GP2:Rd.8スパ・フランコルシャン・プレビュー
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2009年のGP2シリーズも残すところ後3戦。チャンピオンシップでは前戦バレンシアなど4勝を挙げ、他に3回の表彰台と6回のファステストラップを記録しているニコ・ヒュルケンバーグ(ARTクランプリ)が75ポイントと、2位のヴィタリー・ペトロフ(ブロワ・アダックス)に20ポイント差をつけている。
モナコやシルバーストーンと並んで観客やドライバー達にも人気の高いスパ・フランコルシャンは、そのコースレイアウトと共に予測できない天候がレースに大きな影響を与える。
ヒュルケンバーグとペトルフ以外のドライバーにとっても、観客にアピールする絶好の舞台ともなる。バレンシアでは不本意な成績に終わったルーカス・ディ・グラッシは、現在ランキング4位だが、5点差で3位のロメイン・グロージャンがF1へとステップアップしたため、ランキングを上げるチャンスである。セルジオ・ペレスはランキング10位ながら、バレンシアでの連続表彰台で勢いに乗っている。
ランキング5位のパストール・マルドナドは昨年スパの第2レースで優勝しており、今年もその再現を狙っている。ランキング7位のジェローム・ダンブレッシオにとっては地元のコースであり、その感想を語っている。「オールージュは、他のどのコーナーとも違う特別な感覚をもたらす。そこでは少しのミスも許されず本当に集中して飛び込まなければならない。でもわたしはこの感覚が好きだ。レ・コンプとバスストップ・シケインは最高のパッシングポイントになる。でも、ここでの最大のファクターは天候だ、コースの一部がドライでも他のところでは雨が降っていたりするので、1ラップの間に自分自身をそれに適応させなければならない」
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