NASCAR:メイフィールド、薬物再検査で再び陽性反応
7月15日、NASCARは5月に薬物検査にパスせず出場停止処分となったジェレミー・メイフィールドについて、尿サンプルの再検査を実施した結果再びメタンフェタミンの陽性反応が出たことを発表した。
メイフィールドの出場停止処分については、7月1日に連邦裁判所から一時停止命令が出されていた。しかし、NASCAR側はこの命令に納得せず控訴していた。今週控訴裁判所で行われた公判では、NASCARからは再検査の結果と共に、メイフィールドの継母が、メイフィールドが過去7年間に渡り少なくとも30回メタンフェタミンを使用しているのを見たとの宣誓供述書が提出されている。
これに対してメイフィールドと弁護団は、今回の薬物検査がNASCARの指定した研究所で行われたものであり、独立した機関で行うべきものと反論している。メイフィールドの弁護士も独自に別の研究機関で少なくとも6回検査した結果は、いずれも陰性反応だったとしている。また、継母の供述書については、それがNASCARに有利な証言をすることによって利益を得ようと嘘の証言をしているとしている。2007年にメイフィールドの父が亡くなった後、メイフィールドと継母との間には遺産相続をめぐってトラブルになっていたと指摘している。
メイフィールドの弁護団は、NASCARの薬物検査の正確性に疑問があり、かつ検査機関についてもNASCARの主張にそった調査結果を出しているとしている。メイフィールドは出場停止の一時停止処分を受けた後も未だトラックへ戻ることが出来ず、チームの売却をも考えているといわれている。
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