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2009年6月15日 (月)

LM24:アウディジャパン・プレスリリース ”アウディ、ルマンで再び表彰台を獲得”

Audilogo  

アウディ、ルマンで再び表彰台を獲得 Jun 15, 2009

 

ルマン24時間レース(フランス)】
● R15 TDIがルマンデビュー戦で総合3位獲得
● 思いも寄らぬ困難の数々に、優勝のチャンスが奪われる
● 来年のルマン24時間レース参戦を明言

アウディはルマン24時間レースにおいて、11回の出場で11回目の表彰台獲得。表彰台獲得回数を更新しました。過去3連続総合優勝に続いて迎えた世界でもっとも過酷な耐久レースにおいて、今年のアウディスポーツ チームヨーストは総合3位を獲得しました。

アウディAG会長のルパート シュタートラーは「ルマン24時間レースでの5大会連続優勝や8度の総合優勝は、偶然に成し遂げられることではない。我々は、ルマンでの優勝が如何に困難なことかを熟知している。それは、今回我々が勝利を祝福するプジョーチームでさえ、3度の挑戦が必要だったほどだ。私は来年の参戦を確信しているが、チームの技術者をはじめとする総てのクルーも同じ気持ちであると強く思っている。我々は、2010年にルマン優勝トロフィーを奪回するために、あらゆる手を尽くして臨むことをここに明言する」と、レース後にコメントしました。

アウディR15 TDIのルマンデビュー戦は、ルマン24時間レースに初参戦の新型スポーツプロトタイプカーが優勝することが、革新的な技術をもってしても如何に難しいことであるかを示しました。公式事前テストがキャンセルされただけでなく、レースウィークの水曜日に行われたフリープラクティスが雨に見舞われたことで、マシンのセットアップを木曜日の予選セッションでの4時間とレース開始前の45分間のウォームアップ走行時のみで行わざるをえませんでしたが、これらは新しいマシンにとってあまりにも時間が不足しており、新型アウディR15 TDIは13.629kmのコースに対し、最適な調整を行うことが出来ませんでした。

レース当日の気温が前日高くなったことで、路面のグリップ性が変化したため、レース序盤でドライバーの全員が過剰なアンダーステアを訴えていました。この問題は、土曜日の午後に別セッティングのエアロダイナミクスを取り付けたフロントボディに交換することで対策がなされました。ルマンの優勝記録保持者であるトム クリステンセンは「パーツを交換してからは、大きく改善した」と語っています。

しかしながら、レースウィークや3月に行われたセブリング(アメリカ合衆国)でのテストレースでは発生しなかった新たな問題が発生してしまいました。ボディサイドに取り付けられたインタークーラーへの汚れの付着が多すぎて、頻繁に汚れ落としをする必要に迫られたのです。付着した汚れはインタークーラーの温度を上昇させ、これによりエンジンパワーが頻繁に低下してしまいました。

その上、レーススタートから最初の数時間の間に、3台のアウディR15 TDIのうち2台が総合優勝獲得の闘いから離脱させられてしまいました。ルーカス ルール、マイク ロッケンフェラー、マルコ ヴェルナーの3人のドイツ人ドライバーは、レース開始から6時間半が経った時点で、アクシデントによりリタイア。超高速コーナー“ポルシェカーブ”に差し掛かったルーカス ルールは、バンプに乗り上げた際にコントロールを失い、タイヤバリアに衝突してしまいました。彼は何とかマシンをピットまで戻そうとしましたが、現場にいたオフィシャルが安全上の理由からそれを許さなかった為に、リタイアとなってしまいました。

ティモ ベルンハルト(ドイツ)と2人のフランス人ロメイン デュマとアレクサンドレ プレマは、通常では滅多に故障しないために作業の手が届きにくい場所に設置されていたV10 TDIエンジンの高圧インジェクションポンプの交換を余儀なくされ、結果的に総合優勝を望めない順位に下がりました。

このような結果、アウディスポーツ チームヨーストは、リナルド カペロ、トム クリステンセン、アラン マクニッシュが乗る、残された1台のR15 TDIでレースを戦いました。彼らは、右リアサスペンションの交換作業で4周を失う日曜の午後まで、非常に速いラップタイムを記録しながら常に上位の2台のプジョーにプレッシャーをかけ続けていました。そして最終的に昨年の優勝ドライバー達は、4位走行中のアストンマーチンとのリードを保って3位をしました。

