)をトップで通過したデプレをマーク。海岸ラ・セレナのゴールまでトリオ走行、最期ゴールで一瞬すきをついて踊り出たのは当然デプレ、今大会2度目のステージ優勝となった。フランス人シリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMに続いて、マルク・コーマ(Marc Coma)-KTM、1分49秒差、3位はフランシスコ・ロペス(Francisco Lopez)-KTM、2分56秒差だった。

デプレにとってダカールラリーで18回目のステージ優勝、総合順位でも3位に浮上した。一方、いま一のパフォーマンスだったジョナ・ストリート(Jonah Street)-KTMは、トップとの差34分と大きく遅れ29位でゴール、総合順位も落とした。総合順位のトップ、コーマにとっては本日のデプレのタイムはそれほど響かず、トップをキープ、そして最大のライバル、ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAとのタイム差は1時間6分。

クワッド部門では総合優勝トップの、チェコ人ジョセフ・マチャセック(Josef Machacek)-Yamahaが今大会3度目のステージ優勝。総合順位では、2位のライバル、アルゼンチン人パトロネリ(Patroneli)-Can Amに2時間30分もの差をつけている。

オート部門ではタイトル保持者サインツにとってうれしい一日。90年代のWRCを彷彿とさせるカーブの多いスピードコース、スペイン人カルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VWは今日のステージを存分に楽しんだようだ。本日のステージ優勝でサインツは今大会4度目のステージ優勝。

VW勢は今日のステージのタイプが彼らのアグレッシブな車両にマッチしたのか、ステージを1,2,3位と押さえた。デーテル・ディッピング(Dieter Depping)が4分2秒遅れ、マーク・ミラー(Mark Miller)が4分12秒遅れでゴールした。VW勢の4台目,ジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)はトップから10分あまり遅れてのSSゴールだが、総合順位では2位をキープ。ミツビシチームのたった一人の駒、ナニ・ローマは固く4位を押さえて本日のミッションを終えた。ロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMARが本日8位に落としたが、総合順位は5位をキープ、タイムがわずかに落ちて1分32秒差。一方T2クラスは、日本人、三橋淳が ≪パーフェクト≫な走りで本日のSSをゴール、トップのサインツにわずか39分差、15位のポジションで終えた。総合順位では三橋淳のチームメイト、フランス人ニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)がトップをキープ、SS順位も22位で終えた。総合順位2位のザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)-TOYOTAに1時間12分の差と余裕の総合トップ。

カミヨン部門ではここ数日の熾烈なトップ争いが今日も繰り広げられた。リーダー、ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFがわずかに宿敵ウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZを離して1分42秒の差でSSをゴール、ステージ優勝を勝ち取った。そして、三つ巴の戦いを繰り広げてきたフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZがわずかに遅れ、7分34秒差の5位でゴール。その間に3位を取ったのは、チェコ人、アレス・ロプライス(Ales Loprais)-Tatra、4位はブラジル人アンドレ・デ・アゼヴェド(Andre de Azevedo)-Tatra.

総合順位では、フィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZがキープを維持し、2位はチームメイトのウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZ、3分46秒差、そしてゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFが17分46秒差で3位と迫る。タイトル保持者ハンス・ステーシィ(Hans Stacey)は今朝スタート台に立てず、リタイアした。

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日野自動車ダカールラリー2009レースレポート(9日目)

ダカールラリー2009レースレポート(9日目)

後半戦初日の足慣らしを順調に消化

20000155_1

後半での巻き返しを図る1号車

1月11日
ヴァルパライソ(チリ)→ラ・セレナ(チリ)
リエゾン245km SS294km(カミオンのみ179km) リエゾン113km トータル652㎞

11日、2009年ダカールラリーはいよいよ後半戦に突入。ヴァルパライソから太平洋岸を北上してラ・セレナまで652kmの行程で競技が行われた。路面はツイスティなグラベルで道幅は狭く、途中切り返しをしないと曲がりきれない箇所があるなど、カミオンにとっては難所続きのコース。このためか本来のSS(競技区間)距離は294kmながら、カミオンのみ途中のCP1(チェックポイント)で終了する179kmという設定だった。この区間で日野チームスガワラの日野レンジャー2号車(菅原照仁/鈴木誠一組)はカミオン部門16位と健闘。全競技区間通過所要時間の累計で競う総合順位で10位、排気量10リットル未満クラス首位のポジションをキープした。また、とりわけ慎重な走りを心がけた1号車(菅原義正/羽村勝美組)はSSを36位でゴール。こちらも総合順位で25位と順調そのものだ。明日から3日間は砂丘をふんだんに盛り込んだ今大会の山場と言われるが、明日のSSは終盤部分が若干短縮され、砂丘区間が短くなる(難易度が下がる)ことが予想されている。

カミオン部門総合順位
1 506 カビロフ カマズ 27:40:43
2 501 チャギュイン カマズ 27:44:23
3 505 デルーイ ジナフ 27:58:29
4 508 マルデーブ カマズ 31:08:05
5 520 スパシル リアズ 31:24:24
6 512 トムチェック タトラ 31:31:22
7 507 エクター マン 31:49:19
8 504 デ・アゼヴェド タトラ 33:24:15
9 503 ヴァンギンケル ジナフ 33:28:06
10 513 菅原照仁 日野 34:34:53
25 511 菅原義正 日野 49:52:43

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ8

2009年ダカールラリー後半戦がスタート

第8ステージで、チーム・レプソル三菱ラリーアートのロマはSS4位に入り、総合でも4位をキープ

0110m1 J・ナニ・ロマ(stage-8)
 2009年ダカールラリーは、1月11日(日:現地時間、以下すべて現地時間)から後半戦がスタート。後半戦最初のステージとなる第8ステージは、チリのバルパライソから、太平洋岸を北上し、ラ・セレナまでの652km(うち競技区間=SS:294km)で行われた。

 この日のSSは、トップにサインツ(スペイン)、2位にデッピング(ドイツ)、3位にミラー(アメリカ)とフォルクスワーゲン勢が占めた。

 チーム・レプソル三菱ラリーアートで、唯一後半戦に望むことになったホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は、チームの期待を一身に集め、バルパライソを後にした。
 第8ステージに臨んだロマは、前半戦と同様に好調を維持し、トップ3を脅かす快走を見せたが、2回のパンクに見舞われるといったアクシデントもあり、この日のステージではトップから4分15秒差の3時間51分34秒でSS4位となった。

0110m2 J・ナニ・ロマ(stage-8)

 総合順位は、前半戦終了時点と変わらず、総合トップにサインツ、2位、3位にドゥビリエ(南アフリカ)、ミラーとフォルクスワーゲン勢が続き、総合4位にトップから33分31秒差の28時間3分30秒で三菱自動車チームのロマがつけるといった展開が続いている。

 大会10日目となる1月12日(月)の第9ステージは、ラ・セレナから太平洋岸をさらに北上し、チリの北部に位置する鉱物で有名な街コピアポまでの537kmで行われるが、競技区間(SS)後半の砂丘の走行が困難であるとの主催者判断から、SSが430km(当初は449km)に短縮され行われることになった。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ8結果 (1月11日)

