LM24,IRL,GP2:グループ・ロータス、2012年から自前のLMP2マシンでルマン参戦へ
2012年ロータス LMP2 (C)Group Lotus 拡大します
F1のロータス・レーシングと『チーム・ロータス』の名称使用をめぐって争いの渦中にあるグループ・ロータスは、来年以降のレース計画について発表した。
注目されるのは、グループ・ロータス自身で開発するLMP2カーで2012年のルマン24時間レースへの出場を目指すとしている点。Paolo Catoneによって設計されるLMP2マシンは、クローズドボディを持ち、来年からのACO規則に沿って2011年後半には完成する予定となっている。現時点ではエンジンは未定だが、グループ・ロータスの市販車でつながりのあるトヨタエンジンの使用も考えられる。
さらに今年スタートしたアメリカでのインディカー・プロジェクトについても、KVレーシングテクノロジー(KVRT)との提携を2011年も継続し、来年は2台体制でシリーズに参戦するとしている。また2012年からのニューマシンによる参戦についても継続する意向を示している。
先頃発表されたGP2とGP3シリーズへのARTグランプリとの協力関係は、GP2のアジアとメインシリーズ、GP3シリーズにおいて最低3年間は技術とエンジニアリング面でグループ・ロータスがサポートするものとしている。
ペブルビーチで発表されたエヴォラGT4についてはすでに20台のオーダーを受けており、10月の末には顧客への最初のデリバリーが行われる。さらにエヴォラのGT3とGT2化を進めるとともに、新たに別のGT2マシンを開発することも明らかにした。また、ロータスアカデミー(LDA)やロータスカップによるカスタマーのレース出場を支援することも表明している。
| 固定リンク