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2010年5月10日 (月)

LMS:プジョー、ルマン本番へ準備万端、4度目のワンツー・フィニッシュ

2010年 05月 10日

スパ フランコルシャン1000kmレース
プジョー、ルマン本番へ準備万端、4度目のワンツー・フィニッシュ 

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2010年5月9日
プジョー・スポール発

ルマン24時間へ向けた最後のフルスケールリハーサルとなるスパ-フランコルシャンを、チーム・プジョー・トタルは4回連続のワンツー・フィニッシュで飾りました。劇的な順位の入れ替わり、息をのむスリル、数々の貴重な経験に彩られたレースの模様をお伝えします。

出来事満載のレース
 天気の変化に、さまざまな予想外の出来事。手に汗握るレース展開はまさに「これぞスパ-フランコルシャン」という内容でした。マシンがグリッドに並んだときに落ちてきた最初の雨粒に感じた不安通り、この日の最初のドラマはまさにスタート時に起こりました。3号車でポールポジションスタートのペドロ・ラミーが最初のコーナーで小さなミスを犯し、総合9位へと転落。一方、チーム・オレカの908が最初にル・レディヨンに差しかかった際、セーフティーカーが早めに入ってきた直後に後ろからぶつけられてレースから脱落。セーフティーカーに関する最近のレギュレーション問題──レギュレーションが細心の注意を持って実行されていない──が露わになりました。結局、3台のプジョー 908 HDi FAPがスコアボードのトップに並んだものの、7号車のアウディがピットインのあと、1分近い差をつけて突然1位に躍り出ました。何と、ピットレーン出口のレッドライトが点灯されていなかったのが原因でした。

赤旗レース中断
 それでもチーム・プジョー・トタルは気を落とすことなく、ピットでは作戦を微調整し、コース上ではペースを上げ、差を詰めるべく戦いました。ところがこの地域で停電が発生。主催者側は安全面からレースの中断を余儀なくされました。これに救われたのが2号車のフランク・モンタニー。修理のためピットインした直後に赤旗が振られたのでした。
 モンタニーは1ラップ遅れたものの、無事に復帰。そのあと、数回にわたって最速ラップタイムを叩きだしました。3時間半近くもマシンを駆っていたのにもかかわらず、何とモンタニーだけが2分の壁を破ったのです。

白熱の戦い
 レース第2部はプジョーのドライバーたちが前を行くアウディを引きずり下ろそうと全力を振り絞り、手に汗握る激しい展開となりました。その時点で総合2位にいた3号車のセバスチャン・ブルデーは64周目でアウディのカペロをとらえることに成功、ここからドライビングテクニックを駆使した息をもつかせぬ攻防となり、ついに71周目でプジョーがトップの座を固めました。それからドライバーがシモン・パジュノーに交代、フィニッシュ1時間前には降雨があったのにもかかわらず、パジュノーはアドバンテージを死守。このデリケートなコンディションのなか、アウディが”インターミディアト”を選択したのに対し、パジュノーは勇気を持ってミディアムタイヤを履き続ける道を選びました。メテオ・フランスのアドバイスに沿ったものでしたが、これが功を奏し、パジュノー/ブルデー/ラミー組は1分以上の差をつけて優勝しました。2007年以来、スパでは負けなしのプジョーですが、ブルデーにとってはプジョーでの最初の勝利となりました。2号車のステファン・サラザンもスリックタイヤで走行、ただし、アウディとの攻防に全力を傾けるべく、途中でソフトタイヤに変更しました。結局、フィニッシュまであと2周というところでアウディを抜き去り、ゴールし、チーム・プジョー・トタルは2009年のルマン、プチ・ルマン、この3月のセブリングに続いて4回連続のワンツー・フィニッシュを手にしたのです。マルク・ヘネ、アンソニー・デイビッドソン、アレクサンダー・ウルツが乗った1号車は、非常にデリケートなコースコンディションの為に残り30分というところでマルク・ヘネがミスを犯し、惜しくも表彰台には届きませんでした。しかし、セブリング12時間レースでの勝利のあと、この3人は1号車としてチーム・プジョーの先頭をいくという役割を果たしたのです。

