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2009年11月 6日 (金)

Asian Le Mans:ジムゲイナー・レースレポート

アジアンルマン岡山・ジムゲイナー・レースレポート

1 #85 JIMGAINER ADVAN F430
Driver:田中 哲也/平中 克幸
予選:3位 グリッド:クラス2位
第1RECE:5位
第2RACE:リタイヤ

第1回ル・マン24時間開催から86年、アメリカでのALMS開設から10年、ヨーロッパにおけるル・マン・シリーズ創設から5年。今回アジアン・ル・マン・シリーズの初開催をここ岡山で迎える。 日本で開催されるル・マン・シリーズは、土日の2ヒート制で争い、いずれも500kmもしくは3時間のレースでシリーズチャンピオンが決まり、各クラス優勝チームには2010年度ル・マン24時間レース本戦の出場権が与えられる。

JIMGAINERも2005年にJIMGAINER INTERNATIONAL としてル・マン24時間レースに参戦した経歴もあり、来年度のル・マン24時間の出場を目指し、ASIAN LE MANSに参戦を決定した。
出場マシンは通常SUPER-GTで使用されているものではなく、10月21日に鈴鹿ファクトリーにヨーロッパから到着したばかり。同週23日に鈴鹿サーキットで初走行を行い、28日に岡山サーキットに搬入されたマシンで戦うことになる。

2

2009年10月30日(金)
FREE PRACTICE 1 9:00~10:00
天候:晴・気温:13度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分31秒556

FREE PRACTICE 1 11:45~12:45
天候:晴・気温:22度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分33秒283

FREE PRACTICEはオンタイムで開始された。天気も良く、3月に開催されたSUPER-GT開幕戦岡山よりかなり暖かい。
まず田中がマシンチェックの為コースへ。
実質先週の鈴鹿での走行が1時間30分と、まだまだこのマシンのデーターは乏しく、セッティングも決まっているわけではない。タイヤも予選用とレース用とどれをチョイスすればいいか、1回1時間の走行が2回と、限られた時間の中で決めなければいけない。
何度となくピットインを繰り返し、テストを行う。1時間の走行は全て田中が走り、このセッションではLMGT2クラスのトップタイムで終了した。
2回目の走行は平中からスタート。平中は決勝を想定した走行を行う。30分終了後田中に交代。
最終チェックを行い、FREE PRACTICEは終了した。

3

2009年10月30日(金)
QUALIFYING:16:15~16:35
天候:晴・気温:21度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分31秒283

アタック時間は20分と少なめだが、SUPER-GTと違い、タイヤを暖めておける『タイヤウォーマー』の使用が許可されている。ということはすぐにでも、タイムアタックに入れるということだ。
田中は10分ほどピットで待機し、タイムアタックを開始した。
セクター1もセクター2も悪くない。朝の練習走行より0.273縮めるタイムを記録し、3番手で予選を終えた。
その後クラスポールを獲得していた№91AstonMartinが車輛規則違反によりタイム抹消となり、Race1、Race2ともに2番手のグリッドからスタートするこことなった。

田中哲也コメント
4 朝走り始めて、そこそこかなぁという状況で、自分の中でも凄く良いという感じがなかったんです。
予選もそこそこ良いという状態で、少し速いマシンがきたらやばそうな感じでした。悪い予感があたり、アストンマーチンは走行開始からタイムが出ていましたし、その状態で違うドライバーが運転を代わっていたので、もしかしたらアストンマーチンが来るんじゃないかと思っていたら、思った以上に速かったですね。決勝は長いレースですし、予選グリッドも悪くないので、優勝狙って頑張りたいと思います。

平中 克幸コメント
実質今日が2回目の走行で、順調に進みました。セッティングというよりも、まずマシンに慣れることと タイヤのテストを午前中は行いました。僕はロングランを担当したのですが、車のバランスも良かったので、明日の決勝は良いと思うので、勝ち目指してがんばります。

2009年10月30日(土)
Warm-UP:8:00~8:15
天候:晴・気温:12度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分45秒747

朝の冷え込みは激しく、日中との気温の差はかなり激しい。 午後12時30分からの決勝レースに向けてウォームアップが15分間のみ行われた。 昨日のセットを確認するように田中がスタート、その後数周してピットへ。平中がマシンに乗り込み計測2周でこの回の走行は終了した。

5_2 2009年10月30日(土)
RACE-1:12:30~15:30
天候:晴・気温:23度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分34秒114

