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2010年7月18日 (日)

IRL:ホンダモータースポーツリリース”ジャスティン・ウィルソンがキャリア初のポールポジションを獲得"

Honda_logo

ジャスティン・ウィルソンがキャリア初のポールポジションを獲得
佐藤琢磨はマシントラブルの影響で18番手、武藤英紀は22番手

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IZODインディカー・シリーズは国境を越え、カナダへとやってきた。第10、第11戦はカナダ2連戦。まずはトロントのストリートレースである。オンタリオ湖畔に設定される市街地コースは路面がバンピーでグリップが低く、ドライバーには高度なテクニックと、強靭な体力が求められる。

合計3回のプラクティスの後に行われた予選ファイナルステージに進出した6人の中からポールポジションを獲得したのは、ジャスティン・ウィルソン(Dreyer & Reinbold Racing)だった。コースレコードとなる1分00秒2710をマークし、見事にキャリア初のポールポジション獲得となった。

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ウィルソンは予選の第2ステージまでをハード・コンパウンドのプライマリータイヤだけで戦い抜き、ファイナルステージにソフト・コンパウンドのオプショナルタイヤを2セット投入できる状況を作り出していた。ロードコースの予選で2種類のタイヤが使用されるルールになって以来、ここまで優位に立ったドライバーはおらず、ウィルソンはその大きなアドバンテージを見事に生かした。また、Dreyer & Reinbold Racingは、2001年のケンタッキー以来、通算2回目のポールポジション獲得となった。

予選2位はポイントリーダーのウィル・パワー(Team Penske)。ウィルソンとの差は0.1853秒だった。予選3位は第3戦バーバー・モータースポーツ・パークで優勝しているエリオ・カストロネベス(Team Penske)、予選4位には第4戦ロングビーチで勝ったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)が食い込んだ。

昨年のトロント・ウィナーであるダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)は予選5位。彼のチームメートのスコット・ディクソンは予選6位だった。

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佐藤琢磨(KV Racing Technology)は、プラクティス1回目でのベストラップが23番手とトロントでは出足が悪く、2回目が21番手、3回目が16番手とコースへの習熟、マシンセッティングともに苦戦を強いられた。しかし、予選に向け戦闘力を大きく向上させ、アタック1周目にトップに立ってみせた。ところが、その後すぐにギアボックスにトラブルが発生。牽引されてピットに戻ったため最速2ラップを剥奪されるペナルティを受けて予選18位となり、第2ステージ進出を逃した。

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武藤英紀(Newman/Haas Racing)もバンピーな路面にマシンセッティングを合わせていくことができず、走行初日のプラクティス2回目にアクシデントを起こした。予選でのベストタイムは1分02秒1453で、スターティンググリッドは22番手と決まった。

コメント
ジャスティン・ウィルソン(ポールポジション)

「今週のマシンは完ぺきといっていいほどすばらしい状態に仕上がっている。予選には、ソフトタイヤをファイナルステージまで投入しない作戦で臨み、第1ステージは問題なくクリアしたが、第2ステージはかなり心配だった。しかし、マシンの調子は極めてよく、第2ステージでもトップタイムを出すことに成功した。ポールポジション獲得はうれしい。しかし、これで仕事は終わりではない。喜んでばかりはいられない。マシンにはまだ速くなる余地がある。明日のウオームアップ、そしてレースで思う存分に力を発揮し、優勝を目指したい」

ウィル・パワー(2番手)
「3回目のプラクティスでの自分たちの順位は9番手だった。予選2位という結果は、ポールポジションを逃した形ともとれるが、今日の場合は2位でとてもハッピーだ。トロントのコースは本当に不思議で、走り込んだタイヤでいいタイムが出る場合もある。明日のレースは雨になるとの予報もある。そうなったら、かなりの混乱が起こるだろう。私にとってポイントを確実に重ねることが重要だが、明日も優勝を目指して戦うつもりだ」