そしてルマンへ……
 ルマン本番まであと1カ月、チーム・プジョー・トタルは今日の勝利の余韻をかみしめつつも、本番での勝利に向けて万全の準備を整えていきます。
ベリジー(工場)へ戻れば、スパでの戦いをひとつひとつ検証していくことになるでしょう。908はこれから分解され、慎重に組み立て直され、6月6(日)、午後2時30分からの車検に向けてルマンへと旅立つことになります。

【2010スパフランコルシャン1000Kmレース 最終成績】

1位
プジョー908 HDi FAP (ブルデー/パジュノー/ラミー)  139周
2位
プジョー908 HDi FAP (モンタニー/サラザン)+1分 8秒
3位
アウディR15(マクニッシュ/クリステンセン/カペロ) + 1分 26秒
4位
プジョー908 HDi FAP (へネ/ウルツ/デイビットソン)+ 1 周
5位
アウディR15(ロッケンフェラー/デュマス/ベルナルド) + 2 周

レース中の最速タイム:F.モンタニー (1分59.797秒)

メンバーのコメント
オリビエ・ケスネル:「これはチーム・プジョー・トタル4回連続のワンツー・フィニッシュです! とてもおもしろいレースでしたが、セーフティーカー介入のルールに関係者がきちんと従っていなかったことは残念でした。ルマンまでの間に問題点を洗い出し、これが結果に響かないようになればと願っています。プジョー 908 HDi FAPは3台とも素晴らしい出来で、それぞれのクルーがうまく力を合わせることができ、ルマン24時間への手応えを掴むことができました。戦略も効果的でした。メテオ・フランスからもらった第一級の情報も大きかったですね。冬を通しての準備が実を結んだ今日の結果でしたが、これで気を緩めることはありません。私たちは1カ月後のルマンという目標をしっかりと見据えています」

セバスチャン・ブルデー:「厳しいレースで、コンディションも非常に難しかったけれど、チームメイトに比べれば僕は楽をさせてもらいました。3号車はとてもバランスがよく、非常に順調な走りができました。ルマンとセブリングで2位でしたから、プジョーでとうとう勝つことができて、感激です。ルマンが期待できますね。ラミーもパジュノーもとても厳しいコンディションのなか、素晴らしい出来でした」

ペドロ・ラミー:「レース開始時は路面がとても滑りやすく、ラソースでふくらんでしまって、順位が少し落ちてしまいました。でもあれで闘争心に火がついて、強気でプッシュしていくことができました。マシンは最高でした。そのおかげで表彰台に戻ってくることができたと思います」

シモン・パジュノー:「2人のチームメイトにありがとう、と言いたいです。2人のおかげで私の仕事がぐっと楽になりました。1位の状態でマシンを引き継いで、私のこれまでの経験のなかでも一番印象に残るレースとなりました。私の担当の最初の部分は比較的楽でしたが、後半難しくなりました。特に雨が降り出してからですね。雨の中での走行についてレース・エンジニアが的確な情報を出してくれて助かりました……」

フランク・モンタニー:「私の担当は3時間半以上も続きました。レース中断の直前、遅い車をよけようとしてタイヤウォールにぶつかり、フロントとリアカバー、リアクラッシュボックスを換えるためにピットインせざるを得なくなったんです。みんなの素晴らしい活躍で今日の結果を得ることができました。サザランに代わってからは、猛烈な追い上げで2位に上がってくれました」

ステファン・サラザン:「早く乗りたくてうずうずしていました! セーフティーカーが最後に出てくる直前の路面がドライだったとき、それからフィニッシュに向けてドライになりつつあったとき、どんどん飛ばしていきました。最後の雨で予定が狂い、ソフトタイヤで走ることになりました。今日は素晴らしい結果でした。ルマンには復帰するだろうニコラ・ミナシアンともこの喜びを分かち合いたいと思います」

アレクサンダー・ウルツ:「ドラマがいっぱいのレースでした。ルマンへのいい練習になりました。実はこれまでスパに良い思い出はなかったのですが、今日の結果でルマンに向けての意欲がいよいよ燃えさかっています!」

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、6月12日(土)、13日(日)に開催される「ル・マン24時間耐久レースに向け、今後もプジョー・スポールの活躍を発信して参ります。

プジョー・シトロエン・ジャポン・プレスリリース

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