F2:ヘンリー・サーティーズ、レース中のアクシデントで逝去
ヘンリー&ジョン・サーティーズ (C)Formula2 Series 拡大します
7月19日、ブランズハッチで行われたフォーミュラ2シリーズ第4戦第2レースで、1964年F1ワールドチャンピオン、ジョン・サーティーズの息子ヘンリー・サーティーズがレース中の事故により亡くなった。享年18歳の若さだった。
第2レースの8ラップ目、ウェストフィールド・ベントのウォールにジャック・クラークのマシンがクラッシュ。クラークのマシンから外れたホイールとタイヤが、コースを横切ってそこへさしかかったサーティーズの頭を直撃してしまった。サーティーズは気絶してそのままシーン・コーナーを直進してバリアにぶつかってマシンは止まった。
サーティーズは、ただちにサーキットの医療クルーによりマシンから出され、医療センターで応急措置をされヘリでロンドン王立病院へ搬送された。
レースは赤旗中断の後再開され、アンディ・ソチェックが優勝している。
現在F2シリーズからは公式のリリースは出ていないが、autosport.comによれば、病院のスポークスマンはその夜にサーティーズの死亡を確認したとしている。
2005年カートレースでモータースポーツを開始したサーティーズは、2007年にはフォーミュラBMWへ参戦。カーリンモータースポーツに優勝をもたらし、シリーズ7位、ルーキーカップ2位となった。シーズン末にはフォーミュラ・ルノーのイギリス選手権の2レースに出場。翌2008年には同シリーズで1勝と3つの表彰台を獲得、シリーズ12位となっている。昨年はカーリンからイギリスF3選手権のナショナルクラスにも出場1勝と1つの表彰台を獲得している。
ヘンリー・サーティーズのご冥福をお祈りします。
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