NASCAR:チームオーナーのジャック・ラウシュ、飛行機事故で大けが
ジャック・ラウシュ (C)nascarmedia 拡大します
7月27日、NASCARラウシュ・フェンウェイ・レーシングの共同オーナー、ジャック・ラウシュが、自身が操縦する小型ジェット機の着陸に失敗、顔面に大けがを負った。担当医師によれば、ラウシュの容態は深刻だが安定しているとされている。
ラウシュは、火曜日の夕方、ウィスコンシンのオシュコシュでのエアベンチャー航空ショーに向かっていた。操縦していたビーチクラフト・プレミア・ビジネスジェットの機体は2つに折れたが、幸い火災は起こらなかった。同乗していたもう1名も病院に運ばれたがすでに退院している。
元フォードのエンジニアだったラウシュは1988年にNASCARチームを設立。2003年と2004年にはカート・ブッシュとマット・ケンセスによりカップシリーズチャンピオンを獲得。2007年にボストン・レッドソックスのオーナーでもあるフェンウェイ・スポーツグループとともに共同オーナーとなっている。今シーズンは、ケンセス、カール・エドワーズ、グレッグ・ビッフィル、デビッド・レーガンの4台のマシンをスプリントカップで走らせている。
飛行機コレクターとしても有名なラウシュはP51ムスタングなど数機の機体を保有。2002年4月の60歳の誕生日には、やはり自身の操縦する小型機で事故を起こして一時呼吸停止の重体となったこともある。
NASCAR会長兼CEOのブライアン・フランスは声明を発表し、ラウシュの早い回復をその家族とチームとともに祈っているとしている。
事故直後のCNNニュースはこちら。
| 固定リンク