NASCAR:メイフィールドの出場停止処分は一時差し止めに
7月1日、アメリカ連邦裁判所は、今年5月にリッチモンドで行われたNASCARスプリントカップの際に薬物検査にパスしなかったとして無期限の出場停止処分を受けていたジェレミー・メイフィールド(40歳)について、処分の一時差し止めの命令を下した。
メイフィールドは、今週末のデイトナでのスプリントカップに出場する意向を示しているが、チームの再編成が遅れる可能性があるとしている。デイトナでは2日の木曜日にプラクティスの開始が迫っている。
メイフィールドは禁止薬物のメタンフェタミンの服用を否定し、処方薬と市販薬の服用の組み合わせが薬物検査で陽性反応が出た理由だと主張している。弁護士は、メイフィールドの薬物検査が正しい手順で行われなかったとして、NASCARの検査体制の欠陥を指摘している。
裁判官のグレアム・ミューレンは、メイフィールドが出場停止処分によって受けた財政的損害が、NASCARの薬物使用についての潜在的な被害をすでに大幅に上回っているとして、処分の一時差し止めを命じた。
NASCAR側は、裁判所の判断を尊重するとしながらも、メイフィールドに対する訴訟を今後も継続していくとしている。
今年自身のチームを立ち上げてスプリントカップに参戦したメイフィールドは、開幕戦デイトナの他4つのレースで予選を通過したが、出場停止処分を受けた後はロウズでJ.J.ヤレーを代役として出場させて以来、チームはシリーズへの参戦中断を余儀なくされていた
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