LM24:プジョー、アウディR15に対する提訴を取り下げ
6月2日、プジョー・スポールはリリースを発表し、今年のルマン24時間で出されたアウディR15のフロントノーズ内部のウイングについての提訴を取り下げることを明らかにした。
リリースでは、フランス西部自動車クラブ(ACO.)が、ルマン24時間レースとルマンシリーズ、アメリカン・ルマンシリーズ、アジアン・ルマンシリーズに参加するすべてのメーカーとの協議を開始することが提訴を取り下げる理由としている。
協議ではすべての訓練されたエントラントの間での透明度を確実にし、これは耐久レースの精神を保証するための鍵となるものだとしている。
この結果、プジョー・スポールは、即座にその訴えを撤回することを決定した。
プジョー・スポールは、ルマン24時間レースの車検日にR15のフロントにレギュレーションで禁止されている部分にウイングを設置しているとして、ルマンのスチュワードに抗議を提出。プジョーは、これはセブリング12時間ですでに認識していたとしている。R15のフロントノーズ上のウイング形状の穴は今回の提訴には含まれていない。しかし、ルマンのスチュワードはR15が合法との裁定を下したため、プジョーが控訴していた。
プジョーにとってはルマンで念願の1-2勝利を決めたことも提訴取り下げの理由といえるのかもしれない。
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