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2010年1月14日 (木)

DAKAR:パリダカ日本事務局 Stage11 レース概況 (2010/01/13)

BMWがダカール・ラリーを制する

Carte_2 ASO.

第11ステージ  2010/01/13  Santiago – San Juan
Liaison 211km / SS 220km / Liaison 3km Total434㎞

ダカール・ラリーはチリの7日間のステージに別れを告げ、今日はアルゼンチンのステージに戻ってきた。そして、大会で最後の高難度ステージ。モト部門ではマルク・コーマの連続優勝にミス・コースがストップをかけた。本日のSS優勝はオランダ人フランス・ヴェルホーヴェン、BMWに優勝旗をささげた。総合順位はシリル・デプレ(仏、KTM)が依然としてトップをキープ。オート部門でもBMWのフランス人ゲラン・シッシェリがSSを制した。4年ぶりのSS優勝だ。サインツとアル・アティヤの熾烈な戦いも続き、総合順位で後輩アル・アティヤが4分28秒で後を追う。

朝早くリエゾンを出発し、アンデス山脈のコルディーエル峠をパソ・リベルタドレスを経由、山頂は標高3,500mに達する。今日のSSは220km、昨日と同じようにスピード・コースながら、カーブが極めて多く、スリッピィで時々ワジ(乾河)の亀裂など罠も多いコース。このような中、マルク・コーマが第1走者でコースをオープン、今日もSS優勝を目指して飛び出した。しかし、km13でミス・コースし、右に曲がるところをまっすぐ行ってしまった。その結果、正しいコースに戻るまで大きくタイムをロスしてしまい、CP1を通過した時には既にトップとの差が10分以上離れてしまった。彼に付いて走っていたライダーも同じようにタイムを失う。

今朝、9番目にスタートしたジョナ・ストリート(アメリカ KTM)、スタート直後は控えめに走っていた(今までトップ5に入ったことがない)が、コーマと同じナビ・ミスは冒さなかった。そのお陰で、CP1をトップタイムで通過、いっしょに走っていたフランス・ヴェルホーヴェン(蘭 BMW)は7秒差で通過。そして、そのまま、追いつ追われつのバトルを二人で繰り返し、最後にわずか3秒差でフランス・ヴェルホーヴェン(蘭 BMW)がSSをとった。ヴェルホーヴェンは通算3度目のSS優勝で、この前は、昨年のプエルト・マドリンからコピアポのステージだった。なんと、BMWのマシーンが前回SS優勝をしたのは、シリル・デプレの2001年大会、タンバクンダのステージだった。

一方、パルアンデルス・ウルヴァルスター(ノルウェー KTM)が今日は効果的な成果を出した。アラン・デュクロ(仏 KTM)に次いで4位でゴールしたが、総合順位で2位に上がり、フランシスコ・ロペス(チリ、Aprillia)のと同タイムの1時間20分差になった。km13で10分以上離されたマルク・コーマ(西、KTM)は最終的に、SSでトップと5分差までつめた。総合では、シリル・デプレ(仏、KTM)が依然としてトップをキープしている。

オート部門では、今日もカルロス・サインツ(西 VW)とナセル・アル・アティヤ(カタール VW)の激しいバトルが続いた。昨日サインツが勝ったので、今日は第1走者、アル・アティヤは3台後ろからスタート。CP1をサインツが13秒差でアル・アティヤを離す。途中、サインツを追い越したアル・アティヤはkm148を5秒差で先に通過する。その後、サインツは2度のパンクに見舞われ、わずかにタイムを失い、いよいよアル・アティヤはどんどん先を走る。km190で5分30秒と引き離し、最後ゴールでサインツと5分38秒差で通過した。

この身内の争いを無視して、BMWのチームメイト2台はコルディエール峠ふもとの山岳ステージを存分に楽しむ。弟分のゲラン・シッシェリ(仏、BMW)はkm51で、先輩ステファン・ペテランセル(仏、BMW)を25秒差で先に通過。

しかしkm102はペテランセルが先。km148では今度はシッシェリ、12秒差だ。何度も、二人で抜きつ抜かれつを繰り返したが、途中ペテランセルがパンクで遅れた。

コースをオープンしながら最後はシッシェリがSSを制した。サインツとアル・アティヤのバトルの陰に目立たない優勝となってしまったが、シッシェリにとっては先のタンバクンダのステージ以来4年ぶりのSS優勝。SS2位のアルゼンチン人、オーランド・テラノヴァはチームJMB Stradaleに今大会最高のパフォーマンスを贈ることとなった。終日トップ争いをしていたペテランセルは、シッシェリと2分差でSS6位に終わった。

総合順位はナセル・アル・アティヤ(カタール VW)がカルロス・サインツとの差を4分28秒と半分に縮めた。3位はマーク・ミラー(米 VW)。チーム監督のクリス・ニッセンはかつてないほど接戦している二人のドライバーに頭を痛める。

カミヨン部門はすっかりルーチンになってしまったKamaz勢のSS優勝。タタルスタンのワークスチーク、Kamazは今日で10回目のSS優勝を収めた。今日の名誉はタイトル保持者、フィルダウス・カビロフに。チームメイトの

ウラディミール・チャギンとたった32秒の差だった。カビロフは、これで今大会3度目、通算32度目のSS優勝。

ジョセフ・アデュア(仏 Iveco)は連続2日のSS3位。

総合では、チャギンが2位のカビロフとの差は1時間12分、3位のマルセル・ヴァン・ヴィリエ(蘭 Ginaf)9時間21分の差をつける。

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