■ダカールラリー後半戦もフォルクスワーゲンがトップ3スタート

2009年ダカールラリー / カルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します 

ロビー・ゴードン (C)ASO/DPPI 拡大します

No.505 GINAF (C)ASO/DPPI 拡大します

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 27:29:59 0:00:00
PERIN (FRA)
2 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 27:40:56 0:10:57
VON ZITZEWITZ (DEU)
3 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 27:48:04 0:18:05
PITCHFORD (ZAF)
4 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 28:03:30 0:33:31
CRUZ SENRA (ESP)
5 309 GORDON (USA) HUMMER 29:02:00 1:32:01
GRIDER (USA)
6 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 30:27:04 2:57:05
FORTIN (BEL)
7 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 30:55:31 3:25:32
EVANS (GBR)
8 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 32:21:44 4:51:45
GOTTSCHALK (DEU)
9 330 KUIPERS (NLD) BMW 33:03:42 5:33:43
PALMEIRO (PRT)
10 315 TERRANOVA (ARG) BMW 33:24:40 5:54:41
GUEHENNEC (FRA)

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2009年1月11日 (日)

DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:休息日-前半戦ハイライト

10-01-2009 - (Daily Focus)休息日-前半戦ハイライト

ダカール・ラリー2009はダカール史上初めて南アフリカでのレース、ヴァルパライソに到着して、競技者らは休息日を迎えた。中間点まで到着した台数は、モト139台、クワッド15台、オート95台、カミヨン約70台(現在、大会オフィシャルが正確な数字を確認中)。モト部門ではマルク・コーマ(Marc Coma)-KTMが総合順位でトップ、オート部門ではフォルクス・ワーゲンのカルロス・サインツ(Carlos Sainz)がトップにいる。

オート部門

大会7日目が過ぎ、オート部門の本日までの結果から言えること:フォルクス・ワーゲンはダカール史上かつてない程、限りなく優勝の近くにいる。3台が総合順位1,2,3位、ライバル車4位とは29分ものタイム差。ヴァルパライソまでの7ステージで5ステージを優勝を勝ち取った。VWはサインツ、ド・ヴィリエ、ミラーのいずれかが優勝者になるのか、この先むずかしいところだろう。

ふるい落としのレースは第1ステージから始まった。かの増岡浩が最初のステージでサンタ・ローザに牽引されてゴール、リタイアを余儀なくされた。そして、ミツビシチームは、メンドーサのステージでもリュック・アルファンを失う大きな打撃。翌日にはペテランセルの番。タイトル保持者ペテランセルは初めて前転の体験をし、エンジンのオーバーヒートでストップした。唯一ミツビシで残るナニ・ローマは現在総合順位4位、ゴールまで車を運ぶミッションをになうことになった。

VWレース・トゥアレグの華々しい活躍に、日陰にされたのはミツビシばかりではない。BMWの X-Raidも最初はゲラン・シッシェリ(Guerlain Chicherit)がCP二つをベストタイムで通過するなど好調な出だしだった。しかし、その後第1ステージゴール前でマシーントラブル、トップ争いから離脱していった。そして、アル・アタイエ (Nassel Al Ataye)は2度のステージ優勝をとりながら、エンジンのオーバーヒートなどのトラブルに見舞われ、結局、砂丘に降参、リタイアすることとなってしまった。

こうした中、ロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMARはブエノス・アイレスをルンルン気分でスタート、そして順調にタイムをあげて現在総合順位5位。

後半折り返しのコースでは、ドイツチームVWの今後の本格的な問題はチーム内での競争が見せ場になるだろう。チーム監督Kris Nissenの手腕が問われるところだ。

プロダクション部門での前半でのレースも、TOYOTAの圧倒的勝利という大きな特徴があった。TOYOTA車がトップ4をおさえているのだから。そして何よりも、T2部門のドライバーのレベルが非常に向上したことも今大会での大きなポイント。T2部門で3度トップにたった三橋淳は現在総合順位27位、そして第7ステージ終了現在、T2部門トップにいるニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)も総合順位20位だ。T2部門の2位、3位のフォッジやシャボもトップ30位以内、タイム差で1時間以内にいる。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第7ステージ

09-01-2009 - (Daily Focus)第7ステージ

チリ人ライダーの華麗なるチャレンジが成功、VW勢絶好調

ダカール・ラリー2009大会、休息日前のバルパライソのステージでは、フランシスコ・ロペスが初めてのステージ優勝。チリの国境を越えるステージで、モト450cc世界チャンピョンがライダーとしてのキャリアのカップを変える出来事となった。
オート部門では、フォルクスワーゲンチームのフェスティバルが続く。カルロス・サインツが今大会3度目のステージ優勝。前大会優勝者、ステファン・ペテランセルはエンジントラブルでリタイアを余儀なくされた。カミヨン部門はSSがキャンセルになり、次のビバーク地までリエゾンで移動。

今日のコースはアルゼンチンのメンドーサから国境を越え、チリのバルパライソまでの816kmと長い1日、雨の影響によりSSが当初予定の419kmから243kmに短縮された。ダカール・ラリーが初めてチリを通過する、そのチャンスをチリ人フランシスコ・ロペスはしっかりと物にした。総合順位ではトップのマルク・コーマに2時間以上も差をつけられているものの、チリ人ロペスは熟知している地の利のチャンスを逃さなかった。チリのステージはあと2日ある、ひょっとしたらロペスに更なるチャンスが巡ってくるのかもしれない。

モト部門の総合順位にはあまり影響はなく、コーマが相変わらず独占状態。コーマは今朝2番目のスタート、今日のコース・オープン役のシリル・デプレとコンスタントに連絡をとりながら冷静なレース運びの1日だった。そして、SSゴールも2位、トップのロペスと3分差でゴールした。総合順位2位のジョナ・ストリートと51分もの差があるので、休息日もゆったりした気分で過ごせるに違いない。

一方アメリカ人ジョナ・ストリート(Jonah Street)-KTMはトップから遅れること15分、総合タイムでも3位のダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAが1分差に迫っている。ジョーディ・ヴィラドムス(Jordi Viladoms)?KTMもタイヤトラブルでタイムをロスし、総合順位を5位に落とした。

オート部門では、今日もまた優勝候補のリタイアという大きな出来事があった。昨日アル・アタイエ (Nassel Al Ataye)-BMWがリタイアしたばかり。前大会の優勝者ステファン・ペテランセル(Stephan Peterhansel)-ミツビシは今日は悪夢のような1日だった。57kmで三菱ランサーレーシングが火を噴いた。7回の優勝経験者はなんとか車両を制御して再びスタート。ところが20kmほど進んだところで再びストップ。エンジンがオーバーヒートしたらしい。結局エンジンが壊れ、ペテランセルはリタイアを余儀なくされた。初日に増岡を失い、昨日リュック・アルファン(Luc Alphand)がいなくなって、日本のミツビシはローマ一人で戦うことになる。ローマは現在総合順位で4位、ぴったりフォルクスワーゲンについてチャンスを窺う。

一方、フォルクスワーゲンチームはサインツの3度目のステージ優勝、チームメイトのマーク・ミラー(Mark Miller)、ジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)もほぼ同時ゴール。総合順位で1,2,3位を押さえている。ロビー・ゴードン(Robbie Gordon)-HUMMARが奮闘、トップから4分13秒差の4位でSSゴールを切った。

オート部門T2クラスでは、日本人三橋淳が今日のステージ優勝。カルロス・サインツに47分15秒の差というすばらしいタイムでゴール、同クラスのニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)に10分以上もの差をつけた。そして、前大会のクラス優勝者スペイン人ザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)は1時間31分遅れでゴール。総合順位でもトップのジボンに1時間以上のタイム差をつけられている。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース 休息日

