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2010年7月 5日 (月)

NASCAR:トヨタモータースポーツニュース"大波乱のレースで2台の“トヨタ カムリがトップ10フィニッシュ”

2010年7月4日
トヨタ自動車(株)
スポーツ車両統括部
モータースポーツ推進室 
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第18戦 Coke Zero 400


開催日:7月3日

大波乱のレースで2台の“トヨタ カムリ”が
トップ10フィニッシュ 

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トヨタ勢最上位の8位フィニッシュを果たしたリード・ソーレンソン(#83)と
11位に入ったデイビッド・ロイティマン(#00) 

 7月3日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第18戦「Coke Zero 400」が開催された。
 年間36戦で争われるNASCARスプリント・カップ・シリーズの前半戦を締め括る今大会の舞台は、開幕戦の行われたデイトナ。1周2.5マイル(約4km)という長いオーバルで、リストリクター・プレートという出力を制限する装置を取り付けてのレースとなる。このため、ドラフティングと呼ばれる、他の車両と縦に連なることで空気抵抗を抑えるテクニックが重要となり、2列、時には3列の隊列で激しく順位の入れ替わるレースが展開される。

 2日(金)午後4時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが3番手、デニー・ハムリンが4番手で2列目に並び、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 

 3日(土)午後8時前に予定されていたスタートは、直前に降り始めた降雨のために順延。ジェットドライヤーカーで路面を乾かし、予定よりも1時間半ほど遅れた午後9時24分に、 2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 3番手グリッドのKy.ブッシュは好位置をキープ。ポールポジションのケヴィン・ハーヴィック(シボレー)のすぐ後につけ、2位で序盤戦へ。15周目には首位に浮上した。一方で、予選で4番手につけたハムリンは、最終練習走行でクラッシュに巻き込まれ、バックアップカーに乗り換えることになったため、後方グリッドからのスタートを余儀なくされてしまった。

 首位争いを展開したKy.ブッシュだったが、29周目にホイールの異常に見舞われグリーン下で予定外のピットイン。トップと同一周回でコースへは戻ったが、同一周回最後尾の36位まで順位を落としてしまった。
 かわって上位争いに加わったのは、18番手スタートのマーティン・トゥルークス・Jr.と 19番手スタートのデイビッド・ロイティマン。共にトップ10圏内へと浮上し、バトルを展開した。
 後方スタートのハムリンも徐々にポジションを戻し、69周目の、この日3度目のイエローコーションからの再スタートでは3番手まで浮上。76周目にはついに首位を奪った。
 デイトナならではの、ドラフティングでのポジション次第で一気に大きく順位の入れ替わる展開の中で、一時は36位まで落ちていたKy.ブッシュも素晴らしい追い上げを見せ、再び首位争いに復帰。86周目にこの日3度目の首位に立った。

 しかし、Ky.ブッシュは首位走行中の103周目に、後方から接触され、壁に激しくクラッシュ。車両前部を大破し、無念のリタイアとなってしまった。
 レースは終盤戦に入ると、クラッシュが多発する波乱の展開。148周目には、3位争いの接触を引き金に、後続勢が行き場を失い、次々とクラッシュ。“ビッグ・ワン”と呼ばれる大クラッシュとなった。19台が巻き込まれたこのアクシデントで、ロガーノ、アンブローズらは大きなダメージを負い戦線離脱。同じく車両にダメージを負ったハムリンもレースは続行したものの、大きく順位を落とすこととなった。
 このアクシデントでは車両火災も発生し、消火と車両排除のために、19分余りに渡ってレースは赤旗中断となった。

