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2009年8月 1日 (土)

IRL:ホンダリリース・第12戦ケンタッキー予選 ”雨の影響により予選中止、ポールポジションはスコット・ディクソン、武藤英紀は11番グリッドとなる”

Honda_logo

雨の影響により予選中止
ポールポジションはスコット・ディクソン、武藤英紀は11番グリッドとなる

2009年7月31日(金)
予選

会場:ケンタッキー・スピードウェイ(全長1.5マイル)
天候:快晴
気温:27℃

プラクティスと予選の開催を予定していたケンタッキー・スピードウェイだったが、木曜日の晩から金曜日の朝まで降り続いた雨の影響か、路面から水が染み出すトラブルが発生。IRLのセーフティ・チームが懸命に問題解決にあたったが、午後1時過ぎから始まるはずだったプラクティスは夕方の5時になっても始めることができず、IRLは予選の開催断念を決めた。今回から空力とエンジンに関する新ルールを採用しているため、シリーズ主催者のIRLとしては出場全チームに、より多くの走行時間を与えたいと考えており、予選よりもプラクティスの開催を重視した結果である。ドライバーのサイン会を終えた夜8時半の時点でも水の問題は完全に解決せず、プラクティスは決勝日である明日、土曜日の午後3時へと延期された。レースのスタートは夜の8時45分となる。

明日のレースのスターティング・グリッドは第11戦エドモントンまでのエントラントポイントで決定。ポールポジションはスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)のものとなり、彼の右隣りのグリッドにはダリオ・フランキッティ(Target Chip Ganassi Racing)。フロントローはTarget Chip Ganassi Racingが独占することとなった。グリッド2列目はTeam Penskeのライアン・ブリスコーとエリオ・カストロネベス、グリッド3列目にはAndretti Green Racingのダニカ・パトリックとマルコ・アンドレッティが並ぶ。上位3列はチームメート同士がきれいに並んでスタートとなる。

武藤英紀(Andretti Green Racing)はランキング11位につけているため、明日のレースには6列目イン側の11番グリッドからスタートする。右隣りにはNewman/Haas/Lanigan Racingから出場するルーキーのロバート・ドーンボスが並ぶ。

ケンタッキーでのレースにはレギュラードライバーの他にも第11戦エドモントンでキャリア初優勝を挙げたばかりのウィル・パワー(Team Penske)、女性ドライバーのサラ・フィッシャー(Sarah Fisher Racing)、同じく女性ドライバーのミルカ・デュノー(Dreyer & Reinbold Racing)、そしてトーマス・シェクター(Dreyer & Reinbold Racing)もエントリーしている。ワトキンス・グレンからのロードコース3連戦にルーキーのリチャード・アンティヌッチを起用していたCurb/Agajanian/Team 3Gは、ケンタッキーのオーバル戦ではジャック・ラジアーに今季4戦目を走らせる。

コメント
スコット・ディクソン(ポールポジション)

「ポイントスタンディングではシーズンを通してトップかそれに近い位置につける、それがチャンピオンを狙うためには絶対に必要だ。今年も我々Target Chip Ganassi Racingはそれができており、私がトップでポールポジションを、チームメートのフランキッティが2番手でフロントロー外側のグリッドを与えられることになった。どんなレースでもトップ、あるいは、それに近い位置からスタートすることは重要。今シーズンの我々は1.5マイルオーバルでのパフォーマンスもいい。いいレースを戦えるものと信じている」

ダリオ・フランキッティ(2番グリッド)
「マシンのルールが今回から変更されたのは、オーバーテイクを増やそうというIRLの考えからだ。ファンにとっても、ドライバーにとっても、その方がレースはよりおもしろく、エキサイティングなものになるからだ。マシンのルールが変わったのだから、少しでも多くの周回をこなしたい。私だけじゃなく、誰もがそう考えている。しかし、セーフティ・チームが長時間にわたって一生懸命に仕事をしてくれたというのに、水の染み出しは止まらず、予選はキャンセルとなってしまった。夜になるころには水の問題も解決し、明日のプラクティスがしっかりと十分な時間行われることと期待したい」

武藤英紀(11番グリッド)
「今日走ることができなかったので、新しい空力のパッケージでの走り、そして、レースがどのようになるかは想像しにくいです。しかし、ダウンフォースが増える分、マシン同士が去年までよりも接近して走ることが可能になると考えられます。ただし、今年はタイヤのコンパウンドが違うので、グリップが去年より低くなっている場合もあり得ます。そうなると接近して走るのは難しくなるかもしれません。“Hondaボタン”はスタート、リスタート、そしてアウトラップで使うパターンが多いのではないでしょうか。20回のうちの半分はそこで使うでしょう。残りは終盤の勝負どころにとっておくという戦い方を我々はすると思います」

ロジャー・グリフィス|HPD レース・チームマネジャー
「今回から全車に“Hondaボタン”が採用されている。このボタンを押すとエンジンのパワーがアップし、オーバーテイクがしやすくなるというもの。今回のケンタッキー戦から今シーズンの残りのレースすべてで、ロードコースでもHondaボタンは採用されることになった。レースによって、1回ボタンを押した際のパワーアップ時間は異なり、ケンタッキーの場合は12秒間となっている。パワーが上がるのは、エンジンの最大回転数が200rpm上がり、10,500rpmになるためだ。インディカーには燃料のミクスチャー設定が4段階あり、ドライバーたちは燃費セーブもしながら戦っているが、Hondaボタンによって、最も燃料が薄い設定の時で走っていた場合には20馬力、最も燃料が濃い設定で走っている時でも5馬力のパワーアップがなされる。これによってレースは今まで以上にエキサイティングになることだろう。1人のドライバーが1レースで使えるのは20回。テレビとも協力し、Hondaボタンを使える残り秒数はリアルタイムで表示されることとなっている」

スターティンググリッド
順位 ドライバー チーム 総合ポイント
   
1 スコット・ディクソン Target Chip Ganassi Racing 380
2 ダリオ・フランキッティ Target Chip Ganassi Racing 377
3 ライアン・ブリスコー Team Penske 366
4 エリオ・カストロネベス Team Penske 337
5 ダニカ・パトリック Andretti Green Racing 285
6 マルコ・アンドレッティ Andretti Green Racing 259
7 ダン・ウェルドン Panther Racing 255
8 ジャスティン・ウィルソン Dale Coyne Racing 241
9 トニー・カナーン Andretti Green Racing 239
10 グラハム・レイホール Newman/Haas/Lanigan Racing 235
11 武藤英紀 Andretti Green Racing 220
12 ロバート・ドーンボス Newman/Haas/Lanigan Racing 197
13 ラファエル・マトス Luczo Dragon Racing 194
14 エド・カーペンター Vision Racing 186
15 ミルカ・デュノー Dreyer & Reinbold Racing 179
16 マリオ・モラレス KV Racing Technology 169
17 ライアン・ハンターレイ A.J.Foyt Enterprises 165
18 E.J.ヴィソ HVM Racing 164
19 マイク・コンウェイ Dreyer & Reinbold Racing 160
20 ウィル・パワー Team Penske 159
21 ジャック・ラジアー Curb/Agajanian/Team 3G 127
22 サラ・フィッシャ- Sarah Fisher Racing 43
23 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing 29

※予選は路面コンディション不良のため中止となり、第11戦時点のエントラントポイントでグリッドを決定

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