2009年ダカールラリーの前半戦が終了
ホアン・ナニ・ロマが総合4位で後半戦の巻き返しに望む

0111m1 休息日:サービスパーク

 2009年ダカールラリーは1月10日(土:現地時間、以下すべて現地時間)、前半戦を終え、チリのバルパライソで休息日を迎えた。

 今回のダカールラリーは、30年の歴史の中で初めてアフリカ大陸を離れ、アルゼンチン、チリといった南米大陸を舞台に開催されている。新型競技車『レーシング ランサー』を駆って参戦しているチーム・レプソル三菱ラリーアートは、同大会では初日の第1ステージから増岡浩(日本)/パスカル・メモン(フランス)
組がリタイアするなど3台が戦列を離れるといった波乱含みの中、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組が、首位から29分16秒差の24時間11分56秒分の総合4位につけ、大会の山場と目される後半戦での上位浮上を狙う。

 ダカールラリー初の南米大会は、三菱自動車チームにとって過酷な展開が続いている。1月3日(土)にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタートした第1ステージで、三菱自動車チームはリュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組が5位、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(と
もにフランス)組が6位、ロマが8位ながらトップから約5分以内の僅少差でまずまずの滑り出しを見せたが、期待の日本人エースドライバーの増岡は、SS中に突然、エンジンプーリー(エンジンの動力を伝える滑車)を固定するボルトが破損するといったトラブルでストップ。ビバークでの懸命な修復作業にもかかわらず、
初日でまさかのリタイアを喫することとなった。

 続く第2ステージではその無念を晴らすかのようにペテランセルがSS2位と健闘し、総合3位に浮上。第3,4ステージでは、三菱自動車チームの3台が後半の勝負に備え、トップと離されないような慎重な走りに徹し、上位をキープしてきた。

 その後、本格的な砂丘が登場し、最初の難関となった第5ステージでペテランセル車が転倒。ルーフに設置されたラジエータを破損し、ビバークまで自力での走行ができなくなり、サービスカーの牽引を余儀なくされ、15分のペナルティを喫する。
 続く第6ステージではアルファン車のコ・ドライバー、ピカールがスタック脱出作業中に突然体調不良となり、病院に運ばれるといったアクシデントにより、途中棄権を余儀なくされるなど不運が続いた。

 そしてアルゼンチンからチリに入国する前半戦最後の第7ステージで、ロマとともに順調な走りを見せていたペテランセルの『レーシング ランサー』はエンジントラブルにより114km地点でストップ。惜しくもここで戦列を去ることとなった。この結果、三菱自動車チームは、ロマ車1台で1月11日(日)からの後半戦
を戦うことになった。

 ロマは「チームのエンジニアとメカニックは、新型『レーシング ランサー』で結果を出すため、一生懸命に良い仕事を続けてくれています。三菱自動車チームは、かなり厳しい状況となったが、僕とルーカスは後半戦もプッシュをし続けて、チームに良い結果をもたらすように全力を尽くすつもりです」と語り、孤軍
奮闘ながらチームメイトの分まで頑張ると、やる気を漲らせている。

0111m2 休息日:サービスパーク全景

 三菱自動車チームを率いるドミニク・セリエス監督は「我々の新しいマシンとエンジンは、短い準備期間にもかかわらず、ダカーラリーで十分に戦っていけるパフォーマンスを見せている。しかし、今回のラリーを通じて、このマシンとエンジンを成長させるため、我々がやるべきことが幾つもあることもわかってきて
います」と話す。また、後半戦に向けて「今回のダカールラリーは、ロマがまだ十分優勝を狙えるポジションにつけています。彼が前半戦と同様に後半戦も好調を保つことができれば、表彰台もしくは高順位での完走を果たすことができると思います」と語り、現状を前向きに見据えている。

 休息日を迎えて人がごった返すビバークで、三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPの中山修社長は次のように語った。「前半戦終了時点での我々の状況は想定以上に厳しい。改めてダカールラリーでの厳しさを感じています。しかし、昨日のステージで、ロマは、後半戦に向けて十分期待が持てる走りを見せてくれ
ました。あとは、チーム一丸となって全力を尽くすだけです」

 バルパライソのビバークは、チリ海軍の兵学校の運動場に設けられた。連日の過酷な走行で疲れ切ったドライバーたちにとって束の間の一日も、各チームはマシンをリフレッシュさせるため、メカニック達は懸命に作業にあたり、時間は足早に過ぎていった。

 翌1月11日(日)の大会9日目から、2009年ダカールラリーもいよいよ後半戦に入る。後半戦最初のステージとなる第8ステージは、バルパライソから太平洋岸を北上し、歴史的建造物の多い古い港町ラ・セレナまでの652km(うち競技区間=SS:294km)で予定されている。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・レストデイ (1月10日)

■ダカールラリーはつかの間の休日

2009年ダカールラリー / サービスポイント (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

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2009年1月10日 (土)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ7

2009年ダカールラリー前半戦最後となる第7ステージが終了

0101mi1 J・ナニ・ロマ(stage-7)

チーム・レプソル三菱ラリーアートは、ロマがSS4位に入り、総合4位で前半戦を終える
前回大会の覇者ペテランセルは、SS114kmポイントでマシンがストップし、リタイヤとなる

 2009年ダカールラリーは、1月9日(金:現地時間、以下すべて現地時間)、アルゼンチンのメンドーサから、国境を越え、チリの港町バルパライソまで走行。当初、総走行距離は816km、うち競技区間(SS)は419kmを予定していたが、SS付近の川の水量が上昇していたために、安全性を十分に確保できないとの主催者判断により、総走行距離742km、SSは243kmに短縮され、第7ステージが行われた。
 この日のSSトップタイムは、サインツ(スペイン)、SS2位にミラー(アメリカ)とフォルクスワーゲン勢が続き、SS3位にはゴードン(アメリカ/ハマーH3)が入った。

 チーム・レプソル三菱ラリーアートは、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組が、トップから5分37秒差の2時間41分4秒でSS4位に入った。
 前回大会を含め三菱自動車チームでダカールラリー3回の総合優勝を達成し、二輪部門も合わせると通算9回の総合優勝を飾っているステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組は、SSスタート直後の57km付近でエンジンルームから煙が出るトラブルが発生、その後も走り続けたが、SS114km地点でエンジントラブルによりマシンがストップし、リタイヤという結果となった。

0110mi2 サービスパーク

 前半戦を終えた時点で、サインツが23時間42分40秒で総合トップ。9秒差の総合2位にドゥビリエ(南アフリカ)、総合3位にミラーとフォルクスワーゲン勢が続き、総合4位にトップから29分16秒差の24時間11分56秒で三菱自動車チームのロマがつけるといった展開となった。

 第7ステージをもって前半戦を終えた2009年ダカールラリーは、大会8日目となる1月10日(土)に、唯一走行のない休息日をバルパライソで迎える。連日の過酷な走行で疲れ切ったドライバーたちにとっては束の間の休息となるが、各チームはマシンの徹底的な分解整備にあたる日であるため、メカニックたちにとっては最も忙しい日となる。

 大会9日目となる1月11日(日)は、後半戦最初のステージとなる第8ステージが、バルパライソから、太平洋岸を北上し、歴史的建造物の多い古い港町ラ・セレナまでの652km(うち競技区間=SS:294km)で予定されている。

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A1GP:チーム・ドイツの参戦はさらに延期

ミハエル・アメルミューラー (C)A1GP Media 拡大します

1月9日、A1GPシリーズは今月末のニュージーランド・タウポ戦から出場する予定だったチーム・ドイツが、次戦南アフリカ戦まで延期となったことを発表した。

2006/2007年シーズンのチャンピオン、チーム・ドイツは、昨シーズンまで指揮をとっていたウィリー・ウェバーに替わってRolf Beisswangerがチームを再編成しており、未だ準備が整っていない状態であるという。

