FIA-GT:ニッサンGT-R FIA-GTに4戦(賞典外)出場
2009.2.27
2009年 グローバルモータースポーツ体制を発表
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:眞田裕一 以下、ニスモ)は、27日、2009年度のグローバルモータースポーツの活動概要を発表した。
日産は、「ワクワクするドライビング」をお客さまに提供する為に、モータースポーツ活動を事業の重要な一部と位置付け、本年も国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GTシリーズGT500クラスをメインに取り組む。また、グラスルーツ活動支援のため、国内外のプライベートチームをサポートする活動を実施していく。
主な海外の活動
中国
日産「ティーダ」で中国サーキット選手権(China Circuit Championship 通称CCC)のツーリングカー1600ccクラスに出場する東風日産乗用車公司に技術支援を行なう。CCCは、中国国内で生産された車両をベースに開発されたレーシングカーで争われる中国最高峰の国内選手権であり、2006年、2008年に獲得したチャンピオンの座を守るべく活動を続けていく。
南アフリカ
南アフリカ日産は、8年連続でドライバー選手権を獲得している南アフリカオフロード選手権に日産「ナバラ」で出場する。
FIA-GT1クラスに参加するレーシングチームに販売する車両の性能を確認することを目的に、ニスモが開発車両で4レース(賞典外)に出場する。出場にあたってギガウエーブモータースポーツをパートナーチームとする。ドライバーはミハエル・クルム(ニスモ)・ダレン・ターナー(ギガウエーブモータースポーツ)の予定。
ギガウエーブモータースポーツは英国エセックス州に本拠地を置くレースチームでFIA GT選手権には2007年から参戦している。チームの親会社となるギガウエーブはFIA GT選手権のオフィシャルパートナーとしてオンボードカメラ映像のリアルタイム配信を行っている。
http://www.gigawavemotorsport.com/
詳細は2009年 体制発表コンテンツへ
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/ACADEMY2009/index.html
1. SUPER GT
R35型「NISSAN GT-R」にて、SUPER GTのGT500クラスに出場する。
参戦チームへの技術支援及び車両開発はニスモが行う。2009年型「NISSAN GT-R」は、以下の2点に重点を置いて開発を実施した。
規則変更による空力性能のリカバリー(オーバーハング短縮によるダウンフォース減少の抑制)
パドルシフト、エアコンの採用によるドライバビリティの向上
■チーム体制
日産系チームとしては、ニスモ、HASEMI MOTOR SPORT、TEAM IMPUL、及びKONDO RACINGから1台ずつ、計4台の「NISSAN GT-R」で同シリーズGT500クラスに出場する。
日産系チームの総監督は引き続き柿元邦彦が務め、ニスモのチーム監督は鈴木豊が担当する。
HASEMI MOTOR SPORTのドライバーには、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)出身の安田裕信を新たに起用した。
2. プライベーター支援
マーチカップ
多くのお客さまにレーシングカーの楽しさを体感していただくため、入門クラスでありながら、本格的なレースが楽しめるマーチカップ(East Japan Series, West Japan Series, 及びNISSAN March Champion Cup)を開催する。車両にはデータロガー(記録装置)を標準装備し、参加者の運転技術の向上を図り易くしている。なお、マーチカップは既に発表した通り、2009年をもって終了する。
日本国内のプライベーター支援
SUPER GT GT300クラス
「フェアレディZ」でプライベート参戦するチームに技術支援を行なう。
スーパー耐久シリーズ
「フェアレディZ」でST-1クラス及びST-3クラスにプライベート参戦するチームに技術支援を行なう。
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