BF3:フォルクスワーゲンエンジン、イギリスF3に復帰
Daniel Ricciardo (C)British F3 拡大します
2月27日、フォルクスワーゲン・モータースポーツは、2009年イギリスF3選手権においてチーム・カーリン・モータースポーツ4台とT-スポーツ2台にエンジン供給することを発表。フォルクスワーゲン(VW)はユーロF3、ドイツF3に続いて伝統あるイギリスF3にも復帰することになった。
一昨年のデビューから昨年フルシーズンを戦ったVWのF3エンジンは高い競争力を発揮し、ユーロF3ではエドアルド・モルタラがランキング2位となっている。
VWがエンジン供給することになったカーリン・モータースポーツは、2001年佐藤琢磨によってイギリスF3チャンピオンとなり、同年のマスターズF3とマカオF3でも優勝している。その後も2003年、2005年、2008年とイギリスF3チャンピオンを獲得している。
カーリン・モータースポーツのドライバーは、レッドブル・ジュニアチームのダニエル・リチャード(オーストラリア:19歳)、マックス・チルトン(17歳:イギリス)、ヘンリー・アルンデル(イギリス21歳)、オリバー・オークス(イギリス:21歳)の4名。
Wayne Boyd (C)British F3 拡大します
T-スポーツは、ノーザンプシャー、ブラックレイに本拠を置き、2008年イギリスF3で4勝を挙げている。チーム代表のラッセル・エアコットは、2名のドライバーと共にVWエンジンとの関係を構築したいと考えている。ドライバーは、アドリアーノ・ブザイド(ブラジル:20歳)とウェイン・ロイド(イギリス:18歳)。
1980年代にイギリスF3に参戦していたVWエンジンは、5つのタイトルを獲得。そのドライバーには、ジョニー・ダンフリーズ、マウリシオ・グージェルミン、アンディ・ウォレス、ジョニー・ハーバー、ディビッド・ブラバムなどがおり、合計92勝を挙げている
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