ドライバーはアンドレ・ロッテラーとミハエル・アメルミューラーが決まっているものの、厳しい経済情勢の中でスポンサーやパートナーも不足している状態。Beisswangerは、チームがチャンピオンを奪還できる状態になってから参戦したいとしている。

A1GPは第4戦タウポは1月24日に開幕する。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ7結果 (1月9日)

■ダカールラリーも折り返し点
  サインツ、再びトップに立つ

2009年ダカールラリー・ステージ7 / カルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

 

 

 

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 23:42:40 0:00:00
PERIN (FRA)
2 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 23:42:49 0:00:09
VON ZITZEWITZ (DEU)
3 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 23:56:33 0:13:53
PITCHFORD (ZAF)
4 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 24:11:56 0:29:16
CRUZ SENRA (ESP)
5 309 GORDON (USA) HUMMER 24:51:01 1:08:21
GRIDER (USA)
6 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 26:22:12 2:39:32
FORTIN (BEL)
7 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 26:42:01 2:59:21
EVANS (GBR)
8 315 TERRANOVA (ARG) BMW 27:47:33 4:04:53
GUEHENNEC (FRA)
9 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 28:30:23 4:47:43
GOTTSCHALK (DEU)
10 330 KUIPERS (NLD) BMW 28:42:31 4:59:51
PALMEIRO (PRT)

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2009年1月 9日 (金)

FIA-GT:日産GT-R、2010年にFIA-GTに参戦か

Gtr NISSAN GT-R ニスモバージョン (C)ニスモ

1月8日、英autosport.comによれば、日産のGT-Rが2010年からFIA-GT選手権に参戦する準備を進めていると伝えている。すでにミハエル・クルムによって、昨年のクリスマス前に富士スピードウェイでFIA-GT仕様マシンのテストを行ったという。

NISMOによれば、それはあくまで評価用のテスト車両ではあるものの、日本のスーパーGT選手権用のマシンとは別物であるという。さらに、18ヶ月前にデビューしたGT-Rのレース仕様車のFIA-GT選手権への展開については、最近の経済情勢の下では参戦の可能性を述べることが難しいとしている。

これについてFIA-GT選手権の主催者であるステファン・ラテルは、日産がFIA-GT用のマシンを作ったことを歓迎しつつ、それが実際のシリーズ参戦へと繋がることを望んでいるとコメントしている。

日産は昨日、すでに発売されているGT-Rニスモバージョンとは別に車両価格15,000,000円を超えるGT-R Vスペックを発表している。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第6ステージ

08-01-2009 - (Daily Focus)第6ステージ

デプレが2009年大会初めてのステージ優勝、アル・アタイエがダカール・ラリーから離脱

本日のSSは雨の影響で短縮。シリル・デプレは今大会で初めてのステージ優勝。マルク・コーマはタイヤのトラブルでタイムロス、それでも総合タイムで2位のジョナ・ストリートに40分以上の差。アル・アタイエが今日も銃弾のような走りを見せてくれたが、ステージ優勝は砂上に消えた。

本日はサン・ラファエルからメンドーサまでの625km (うちSS 395km)の予定コースだった。先日の雨でアンデスの麓、ラ・ジュンタ村で、川の水量が急激に増し、SSが178kmに縮小された。

昨日のステージ優勝を納めたアメリカ人、ジョナ・ストリート(Jonah Street)-KTMが本日はトップでスタート。8番目にスタートしたシリル・デプレ(Cyril Despres)- KTMが今日のステージで最高パフォーマンスを披露した。CP1(89km)を最高タイムで通過、その後ストリートとロペスとでゴールまでグループ走行。最終コーナーで飛び出し、SS優勝を勝ち取った。通算17回目のステージ優勝。

総合順位で相変わらずトップをキープしているマルク・コーマ、今日のSSはデプレに2分09秒差の2位でゴールした。3位は、ジョーディ・ヴィラドムス(Jordi Viladoms)?KTMが5分15秒差。 チームKTM-RepsolはSSを1,2,3位フィニッシュした。

総合タイムでコーマはアドバンテージをさらに広げた。2位のストリートに40分29秒の差。ダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)-YAMAHAは相変わらず3位で、コーマと47分差。デプレも7位になったがトップのコーマと1時間半以上の差がある。

オート部門では今日の第6ステージはいろいろな話題満載の一日だった。CP1をカタール人、アル・アタイエ (Nassel Al Ataye)-BMWは弾丸のようなすごいスピードで空中を飛び通り過ぎたかに見えた。 そこで、競争相手に20分以上もの差をつけて通過したのだから。その後、エンジンがオーバーヒートし、それ以上のメカトラブルを避けようと砂丘コースを回避、いくつかのウェイポイントをミスしたために、SSゴールトップの到着は無効と判断された。チームBMW X-Raidはその夜のうちに、アル・アタイエのリタイアを決定する。

アル・アタイエの後ろを同じような狂気の走りでゴールしたジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)-VW、思いがけないステージ優勝がまわってきて、最高の日になってしまった。アル・アタイエに遅れること5分7秒、そして、マーク・ミラー(Mark Miller)-VWは5分27秒遅れでゴールした。そしてアル・アタイエの怒りを一段と煽り立てたのは、宿敵カルロス・サインツ(Carlos Sainz)-VWが8分37秒遅れでゴールしたことである。それによって、VW勢が総合順位1,2,3位を押さえてしまった。

アル・アタイエのタイムがそのまま有効であれば、総合順位は2位がジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)、7分31秒差、 3位がカルロス・サインツ(Carlos Sainz)15分16秒差、4位がマーク・ミラー(Mark Miller)、25分22秒差となっていたはずだった。

優勝候補から脱落したもう一つのチームは、リュック・アルファン(Luc Alphand)-ミツビシ、12km地点でコ・ドライバーのジル・ピッカールが体調不良のため医療班に救助され、メンドーサに運ばれた。ミツビシチームは、ローマとペテランセルがそれぞれ総合順位5位、6位につけている。

オート部門T2クラスでは、今日の短い、しかし手ごわいコースで熾烈なバトルになった。プロダクション部門のトップ4台は三橋淳がトップをキープしてきた。しかし、今日の総合順位ではチームメイトのフランス人ニコラ・ジボン(Nicolas Gibon)-トヨタが30分以上のタイム差で、スペイン人ザビエル・フォジXavier Fojを押さえた。

カミヨン部門ではゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFがサン・ラファエルをトップでスタート、しかし昨日の冴えた走りは見られず、2番手でスタートしたウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZに追い越され、最後ゴールは25分53秒遅れで到着した。本日ステージ優勝は従ってチャギン、2位はチームメイトのフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZ、わずか20秒の差でゴールした。

総合順位は1位がフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)-KAMAZ、ウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)-KAMAZは9分差で2位に後退、ゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)-GINAFはカビロフと25分差で3位。

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WTCC:BMW、2009年ドライバーラインナップを発表

 (C)BMW Motorsport 拡大します

1月8日、BMWモータースポーツは、2009年WTCCシリーズのドライバーラインナップを発表した。昨年までと同様、BMW UK. RBM、BMW チーム・ドイツ・シュニッツァー・モータースポーツ、そしてBMW イタリア-スペイン・ロアル・モータースポーツの3チームから5名のドライバーが出場する。

このうちBMW イタリア-スペインのチームは、フェリックス・ポルティエロ(スペイン)に変わって、昨シーズンのインディペンデントクラス・チャンピオン、セルジオ・ヘルナンデス(25歳:スペイン)が、アレックス・ザナルディのチーム・メイトとなる。ヘルナンデスは、昨年の岡山の第2レースでは、インディペンデントクラスながら総合3位となっている。
BMW UK.のアンディ・プリオールと、BMW チーム・ドイツのヨルグ・ミューラーとアウグスト・ファーフスはこれまで通り。

