WTCC:2011年日本大会は鈴鹿で開催!
2010年6月21日
2011年FIA世界ツーリングカー選手権(FIA World Touring Car Championship: WTCC) 開催合意のご案内
(C)WTCC 拡大します
鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランド(取締役社長: 大島裕志)は、世界ツーリングカー選手権(FIA World Touring Car Championship: WTCC)のプロモーターであるK.S.O.Ltd (Kigema Sport Organisation Ltd CEO: マルセロ・ロッティ)と、2011年の鈴鹿サーキットにおけるWTCC開催の合意にいたりました。
なお、開催日程は調整中のため、決定次第ご案内いたします。
株式会社モビリティランド 取締役社長: 大島裕志
『世界最高峰のツーリングカーレースであるWTCCを、鈴鹿サーキットで開催できることとなり大変嬉しく思います。WTCCの初開催にあたり、鈴鹿サーキットの持てるソフト・ハードを導入することで、これまでにない新しいモータースポーツの魅力を提供して参りたいと思います。 また、2008年以来、WTCCの国内普及にご尽力されました岡山国際サーキット様に対し、敬意を表するとともに、本イベントを引継がせていただくことを心より感謝いたします。』
K.S.O.Ltd CEO: マルセロ・ロッティ様
『我々は鈴鹿サーキットにおいて2011年WTCC Race of Japanを特に商業機会の拡大という見地から開催できることを光栄に思うとともに、モビリティランド社にご承諾頂いたことを感謝申し上げます。 来年岡山から鈴鹿への開催地変更を決定するに至ったのは、主に商業的ニーズによるものです。 実際のところ、私どもは、2008年からスタートしました岡山国際サーキットとの協力関係に大変満足しております。この3年間、岡山の皆様にはWTCCのもつポテンシャルを信じ、WTCC Rae of Japanのファン層拡大にご尽力頂きました。岡山国際サーキットの皆様とその熱意なくしては、本選手権の日本開催は更に長い年月を待たねばならなかったでしょう。しかしながら、現在WTCCは急成長を遂げつつあり、ホスピタリティ、VIP受入れ、商業及びプロモーション活動に年々より広大なスペースを必要としています。大規模な改修を行った鈴鹿サーキットは、F1日本グランプリも開催し、その期待に応えてくれるものと思います。』
横浜ゴム株式会社 グローバル製品企画本部 本部長 小松滋夫様
『私たちYOKOHAMAがWTCCのオフィシャルサプライヤーになった2006年から、私たちとK.S.O.の共通の願いはWTCC日本開催でした。この計画にいち早く呼応してくれたのが、岡山国際サーキットでした。岡山国際サーキットの関係者の方々の多大なる努力により、2008年、2009年のレースは大成功に終わり今年もすばらしいレースになることと思います。 2011年の開催が鈴鹿サーキットになりますが、鈴鹿は世界有数のサーキットであり、ここでWTCCのレースが出来ることを大変うれしく思います。私たちのタイヤもどのようなパフォーマンスを見せることが出来るかとても楽しみです。 世界を転戦するWTCCですから、一つの国で一つのサーキットにこだわることなく多くのサーキットでレースをすることで、よりWTCCが発展していくものと期待しています。』
<参考資料>
FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC) FIA世界ツーリングカー選手権(World Touring Car Championship : WTCC)は、国際自動車連盟 (FIA) が管轄するツーリングカーによるレース世界最高峰を争うレースシリーズ。 FIAが定める世界選手権は、フォーミュラ1(F1)、世界ラリー選手権(WRC)、今年新設されたFIA-GT(GT1クラス)、そしてこのWTCCの4つだけであり、世界一の称号をかけた戦いが世界を舞台に繰り広げられている。
2005年にスタートしたWTCCにはBMW、フォード、セアトといった欧米のメーカーが中心となっており、ヨーロッパでの高い人気が全世界に広がりつつある。2010年は年間で全12ヶ国、12大会(24ラウンド)が開催される(※キャンセルされた第2戦メキシコ大会を含む)。
急成長するWTCC
新しい展開を続けるWTCCは昨年、アフリカ大陸のモロッコで初開催し、今年も大観衆を集め成功に終わった。また、アジアでは日本とマカオで開催されており、マカオでは世界的に有名なF3世界一を決定するマカオグランプリと同日開催される華やかなレースである。日本では2008年に岡山国際サーキットで初開催されて以来、今年を含め3年連続で開催される。
他に類を見ない激しいバトル
F1、WRCに並ぶ世界三大選手権に数えられるWTCCの最大の魅力は、サーキットの格闘技と呼ばれる激しいバトルにある。レース時間が約30分と短く(F1は約1時間30分)、スタート直後から勝負所の連続となる短期決戦がその激しいバトルを演出している。
観客目線に立ったレース
決勝日には2つのレースが短いインターバルで行なわれるため、観客は緊張感あるレースを立て続けに見ることができる。また、重量ハンデ制度やリバースグリッド方式など独自のレギュレーションを盛り込むことでバトルはさらに激しさを増し、見るものを飽きさせない観客目線に立った運営方針も大きな魅力。
環境への取組み
運営方針の一つに環境への取組みがあり、サーキット内での電動自転車導入や第2世代バイオ燃料使用などを積極的に行なっている。今年からはWTCCのワンメイクタイヤサプライヤーである横浜ゴム株式会社により新開発された環境性能を高めたエコレーシングタイヤが全チームに供給され、さらなる環境への取組みが進められた。
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