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2010年9月 6日 (月)

IRL:ホンダモータースポーツリリース”エリオ・カストロネベスが燃費作戦で逆転優勝"

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エリオ・カストロネベスが燃費作戦で逆転優勝
武藤英紀は17位、佐藤琢磨は1周目のクラッシュによりリタイア

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ケンタッキー・スピードウェイでの今シーズン第15戦は、IZODインディカー・シリーズにとって通算200戦目となった。インディ500で史上最多タイの4度の優勝を飾っているリック・メアーズが「スタート・ユア・エンジンズ」と叫ぶと出場27台のエンジンが始動され、200周、合計300マイルのナイトレースはスタートした。

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照明を浴びながらの高速バトルを力強くリードしたのは、予選3番手のダン・ウェルドン(Panther Racing)で、ウィル・パワー(Team Penske)、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)、初ポールポジションからスタートしたエド・カーペンター(Panther Racing)、26番グリッドからポジションを大きく上げてきたトニー・カナーン(Andretti Autosport)らとのバトルが続いた。

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しかし、記念すべきレースの勝者となったのはエリオ・カストロネベス(Team Penske)だった。予選8番手からトップグループにつけていた彼は、レースの折り返し点付近で行なったピットストップでエンジンストールさせ、18位まで大きく順位を下げた。そこで彼のチームは作戦を燃費セーブへと切り替え、10位前後をキープした。

In100904002h全速力でバトルを続けたトップグループは、ゴール前5周で給油のためにピットへ雪崩れ込んだ。これによりカストロネベスはトップへと躍り出ることに成功し、2位に13秒以上という大差をつけて今シーズン2勝目、キャリア18勝目を飾った。

オーバル初勝利を飾ってポイントリードを広げたかったパワーは、ゴールまで50周と少しの時点で燃料を満タンにしてピットアウトしたが、その直後に走行ラインを外れて壁に急接近。なんとかアクシデントは回避したものの優勝争いに復帰することはできず、8位でゴール。ポイント2位につけるフランキッティとのポイント差は17点に縮まった。

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予選5番手の武藤英紀(Newman/Haas Racing)は、レース用セッティングが予選と比べよくなく、リアのグリップが低い状態だった。1回目のピットストップを迎えた時の順位は20番手に下がっていたが、粘り強く走り続けてピットストップのたびにセッティングを変更。徐々にマシンのハンドリングを向上させていった。最終的にはトップから1周遅れの17位という結果になったが、今シーズンずっと悩んできたレース用セッティングのレベルを上げることができ、インディジャパンに向けて弾みをつけた。

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佐藤琢磨(KV Racing Technology)は14番グリッドからスタートし、予選ポジションを保って1周目を走っていた。ところが、ターン4で突然マシンのリアが流れ、スピンしながら外側のコンクリートウォールにクラッシュ。リアのグリップが突如として失われた原因は、レース終了時点でも不明だ。他車の作り出すタービュランス、低温コンディション向けに調整したマシンセッティング、暖まっていないタイヤなど、さまざまな理由が複雑に絡み合っていたとも考えられる。幸いにも佐藤は骨折などの負傷が一切ないことが確認された。

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これで2010年シーズンもいよいよ残すところ2レースとなった。次戦のツインリンクもてぎで開催されるインディジャパンで、ロジャー安川がスポット参戦することが今日、Conquest Racingから発表された。安川にとって6回目のインディジャパン参戦となる。全長1.5マイルのスーパースピードウェイで、プラクティスと予選は9月18日の土曜日、決勝レースは19日の日曜日に開催される予定だ。

コメント
エリオ・カストロネベス(優勝)

「ピットストップでミスが発生して遅れを取ったが、レースは200周と長いので慌てないように心がけた。レース序盤にはマシンがオーバーステアで苦しい時もあったが、それはレースが進むにつれてハンドリングがよくなっていくように、というセッティングだった。ピットでの遅れをとった後に、燃費の作戦をチームから指示された。そこからの私はペースを安定させることに努め、誰かのマシンの後ろを走り、空気抵抗を減らして燃費消費を抑えた。2008年、私はここでガス欠のため勝利を逃し、2位でフィニッシュしたことがある。当時と状況は非常に似ていたが、今回は私がウイナーとなった」