BMWはプリオールと、ミューラーがそれぞれWTCC通算10勝づつを挙げ、25歳のファーフスはWTCC2年目の昨シーズン2勝と3つのポールポジションを獲得している。ザナルディも昨年1勝を挙げ、WTCC通算3勝を挙げている。
BMWは昨シーズン、セアトに奪われたメーカーとドライバーチャンピオンを奪還するべく強力なラインナップで臨む。

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DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ6

2009年ダカールラリー第6ステージが終了

0108m1 S・ペテランセル(stage-6)

チーム・レプソル三菱ラリーアートは、ペテランセルがSS4位、ロマがSS5位に
アルファンは、コ・ドライバーのピカールが突然の体調不良により病院に搬送されたため、途中棄権となる

 2009年ダカールラリーは、1月8日(木:現地時間、以下すべて現地時間)、サン・ラファエルから、メンドーサまでで競技6日目の第6ステージを行った。この日のステージは、昨日の豪雨の影響で、競技を安全に進行させるため、競技区間(SS)を232km(当初は395km)に短縮して行われる予定であったが、当日になって、競技区間の川の水量が急激に上昇したことにより、SSを178kmにさらに短縮した、総走行距離615kmで行われることになった。
 この日のSSトップタイムは、ドゥビリエ(南アフリカ/VW・レーストゥアレグ2)で、SS2位、3位にも、それぞれミラー(アメリカ)、サインツ(スペイン)が入るなどフォルクスワーゲン勢が占めた。

0108m2 三菱自動車チームのサポートトラック

 チーム・レプソル三菱ラリーアートは、スタックや、豪雨による路面コンディションの悪化に伴う走行ライン取りに難航し、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組がトップから8分7秒差の2時間20分40秒でSS4位、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組がSS5位で競技を終えた。
 昨日まで総合8位につけ、巻き返しを狙っていたリュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組は、SSのスタートから12km地点でマシンがスタック。30度を越す炎天下の中、長時間の脱出作業にあたっていたコ・ドライバーのピカールが突然の体調不良を訴えたため、ヘリコプターでサン・ラファエルの病院まで搬送された。検査の結果、異常無く大事には至らなかったが、これにより2006年大会の覇者アルファンは、途中棄権となり、2009年ダカールラリーを終えることとなった。

 また、昨日まで総合首位であったアルアティヤ(カタール/BMW X3 CC)は、ステージに設けられた複数個所設定されているウェイポイントを、3箇所以上ミスしたため、失格となった。
 これにより、フォルクスワーゲンのドゥビリエが総合トップに立ち、三菱自動車チームのロマが総合4位、ペテランセルが総合5位につける展開となった。

 休息日前の前半戦最後のステージとなる翌1月9日(金)の第7ステージは、メンドーサから、標高3,000m付近を通過するアンデス山脈越えの後、チリに入り、太平洋に面した港町バルパラインまで至る816km(うち競技区間=SS:419km)で競技が予定されている。

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NASCAR:ペティとGEMの合弁が決定

リチャード・ペティ (C)nascarmedia 拡大します

1月8日、ジレット・エバンナム・モータースポーツ(GEM)とリチャード・ペティ、ならびにペティ・ホールディングスは、両社のスプリントカップチームを合併することで原則合意に至ったことを発表した。最終的な契約は1月末までには完了するとされている。
それとは別にリチャード・ペティとペティ・ホールディングスは、リチャード・ペティ・ドライビィング・エクスペリエンスを独立した組織として運営していくこととなった。

これによりGEMは2009年のスプリントカップに、No.9ケーシー・カーン、No.10 TBA.、No.19 AJ.アルメンディンガー、No.43 リード・ソレンセンと4台のダッジを送り込むことになる。

故デール・アンハートと並ぶNASCARカップシリーズ7回のチャンピオンの記録を持つリチャード・ペティは、NASCAR通算200勝を誇る。ペティ・エンタープライズも1949年の設立以来、NASCARカップシリーズ通算268勝と歴代トップの勝利数をあげている。
ペティは今後も週末ごとにトラックへ出向き、ジョージ・ジレットとともにレースカーのサポートを続けるとしており、トレドマークのカウボーイハットとサングラスはこれからもトラックで見ることができるだろう。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ6結果 (1月8日)

■トップのアルアティア、コースショートカットで失格!
  フォルクスワーゲンの1-2-3体制に

2009年ダカールラリー・ステージ6 / デ・ヴィリヤーズ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します
 

 

 

■四輪部門総合トップ10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 20:59:34 0:00:00
VON ZITZEWITZ (DEU)
2 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 21:07:13 0:07:39
PERIN (FRA)
3 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 21:17:25 0:17:51
PITCHFORD (ZAF)
4 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 21:30:52 0:31:18
CRUZ SENRA (ESP)
5 300 PETERHANSEL (FRA) MITSUBISHI 21:34:01 0:34:27 0:15:00
COTTRET (FRA)
6 309 GORDON (USA) HUMMER 22:11:21 1:11:47
GRIDER (USA)
7 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 23:32:49 2:33:15
FORTIN (BEL)
8 327 TOLLEFSEN (NOR) NISSAN 23:45:31 2:45:57
EVANS (GBR)
9 315 TERRANOVA (ARG) BMW 23:50:09 2:50:35
GUEHENNEC (FRA)
10 330 KUIPERS (NLD) BMW 25:19:13 4:19:39
PALMEIRO (PRT)

* 総合トップのNo.302 AL ATTIYAHは、ステージ6においてエンジンのオーバーヒートからコースをショートカットし、失格となった。

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2009年1月 8日 (木)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ5

2009年ダカールラリー第5ステージが終了

0107m2 L・アルファン(stage-5)

チーム・レプソル三菱ラリーアートは、アルファンがSS6位、ロマがSS7位に
ペテランセルは車両ダメージのためマシンを牽引したことによるペナルティを喫しSS9位となる

2009年ダカールラリーは、1月7日(水:現地時間、以下すべて現地時間)、アルゼンチンのネウケン州の州都、ネウケンから、アルゼンチン内陸部を北上し、サン・ラファエルまでの763km(うち競技区間=SS:506km)で第5ステージが行われた。
 この日のSSトップタイムは、ジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)、SS2位にはディーター・デッピング(ドイツ)とフォルクスワーゲン勢が続き、SS3位にはオープンクラスで参加のロビー・ゴードン(アメリカ/ハマーH3)が入った。

0107m1 S・ペテランセル(stage-5)

 競技5日目は、チーム・レプソル三菱ラリーアートにとって非常に厳しいステージとなった。リュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は共にパンクを喫したため、アルファンがトップから10分2秒差の5時間57分45秒のSS6位、ロマが13分38秒差の6時間1分21秒のSS7位で競技を終えた。

 ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組は、SS後半の476km地点まではトップで快調に走行していたものの、SSゴールの15km手前で大きな砂丘を乗り越える際に、キャメルグラス*にあたり、マシンが一回転するアクシデントに見舞われた。これにより、ラジエータを破損したため、SSはゴールしたものの、ビバークまでは自力での走行ができなくなり、サービスカーの牽引を余儀なくされ、15分のペナルティを喫したため、SS9位となった。*キャメルグラス:直径30cm~1mくらいの株になって生えている草。水が少ないので根が発達し、根は捕まえた砂を離さず成長する。草の茎や葉は堅く、砂漠の中に点々と生えている

