IRL:1.5マイルオーバル用の空力デバイスを提供
IRL第8戦リッチモンド (C)IRL Media 拡大します
6月30日、インディカーシリーズ(IRL)は、1.5マイルオーバルコースでのオーバーテイクの促進のための空力デバイスを提供することを発表した。
今回採用されるのはタイヤ・ランプとサイドポッドの拡張パーツ、ホイール後端部を塞ぐバックプレートで、ケンタッキー、シカゴランド、ホームステッド・マイアミ、カンザス、テキサスで、それぞれのパーツを個別にまたはトータルで使用することが出来る。
さらに、ケンタッキー、シカゴ、カンザスでは、リアウイングのフラップを12度(これまでは10度)まで可変させることでさらなるダウンフォースを生み、オーバーテイクの機会を増やすことを目指している。9月のツインリンクもてぎでは、ホイールのバックプレートの装着が許可される。
先週リッチモンドのレースでは、0.75マイルとシリーズ最短のトラックということもあってか、レース中のリードチェンジは4回のみ(うち1回は武藤 英紀)で、ペースの遅いラップ遅れのマシンをトップ争いのマシンがなかなかパスできない状況となった。1-2フィニッシュのチップガナッシのスコット・ディクソンとダリオ・フランキッティでさえ、観客に貧弱なレースを見せてしまったと謝罪のコメントを出している。
今回のデバイスが使用されるのは8月1日のケンタッキー戦からということになる。
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