エド・カーペンター(2位)
「我々の今週末の速さを考えると、私が2位、ウェルドンが3位という結果は非常に残念な結果だ。今日のレースで最速だったのはウェルドンだった。燃費作戦はトップを激しく争っていた我々には採用できない。それを使うチームが現れた場合、我々にはなんの対処法もないのだ。今回はレース展開が彼らの味方をしたということだ。今日のレースではハンドリングがオーバーステアになってポジションを落とすシーンもあったが、ピットでのセッティング変更でハンドリングをよい状態に戻し、それが2位までポジションを回復させてのゴールにつながった」

ダン・ウェルドン(3位)
「激しいトップ争いだった。Panther Racingはマシンをすばらしいものに仕上げてくれ、ピットストップも完ぺきだった。レース終盤のピットストップでフランキッティより前に出ることができた時、私は勝利を確信したぐらいだった。ところが、Team Penskeがまたしても作戦により勝利を飾った。チームメイトのカーペンターは優勝することができなかったが、すばらしい戦いを見せて2位でゴールし、私も3位でフィニッシュできた。我々のパフォーマンスはシカゴランド、ケンタッキーと2戦続けて非常によく、次のツインリンクもてぎ、最終戦のホームステッドの両レースも本当に楽しみだ」

武藤英紀(17位)
「我々はオーバルの予選ではスピードを発揮していますが、決勝では苦しんでいます。この状態が続いていることは本当に悔しいと感じています。今回もファイナルプラクティスでリアのグリップが安定しなかったため、決勝に向けて大幅なセッティング変更を行いました。レース中にもピットストップでもセッティング変更を重ねました。その結果、マシンのハンドリングは徐々に修正されました。エンジニア、そしてチームががんばってくれているおかげです。インディジャパンではいい走りを見せたいです。今回、レース中にハンドリングを修正できたことは、ツインリンクもてぎでのレースに向けての好材料です」

佐藤琢磨(27位)
「スタート後のターン1、ターン2はまったく問題なく通過して、フランキッティの後ろにつけてバックストレッチへ入りました。まだスタート直後ですし、彼との間隔を十分にとって慎重にターン3に入ったのですが、そこで突然リアが流れました。体はまったく大丈夫です。ガレージでテレメトリーのデータをチームとチェックしましたが、なぜリアのグリップがなくなってスピンが起きたのか、その原因は判明していません。インディジャパンに向けて勢いをつけたいところだっただけに本当に残念なリタイアですが、どのオーバルレースでもなにかしら大きな収穫を得ています。ツインリンクもてぎでは日本のファンの前でいいレースを戦いたいと思います」

ロジャー・グリフィス|HPD テクニカル・ディレクター
「非常に興味深いレースだった。激しいトップ争いはファンを大いに沸かせていた。しかし、最後に勝利を手にしたのはカストロネベスとTeam Penskeだった。彼らは燃費セーブに勝機があると気づき、かなり早い段階でドライバーに指示を出していた。レース終盤にフルコースコーションが出されないレース展開になった場合にチャンスが訪れると読んだのだ。その予想は的中し、彼らは勝利を手にした。最速の存在であったのに勝利を逃したウェルドンは悔しい思いをしていることだろう。彼のチームメイトとして今年3回目のスポット参戦したカーペンターが2位でゴールしたが、彼は昨年もここで2位になっている。フランキッティは5位、パワーは8位でゴールし、彼らのポイント差は17点にまで縮まった。インディジャパンでは誰が勝つのか?今年もチャンピオン争いは最終戦が行われるホームステッドまでもつれ込むことだろう」

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写真(C)Honda Motor Co Ltd.