 昨日まで総合首位にいた、カルロス・サインツ(スペイン/VW・レーストゥアレグ2)も車両にダメージを受けSS8位であったため、ネッサー・アルアティヤ(カタール/BMW X3 CC)が総合トップに立った。三菱自動車チームの総合順位は、ロマ、アルファンは昨日と同じそれぞれ総合5位、8位とポジションをキープしたが、ペテランセルは順位を2つ落として総合6位となった。

 なお、アルゼンチン内部の天候悪化により第5ステージの競技続行が困難となり、主催者側の判断により、一部の車両がCP1、CP2などで競技を中断することになった。
 この天候悪化にともない、翌1月8日(木)の第6ステージも、競技区間の路面コンディションが悪く、競技区間を232km(当初は395km)に短縮して行われることになった。なお、第6ステージは、サン・ラファエルから、アンデス山麓のワインの産地でも有名な街メンドーサまでの、標高1,200mから2,700mまでの高地での砂丘やグラベル(未舗装路)を中心とした625kmで行われる。

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DAKAR:パリダカ日本事務局・デイリーフォーカス:第5ステージ

07-01-2009 - (Daily Focus)第5ステージ

POUR STREET ET AL ATTIYAH

タイヤのトラブルが再度コーマとデプレを苦しめ、ジョナ・ストリート(Jonah Street)が油揚げをかっさらってステージ初優勝。アル・アタイエはサインツを押さえて総合順位トップへ。

ダカール・ラリー2009の風向きが少し変わったようだ。2006年大会の総合優勝者、マルク・コーマ(Marc Coma)は45km地点でパンク、20分以上ものタイムをロスすることになった。シリル・デプレ(Cyril Despres)がその間、猛スピードでダッシュ、CP1(230km)でライバルのコーマに15分もの差をつけた。その上、コーマが2度目のエア・チューブの交換でストップ。一方、デプレもパンクでアドバンテージをわずかに縮小、CP2(422km)で、コーマから7分遅れた。

そして、今朝3番手でスタートしたアメリカ人ジョナ・ストリート(Jonah Street)、パンクに見舞われることもなく、賢明な走りを見せてステージ優勝を飾った。今大会では絶えず10位以内に入っていたが、今日の砂丘のコースで冴えたテクニックを見せた。スクラッチタイムで、2位のフランス・ヴェルホーベン(Frans Verhoeven)が5分53秒差、3位のフランシスコ・ロペス(Francisco Lopez)と7分34秒差だった。

モト部門総合順位では、マルク・コーマ(Marc Coma)がジョナ・ストリート(Jonah Street)に42分もタイムを縮められ、27分差だけになってしまった。3位のダヴィッド・フレティニェ(David Fretigne)とは39分9秒差。

オート部門では、今日のバラエティに富んだオフロードで高度なパイロッタージュが求められるステージ、デーテル・デッピング(Dieter Depping)が際立ったパフォーマンスを見せた。スタート直後からトップに躍り出たステファン・ペテランセル(Stephan Peterhansel)、なんとそれを押さえてCP1を23秒の差でデッピングが通過、その後、激しいデッドヒートを繰り広げながらゴールへと向かった。

ゴール手前の20kmの砂丘で多くのパイロットらが苦しめられ、最初に抜け出したのはジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)、デッピングやロビー・ゴードンもここでタイムを縮め、ステージ順位で3位、4位でゴールした。総合順位ではアル・アタイエがトップをキープ、続いて2位のジニエル・ドゥビリエ(Giniel De Villiers)が2分24秒差、カルロス・サインツ(Carlos Sainz)は3位に後退した。

ラ・パンパでの戦いはカミヨン部門でも熾烈なレースとなり、今日のステージ優勝はフィルダウス・カビロフ(Firdaus Kabirov)がとった。通算26回目のステージ優勝になる。カマズ・チームメイトのウラディミール・チャギン(Vladimir Chagin)は12分18秒遅れで2位、宿敵カマズのゼラルド・デ・ローイ(Gerard De Rooy)は 12分28秒差で3位のゴールだった。総合順位ではデ・ローイがトップ、2位のカビロフとは13秒の僅差だ。

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DAKAR:ダカール・ラリー ステージ5

■アルアティア再びトップに立つ
  サインツ総合3位に後退

2009年ダカールラリー・ステージ5 / ジニエル・ドゥビリエ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

 

 

 

■四輪部門総合トップ10

■四輪部門 通算総合結果
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 302 AL ATTIYAH (QAT) BMW 18:44:37 0:00:00
THORNER (SWE)
2 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 18:47:01 0:02:24
VON ZITZEWITZ (DEU)
3 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 18:51:10 0:06:33
PERIN (FRA)
4 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 19:04:32 0:19:55
PITCHFORD (ZAF)
5 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 19:09:06 0:24:29
CRUZ SENRA (ESP)
6 300 PETERHANSEL (FRA) MITSUBISHI 19:13:21 0:28:44 0:15:00
COTTRET (FRA)
7 309 GORDON (USA) HUMMER 19:26:25 0:41:48
GRIDER (USA)
8 303 ALPHAND (FRA) MITSUBISHI 19:26:41 0:42:04
PICARD (FRA)
9 307 DEPPING (DEU) VOLKSWAGEN 20:01:17 1:16:40
GOTTSCHALK (DEU)
10 322 SPINELLI (BRA) MITSUBISHI 20:24:03 1:39:26

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2009年1月 7日 (水)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ4

2009年ダカールラリー第4ステージが終了

0106m1 S・ペテランセル(stage-4)

チーム・レプソル三菱ラリーアートは、アルファンが昨日の遅れを取り戻す快走でSS 3位
ロマがSS 5位、ペテランセルがSS 8位と上位をキープして競技を終える

 2009年ダカールラリーは、1月6日(火:現地時間、以下すべて現地時間)、アルゼンチンの内陸の街ジャコバッチから北上し、ネウケン州の州都ネウケンまでの488km(うち競技区間=SS:459km)で第4ステージの競技が進められた。
 第4ステージは、砂地、砂利、そして土など路面コンディションが目まぐるしく変わるうえに、前車の巻き起こす砂埃で視界がさえぎられ、非常に神経質なドライビングを強いられるコンディションの中行われた。

0106m2 三菱レーシング ランサー

 この日のSSでトップタイムを刻んだのは、カルロス・サインツ(スペイン/VW・レーストゥアレグ2)で、総合でも首位をキープした。SS2位はネッサー・アルアティヤ(カタール/BMW X3 CC)。昨日、燃料系トラブルによるタイムロスを喫した、チーム・レプソル三菱ラリーアートのリュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組が、第3ステージでの遅れを取り戻す快走を見せ、トップから2分24秒差の3時間45分21秒でSS3位に入った。
 三菱自動車チームの、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組は、ロマ車が1回、ペテランセル車が2回のパンクに見舞われ、タイムロスしたが、それぞれSS5位、SS8位と上位をキープした。
 この結果、総合順位では、ペテランセルが総合4位、ロマが5位、そしてアルファンが8位となった。なお、明日の第5ステージは、三菱自動車チームが得意とする砂の路面が主体の競技となるため、巻き返しが期待できる。
 翌1月7日(水)の競技5日目となる第5ステージは、ネウケンから、アルゼンチン内陸部を北上し、サン・ラファエルまでの488km(うち競技区間=SS:459km)で、標高2,300m越える高地も走る、砂の路面を主体としたコースでの競技が予定されている。

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NASCAR:元BDRのクルーチーフ、トミー・ボールドウィン、新チームを設立

