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2009年7月12日 (日)

IRL:ホンダリリース 第10戦トロント予選 ”ダリオ・フランキッティが今季3度目のポールポジション”

Honda_logo

ダリオ・フランキッティが今季3度目のポールポジション
武藤英紀は22番グリッド

2009年7月11日(土)
予選
会場:ストリート・オブ・トロント(全長1.755マイル)
天候:晴れ
気温:26~27℃

シーズン後半戦に突入した2009年IRLインディカー・シリーズは、国境を越えてカナダ最大の都市であるトロントへと初めてやってきた。07年までチャンプカー・ワールドシリーズがトロントでレースを行っていたが、そのイベントが今年からHondaインディ・トロントとして、インディカー・シリーズの1戦に加わったのだ。

今年3戦目となるストリートレースは、トロント市街地の南側、オンタリオ湖畔の一般道路と催事場内の道路を使った全長1.755マイルのコースで開催される。

Hondaインディ・トロントは3日間のイベントで、初日の金曜日には好天の下で2回のプラクティスが行われた。ところが、土曜日に予定されていたプラクティス3回目は雷雨に見舞われた。幸いにも午後の予選までに天候は完全に回復し、太陽が照りつける中で出場した23台がソフトとハード、2種類のタイヤを駆使し、3ステージ制の予選を戦った。

プラクティス3回目がウエットコンディションとなり、どのチームも走行データの少ない状態で予選を迎えた。そんな難しい状況下で、フレッシュな顔ぶれが目覚ましい健闘を見せた。カナダ出身のアレックス・タグリアーニ(Conquest Racing)と、ルーキーのマイク・コンウェイ(Dreyer & Reinbold Racing)が初めての最終ステージ進出を果たしたのだ。その一方でスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)、エリオ・カストロネベス(Team Penske)、そしてライアン・ブリスコー(Team Penske)など、ポイントランキングの上位陣が最終ステージ進出を逃した。

ソフトタイプのオプショナルタイヤは、速いラップタイムを記録するのに適している。しかし、最終ステージ進出を果たした6人のドライバーは、与えられたオプショナルタイヤ2セットを第1、第2ステージで1セットずつ投入したため、新品ではない、数周を走ったセットしか残していなかった。

ダリオ・フランキッティ(Target Chip Ganassi Racing)は第2ステージで5周使用したタイヤで最終ステージを走り出し、残り時間が3分をきってから1分1秒0249=平均時速103.532マイルというすばらしいラップを刻み、昨週ワトキンス・グレンで優勝したばかりのジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)からトップの座を奪った。また、この後にウィル・パワー(Team Penske)が2位に浮上し、グラハム・レイホール(Newman/Haas/Lanigan Racing)が3位へと食い込んだが、2人ともフランキッティのタイムを破ることはできず、彼の今季3度目、キャリア9度目のポールポジションが決定した。

武藤英紀(Andretti Green Racing)は、第1ステージで最初のアタックに入ったところで、スピンしたトニー・カナーン(Andretti Green Racing)に進路を塞がれ、チームメートのマシンにクラッシュするのを避けるためにタイヤバリアに突っ込んだ。マシンに大きなダメージはなく、武藤は予選再開後も走り続けることはできたが、オプショナルタイヤでのアタックでも第2ステージへの進出はならず、スターティング・グリッドは22番手と決まった。

また、トロント出身のポール・トレイシー(KV Racing Technology)は、地元イベントとあって、新たにオンタリオHondaディーラーズをメインスポンサーに迎え、Indy500、ワトキンス・グレンに続く今年3戦目の出場を果たしている。大きな声援を受けたトレイシーは、プラクティス3回目にウエットコンディションでトップタイムをマークし、存在感をアピールしていたが、ドライコンディションでの予選結果は15位となった。

コメント
ダリオ・フランキッティ(ポールポジション)

「カナダ、そしてトロントにはレースが大好きなファンがたくさんいる。そうした人々の前でレースを戦うのは、私にとっても大きな喜びだ。初めてトロントを走ったのは1997年だったが、サーキットはその頃とほとんど変わっていない。実にチャレンジのしがいがあるコースだ。路面は舗装にいくつも種類があり、それぞれでグリップが異なる。コンクリートの部分は特に滑りやすく、注意が必要だ。コース全域にバンプも多い。今日、ポールポジションを獲得できたのは、マシンのセッティングが昨日より大きく向上したからだ。予選日の朝のプラクティスが雨だったことを考えると、チームがいかにすばらしい仕事をしてくれたかが分かるだろう」

ウィル・パワー(2番手)
「レースに出場するのはIndy500以来になる。その後はレースを走れず、ピットなどで観戦してきたが、とても辛いものだった。しかし、私は偉大なチームの一員として、今回のようなチャンスをもらうことができた。マシンは昨日の走り出しから非常によく、大きなセッティング変更はしていないが、予選では細かな変更を重ねて、2位という結果を手にすることができた。走る場を与えられた時に持てる力のすべてを発揮するのが私の仕事で、今日の予選ではそれを成し遂げることができたと思う。2位はうれしい結果だ」

グラハム・レイホール(3番手)
「金曜日のマシンの状態は、正直いって大いに不満だった。セッティング変更も一切効果をもたらさなかった。しかし、チームはパニックに陥らずに懸命に作業をこなし、予選でのマシンをとてもハンドリングのいいものに変えてくれた。ドライバーである自分は、タイヤの性能を最大限に引き出すことに全力を投入した。最終ステージは第2ステージで使ったオプショナルタイヤで走ったが、完全に性能を出しきることはできず、結果は3位となった。しかし、3位なら全く問題はない」

武藤英紀(22番手)
「予選が始まって間もなく、カナーンがスピンしていたのを避け、タイヤバリアに突っ込んでしまいました。フロントウイングにダメージがありましたが、走ることはできる状態でした。ただ、オプショナルタイヤをダメにしてしまったのは、明日のレースに対して痛手となりました。明日のレースは、残るシーズンのロードレースに向けた試金石のようなものになりますが、今日までとは大きく違ったセッティングを試そうと思います」

エリック・バークマン|HPD社長
「インディカー・シリーズにとってストリートレースは本当にすばらしいものになっていると思う。今日決定したスターティング・グリッドは、各チーム、そして各ドライバーの磨き上げてきたスキルの高さを表している。小さなチーム、まだそれほど名の知られていないチームでも、力を出しきれば見事な結果を得ることができる。昨週のワトキンス・グレンに続いてそれが証明された。昨週は本当に多くのトライの後に、1つのチームが初優勝を達成したが、今週もとてもエキサイティングなレースが展開されるものと期待している。カナダのファンはとても熱心で、そして、トロントには長いレースの歴史がある。この国の多くのファンは、インディカー・レースに注目し続けてくれていたと思う。明日の決勝には多くの人々が集まってくれるだろう」

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