 レースが再開し、152周目に再スタートが切られた後も、ファイナルラップ目前の159周目にクラッシュが発生し、レースは6周延長。165周目に“グリーン・ホワイト・チェッカー”の2周で勝負が決されることとなった。
 トヨタ勢では、アクシデントをかわし、スコット・スピード、リード・ソーレンソンがそれぞれ9番手、11番手で最後の再スタート。ソーレンソンがファイナルラップに素晴らしい追い上げを見せ、8位でチェッカー。スピードも10位でチェッカーを受け、“トヨタ カムリ”は波乱のレースで、2台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第19戦は7月10日(土)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー リード・ソーレンソン:
「いいフィニッシュだった。最終練習走行でクラッシュに巻き込まれたため、今日乗った“トヨタ カムリ”はバックアップカーで、全くの新車だった。しかしながら、レースのスタート時から好調だった。グリーン下での走行で、24番手スタートから15位あたりまで浮上し、その後も順位を上げていったが、あるスティントで調子を落とし、ポジションも落としてしまった。すぐにピットでいくつかの調整を行い、その後は絶好調となり、トップ10入りができた。今夜はずっと素晴らしい走りができ、本当に嬉しい。この週末はあまり運に恵まれてこなかったが、最後の最後、ファイナルラップで扉が開けた」 

第18戦 Coke Zero 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 29 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 166
2 20 9 ケーシー・カーン フォード 166
3 5 24 ジェフ・ゴードン シボレー 166
8 24 83 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 166
10 27 82 スコット・スピード トヨタ カムリ 166
11 19 00 デイビッド・ロイティマン トヨタ カムリ 166
12 32 7 ロビー・ゴードン トヨタ カムリ 166
24 4 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 158
29 16 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 148
32 28 47 マーコス・アンブローズ トヨタ カムリ 147
35 18 56 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ カムリ 141
40 3 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 103
41 42 87 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 38
42 40 13 マックス・パピス トヨタ カムリ 6
43 43 66 デイヴ・ブレイニー トヨタ カムリ 4

 観客数(主催者発表):115,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 2684
2 ジェフ・ゴードン シボレー 2472
3 ジミー・ジョンソン シボレー 2459
5 デニー・ハムリン トヨタ 2400
6 カイル・ブッシュ トヨタ 2376
17 デイビッド・ロイティマン トヨタ 2000
18 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 1997
20 マーティン・トゥルークス・Jr. トヨタ 1930
24 スコット・スピード トヨタ 1765
27 マーコス・アンブローズ トヨタ 1660
32 ロビー・ゴードン トヨタ 1334
36 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 1158
39 ジョー・ネメチェク トヨタ 729
40 マックス・パピス トヨタ 699
41 デイヴ・ブレイニー トヨタ 622
42 ケイシー・メアーズ トヨタ 556
44 マイケル・マクドウェル トヨタ 471
47 リード・ソーレンソン トヨタ 353
49 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 200
50 トッド・ボダイン トヨタ 169
54 スティーブ・パーク トヨタ 129
56 マティアス・エクストローム トヨタ 105
62 P.J.ジョーンズ トヨタ 40
63 チャド・マカンビー トヨタ 37
64 トニー・レインズ トヨタ 37

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 130
2 トヨタ 110
3 ダッジ 78
3 フォード 78

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第17戦 Subway Jalapeno 250


開催日:7月2日

ジョーイ・ロガーノが2位フィニッシュ

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2位でフィニッシュしたジョーイ・ロガーノ(#20)と
7位のカイル・ブッシュ(#18) 

 7月2日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第17戦「Subway Jalapeno 250」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
 今大会は、来季より全戦で使用されることが決まっている新規定車輌を用いる初レースとなる。ネイションワイド・シリーズ用の新しい規定に沿って開発された“トヨタ カムリ”のデビュー戦での活躍に期待がかかった。

 2日(金)決勝に先立ち、午後1時5分から予選が行われ、カイル・ブッシュが5番手、ジョーイ・ロガーノが10番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後8時20分、2.5マイルオーバルを100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
 5番手、イン側の3列目からスタートを切ったKy.ブッシュは、好スタートで3位にポジションを上げ、2周目には2位に浮上した。
 32周目にマイケル・アネットがスピンを喫し、この日2度目のイエローコーションが出されると、全車ピットイン。このピットでKy.ブッシュが首位に立つと、まもなくチームメイトのロガーノがこれに続く2位に浮上し、同様にチームメイト同士で列を連ねるシボレーのケヴィン・ハーヴィック/クリント・ボウヤー/デイル・アーンハート・Jr.、ダッジのブラッド・ケセロウスキー/ジャスティン・アルゲイヤーらとの、激しい首位争いが展開された。