トミー・ボールドウィン (C)nascarmedia 拡大します

ベテランのクルーチーフ、トミー・ボールドウィンは1月6日、新チームを設立してNASCARスプリントカップ・シリーズへ参戦することを明らかにした。

1997年にクルーチーフとしての経歴をスタートしたボールドウィンは、2002年にはワード・バートンにデイトナ500マイルレース優勝をもたらした。ロバート・イェーツ、エバンナム・モータースポーツ、ウルトラ・モータースポーツなどで活躍。昨シーズンはビル・デイビス・レーシング(BDR)で、No.22 デイブ・ブラニーのクルー・チーフを勤めていた。

昨年のクリスマス前にBDRが売却されたため、ボールドウィンは自らチームを結成することになった。所有していたネーションワイド・チームは、すでにジレット・エバンナム・モータースポーツに売却している。

マシンはBDR時代と同様トヨタ・カムリを使用するが、ドライバーとスポンサーは今回発表されなかった。厳しい経済情勢の中で新チームをスタートさせたことについて、このタイミングはチームにとっては悪いものではなく、スポンサーには少ない予算でフルシーズン、スプリントカップをサポートするするいい機会となるものだとしている。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ4結果 (1月6日)

■トップグループの順位は変わらず
  ロビー・ゴードン / ハマー、9位に浮上

2009年ダカールラリー・ステージ4 / カルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

■四輪部門通算ベスト10
Pos. Name Make Time Variation Penalty
1 301 SAINZ (ESP) VOLKSWAGEN 12:47:45 0:00:00
PERIN (FRA)
2 302 AL ATTIYAH (QAT) BMW 12:51:31 0:03:46
THORNER (SWE)
3 305 DE VILLIERS (ZAF) VOLKSWAGEN 12:59:18 0:11:33
VON ZITZEWITZ (DEU)
4 300 PETERHANSEL (FRA) MITSUBISHI 13:03:26 0:15:41
COTTRET (FRA)
5 304 ROMA (ESP) MITSUBISHI 13:07:45 0:20:00
CRUZ SENRA (ESP)
6 308 MILLER (USA) VOLKSWAGEN 13:07:50 0:20:05
PITCHFORD (ZAF)
7 315 TERRANOVA (ARG) BMW 13:12:15 0:24:30
GUEHENNEC (FRA)
8 303 ALPHAND (FRA) MITSUBISHI 13:28:56 0:41:11
PICARD (FRA)
9 309 GORDON (USA) HUMMER 13:34:30 0:46:45
GRIDER (USA)
10 317 HOLOWCZYC (POL) NISSAN 13:35:24 0:47:39
FORTIN (BEL)

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2009年1月 6日 (火)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ3

2009年ダカールラリー第3ステージが終了

0106m ステファン・ペテランセル

チーム・レプソル三菱ラリーアートのペテランセルがSS5位、ロマがSS8位
アルファンは、燃料系のトラブルにより30分のタイムロスを喫しSS15位で競技を終える

 2009年ダカールラリーは、1月5日(月:現地時間、以下すべて現地時間)、アルゼンチン南部の港町プエルト・マドリンから、アルゼンチンのほぼ中央に位置する内陸の街ジャコバッチまでの694kmで第3ステージが行われた。 なお、直前の主催者からのSS(競技区間)変更の発表があり、SSは551km(当初は616km)で競技が進められた。
 この日のSSトップタイムは、4時間29分27秒のネッサー・アルアティヤ(カタール/BMW X3 CC)で、SS2位から4位をフォルクスワーゲン勢が占めた。
『レーシング ランサー』を駆る、チーム・レプソル三菱ラリーアートでは、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組が、トップから5分31秒遅れの4時間34分58秒でSS5位、ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組がSS8位に僅差で入るといった展開となった。

0106m2 ジャコバッチのサービスパーク
 2006年大会の覇者リュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組は、SSのスタートから124km地点でパンク修理の際、僅かに燃料が滲み出ているのを発見、ここで修理を施したため、約30分のタイムロスを喫することとなり、SS15位で第3ステージを終えるといった結果となった。
 この結果、総合結果では、カルロス・サインツ(スペイン/VW・レーストゥアレグ2)が、第2ステージに続き、総合首位をキープ。チーム・レプソル三菱ラリーアートのペテランセルは、前日から順位を一つ下げて総合4位、ロマが総合5位につけた。今回の第3ステージでマイナートラブルに見舞われたアルファンは総合10位となった。
 翌1月6日(火)の競技4日目となる第4ステージは、ジャコバッチから、アルゼンチン内陸部を北上し、ネウケン州の州都ネウケンまでの488km(うち競技区間=SS:459km)の、標高1,000m前後の山間部における、砂地、砂利、そして土など路面コンディションが目まぐるしく変わるコースでの競技が予定されている。

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F2:サーティーズの息子ヘンリーもF2参戦

Js (C)Formula 2 Series

かつてのF1チャンピオンで、60年代のホンダF1マシンでの優勝経験を持つジョン・サーティーズの息子ヘンリー・サーティーズ(17歳:イギリス)が、今シーズンから始まるフォーミュラ2シリーズ(F2)に参戦することになった。
元F1ドライバーの息子のF2参戦は、マーティン・ブランドルの息子アレックス・ブランドルに続く2人目となる。

昨年、フォーミュラ・ルノーUK.とイギリスF3、さらにイギリスF3のウインターシリーズと3シリーズ(ともにナショナルクラス)へ参戦したヘンリーは、フォーミュラ・ルノーUK.ではランキング2位となっている。ドニントンパークでのF3ナショナルクラスでは優勝を飾り、他にも表彰台を獲得している。

ヘンリー・サーティーズ「F2へとステップアップするのはいいタイミングだと思っている。それはタフな戦いになるだろう。しかし、激しい競争はわたしが求めているものだ。今年のF2参戦に興奮しているよ。マシンを早く見てみたい」

Hs (C)Formula 2 Series

ヘンリーの父ジョン・サーティーズ(74歳)は、1964年フェラーリでF1チャンピオンになる前、オートバイ500ccクラスの世界チャンピオンとなっており、2輪と4輪で世界チャンピオンを獲得した者は他にはいない。またチーム・サーティーズを設立し、独自にF1とF2マシンを製造、F2では自らの現役最後のレースを優勝で飾っている。ヘンリーのマシンは1972年と73年のチーム・サーティーズと同じカラーリングが施されている。

ジョン・サーティーズは、今でもA1GPのイギリス・チームの監督をしながら、ヘンリーのレースを見守ってきた。かつてのF2シリーズの栄光を体験してきたジョン・サーティーズは、新しいF2シリーズが新たなチャンピオンシップの歴史となるだろうとしている。

ジョン・サーティーズ (C)Honda Motor Co Ltd. 拡大します

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ3結果 (1月5日)

■サインツ / フォルクスワーゲン・トゥアレグ2、総合トップをキープ
  SSトップのアルアティアのBMW X3 CCは総合2位に浮上

2009年ダカールラリー・ステージ3 / カルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

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2009年1月 5日 (月)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ2

2009年ダカールラリーで最長となる第2ステージが終了

0104m ステファン・ペテランセル(stage-2)

チーム・レプソル三菱ラリーアートでは前大会の覇者ペテランセルがSS2位となり総合3位に浮上、ロマ&アルファンはSS4位&5位と上位をキープ

 2009年ダカールラリーは、1月4日(日:現地時間、以下すべて現地時間)早朝よ
り、ブエノスアイレスの西南西の都市サンタ・ロサから、アルゼンチン南部の港町プ
エルト・マドリンまで、同ラリー最長となる837km(うち競技区間=SS:237km)の第2
ステージが行われた。
 増岡の突然ともいえる第1ステージでのリタイアから明けた2日目のSSは、グラベル
(未舗装路)と砂地路面の緩やかな起伏のあるコースで行われ、三菱自動車チームの
メンバーは、不本意なマシントラブルによって戦列を離れた仲間の分まで頑張ること
を胸に誓いサンタ・ロサをあとにした。

