IRL:トニー・ジョージ、IRL代表の座を降りる
インディカーシリーズ(IRL)を所有するハルマン・アンド・カンパニーとインディアナポリス・モータースピードウェイ社(IMS)は、6月30日行われた両社の取締役会でトニー・ジョージの社長とCEO退任を決議した。これによりジョージはIRL代表としての座から降りることになった。
IMSの社長兼CEOは執行副社長で最高財務責任者のJeffrey G Belskusが、ヘルマン・アンド・カンパニーの社長兼CEOはグループの執行副社長で最高法律顧問であるカーティス・ブライトンがそれぞれ引き継ぐことになった。ジョージは取締役会に残り、今後は自身が設立したヴィジョン・レーシング・チームの運営を続けることになる。
先日、ジョージがIRLとIMS代表から解任されたと報道された際には、IRLは声明を発表してジョージがシリーズ代表の座にあることを認めていた。しかし、取締役会会長のマリー・ハルマン・ジョージは、今回トニー・ジョージ自身が代表の座から降りることを決めたとしている。
1990年IMSの社長に就任したトニー・ジョージは、1996年にインディ・レーシング・リーグ(IRL)を創立、当時のチャンプカーシリーズ(CRAT)に対抗してアメリカのオープンホイール・レースを分裂させる状況を作った。しかし、昨年両者は合弁し12年に及ぶ分裂状態は解消された。この際、ジョージは旧チャンプカーチームへシャーシの無償提供を行うなど、財政的援助を行った。それ以前にもインディアナポリスへのF1アメリカGPの誘致のためロードコースを建設、F1の次にはモトGPやNASCARを開催するなど巨額の財政支出を続けており、1945年に設立されたIMS同族会社の家族役員はジョージに対して財政再建について厳しい要求をつきつけていたといわれる。
今後トニー・ジョージは2005年に設立したヴィジョン・レーシングのIRL初優勝を目指して、その精力を集中することになる。
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