IRL:モラエス、KVRTの3台目でのフル参戦が決定、レイホール、ロイドはスポット参戦
マリオ・モラエス (C)KV Racing Technology 拡大します
3月11日、インディカーシリーズ(IRL)のKVレーシング・テクノロジー(KVRT)は、チーム3台目のNo.32マシンでマリオ・モラエス(21歳:ブラジル)をフル参戦させることを発表した。これにより、今シーズンKVRTは佐藤 琢磨、E.J.ビソ、モラエスの3台体制でシーズンを戦うこととなった。最後まで残っていたKVRTのシートが埋まり、サンパウロ戦に出場する全24名のドライバーが決定した。
今シーズン最も早くKVRTとの契約を交わしていたとされるモラエスは、スポンサーの獲得が遅れ、出身地のサンパウロでのIRL開幕戦の2日前になってようやく参戦が決定した。モラエスには、バンコ・パンアメリカーノをメインスポンサーに、サンパウロのレースではホリデイイン・ブラジルもスポンサーとしてついている。
「このシーズンオフは、永遠に続くんじゃないかと思っていたよ」とモラエス。「長い間待ったけど、ケビン・カールコーベンとジミー・バッサーに今回の契約をまとめてくれたことを感謝したい。また、ブラジルでのレースのために、バンコ・パンアメリカーノとHoliday Inn Parque Anhembi and Itatiaia Groupの後援にも感謝している。チーム戻ってこられてともに働けることは素晴らしい。わたしの故郷でシーズンをスタートするためにマシンの中にいることは、特に重要なことだ。ハーバーでのシーズン前テストに参加しなかったので、週末のレースはぶっつけ本番になる。それは挑戦であり、新しいエンジニアとクルーに慣れる必要がある。でも、きっと楽しい週末になるだろうと思っている」
また、グラハム・レイホールは、サラ・フィッシャー・レーシング(SFR)から、IRL第2戦セントピータースバーグと第3戦のバーバー・モータースポーツパークへの出場が決まった。レイホールはサラ・フィッシャーに替わってNo.67ダラー・ゼネラル・ダララ・ホンダをドライブする。セントピータースバーグは、2年前にレイホールが実質IRLデビュー戦にして優勝を飾ったコースでもある。昨シーズンまで所属したニューマン・ハース・ラニガンは、今年マクドナルドがスポンサーを降りたため武藤 英紀の1台のみの参戦となり、レイホールはシートを失っていた。
さらにアレックス・ロイドはデール・コイン・レーシングから、No.19マシンでサンパウロ戦への出場が決まった。スポンサーにはボーイスカウト・アメリカがついている。チームはそれ以降のロイドのレース出場について、第2戦セントピータースバーグで発表するとしている。
■1996年CARTリオデジャネイロ
(C)IRL
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