0104m2 L・アルファン(stage-2)
 第2ステージのSSでトップタイムを刻んだのは、カルロス・サインツ(スペイン/
VW・レーストゥアレグ2)で、総合でも首位となった。トップタイムから遅れること1
分14秒差のSS2位には、前大会の覇者ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コ
トレ(ともにフランス)組が入った。
 そのほか、『レーシング ランサー』を駆るホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・セン
ラ・クルス(ともにスペイン)組がSS4位、リュック・アルファン/ジル・ピカール
(ともにフランス)組がSS5位となるなど、三菱自動車チームの3台は上位をキープし
た。
 この結果、ペテランセルは首位のサインツと3分51秒差の総合3位に浮上し、ロマも
総合5位に順位を上げた。また、アルファンは総合6位と上位のポジションをキープす
るなど、チーム・レプソル三菱ラリーアートの3台は好調を持続している。
 翌1月5日(月)の競技3日目、第3ステージは、プエルト・マドリンから、西に向か
い、アルゼンチンのほぼ中央に位置する内陸都市ジャコバッチまでの694km(うち競
技区間=SS:616km)の、グラベル(未舗装路)中心での競技が予定されている。

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DAKAR:2009年ダカールラリー・ステージ2結果 (1月4日)

■サインツ、トップに立ち、VWの1-2体制に
  三菱のペテランセルは3位に浮上

2009年ダカールラリー / カルロス・サインツ (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

 

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2009年1月 4日 (日)

DAKAR:三菱自動車プレスリリース ステージ1

2009年ダカールラリーの競技がついにスタート
チーム・レプソル三菱ラリーアートは、リュック・アルファンがチーム最上位の5位でフィニッシュ
増岡は突然のマシントラブルでリタイヤという結果に

01_h01_2 L・アルファン(stage-1) 

 2009年ダカールラリーは、1月2日の夜(金:現地時間、以下すべて現地時間)、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス市内で延べ50万人にも及ぶ大観衆の中、セレモニースタートを終えた。
 熱気の冷め止まぬ翌1月3日(土)朝7時50分に、最初の2輪がスタート。その後、総勢500台(2輪217台、4輪クワドバギー25台、4輪177台、カミオン【トラック】81台)が次々と2009年ダカールラリーのスタートをきった。

 初日の競技は、ブエノスアイレスをスタートし、ブエノスアイレスの西南西に位置する都市、サンタ・ロサまでの733km、SS(競技区間)371kmで行われ、ネッサー・アルアティヤ(カタール:BMW X3 CC)が2時間36分15秒のトップタイムを叩き出して総合首位に。これにカルロス・サインツ(スペイン)、ジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)、マーク・ミラー(アメリカ)の、フォルクスワーゲン勢が続くといった展開となった。

 新型競技車『レーシング ランサー』を駆る、チーム・レプソル三菱ラリーアートでは、リュック・アルファン/ジル・ピカール(ともにフランス)組が、トップから4
分44秒差の2時間40分59秒で、チーム最上位の総合5位。前回大会の覇者として第1走者で出走したステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ(ともにフランス)組は総合6位。ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・センラ・クルス(ともにスペイン)組は総合8位と、それぞれトップから約5分程度の遅れという僅差で初日の競技を終えた。

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Gran-Am:ダニカ・パトリック、デイトナ24時間に参戦

2009年1月3日デイトナテスト / ダニカ・パトリック (C)Grand-Am 拡大します

1月3日、グランダム・シリーズのデイトナテストに、ダニカ・パトリックが訪れた。この日はドライブはしなかったものの、チルドレス・ハワード・モータースポーツのチームからNo.2 ポンティアック・クロフォードによってデイトナ24時間レースに出場することになった。チームメイトはケーシー・ミアーズ、アンディ・ウォレス、ロブ・フィンレイの3名。

ダニカは2006年にハワード・ボス・モータースポーツで、ヤン・ラマーズ、アラン・マクニッシュ、ラスティ・ウォレスとともにデイトナ24時間レースに出場した経験がある。

ダニカ・パトリック:「2006年のデイトナではとても楽しい時間を持った。非常に多くのドライバー達がこのイベントに参加している。もちろん誰もがいいレースをして勝つことを目指しているが、ドライバー同士が協力してレースをすることはインディカーとは異なるものだった。わたしはとても楽しい時を過ごし、24時間の間に変化していくマシンをドライブすることは素晴らしいことだった」

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Grand-Am:デイトナテスト (1月3日)

2009年1月3日デイトナテスト (C)Grand-Am 拡大します

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DAKAR:2009年ダカールラリーがスタート!

■初日はBMWのAL ATTIYAH組がトップ

2009年ダカールラリー・スタートシーン (C)Volkswagen Motorsport 拡大します

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Grand-Am:モントーヤ、今年もデイトナ24時間出場へ

2008年デイトナ24時間・ヴィクトリーレーン (C)Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc. 拡大します

デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでは、今日からデイトナ24時間レースに向けてのテストが行われている。最新のテストエントリーリストでは、これまでTBA.となっていたチップガナッシの2台のドライバーも発表となった。

このレース3連覇を目指すファン・モントーヤは、昨年と同様スコット・プルーエット、メモ・ディアスとコンビを組む、チームメイトのもう1台にはスコット・ディクソン、ダリオ・フランキッティ、アレックス・ロイドと、こちらも強力なメンバーとなっている。チップガナッシは自ら持つチーム3連覇の記録更新を目標としている。

これに対して今シーズン、アメリカン・ルマン・シリーズからグランダム・シリーズへと移行したペンスキー・レーシングは、ティモ・ベルンハルト、ライアン・ブリスコ、ロメイン・ダマスの1台は決定したものの、もう1台のドライバーは未定のまま。エリオ・カストロネペスの脱税疑惑の影響を受けているものとも見られる。

今年のデイトナ24時間レースは1月24日、現地時間午後3時半にスタートする。

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2009年1月 1日 (木)

Grand-Am:デイトナテスト スケジュール/エントリーリスト

2008年デイトナ24時間・ゴールシーン (C)Grand-Am 拡大します

01rjantestroar

■テストスケジュール

January Test Days 2009  Official Schedule (12/4/08  subject to change)

Saturday. January 3
9:00 AM - 10:45 AM Practice  Rolex Series
11:00 AM - 12:00 PM Practice  KONI Challenge Series
1:30 PM - 4:00 PM Practice  Rolex Series
4:15 PM - 5:15 PM Practice  KONI Challenge Series
6:30 PM - 8:00 PM Practice  Rolex Series Fueling Practice Allowed

Sunday, January 4
9:00 AM - 10:45 AM Practice  Rolex Series
11:00 AM - 12:00 PM Practice  KONI Challenge Series
1:00 PM - 2:30 PM Practice  Rolex Series
2:45 PM - 3:45 PM Practice  KONI Challenge Series
4:00 PM - 5:00 PM Practice  Rolex Series Fueling Practice Allowed

Monday, January 5
9:00 AM - 10:00 AM Practice  KONI Challenge Series
10:15 PM - 12:00 PM Practice  Rolex Series
1:30 PM - 2:15 PM Practice  KONI Challenge Series
2:30 PM - 3:30 PM Practice  Rolex Series

TIME CERTAIN SCHEDULE  All sessions to start and finish as shown

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