EF3:TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【8月3日号】 第5戦オッシャースレーベン
2009年8月3日
トヨタ自動車(株)
モータースポーツ推進室
TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【8月3日号】
F3ユーロシリーズ第5大会オッシャースレーベン
第2レースで10位に入り4大会連続のトップ10フィニッシュを果たしたヘンキ・ワルドシュミット(#11)
20位/23位に終わったアンドレア・カルダレッリ(#30)
ヘンキ・ワルドシュミットが4大会連続トップ10フィニッシュ
F3ユーロシリーズ
7月31日(金)から8月2日(日)にかけて、ドイツのモータースポーツ・アリーナ・オッシャースレーベンでF3ユーロシリーズの第5大会が開催された。
今シーズン、同シリーズにはTDPドライバーとして、ヘンキ・ワルドシュミット(オランダ)とアンドレア・カルダレッリ(イタリア)の2名がSGフォーミュラチームから参戦している。
31日(金)予選を前に2度の公式練習が行われ、TDPの2名は、2回目のセッションで実施した予選シミュレーションで、ワルドシュミットが7番手、カルダレッリが8番手と僅差で続き、好感触を得て予選に臨んだ。
好天の下、午後6時20分から30分間に渡って行われた予選では、両ドライバー共に2セットのニュータイヤを投入し、アタック毎にタイムを更新。練習走行時を上回るタイムを刻んだが、カルダレッリが11番手、ワルドシュミットが12番手と6列目に並んでスタートを切ることとなった。
1日(土)午前11時40分から22周で行われた第1レースは、予選セッションから比べると路面温度が10度近くも高くなり、タイヤに厳しい、セッティングの難しいレースとなった。11番手グリッドのカルダレッリは、スタートでクラッチ・トラブルに見舞われエンジンストール。大きく後退を余儀なくされてしまった。12番手グリッドのワルドシュミットは好スタートを切り、8位までジャンプアップ。しかし、スタート直後、第1コーナーから第2コーナーへのバトルで他車に他車に押し出される形となりコースオフ。12位まで後退。
23位までポジションを落としたカルダレッリは、追い越しの難しいことで知られるオッシャースレーベンで、見事なパッシングを披露。3台をパスし、ペナルティ車両の発生などもあり19位まで順位を上げたが、その激しい走りでタイヤが摩耗し、残り2周となった第7ターンで痛恨のコースオフ。21位でチェッカーを受けた(レース後1台失格車両が出たため結果は20位)。
ワルドシュミットは、2周目に1台パスし11位に。更に順位を上げるべく、前走車にテール・トゥ・ノーズでプレッシャーを与え続けたが、追い抜くまでには至らず、11位でフィニッシュした。
2日(日)の第2レース(29周)は、前日より早い午前10時30分のスタートとなったが、前日以上に気温が上昇。周回数も多くなることから、更にタイヤに厳しい状況でのレースとなった。
11番手グリッドからスタートしたワルドシュミットは、スタート直後に1台パスし10位に浮上。その後も上位勢と遜色ないタイムで追走を続けたが、タイヤの摩耗に苦しみ、そのまま10位でフィニッシュ。4大会連続のトップ10フィニッシュを果たしたが、惜しくもポイント獲得には至らなかった。
一方、20番手グリッドのカルダレッリは、スタートは良く、ポジションを上げたが、その直後のバトルで押し出され21位に後退。その後、コンディションが変化したことによるハンドリング不良に見舞われ、16周目にピットインしセッティングを変更。3周遅れとなったが、23位でチェッカーを受けた。
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