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2010年8月 7日 (土)

FIA-GT1:スイスレーシングプレスリリース 第5戦スパ・フランコルシャン

FIA GT1世界選手権
7月29日~31日
スパ・フランコルシャンサーキット

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(C)Swiss Racing

 去る7月29日から歴史的なベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットでFIA GT1世
界選手権の第5戦が開催された。シルバーストンで全焼したフェニックスレーシングのコ
ルベットが再び姿を現し、12チーム全24台のスーパースポーツカーが2戦ぶりに勢揃いし
た。スイスレーシングチームは、#3ヴェンドリンガー/モサー、#4の荒/ニルセンのお馴染
みのドライバーラインアップで挑んだ。
 今回はスパ24時間レースとの同時開催のため、1日前倒しになった木曜日にフリー走行
が行われた。厚い雲に覆われ、時折雨もぱらつく変わりやすい天候の中、荒は強豪のヴィ
タフォンのマセラティやマッド‐クロックレーシングのコルベットを従え、フリー走行を2
位で終えたが、#3のGT-Rは20位と低迷した。 午後のプレ予選では、変わりやすい“ス
パ・ウェザー”に苦しめられることになったが、大雨と晴れ間が絶えず変化する天候下、
#4荒/ニルソンは7位、#3ヴェンドリンガー/モサーは13位と大いに健闘したと言えよう。

 金曜日の予選のスタートドライバーは、#3はヴェンドリンガーが、そして#4は荒が務め
た。 #3ヴェンドリンガーは24台中トップ16に入ることが出来ずQ2への進出は不可能だ
ったが、#4荒はQ1で12位へ食い込みQ2へ進出するも、ニルソンはそこからQ3へ進出す
ることが出来なかった。 「セイジは12位でQ2へ進出してくれ、とても素晴らしいジョ
ブをしてくれた。しかし、ニルソンがQ2で15位と低迷し、良いポジションを獲得するこ
とが出来なかったことなど、全般的にはチームの目標に届く事はなかった」とチームマネ
ージャーのエリック・コルプは予選後に語っている。予選レースは、ドライコンディショ
ンの中、#3が16位、#4が17位とスイスレーシングにとっては非常に不本意な結果となっ
た。

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(C)Swiss Racing

 土曜日の決勝レースでは、スイスレーシングのGT-Rはセットアップの変更により、スピ
ード感が増してポジティブな実感をもたらした。これらはシーズンのハーフタイムを迎え
るにあたりよい発展だと言えよう。
 荒はスタート直後に#12のマッド・クロックレーシングのコルベットと接触し、前左タイ
ヤのバルブが破損、1ラップ目で緊急ピットインを余儀なくされ、これによって早くも先頭
集団と1ラップ差が生じてしまった。荒からニルソンへのドライバーチェンジ後にはセー
フティカーが導入され、開いていたトップとの差を少し縮めることが出来、最終的には16
位で#4はチェッカーを受けることになった。一方、#3ヴェンドリンガー/モサーは、19位
から12位まで引き上げてモサーと交代、素晴らしいチームワークのピットストップもあり
10位で合流、モサーが終始追い上げるも12位でゴールし、残念ながら今回もポイントを獲
得することが出来なかった。ヘンリー・モサーは「今回は車が今まで以上によくなったこ
とを実感しました。次のレースに向けて非常に良い手応えを感じてます」とコメントして
いる。

 次のFIA GT1世界選手権 第6ラウンドは、8月27日~29日にニュルブルクリンクで開
催される。2台のスイスレーシングのGT-Rがトップ10に入り、ポイントを獲得することを
目標として万全の体制で挑む。
 
                      (スイスレーシング プレスリリース)

                         


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