 70周目にこの日3度目のイエローコーションが出され、全車ピットイン。燃料的には、この日最後のピットインとなるかと思われた。
 このピットでアーンハート・Jr.が首位に立ち、Ky.ブッシュは5番手、ロガーノはその後方7番手で再スタート。上位10台ほどが団子状態で終盤のバトルが展開されたが、残り5周となった95周目に他車のタイヤバーストでイエローコーション。ここで、ピットに入るドライバーと、コース上に残るドライバーとで作戦が分かれた。
 ロガーノはコース上に残り、Ky.ブッシュはピットへ。タイヤを4本交換したKy.ブッシュは13番手、ロガーノは3番手で、2周延長された“グリーン・ホワイト・チェッカー”への再スタートを迎えた。

 ロガーノはトップのアーンハート・Jr.の後にぴたりとつけ、激しくプッシュ。一方で、13番手ながら新品タイヤの利を持つKy.ブッシュも猛追を開始した。
 しかし、ロガーノの追撃は僅かに及ばず、0.094秒差の2位でフィニッシュ。追い上げたKy.ブッシュは7位でチェッカーを受けた。

 次戦第18戦は7月9日(金)、シカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「レース前から我々の“トヨタ カムリ”は好調だったが、レースが始まれば、更に良くなると分かっていた。勝つつもりだった。私とカイル(・ブッシュ)が共に良い走りをすれば、デイル(・アーンハート・Jr.:シボレー)を破れるだろうと思っていた。(デイル・アーンハート・)ジュニアがヴィクトリーレーンに立ち、ファンが喜んでいるのは分かっている。でも、本当は私があそこに立ちたかった。今日は良い走りができた。しかし勝てなかった」 

第17戦 Subway Jalapeno 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 102
2 10 20 ジョーイ・ロガーノ トヨタ カムリ 102
3 6 6 リッキー・ステンハウス・Jr. フォード 102
7 5 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 102
12 17 15 マイケル・アネット トヨタ カムリ 102
14 20 38 ジェイソン・リフラー トヨタ カムリ 102
15 27 66 スティーブ・ウォレス トヨタ カムリ 102
18 25 10 テイラー・マルサム トヨタ カムリ 102
22 32 32 リード・ソーレンソン トヨタ カムリ 102
27 12 99 トレヴァー・バイン トヨタ カムリ 102
29 19 62 ブレンダン・ゴーアン トヨタ カムリ 102
30 23 11 ブライアン・スコット トヨタ カムリ 101
39 22 56 ケヴィン・リペイジ トヨタ カムリ 77

 観客数(主催者発表):55,000人

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ブラッド・ケセロウスキー ダッジ 2806
2 カール・エドワーズ フォード 2529
3 ジャスティン・アルゲイヤー ダッジ 2318
4 カイル・ブッシュ トヨタ 2291
7 ジョーイ・ロガーノ トヨタ 1933
8 スティーブ・ウォレス トヨタ 1922
9 ブレンダン・ゴーアン トヨタ 1895
10 ジェイソン・リフラー トヨタ 1839
11 トレヴァー・バイン トヨタ 1803
12 マイケル・アネット トヨタ 1722
14 ブライアン・スコット トヨタ 1676
15 リード・ソーレンソン トヨタ 1645
38 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 733
40 ケリー・バイアス トヨタ 673
41 ケヴィン・リペイジ トヨタ 594
44 ケーシー・カーン トヨタ 522
46 デニー・ハムリン トヨタ 502
51 テイラー・マルサム トヨタ 448
54 ブラッド・コールマン トヨタ 434
67 デイビッド・ロイティマン トヨタ 227
68 マット・ディベネデット トヨタ 210
83 パトリック・ロング トヨタ 126
88 ジャック・ヴィルヌーヴ トヨタ 93
95 ケイシー・メアーズ トヨタ 70
100 マイキー・カイル トヨタ 64
107 チャド・ブラウント トヨタ 43

マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 115
2 シボレー 92
3 ダッジ 90
4 フォード 77

※結果及びポイントは暫定

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