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2010年9月 2日 (木)

FIA-GT1:スイスレーシング・プレスリリース 第6戦 ニュルブルクリンク

FIA GT1 世界選手権
第6戦 ニュルブルクリンク

2010年8月27~29日開催

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FIA GT1世界選手権のシーズン折り返しとなる第6戦は、ドイツのニュルブルクリンクで開催されました。スイスレーシングチームでは、少しでもポジションアップを図るべく、その日を迎えるまでにハードなジョブをこなしました。前戦のスパ同様に、ニュルブルクリンクのあるアイフェル地方の天気は予測不能で、絶え間なく変わる天気に苦しめられることになったのです。

F1と同様に行われるノックダウン方式の予選では、#4のGT-Rをドライブする荒聖治は今回Q2へ進出することが出来ませんでした。Q2へ進出するためにはトップ16位に入らなければいけないのですが、荒は惜しくも17位で予選セッションのQ1を終了しました。しかし、荒の叩き出した最高速度251km/hは、全ドライバーの中でトップ2位につけ、非常に健闘し、GT-Rの速さを証明したと言えるでしょう。セカンドドライバーを勤めるマックス・ニルソンには、残念ながら今回の予選セッションでは出番は周ってくることはありませんでした。

#3をドライブするカール・ヴェンドリンガーは、Q1を9位で終えて念願のQ2へ進出。パートナーのヘンリー・モザーへステアリングを託すも14位でQ2のセッションを終えたモザーはQ3への進出は叶いませんでした。 ヴェンドリンガーがドライブしたQ1のセッションで、第4カーブのコントロールラインを4輪全てで超えてしまい、オフィシャルの判断によりペナルティとして予選レースのグリッド順が3ポジション降格となってしまいました。

予選レースはドライコンディションで開始。#4はニルソンがスタートドライバーを担いましたが、スタート直後にMarc VDCのフォードGTと接触、バーストしたタイヤのままほぼ1周をせざるを得ない状況になり、タイムロスを出してしまいました。そのまますぐにピットインし、タイヤを交換した後は先頭グループに並ぶタイムを順調に出し、追い上げに専念しました。ピットウィンドウが開き、レギュレーション上で決められているピットストップ時にはレインタイヤに交換し、荒が後半戦を追い上げるも17位と非常に不満足な結果となってしまいました。 一方の#3のスタートドライバーを務めたモザーは、FIA GT1特有の激しいスタートを上手く乗り切り、11位でヴェンドリンガーに交代しましたが、その直後から雨が降り始めました。しかし、チームの判断でヴェンドリンガーにはスリックタイヤでトラックに送り出すことにしました。なぜなら、コース上のある一部分だけに降雨があったからなのです。「他の多くのチームがレインタイヤに交換する中で我々はここでポーカー勝負に出ることにし、スリックタイヤで挑む作戦を選びました。もしここで我々がレインタイヤを選択していたならば7位か8位辺りまでしか追い上げられないが、スリックでは2位か3位までポジションをアップさせられる可能性を感じたからです。しかし、予想を上回る水がコース上に溜まり、我々の読みは残念ながら外れてしまいました」とチームマネージャーのエリック・コルプはコメントをしています。#3ヴェンドリンガー/モザーの予選レース結果は14位でした。

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日曜日に開催された決勝レースでは #3をドライブするヴェンドリンガーは、素晴らしいスタートをし、スタート後のわずか若干の周回数で14位から11位へポジションを上げました。FIA GTのようなスプリントレースでのピットストップは限りなく短時間で効率よく行わなければならなりません。そのピットストップをトラブルなしに順調にこなして、セカンドドライバーのモザーへは5位でステアリングを託しました。その後、ピットストップウィンドウが閉まった後のモザーは8位につけていましたが、18ラップ目にスモウパワーのGT-Rに抜かれ、その直後にはウエストブロックがドライブするマテックレーシングのフォードGTがメルセデスアレーナでスピンし、それに運悪く遭遇してしまいポジションを大きく失ってしまいました。この危険な行為にウエストブロックは、このスピンでドライブスルーペナルティを受けました。
 #4のスタートドライバーを担った荒は、中間グループに位置し順調に前半戦をこなしました。しかし、ピットストップで技術的な問題が発覚し、タイムロスが生じてしまいました。ドライバー交代後のニルソンは16位でコースインするも22ラップ目に突然エンジンが停止するというハプニングが起こり、それにより順位は最下位まで降格してしまいました。電気系統のトラブルが原因で、スモウパワーのGT-Rにも同様のトラブルが発生していました。

チームマネージャー エーリッヒ・コルプのコメント
「今回のレースも非常にハードな戦いとなってしまいました。チームマネージャーミーティングでも、激しすぎるバトルについてはレースオフィシャルが厳しく審判することと話し合われてはいますが、全体の半分以上の車が激しい戦いの形跡がくっきりと残されています。我々の#4のニルソンと荒のGT-Rにもそこら中に破損の形跡があり、非常に残念に思います」

チーム監督 オットマー ヴェルティのコメント
「このレースウィークは、完全にスモウパワーの日産GT-Rのチームではなく、我々のペースだったと思います。部分的には、それらよりもタイム上では速かったと思います。FIA GT1に参戦している4台全てのGT-Rは、FIA が定めるバランス オブ パフォーマンスに対して必ずしも理想的な評価がされていないことは明らかでしょう。しかし、全般的に見るとこのニュルブルク戦での私達のチームの仕事に対しては満足したと言えます。この先の後半戦では、このレースウィークのたった1ポイントだけではなく、更に多くのポイントを持ち帰えれるように頑張りたいと思います」

FIA GT1世界選手権 第7戦は、9月17~19日にポルトガルのアルガルベで開催されます。

(スイスレーシング プレスリリース)

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