エリオ・カストロネベス(3番手)
「ソフトタイヤを投入しなくても予選の第2ステージをクリアしてファイナルステージへ進める可能性はあった。しかし、そのリスクは冒さず、確実にトップ6に食い込む道を選んだ。ソフトタイヤを温存しておけば、ポールポジションを取れていたかもしれない。予選のファイナルステージでは雨が降り出す可能性があったので、少しでも早くいいタイムを出そうとがんばって走った。予選3位は優勝を狙えるポジションだ。我々のマシンバランスはよく、ロングランでも安定した速さを発揮できているので、レースが楽しみだ」

佐藤琢磨(18番手)In100717006h

「トロントは非常に難しいコースで、3回のプラクティスを走っても、まだ走り足りないと感じています。そうした中でもマシンをセッションごとに向上させ、予選に向けさらによくすることができました。それだけにギアボックスのトラブルは残念でした。コース上でストップしてしまい、牽引されてピットに戻ったことで我々はペナルティとして最速タイムともう1周のベストタイムを抹消され、予選第2ステージに進むことができませんでした。明日のウオームアップでは、レースに向けたマシンセッティングを確認します。トロントのレースは荒れると聞いているので、粘り強くゴールまで走りきり、好結果をつかみたいと考えています」

武藤英紀(22番手)

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「ブレーキングでのマシンの挙動が安定せず、その改善がうまくいかずにいます。路面の凹凸の影響を受けたマシンはバランスを崩しやすく、さらに予選では早い段階でタイヤを傷めてしまいました。チームメートのグレアム・レイホールともども、我々のマシンはセッティングで何かが足りていません。それが何なのか、発見しないとなりません。予選に比べれば、決勝用のマシンの方がいいものにはなるでしょう。明日は後方グリッドからのスタートとなるので、作戦面ではギャンブルに出ることもありえます。それに成功すれば上位で戦うことも可能になると思います」

ロジャー・グリフィス|HPD レース・チーム・マネジャー
「ウィルソンにとって今季初の、そして、Dreyer & Reinbold Racingにとっては久しぶりのポールポジション獲得をたたえたい。今回の好パフォーマンスで彼らのチームは勢いを得ることだろう。予選2番手となったパワーとのポールポジション争いは見応えがあった。明日の決勝レースも激しいバトルが期待できそうだ。今回も予選は驚くほど接戦となっており、ポイントランキングで上位につけていながらファイナルステージに進めないドライバーがいたほどだ。情熱的で、レースに対する知識も深いカナダのファンも、大いに予選を楽しんでくれたことと思う。Hondaインディ・トロントの決勝レースにも大勢のファンが集まり、その前で白熱した戦いが繰り広げられることを期待している」

予選リザルト
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム

1 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F 01:00.2710
2 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F 01:00.4563
3 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F 01:00.8159
4 37 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F 01:00.8397
5 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F 01:00.9477
6 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F 01:00.9541
7 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F 01:00.9141
8 11 トニー・カナーン Andretti Autosport D/H/F 01:00.9212
9 77 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team D/H/F 01:00.9996
10 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F 01:01.2297
11 2 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing D/H/F 01:01.2820
12 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F 01:01.4580
13 8 E.J.ヴィソ KV Racing Technology D/H/F 01:01.4087
14 02 グラハム・レイホール Newman/Haas Racing D/H/F 01:01.7024
15 4 ダン・ウェルドン Panther Racing D/H/F 01:01.6926
16 36 ベルトラン・バゲット Conquest Racing D/H/F 01:01.8072
17 34 マリオ・ロマンチーニ Conquest Racing D/H/F 01:01.9575
18 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology D/H/F 01:01.8130
19 24 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing D/H/F 01:02.0426
20 32 マリオ・モラレス KV Racing Technology D/H/F 01:02.0953
21 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F 01:02.0547
22 06 武藤英紀 Newman/Haas Racing D/H/F 01:02.1453
23 19 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing D/H/F 01:02.6142
24 15 ポール・トレイシー KV Racing Technology D/H/F 01:02.5387
25 18 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing D/H/F -
26 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F 01:03.0741

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写真(C)Honda Motor Co Ltd.

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