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2010年8月24日 (火)

IRL:ホンダモータースポーツリリース"ウィル・パワーがポール・トゥ・ウインで今シーズン5勝目。マリオ・アンドレッティ・トロフィーを受賞”

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ウィル・パワーがポール・トゥ・ウインで今シーズン5勝目。マリオ・アンドレッティ・トロフィーを受賞
武藤英紀は17位、佐藤琢磨は18位でロードコース最終戦を終える

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インディ・グランプリ・オブ・ソノマの決勝日は、カリフォルニアならではの青々とした快晴に恵まれた。全長2.303マイルのアップダウンに富んだサーキットで行われた75周にわたる激しいファイトは、ポールポジションからスタートしたポイントリーダー、ウィル・パワー(Team Penske)が主導権を譲ることなく逃げ切り、今季5勝目を飾った。表彰式でパワーはIZODインディカー・シリーズの初代ロードコースチャンピオンとして、マリオ・アンドレッティから彼の名前が冠せれたトロフィーを手渡された。

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年間ランキング2位でパワーを追うダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)は、レース序盤はエリオ・カストロネベス(Team Penske)、レース中盤はライアン・ブリスコー(Team Penske)に続く3番手を走行する苦しい戦いとなったが、最後のピット・ストップを迎える頃に、ようやく2番手にポジションを上げ、パワーに照準を合わせた。

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ゴールへ向け、フランキッティは路面コンディションがさらによくなるものと期待してハードコンパウンドのブラックタイヤをチョイスした。一方、チームメートのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、ソフトのレッドタイヤを履いてハイペースを実現。ゴール前15周を切った時点でフランキッティをパスし、パワーを追いかけた。

ゴールを目前にディクソンはペースを上げ、果敢にアタックを続けたが、0.7432秒及ばなかった。パワーが勝利し、ディクソンは2位でフィニッシュ。フランキッティが少し離れた3位でゴールした。

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パワーは他を圧倒する5勝目をマーク。フランキッティに対するポイントリードを第12戦終了時点の41点から59点へと大きく広げることに成功した。年間ランキング3位につけるディクソンはパワーと95点差、2位のフランキッティとは36点差となった。

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武藤英紀(Newman/Haas Racing)は予選14位から17位。佐藤琢磨(KV Racing Technology)は予選17位から18位でレースを終えた。どちらのドライバーもトップ10入りが十分に可能な戦いぶりを見せていたが、武藤は序盤にタイヤトラブルが発生して遅れた上に、ゴール前に他車と接触してスピンに陥ったため、ばん回していた順位を再び下げてしまった。

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佐藤はオーバーテイクを重ねて10番手までポジションアップしたが、ゴールを目前に控えてタイヤにエア漏れのトラブルが発生した影響で、マシンバランスが一気に崩れて他車と接触。完全にパンクしたタイヤを交換するためにピットストップを行い、順位を8つ落としてのゴールとなった。

2010年のIZODインディカー・シリーズにおけるロードレースは、今回が最後となる。残る4戦はすべて全長1.5マイルの高速オーバルでのレースとなる。

コメント
ウィル・パワー(優勝)

「完ぺきな週末だ。すばらしいレースだった。最後にディクソンがすごいペースでアタックしてきた時、私のマシンはタイヤが汚れてしまっていたため、なかなかペースアップができずにいた。今シーズン、私にこんなチャンスを与えてくれたチームに感謝する。咋年は大きなアクシデントを起こし、決勝レースを病室で見た。そのコースで1年後にポール・トゥ・ウインでの勝利を飾れたなんて最高だ。残るオーバルでも全力で戦う。シーズンが終わる前にオーバルでも1勝したい」

スコット・ディクソン(2位)
「今日のレースでは、レッドタイヤとブラックタイヤで昼と夜ぐらいの違いがあった。ソフトコンパウンドのレッドタイヤの新品が我々には1セットしかなく、ゴールに向けて装着したのは少し周回を行っているものだった。それでもパワーの前に出てゴールしようと、最後は全力でアタックした。しかし、オーバーテイクを仕掛けるところまで近づくことさえできなかった。彼のマシンは路面にガッチリ吸いついていた。タイヤを上手にセーブして走っていたということだ。6番手スタートでの2位フィニッシュは決して悪くない結果だ。残るシーズンも全力で戦う」

ダリオ・フランキッティ(3位)
「我々も全力で戦い、持っているものは出しきったと思う。最後のピットストップでハードコンパウンドのブラックタイヤを装着したのは、一種のギャンブルだった。残念ながらその作戦が功を奏することはなかった。レッドタイヤで走ったディクソンの方が速かったので、彼にポジションを譲った。パワーもパスして優勝してくれることを願ったが、それも叶わなかった」