天気は快晴、気温もぐんぐん上昇し、秋晴れの中初めてのASIAN LE MANS in OKAYAMAは開始された。
普段と同じローリングスタートでのスタートだったにも関わらず、スタートラインを通過する前にすでに3番手からスタートした№88Porsche911に並ばれ、1コーナーでは一気に4番手まで後退。外国人のスタートのずるさに驚きながらも、ハンドルを握る田中も1分34秒台で周回を重ねる。
しかしストレートの速い№40FordGTに7周目でパスされ5番手に後退。
その後10周目に№89Ferrari430にも先行を許し、6番手に後退。
その後28周目に5番手にポジションを上げ、45周目にピットへ。この時は給油とタイヤ2本交換のみ。
ピット作業もSUPER-GTとは異なるレギュレーションで、前日よりスタッフもかなりの練習をしていたので、スムーズに作業を終了。ドライバーはそのまま田中が担当しコースへ。長丁場の500km(もしくは3時間)の2/3以上を今回は担当する。ポジションも落とすことなく5番手で復帰。
徐々に前を走る№88を追い詰めていく。53周目にセクター2でパスし4番手に浮上。3番手を走る№89とは20秒前後の差を開くことも縮めることもなく走行していた。
80周目にドライバー交代、給油、タイヤ2本交換をして平中をコースに送り出す。
ペースも1分34秒台をキープ。しかし№88の第1ドライバーのペースが異常に速く、20秒あった差が徐々に縮められていく。残り5周でテールツーノーズになり、最終ラップのヘヤピンでとうとうパスされ5番手でチェッカーを受けることとなった。

田中哲也コメント
思った以上に上位勢が速く、精一杯頑張ったのですが、上位のペースについて行けなかったですね。
明日は頑張ります。

平中 克幸コメント
周りがとにかく速かったですね。残念な結果になっちゃったんですけど、初めてこの車で長いレースをするということで、データー不足の部分が多くあった為に、この結果になったと思います。予選では順調にいっていたんですが、長い距離になるとどうしてもデーター量というのが凄く重要で、かなり影響も大きいので、その辺が敗因ではないかと思います。今回500kmのレースが出来たので、明日に向けてはちゃんとミーティングをして、今日の敗因を糧に明日はもう少し良い結果を残したいと思います。

6

2009年11月1日(日)
RACE-2:9:00~12:00
天候:曇・気温:14度・路面状況:Dry
#85ベストタイム:1分32秒699

7_2 2回目のレースは朝9時という朝の時間帯にスタートする。昨日とは違い、ひんやりした空気の中で開始された。
今回もスタートは田中。RACE-1と同じグリッドよりスタートする。
昨日のスタートでの事を念頭に置き、2番手で1コーナーに消えていく。
しかしストレートの速い№88に抜かれ3番手で1周目のストレートを通過。
5周目に一気に№40と№92BMWにパスされ5番手に、翌周には№89にもパスされ一気に6番手に後退。しかしこの時点でもトップとは8秒の開きしかなく、6台が団子状態で周回を重ねる。 13周目にトップを走る№77が失速し5番手に。 6周目に抜かれた№89とは1秒以下の差で執拗に追いかける。なかなか前に出ることが出来ず、このバトルは平中に交代する36周目まで続けられた。36周目にピットに入り給油とタイヤ4本交換。 この時の左フロント交換時にホイルナットを転がすという痛恨のタイムロス。
平中がコースに戻ったときには、№89と23秒の差を付けられてしまっていた。しかし平中の驚異の追い上げで、徐々に差を詰め、24周目には5秒差まで詰まってきていた。この時点で4位を走行。表彰台も見えてきた矢先の53周目、ストレートで他車に追突された様な感覚をマシンに感じ、バックミラーを確認するが誰も後方から来るマシンは居ない。8
バックストレッチ、ヘアピンと惰性で走行し、リボルバーコーナーでマシンを止めることとなった。駆動系のトラブルに見舞われ、この時点でリタイヤとなってしまった。
RACE-2で優勝したのは、5秒差まで詰めよっていた№89。
タラレバでしかないが、このまま走行していれば表彰台はもちろん、優勝の2文字も見えていただけに非常に残念な結果となってしまった。

田中哲也コメント
今日は作戦を変えていって、良い感じだったので、トラブルが出て残念でした。しかし、凄く良い勉強になったので、今週のSUPER-GT最終戦に繋げられるように頑張ります。

平中 克幸コメント
今日は昨日の経験を生かして、燃費とかもぎりぎり攻めることが出来たし、後は作戦もタイヤのライフとかも気にせずに走って、良い方向にはいっていたと思います。結果論としてはトップ争いも出来ていたのではないかと思うレースだったので、トラブルで止まってしまったのは非常に悔しいですけど、凄く良い経験になりました。
2009/11/5 (C) JIMGAINER

9

 

 
写真
(C) JIMGAINER

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