決勝
順位 No. ドライバー チーム C/E/T タイム/差
1 3 エリオ・カストロネベス Team Penske D/H/F 01:41:50.0059
2 20 エド・カーペンター Panther Racing D/H/F +13.1597
3 4 ダン・ウェルドン Panther Racing D/H/F +13.9214
4 11 トニー・カナーン Andretti Autosport D/H/F +13.9931
5 10 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing D/H/F +14.1968
6 26 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport D/H/F +14.5669
7 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing D/H/F +15.1025
8 12 ウィル・パワー Team Penske D/H/F +15.6142
9 7 ダニカ・パトリック Andretti Autosport D/H/F +15.8494
10 34 ベルトラン・バゲット Conquest Racing D/H/F +1Lap
11 22 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +0.8728
12 24 ポール・トレイシー Dreyer & Reinbold Racing D/H/F +1.3729
13 19 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing D/H/F +1.5131
14 36 トーマス・シェクター Conquest Racing D/H/F +7.7270
15 77 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team D/H/F +15.5012
16 2 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing D/H/F +22.4863
17 06 武藤英紀 Newman/Haas Racing D/H/F +23.1823
18 32 マリオ・モラレス KV Racing Technology D/H/F +2Laps
19 18 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing D/H/F +5Laps
20 66 グラハム・レイホール Sarah Fisher Racing D/H/F +20.8991
21 37 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport D/H/F +26Laps
22 67 サラ・フィッシャー Sarah Fisher Racing D/H/F +66Laps
23 14 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises D/H/F +121Laps
24 6 ライアン・ブリスコー Team Penske D/H/F +121Laps
25 78 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing D/H/F +122Laps
26 8 E.J.ヴィソ KV Racing Technology D/H/F +155Laps
27 5 佐藤琢磨 KV Racing Technology D/H/F +200Laps

ポイントスタンディング
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 ウィル・パワー Team Penske 552
2 ダリオ・フランキッティ Chip Ganassi Racing 535
3 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing 469
4 エリオ・カストロネベス Team Penske 448
5 ライアン・ブリスコー Team Penske 418
6 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport 404
7 トニー・カナーン Andretti Autosport 392
8 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport 347
9 ダン・ウェルドン Panther Racing 346
10 ジャスティン・ウィルソン Dreyer & Reinbold Racing 335
11 ダニカ・パトリック Andretti Autosport 297
12 ヴィットール・メイラ A.J. Foyt Enterprises 269
13 アレックス・タグリアーニ FAZZT Race Team 269
14 マリオ・モラレス KV Racing Technology 265
15 ラファエル・マトス de Ferran Dragon Racing 265
16 アレックス・ロイド Dale Coyne Racing 236
17 E.J.ヴィソ KV Racing Technology 235
18 武藤英紀 Newman/Haas Racing 222
19 シモーナ・デ・シルベストロ HVM Racing 218
20 グラハム・レイホール Newman/Haas Racing 191
21 ベルトラン・バゲット Conquest Racing 188
22 佐藤琢磨 KV Racing Technology 184
23 ミルカ・デュノー Dale Coyne Racing 160
24 マリオ・ロマンチーニ Conquest Racing 149
25 マイク・コンウェイ Dreyer & Reinbold Racing 110
26 トーマス・シェクター Dreyer & Reinbold Racing 89
27 サラ・フィッシャー Sarah Fisher Racing 80
28 ポール・トレイシー KV Racing Technology 79
29 エド・カーペンター Panther Racing 73
30 アナ・ベアトリス Dreyer & Reinbold Racing 45
31 ジェイ・ハワード Sarah Fisher Racing 44
32 ジョン・アンドレッティ Andretti Autosport 35
33 デイビー・ハミルトン de Ferran Dragon Racing 26
34 J.R.ヒルデブランド Dreyer & Reinbold Racing 26
35 アダム・キャロル Andretti Autosport 26
36 フランシスコ・ドラコン Conquest Racing 24
37 タウンゼント・ベル Sam Schmidt Mtrspts 18
38 セバスチャン・サーベドラ Bryan Herta Autosport 15
39 ブルーノ・ジュンケイラ FAZZT Race Team 13
40 A.J.フォイト4世 A.J. Foyt Racing 0

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受信: 2010年9月10日 (金) 23時47分

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