DTM:ラルフ・シューマッハ、2009年は最新型メルセデスで参戦
2月11日、一時はレースからの引退も噂されたラルフ・シューマッハ(33歳:ドイツ)は、今シーズンのDTMへの参戦を継続することになった。シューマッハは、Triluxがスポンサーとなる2009年型AMGメルセデスCクラスで出場する。
F1グランプリに180戦出場、6勝を挙げて2007年シーズンでF1から引退。昨年ジャン・アレジやミカ・ハッキネンの後を継いでDTMへ参戦したシューマッハだったが、1年落ちのメルセデスではバルセロナでの7位が最高位という厳しいデビューイヤーとなった。
ラルフ・シューマッハ:「1年落ちのマシンから今年最新のメルセデスCクラスに変わることは大きなチャンスだ。2008年が学習の年であることはチームにも明らかなことだった。だから昨年の成績には満足している。メルセデスが2009年マシンを与えてくれたことへの信用に応えたいと思っている。DTMシリーズが世界最高のツーリングカーシリーズであり、ドライバーは1メートルとコンマ1秒のために激しく戦っている。わたしがパドックで多くの観客と接することでも分かるように、ファンもわたしと同じようにこのシリーズが好きだ。観客達はDTM以外のどんなレースでもこれ以上のバリュー・フォー・マネーは得られないだろう」
ノルベルト・ハウグ(メルセデス・モータースポーツ副代表):「昨シーズン、ラルフ・シューマッハは、自身のすべてのハートでレースを戦っていた。F1からツーリングカーレースへ転向しても、彼の挑戦がまだ終わりではないことを証明した。たとえ世界的レベルのF1GPの優勝者でも、DTMのフロントランナーと張り合うことは出来ないことも示した。それでもラルフはデビューイヤーで最も人気のあるDTMドライバーとなり、いつも関心の中心にいた。最近のムジェロでのテストでも、ラルフがDTMマシンを最高のレベルでドライブすることができることを示した。『学習年』の後、彼はわれわれの新しい2009Cクラスでチャンスを得た。今年はより良い成績をあげて、彼が何を出来るか証明してくれることを確信している」
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