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武藤英紀(17位)
「スタート時のマシンはハンドリングもよかったのですが、15~16周もするとフロントタイヤのグリップがなくなり、ペースが落ちた上、まっすぐ走るのも大変な状況になっていました。タイヤマネジメントがうまくいきませんでした。レース終盤にはアレックス・タグリアーニ(FAZZT Race Team)と接触があり、さらにはマリオ・モラレス(KV Racing Technology)ともぶつかってスピンし、ポジションを落としてしまいました。マシンはトップ10入りができる仕上がりだっただけに、悔しいレースとなりました。次のシカゴランドからはオーバルでの連戦なので、気持ちを切り替えて攻めのレースをしたいと思います」

佐藤琢磨(18位)
「決勝日のウオームアップを走っても、まだマシンがうまく仕上がっていなかったのですが、レースではかなりのオーバーテイクもできて、トップ10までポジションを上げることができました。しかし、最後はスローパンクが起きていたのか、何かメカニカルなトラブルが発生していたのか、マシンのフロントが上がった状態でペースが大幅に落ち、他車と接触してしまいました。今年のロードレースはこれが最後となりますが、思い描いていた結果を残せませんでした。しかし、ロードレースで得た多くの経験を生かして、残されたオーバルでの4戦を戦いたいと思います」

ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「1年前にすごいアクシデントにあっていながら、パワーは見事なパフォーマンスで優勝を飾った。恐怖を乗り越えてポールポジションを獲得し、レースではライバルたちを突き放す速さを誇っていた。ロードコースチャンピオンとなったパワーは、シリーズチャンピオンを目指して戦い続ける。彼はまだオーバルでの経験は少なく、実績もない。しかし、今年のインディ500でポールポジション争いを行うなど、彼はオーバルでも非常に速いドライバーへと成長する可能性を秘めている。今シーズン中に彼がオーバルで勝利を挙げたとしても何の不思議もない。彼を追うフランキッティとディクソンの2人は、タイトル獲得経験を持ち、オーバルでの実績も十分で、彼らにはプレッシャーがない。残るオーバル4レースでの戦いを彼らも楽しみにしていることだろう。IZODインディカー・シリーズは今年も最終戦まで目の離せない戦いが繰り広げられることだろう」

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写真(C)Honda Motor Co Ltd.

決勝
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム/差
1 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F 01:52:34.1915
2 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +0.7432
3 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F +6.6132
4 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +7.8607
5 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F +10.4594
6 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +10.9095
7 11 トニー・カナーン Andretti Autosport D/H/F +11.5246
8 37 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +11.8938
9 02 グラハム・レイホール Newman/Haas Racing D/H/F +17.5019
10 19 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing D/H/F +18.2069
11 32 マリオ・モラレス KV Racing Technology D/H/F +20.2411
12 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +20.6759
13 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +21.8239
14 77 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team D/H/F +22.4858
15 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +24.2879
16 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +46.1339
17 06 武藤英紀 Newman/Haas Racing D/H/F +1Lap
18 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology D/H/F +7.3222
19 8 E.J.ヴィソ KV Racing Technology D/H/F +13.8428
20 36 フランシスコ・ドラコン Conquest Racing D/H/F +4Laps
21 2 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing D/H/F +8Laps
22 18 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing D/H/F +48.2903
23 34 ベルトラン・バゲット Conquest Racing D/H/F +10Laps
24 24 J.R.ヒルデブランド Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +37Laps
25 4 ダン・ウェルドン Panther Racing D/H/F +75Laps

ポイントスタンディング
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ウィル・パワー Team Penske 514
2 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 455
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 419
4 ライアン・ブリスコー Team Penske 384
5 エリオ・カストロネベス Team Penske 370
6 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 360
7 トニー・カナーン Andretti Autosport 330
8 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 290
9 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 284
10 ダン・ウェルドン Panther Racing 269
11 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 259
12 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team 244
13 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing 241
14 マリオ・モラレス KV Racing Technology 240
15 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 235
16 E.J.ヴィソ KV Racing Technology 215
17 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing 207
18 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 196
19 武藤英紀 Newman/Haas Racing 192
20 佐藤琢磨 KV Racing Technology 164
21 グラハム・レイホール Newman/Haas Racing 159
22 ベルトラン・バゲット Conquest Racing 150
23 マリオ・ロマンチーニ Conquest Racing 149
24 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing 136
25 マイク・コンウェイ Dreyer & Reinbold Racing 110
26 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing 63
27 ポール・トレイシー KV Racing Technology 61
28 サラ・フィッシャー Sarah Fisher Racing 53
29 ジョン・アンドレッティ Andretti Autosport 35
30 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 33
31 ジェイ・ハワード Sarah Fisher Racing 32
32 アダム・キャロル Andretti Autosport 26
33 J.R.ヒルデブランド Dreyer & Reinbold Racing 26
34 フランシスコ・ドラコン Conquest Racing 24
35 エド・カーペンター Panther Racing 20
36 タウンゼント・ベル Sam Schmidt Motorsports 18
37 セバスチャン・サーベドラ Bryan Herta Autosport 15
38 デイビー・ハミルトン de Ferran Dragon Racing 14
39 ブルーノ・ジュンケイラ FAZZT Race Team 13
40 A.J.フォイト4世 A.J. Foyt Racing 0

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