WTCC:Rd.12マカオ 第1レース ハフが勝利、タルキーニがタイトル獲得に一歩前進
第1レースの勝者はハフ、2位はガブリエル・タルキーニ、3位はホルディ・ジェネだった。アウグスト・ファルフスは8位でタイトル争いから外れているが、第2レースのポールを獲得しBMWとして少しでも多くのポイントを稼ぐべく走ることになる。イヴァン・ミューラーは5位でタルキーニとの差は6点あるが、まだ優勝の可能性がある。マニュファクチュラーポイントではSEATがBMWを10点差でリードしている。
最終2ラップでは2位から8位までの順位が終始入れ替わり戦略がものをいった。結果としてはBMWのファルフスとミューラーが第2レースでフロントローに並ぶこととなった。メニュは4位。モンテイロは一時猛烈な走りを見せてハフのリードに待ったをかけるかにみえたが、最終的には6位でゴールした。
「いいスタートをきれたのですが、バックミラーで二台のSEATが見えて気になりました。なんとか自分のペースにもっていくことができたので良かったものの、モンテイロを振り切るべく力を尽くしました。。僕のマシンはミドルセクターに向いているのでそれが良かったのだと思います。」ロバート・ハフはこう語った。
第1レースのヒーロー
ホルディ・ジェネとティアゴ・モンテイロが重要な役割を見せた。二人はファルフスを優勝圏外に追いやり、タルキーニに2位をとらせ、SEATのマニュファクチュラーズタイトル獲得に向けて大きな働きをした。両選手の好スタートと安定した走りをみれば、SEATが二人をチェスの駒のように用いて最大の効果を生み出したことが分かる。
第1レースのみどころ
マカオによくある玉突き衝突はオープニングラップでは見られなかったものの、最初の2コーナーから激しい追い抜きあいがありそれはレース終了まで続いた。アンディ・プリオールはマンダリン・オリエンタルコーナーでバリアに衝突しピットインを余儀なくされた。第1ラップの終盤、3位のタルキーニの前方にはモンテイロ、後方にはジェネがつけていた。この時点でファルフスの(優勝への)可能性は消えた。
辞退及びリタイヤ
A.プリオール-レース事故、A. コウト-ドライブシャフト、Jヴァン・ラゲン-エンジン、ルウ・リク・カー-ギアボックス
(WTCC日本語公式ホームページより転載)
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