「今回のレースは、我々がイメージしていたものとはかけ離れたものだった。我々は、なぜルマン24時間レースが世界でもっとも過酷な自動車レースだと認められているのか、そしてそこで勝利するためにはあらゆるものを完璧に仕上げていなければならない、ということを、今一度認識した。今回の我々は、明らかにこのような状態ではなかった。新型アウディ R15 TDIは複数の予期せぬトラブルに見舞われたが、我々はその問題すべてを解決するために徹底した分析を行う。しかし、レース後半では我々のマシンの性能の高さを見せることが出来たとも感じている。来年のこのレースのために、完全な準備を進めるつもりだ」と、アウディモータースポーツの責任者ヴォルフガング ウルリッヒはコメントしています。

【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)

確かに、今回の結果にはがっかりした。我々はレースに向けて、テストで明らかになっていたR15TDIのポテンシャルをフルに発揮させるに至らなかった。さらに複数の技術的問題にも直面し、驚かされた。結果として、1台のみが表彰台を獲得した。素晴らしいパフォーマンスを発揮していたプジョーにとって、今回の勝利は当然の帰結であろう。我々は問題を解析し、2010年にはより強力な体制となって戻ってくるつもりだ。

リナルド カペロ (アウディR15 TDI #1)
我々はベストを尽くして戦ったのだから、悔しがる必要はないと思っている。今回のライバルは、僕らよりも強かった。今回の負けは、新たな目的を生み出すと同時に、事前にベストだと信じていたものをよりレベルアップする助けになっている。我々がもっとレベルアップ出来るということは、はっきり分かっている。僕は、ドライバーを含めたチーム全員が、明日からの働きでこれまで以上に強くなれるだろうと確信した。

トム クリステンセン (アウディR15 TDI #1)
プジョーの勝利を讃えます。ドライバーはみな素晴らしい働きをし、マシンはさほどの問題もなく24時間を走りきった。これこそが、ここルマンで求められている総てだ。我々は今年3位だったが、それでも誇らしいことだと思う。我がチームの“ベイビー”R15 TDIは、ここと同じく過酷な状況下のセブリングで優勝し、ルマンでの優勝も確実に視野に入っていた。我々はすでに数多くの勝利を収めているし、今回のレースを受けてその目標をより高く設定することになった。すべてのエンジニア、メカニック、そしてドライバーはするべきことをやり尽くした。リナルド(カペロ)とアラン(マクニッシュ)には特に感謝している。私の望みは、8勝の後に一度負けを喫したものの、来年にはリベンジして再び優勝することだ。

アラン マクニッシュ (アウディR15 TDI #1)
当初は総合優勝を飾ってアウディのルマンでの栄光を継続したいと願っていたものの、総合3位の成績には満足している。栄光の継続は、人生におけるすべての良い出来事と同じように、いつかは終わりを告げるものだ。我々は過去2年に渡り、プジョーと激しい闘いを繰り広げてきた。そして今回は、彼らの方が我々より強かったのだ。マルク ジェネ、アレックス ヴルツ、デビット ブラバムにはおめでとうと伝えたい。アウディスポーツを良く知る人たちなら、我々がより強くなるために結束を新たにするだろうということを、感じているだろう。

ラルフ ユットナー (アウディスポーツ チームヨースト テクニカルディレクター)
今日の我々は、いつものような完璧さを持ち合わせていなかった。あらゆることが我々の身に降りかかった。チームのクルーは素晴らしい働きをしたし、レース運営やエンジニアリングに生じたすべてのミスを効果的に解決してくれた。3位獲得は、彼らの功績だ。プジョーには優勝おめでとう! と言いたい。プジョーチームは、普段から我々が口にするノーミスレースを実践してみせたのだ。ノーミスの実現に集中し続ければ、100%の強さを持って困難を切り抜けられるというものだ。我々はそのことを見直し、来年はトロフィーを獲得したい!

【ルマン24時間レース 決勝結果】

1. ジェネ/ヴルツ/ブラバム (プジョー) 382ラップ 24時間 1分45.442秒
2. サラザン/モンタニー/ブルデ (プジョー) -1ラップ
3. カペロ/クリステンセン/マクニッシュ (アウディR15 TDI) -6ラップ
4. チャロウズ/エンゲ/ミュッケ (ローラ-アストンマーチン) -9ラップ
5. パニス/ラピエール/アヤリ (オレカ-AIM) -12ラップ
・・・
17. ベルンハルト/デュマ/プレマ (アウディR15 TDI) -49ラップ

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